集団力学に関する基礎理論
集団力学(グループ・ダイナミクス)
・レビンが創始した、集団における人間の思考や行動等を研究する学問
集団圧力
・集団における他のメンバーが一致した行動や意見を示した場合、それに同調するように働きかける心理的な圧力のこと
・アッシュの実験により、集団の中にひとりでも自分の味方となるような者がいれば、集団圧力とそれに対する同調を免れることができ、集団によって誤った判断がなされることが大幅に減少することが明らかとなった
集団凝集性
・集団のメンバーにその集団にとどまりたいと思わせるように働きかける集団の魅力のこと
・集団凝集性が高いと集団による課題遂行がしやすくなるが、凝集性が高ければ高いほどそれに比例して業績が高くなるとは限らない
・集団凝集性が低いと必ず業績が低くなるというわけではない
集団思考
・集団で考えるとかえって誤った決定や偏った決定がなされる可能性があること
・集団浅慮とも呼ばれる
コンフリクト(葛藤・対立)
・集団・組織において、相反する主張や要求、利害などが存在することによって生じる緊張状態をいう
・集団・組織の業績に負の影響を及ぼすこともあるが、コンフリクトによってメンバーの間に競争意識が生じた結果、集団・組織の生産性が向上する可能性もある
・ロビンスは、組織内にコンフリクトが発生した結果、相互の考え方や主張が対立・競合し意見が練成されることによって、新しいアイデアが生まれる可能性があると指摘している
・シェリフらの実験によって、二つの集団間で対立が生じている場合、これらの集団が互いに協力しなければ解決できないような問題が発生すると、両者に友好的な感情がめばえることが明らかとなった
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