主な精神症状(9)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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主な精神症状

意識の障害
・意識とは、外界からの刺激を受け入れ、自己を外界に表出することのできる機能を意味する
・意識障害とは、意識の認知機能と表出機能が低下した状態である
意識の障害
→多くの場合、器質性・症候性・中毒性など外因によっておこる
・時間、場所、人についての認識があやふやになる失見当識が起こったりする
・意識の清明度が上がった状態を過覚醒という
・意識の障害は、清明度、広がり、質的なものの3つに分けることができる
1)意識混濁(意識の清明度の障害)
→意識清明度(覚醒レベル)が障害された状態
・軽度、中等度、高度の3段階から5段階に分けられる
・明識困難、昏蒙(こんもう)、嗜眠(しみん)、昏睡の順で、昏睡が最も高度の混濁状態となる
・これらの段階を表す尺度(JCS:ジャパン・コーマ・スケール)があり、救急搬送時などに広く用いられている
2)意識狭窄(意識の広さの障害)
→軽度の意識混濁を背景として、意識野が狭まるものをいう
・代表例として「もうろう状態」がある
3)意識変容(意識の方向性の変化)
→意識の内部で注意が意識野の中心に集中せず、ほかの方向に向くという意識の方向性の変化をいう
・「せん妄」が挙げられる

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2018.09.22 05:00 | 精神障害 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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