認知症

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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新オレンジプラン

新オレンジプラン
2)認知・認知症介護実践者研修等
→認知症の人への介護を担うことができる人材を質・量ともに確保していくいための研修事業
・認知症ケアパス
→状態に応じた適切な医療や介護サービス等の提供の流れ、資源マップの作成
・認知症地域支援推進員
→医療・介護等の支援ネットワーク構築、認知症対応力向上のための支援、相談支援・支援体制構築を行う人
3)若年性認知症施策の強化
・全国若年性認知症コールセンター
→若年性認知症の総合相談窓口として設置
・若年性認知症ハンドブック・ガイドブック
→若年性認知症ハンドブック(若年性認知症と診断された人に配布するもの)、若年性認知症ガイドブック(若年性認知症の人を支援する際にきめ細かく対応するためのもの)
・若年性認知症施策を推進するための意見交換会
4)認知症の人の介護者への支援
・認知葬カフェ(オレンジカフェ)
→認知症の人やその家族が、地域の人や専門家と相互に情報を共有し、お互いを理解し合うカフェを設置
5)認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進
・生活支援(ソフト面)、生活しやすい環境の整備(ハード面)、就労・社会参加支援および安全確保の観点から、認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進
6)認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、介護モデル等の研究開発およびその成果の普及の推進
7)認知症の人やその家族の視点の重視
・認知症施策の企画・立案や評価への認知症の人やその家族の参画など、認知症の人やその家族の視点を重視した取り組みを進めていく症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供

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2019.03.08 05:00 | 認知症 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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新オレンジプラン

新オレンジプラン
→2015(平成27)年1月、「認知症施策推進総合戦略」~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~が策定された
・7つの柱から構成されている
1)認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進
・認知症サポーター
→認知症に関する正しい知識と理解をもち、地域や職域で認知症の人や家族に対してできる範囲での手助けをする人を養成
2)認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供
・かかりつけ医の認知症対応力向上研修
→かかりつけ医の認知用対応力を向上させるための研修
・認知症サポート医
→初期集中支援チームのバックアップや、かかりつけ医の認知症診断等に関する相談役等の役割を担う医師を養成
・認知症疾患医療センター
→認知症疾患に関する鑑別診断の実施など、地域での認知症医療提供体制の拠点としての活動を行う
・認知症初期集中支援チーム
→早期に認知症の鑑別診断が行われ、速やかに適切な医療・介護等が受けられる初期の対応体制
・病院勤務の医療従事者向け認知用対応力向上研修
→身体合併症対応等を行う医療機関での認知症への対応力の向上を図るための病院勤務の医療従事者に対しる認知症対応力の向上研修
・BPSDガイドライン
→行動・心理症状について高齢者の特性を考慮した対応がなされるためのガイドライン

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2019.03.07 05:00 | 認知症 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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認知症の評価方法について、ご紹介します。

認知症か、また、その程度はどのくらいかを評価するために、以下に示す簡易知能スケールが利用されている

1.長谷川式認知症スケール(HDS-R)
・一般の高齢者から、認知症の高齢者をスクリーニングする目的で考案されたスケール
・質問、応答形式で、年齢、今日の日付、曜日、現在いる場所、言葉の復唱、簡単な計算といった質問内容9項目で検査する
・最高得点30点のうち、20点以下を認知症、21点以上を非認知症と判定

2.Mini-Mental State Examination(MMSE)
・認知症の簡易検査法として諸外国で広く利用されている
・施行時間は約10分で、最高総得点を30点とし、23点以下の場合、認知症を疑う

厳密には、認知症かどうかの診断を上記の検査結果のみで行ってはならず、診断基準として、一般に、アメリカ精神医学会作成のDSM-Ⅳ-TR(診断統計マニュアル第4版)または、WHO作成の国際疾病分類第10版(ICD-10)が用いられる

統計的にみた認知症
・日本における、65歳以上の老人性認知症の有病率は、約6.3%(男性5.8%、女性6.7%)
・有病率は加齢とともに上昇し、65~69歳では、100人中1~2人、85歳以上では、3~4人に対し1人
・最近の調査では、認知症の原因疾患で最も多いのは、アルツハイマー型認知症、次いで血管性認知症
・認知症高齢者数の将来推計では、2015年には345万人、2020年には410万人、2025年には、470万人以上になるとされている

