医療

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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廃用症候群

廃用症候群
→過度の安静や活動性の低下によって、体の一部、全身、精神や神経の働きが低下してしまった状態
体の一部:筋肉の萎縮、関節の拘縮、骨の萎縮、皮膚の萎縮、褥瘡、静脈血栓症など
全身:心肺機能低下、起立性低血圧、消化機能低下(食欲不振、便秘)、尿量の増加(血液量の減少、脱水)など
精神や神経:うつ状態、知的活動低下、周囲への無関心、自律神経の不安定、姿勢や運動の調節機能低下など
症状
・絶対安静の状態(筋収縮が行われない状態)でいると、1週間で筋力が10から15パーセント低下すると言われる
・高齢者の場合は、2週間のベッド上安静で下肢の筋肉が20パーセント萎縮すると言われる
治療法
リハビリ
・予防と改善の基本である「本人が選んだ、生きがいのある生活を送っていることで、自然に生活も活発であること」を目指した働きかけ(生活活動への意欲を回復できるような働きかけ)をする
・理学療法士、作業療法士、言語聴覚士によるリハビリテーションの実施
生活習慣の改善
・ベッド上安静の原因となる疾患やケガの治療を適切に行い、離床を促す
・座位時間を増やし、上肢や下肢を動かす運動を行う
・規則正しい生活、食事を習慣づける
日常生活の注意点
・ベッドで寝ている時間を減らす
・縟瘡や神経麻痺の発生に注意する

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2019.01.31 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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がん末期

がん末期
→がんが進行したことにより「現代医療において可能な集学的治療の効果が期待できず、積極的治療がむしろ不適切と考えられる状態で、生命予後が6ヶ月以内と考えられる」状態
※実際には、予後の予測は難しい
・がん細胞から炎症物質が分泌され、全身に慢性炎症が及ぶ
症状
・がんによる炎症、がん細胞から分泌される物質によって痩せていく
・呼吸や嚥下に必要な筋肉が萎縮し、呼吸困難や嚥下困難が起こる
・心臓や内臓の筋肉も衰えるため、内臓の機能や物質の代謝も低下する
・脳神経系にも影響が及び、抑うつやがん性疼痛を引き起こす
・造血機能が低下し、がん性貧血となる
・腹水や胸水、浮腫が現れる
治療法
対症療法(緩和ケア)
・がん性疼痛に対しては、WHOによる「除痛ラダー」に従い、痛みの程度に応じた段階的な疼痛治療を行う
・食欲不振や嚥下困難、発熱、吐き気や嘔吐、呼吸困難、喀痰困難、便秘、下痢、だるさや不眠などに対しては、対症療法で苦痛を和らげる
・腹水による強い腹満感、胸水による呼吸困難は、たまった水を抜く腹腔穿刺(せんし)、胸腔穿刺を行うことがある
・不安や恐怖心、悲しみなど、精神的な苦痛に対しては、精神安定薬、抗不安薬、抗うつ薬など薬物療法のほか、カウンセリングや、各種セラピーが行われることもある
・がんの苦痛は「全人的苦痛」と言われ、これらすべてを網羅するケアが行われる

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2019.01.30 07:15 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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浮腫(むくみ)

浮腫(むくみ)
→何らかの原因で、皮下組織に水分がたまった状態のこと
・高齢者の場合は、臓器の機能低下により下肢や足首に起こりやすい
原因
・原因として、加齢によるもの、疾患に関連しているもの、薬剤の影響によるものがある
・全身性浮腫の原因:心不全、腎炎や腎不全、肝硬変、栄養障害、薬剤など
・局所性浮腫の原因:皮膚感染症、アレルギー、下肢静脈瘤、深部静脈血栓症、リンパ節の切除、機能障害など
症状
・全身性浮腫は、通常重力の影響で下肢や足背に浮腫がみられ、左右差はないが、体位により変化する
・浮腫のある部分を圧迫すると、そのあとがなかなか戻らない
・体重増加やだるさ
・たまっている水分は体重の5から10パーセントに満たない場合は、目に見えない場合もあり、それを潜在浮腫という
治療法
リハビリなど
・加齢によるものに対しては、運動療法などでリンパ液や血流の改善を図る
・浮腫の原因疾患を治療する
・高度な浮腫やリンパ浮腫の場合は、圧迫療法、運動療法、リンパドレナージ、スキンケアをトータルで行う(複合的理学療法)
手術療法
・リンパ浮腫の場合、リンパ液が静脈に流れるようにする手術を行うことがある
日常生活の注意点
・できるだけ活動量を増やし、リンパ液の流れや血流が滞らないようにする
・長時間の同一体位や冷えを避ける
・複式呼吸や肩回しによって、リンパ管の動きが刺激されるので積極的に行うようにする

