精神保健医療福祉の歴史(3)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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精神保健医療福祉の歴史

精神保健法
・1984(昭和59)に起きた宇都宮事件を契機として、1987(昭和62)年、精神衛生法を改正する形で精神保健法が制定された
・この法律では、今までの医療に重点を置いたものから、入院患者の人権擁護や、社会復帰の促進が取り入れられるなど、大きく転換することになった
宇都宮事件 
・入院患者に対する看護職員による暴行で患者2人が死亡した
・無資格診療などの問題も明るみになり、精神障害者の人権が守られていないことに対して国内外から批判を浴びることになった
精神保健法の主なポイント
1)任意入院制度の新設
2)応急入院制度の新設
3)精神保健指定医制度の新設
4)精神医療審査会制度の新設
5)入院時等の書面による告知義務規定の新設
6)精神障害者社会復帰施設の規定の新設
※精神保健法は5年後に見直しすることが附則に規定されていることから、1993(平成5)年、精神保健法の一部改正が行われた
改正精神保健法の主なポイント
1)精神障害者地域生活援助事業(グループホーム)の法制化
2)保護義務者から保護者への名称変更
3)都道府県事務を政令市に移譲する大都市特例の規定
4)精神障害者社会復帰促進センターを全国で1ヶ所設置
※以前は、全国精神障害者家族会が指定されていたが、現在指定されている団体は存在しない
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2019.09.26 09:14 | 精神保健福祉 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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