疥癬

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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疥癬

疥癬
→ヒゼンダニが皮膚の角質層に寄生し、人から人へと感染する皮膚病
・高齢者施設での集団感染が増え、高齢者だけでなく介護者に感染する例も増えている
・通常疥癬と角化型疥癬の2つの病型があり、高齢者には角化型疥癬が多い
・角化型疥癬は高齢者、薬剤使用により免疫能が低下している人に発生しやすい
・角化型疥癬の治療は入院隔離が原則
症状
・通常疥癬では、腹部、胸部、腋の下、腕の内側、陰部、大腿の内側などに丘疹(半球状の小さい隆起)や結節(丘疹より大きい隆起)を生じ、かゆみを伴う
・角化型疥癬(ノルウェー疥癬)では、体の骨ばってこすれやすい場所や、手、顏などに大量のヒゼンダニが増殖し、亀裂も生じる
・角化型疥癬では、激しいかゆみを伴う場合と伴わない場合がある
治療法
薬物療法
1)殺ダニ治療
・ヒゼンダニを殺す内服駆虫剤(イベルメクチン)を1から2週間空けて2回服用する
・駆虫剤内服と並行して外用駆虫剤(イオウ剤、クロタミトンなど)を患部に塗ることもある
2)かゆみ治療
・駆虫剤にはかゆみを止める作用がないので、かゆみ止めとして抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤を服用する
3)治療の判定
・1から2週間で2回連続してヒゼンダニが検出されず、疥癬トンネル(ヒゼンダニ生息の痕跡)の新規発生がないとき、治癒と判定する
4)感染拡大防止
・角化型疥癬は感染力が非常に強いので、原則として入院・隔離の上で治療する

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2019.01.18 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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