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2019.01.29 07:09 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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睡眠障害

睡眠障害
・体の痛みやかゆみ、咳、夜間頻尿などのほか、昼寝や運動不足が原因となることもある
・うつ病などの精神疾患、睡眠時無呼吸症候群などの疾患、薬剤の影響で起こることもある
・60歳以上で急増し、70歳代では3割に及ぶ
症状
・入眠困難:なかなか寝つけない
・中途覚醒:夜間に頻繁に目が覚める
・早期覚醒:朝早く目覚めて再入眠できない
・熟睡不全:熟睡感を得られない
・夜間十分な睡眠を得られないと、昼間の眠気や集中力低下、認知機能も低下することがある
・昼夜が逆転することもある
治療法
原因の治療
・睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群、過眠症など、睡眠障害に結び付く疾患の治療を行う
・概日リズム睡眠障害を改善する(体内時計のリセット)
・服用している薬剤に見直し
薬物療法
・睡眠障害のタイプに応じた睡眠薬
・抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬などが使用されることもある
日常生活の注意点
・眠くなってから床につく
・同じ時刻に毎日起床
・寝る以外の目的で床の中で過ごさない
・昼寝は15分以内にする
・日中をできるだけ活動的に過ごす
・寝る前の飲酒は避ける
・早過ぎる時間に就寝しないよう、夜の過ごし方を工夫する
・睡眠不足や、睡眠薬の影響によるケガや転倒に注意する

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2019.01.28 07:17 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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味覚障害

味覚障害
→亜鉛の不足、加齢による味覚の減退、嗅覚の低下に伴う味覚の低下、舌苔など舌の表面の異常、薬剤などの副作用、ドライマウス、病気の影響などで起こる
・味覚障害の半数を占めるのは65歳以上の高齢者
・加齢による味覚の減退を感じ始めるのは60から70歳代
症状
・食べ物の味がしない
・甘いものが甘くない
・調理の味つけが濃くなる
・口の中に、酸っぱいなど、いつも味を感じる
・食事をすると薬臭い、食事がまずい
治療法
原因に応じた治療
・亜鉛不足には食事内容の改善や、亜鉛不足を引き起こす病気の治療など
・嗅覚障害を引き起こしている病気の治療
・舌苔の除去や舌炎の治療
・味覚障害を引き起こしている薬剤の特定と、薬剤の変更を検討する
生活習慣の改善
・亜鉛不足の場合、亜鉛を多く含んだ牡蠣、ゴマ、海藻、大豆などを積極的に摂取する
日常生活の注意点
・ミネラルやビタミン、タンパク質もバランスよく摂り、亜鉛が効果的に働くようにする
・添加物を摂り過ぎない
・口腔内の清潔を保つ
・ストレスをため込まない
・味覚障害によって食欲が低下し、栄養障害になるリスクもあるので注意する
・完全に回復することや、回復に時間がかかることもあるので、食感や香りなど、味以外の要素に変化をつける

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2019.01.27 07:34 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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筋委縮性側索硬化症(ALS)