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2015.04.17 07:57 | 認知症 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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アルツハイマー型認知症と血管性認知症について、ご紹介します。

1.アルツハイマー型認知症
原因
→原因は不明

症状
→知能全般に障害が現れるが、血管性認知症に比べ、初期の段階から徐々に人格が変化する
※発病前の性格の特徴がみられなくなる
→進行は慢性的で緩慢だが、末期には重度の認知症となる
→血管性認知症よりも見当識などの能力が低いにもかかわらず行動範囲が広く、行動障害を伴いやすい
→身体疾患や徘徊などによる下肢の骨折から、寝たきりになることが多い

診断
→臨床症状の観察
→CTスキャン
→MRI

治療
→塩酸ドネぺジルやガランタミンなどによる薬物治療
→デイケア、作業療法、レクリエーション療法

2.血管性認知症
原因
→脳梗塞、脳出血などの脳血管障害により脳の神経細胞や組織が障害されたり、血液の循環が阻害されることによって起こる

症状
→記憶力や計算能力の障害が大きいわりには、判断力、理解力は保たれることが多い
→人格の変化は少なく、発病前の性格が比較的保たれる
→感情の起伏が激しく、ささいなことで怒ったり、涙もろくなったりする情動失禁が見られる
→脳血管障害の発作のたびに悪化することが多い

診断
→臨床症状の観察
→CTスキャン
→MRI
→MRA(核磁気血管撮影)

治療
→脳代謝賦活薬、脳循環改善薬が用いられる


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2015.04.16 07:44 | 認知症 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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認知症高齢者の一般的な症状について、ご紹介します。

認知症の中核症状
→記銘・記憶力障害、見当識障害、理解・判断力低下など

認知症高齢者の一般的な症状
1.中核症状
・記銘・記憶力障害
・見当識障害(日時、場所、人物が分からなくなる)
・計算力の低下
・知識、理解・判断力の低下
・実行機能障害
2.日常生活能力の障害
・着脱行為の障害
・食事摂取行為の障害
・排尿・排便行為の障害(失禁)
・入浴行為の障害
・歩行の障害(寝たきり)
3.精神障害
・妄想(もの盗られ妄想など)
・せん妄
・不眠
・幻覚
・異食
・過食
・自傷
・自殺企図
・興奮
・抑うつ
・躁状態
・情動失禁
・人格変化
4.行動障害
・徘徊
・昼夜の区別不能
・叫声
・攻撃的行為
・破衣行為
・不潔行為
・収集癖
・わいせつ行為
5.身体症状
・運動障害
・構音障害
・嚥下障害
・摂食障害

認知症の行動・心理症状(BPSD
→周辺症状として現れる精神症状や行動障害の総称

認知症発症前後のさまざまな状況変化
→感覚器の機能低下(聴力や視力の低下など)
→心理的変化やストレス(親しい人との離別など)
→環境の変化(入院、転居、退職など)
→その他(孤立、不安、不適切な住環境、ネグレクト、過干渉、生理学的不調、身体合併症など)



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2015.04.15 08:07 | 認知症 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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認知症の症状について、ご紹介します。

認知症
・脳の後天的器質障害により知能が低下し、日常生活に支障をきたす状態
・慢性器質性精神疾患として、介護上の問題も多い

国際疾病分類第10版による認知症の定義
→「通常、慢性あるいは進行性の脳疾患によって生じ、記憶、思考、見当識、理解、計算、学習、言語、判断など多数の高次大脳機能の障害からなる症候群」

認知症の分類
1.アルツハイマー型認知症
→女性に多い、人格変化、行動範囲が広い
2.血管性認知症
→男性に多い、人格変化は少ない、まだら認知症
3.その他の認知症
→脳変性疾患、感染性疾患、甲状腺疾患、内分泌代謝性疾患、硬膜下血腫、脳腫瘍などを原因疾患とする認知症

