主な精神症状(6)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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主な精神症状

意欲・行動の障害
意欲
→進んで何かをしようと思うこと。また、その心の働き。
欲動
→身体的欲動(狭義の欲動、生理的欲求、一時的欲求)と精神的欲動(欲望、社会的欲求、二次的欲求)に分けられる
※意欲とは、欲動と意思を合わせた概念
1.意欲・行動の亢進(興奮状態)
躁病性興奮
→躁状態で顕著になり、多弁・多動・不眠不休で活動する
・社会的逸脱行動に至ることも多い
緊張病性興奮
→不安強迫感を示し、焦燥に駆られて落ち着かない
・意思疎通が不良になる
※意欲が過度に亢進すると、行動量が増加し、落ち着かずまとまりのない状態になる
2.意欲・行動の低下
自発性の喪失・無為
→自発性が低下し、周囲との接触を避け、不活発になる
・統合失調症の陰性症状の代表ともいえる
制止
→何かしなければという意思はあるが、行動のスタートが停滞し、スムーズに進まない
・うつ状態の典型といえる
昏迷
→意識は清明だが、意志の表出や行動が認められない状態
・刺激に対しての反応は不明瞭だが、患者は周囲の状況を察知し、意識や記憶は保たれている
・自発行動がないため、失禁や不食になることもあり、生命維持のための集中的なケアが必要になることもある
・うつ状態の極期や緊張病などにみられる
※意欲が減退すると自発性や活動性が低下し、極端な場合には行動がまったく起こらなくなる

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2018.09.19 05:00 | 精神障害 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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