支援困難事例
支援困難事例における基本的な視点
1)価値に基づいた援助
・支援困難事例への働きかけで重要なのは、「価値」に基づいた援助を実践すること
・「価値」とは、援助者の個人的な価値観を指すのではなく、対人援助の専門職として共通にもっておくべき価値基盤であり、援助を方向づける理念、思想、哲学と言い換えることができる
・援助者は、「価値」を対人援助の根拠として、専門的な知識と技術を用いて利用者に働きかけていく
2)価値の構造
・「取り組みの主体を本人におく」考え方を「中核的価値」と言い、この「本人主体」という「中核的価値」を直接的、具体的に方向づけるための考え方が「派生的価値」である
・「中核的価値」と「派生的価値」の土台となり、全体に普遍的な影響を与えるのが「根源的価値」で、「存在の尊重」「主体性の喚起」「支え合いの促進」から構成される
支援困難事例の基本的アプローチ
1)本人主体
・援助過程においては、本人が主体となって、自分の問題を解決するために取り組み、援助者はその歩みを専門的に支えていくという姿勢が大切
・本人が今の自分の現実を直視して抱える問題に向き合い、自分と社会とのつながりを意識し、自分の生きる意味や存在する価値を見つけられるよう支えていく
(※次回に続く)
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