認知症の原因
1.脳血管障害
→血管性認知症(脳梗塞、脳出血)

2.脳変性疾患
→アルツハイマー型認知症、ピック病、レビー小体型認知症

3.外傷性疾患
→頭部外傷、慢性硬膜下血腫
4.感染性疾患
→進行麻痺、各種髄膜炎および脳炎
5.内分泌代謝疾患
→甲状腺機能低下、副甲状腺機能異常、ビタミンB12欠乏症、ウィルソン病
6.中毒性疾患
→アルコール、鉛、水銀、マンガンなどの中毒、一酸化炭素中毒
7.腫瘍性疾患
→脳腫瘍
8.その他
→正常圧水頭症、てんかん、多発性硬化症


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2015.04.14 05:35 | 認知症 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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認知症の評価方法をご紹介します。

1.長谷川式認知症スケール(HDS-R)
・質問式の知的機能検査
・面接による質問をする形式
・高齢者の認知症の有無と程度を判定する
・30点満点で20点以下を認知症の疑いとしている

2.ミニメンタルステート検査(MMSE)
・質問形式の知的機能検査
・長谷川式と違い、図形的能力などの動作性の課題が含まれる
・30点満点で23点以下を認知症の疑いとしている

3.臨床認知症基準(CDR)
・観察式の行動観察評価法
・記憶、見当識、判断力、問題解決、社会適応など6項目の段階を評価する
・認知症の程度を5段階に評価する

4.アルツハイマー病の機能評価ステージ(FAST)
・観察式の行動観察評価法
・生活機能の面から分類した評価尺度
・認知症の程度を7段階に評価する

5.柄澤式老人知能の臨床的判定基準
・観察式の行動観察評価法
・高齢者の言動、態度、作業遂行能力などの段階づけ評価を目的としたもの

続いて、代表的な認知症ケアの方法をご紹介します。

「認知症の人ためのケアマネジメントセンター方式」(センター方式)
認知症の人の側に立ったケアマネジメントシートで、
・その人らしいあり方
・その人の安心・快
・暮らしのなかで心身の力の発揮
・その人にとっての安全・健やかさ
・なじみの暮らしの継続

を5つの視点を掲げている。

「パーソンセンタード・ケア」
・認知脳になってもその人らしく、いきいきと生活できるように個別のケアをすること
・疾病あるいは症状を対象にしたアプローチではなく、生活する個人を対象とする

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2014.02.28 07:52 | 認知症 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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認知症の種類と症状についてご紹介します。

認知症は、以下の4つに大別されます。
1.アルツハイマー型認知症
・脳が委縮する
・女性に多い
・人格が徐々に崩れる
・徘徊、多動を伴う
・全般的認知症

2.血管性認知症
・脳血管障害を伴う
・男性に多い
・人格は比較的保たれる
・感情失禁を伴う
・まだら認知症

3.レビー小体型認知症
・レビー小体という特殊なものが大脳皮質にできて、神経細胞を障害することで発病する
・幻視、パーキンソン症状、日内変動などが特徴

4.前頭側頭型認知症(ピック病)
・脳の前頭葉から側頭葉にかけた部分が委縮する
・初老期に多く見られる
・性格の変化や異常行動が特徴

認知症状が現れるその他の疾患
慢性硬膜下血腫
・硬膜の下と脳の間に血腫ができる疾患
・血腫が脳を圧迫し、さまざまな症状が出る
・転倒などによる頭部外傷が原因のことが多い
・認知症に似た症状が出ることことがある

正常圧水頭症
・突発性正常圧水頭症は原因不明
・脳脊髄圧が正常範囲で脳室拡大が起き、水頭症が進行する
・認知症、歩行障害、尿失禁などの症状が現れる

ハンチントン病
・慢性遺伝を示す神経変性疾患
・成人に発症する
・舞踏病運動と認知症が進行する

クロイフェルト・ヤコブ病(CJD)
・異常なプリオン蛋白が脳に蓄積して神経細胞が変性する
・認知症、けいれん、意識障害が進行する


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2014.02.27 09:57 | 認知症 | トラックバック(-) | コメント(0) |