骨・関節の疾患(5)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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骨・関節の疾患

4.後縦靭帯骨化症
後縦靭帯(こうじゅうじんたい)骨化症
→脊椎椎体(ついたい)骨の後ろを頸椎(けいつい)から腰椎まで長く縦走し椎体骨を連結して脊椎の安定化を図っている後縦靭帯が何らかの原因で骨化して脊椎菅がさまくなり、脊髄が圧迫されて神経障害を起こす疾患のこと
症状
・圧迫されている神経の位置により、首、肩、上下肢の痛みやしびれ、感覚鈍麻、膀胱直腸障害が生じる
治療
・保存的治療として、頸部装具の装着やビタミン剤、消炎鎮痛剤の内服が行われる
・効果が得られなかった場合、手術が検討される
疾患の見通しと生活上の留意点
・転倒や転落に注意する
・首を後ろに反らす姿勢は、症状が増悪することがあるので避ける
※理髪店や歯科治療時には注意を要する
5.脊髄損傷
脊髄損傷
→事故による脊椎の骨折や脱臼、腫瘍などの疾患により、脊髄神経が損傷されるもの
症状
・脊髄は運動神経や感覚神経を束ねているため、損傷されると運動や感覚の神経伝達路が切断され、麻痺や排尿、排便障害などが生じる
・脊髄の損傷部位により障害の程度は異なり、損傷の位置が上部にあるほど、多くの機能が麻痺し、障害が重くなる
・第4脊椎以上の損傷では、呼吸筋も麻痺するため、人工呼吸器が必要となる
・第6脊椎損傷以下では、車椅子での日常生活
・第12胸髄損傷では、松葉杖による歩行
・第3腰髄損傷では、装具や杖を使っての歩行
・呼吸障害、尿路感染、褥瘡、腸閉塞(イレウス)などの合併症が起こりやすい

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2017.04.04 08:54 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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