筋委縮性側索硬化症(ALS)
→運動の指令を伝える運動ニューロンの障害で、呼吸に必要な筋肉も徐々に衰えていく疾患
・運動を司る運動神経細胞が障害されるために、脳からの運動指令が筋肉に届かなくなる
・視力や聴力などの五感や内臓機能、知的機能などはすべて保たれるのが特徴
・国の特定疾患治療研究事業疾患
症状
・初期症状は手指の使いにくさ、話しにくい、食べ物が飲み込みにくいなどから始まることがある
・進行性でやがて全身の筋肉が衰え、数年で四肢麻痺、構音障害、嚥下障害が起こり、呼吸も自力でできなくなる
・眼球運動障害や失禁はほとんどみられない
治療法
薬物療法
・神経細胞を保護してALSの進行を遅らせるリルゾールを投与することがある
対処療法
・運動訓練の実施
・呼吸困難に対しては、鼻マスクによる呼吸補助、気管切開による呼吸補助、人工呼吸器の使用など
・嚥下困難に対しては、嚥下しやすい食事の工夫、胃瘻や点滴による栄養補給
・意思の疎通に対しては、コミュニケーションボードやコンピュータ・マルチメディア(意思伝達装置)などを利用する
日常生活の注意点
・機能障害の程度に応じた介護が必要
・関節拘縮の予防が大切
・気管切開が行われる時期には、痰の吸引が必要となる
・人工呼吸器や吸引器を使用している場合は、災害時の停電に備える

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2019.01.26 07:53 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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肺がん

肺がん
・最も重要な危険因子は喫煙
・日本人の場合、喫煙者の肺がんリスクは、非喫煙者に比べ、男性4.8倍、女性3.9倍(2008年の研究)
・日本人のがんによる死亡原因1位(2013年)
症状
・早期は無症状のことも多いが、長引く咳、血痰、胸痛、喘鳴、息切れなど
・進行すると、息苦しさや疲れやすさ、体重減少なども現れる
治療法
手術療法
・がんのできている場所や広がり具合いによって、肺の一部または片肺全部を切除する
・多くの場合は、リンパ節郭清も行う
・開胸手術で行う場合と胸腔鏡下手術で行う場合があり、最近は後者が主流になりつつある
放射線治療
・根治を目的に行う根治的胸部放射線療法と転移によっておこる症状を緩和するための緩和的放射線療法がある
・根治的胸部放射線療法は、手術ができない場合などに行う
・一般的に、1日1回の照射を毎日(平日)、3から6週間続ける
がん薬物治療
・がんの種類や進行度により、手術療法や放射線療法と組み合わせて実施する
・肺がんの中でも、非小細胞がんに対しては、がん細胞の分子に作用する分子標的薬を用いることもある
・息苦しさや疲れやすさがある場合、ケア時の身体の動かし方なども工夫し、できるだけ負担をかけないようにする

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2019.01.25 07:54 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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胃がん

胃がん
・ピロリ菌感染のほか、塩分の多い食事、飲酒、喫煙、肥満などが危険因子
・胃切除後は、栄養障害に注意が必要
症状
・早期は無症状のことが多い
・胃がんに合併して起こる胃炎や胃潰瘍によって、胃部の不快感やもたれ感、胸やけ、みぞおちの痛みや吐き気を感じることもある
・進行すると、食欲不振、胃部の重苦しさ、体重減少、疲れやすさなどが生じる
・がんの部分から出血がある場合、黒色便やタール便となり、嘔吐時には血が混じる
治療法
手術療法
・がんが早期で粘膜内にとどまっていれば、内視鏡的粘膜切除術s、内視鏡的粘膜下層剥離術が可能
・がんが粘膜下層に達している場合、胃切除を実施する
・胃切除術には、胃全摘術、幽門側胃切除術、胃部分切除などがある
・胃切除術は、開腹手術で行う場合と、腹に数ヶ所穴を開け、そこから手術器具を入れて操作する腹腔鏡下手術で行う場合とがある
薬物療法
・がんが粘膜下層を超えて筋層に達していて、かつリンパ節転移のある人に対しては、術後に抗がん薬を内服する術後補助化学療法が行われる
・すでに遠隔転移があり、手術ができない人に対しては、抗がん薬に加え、注射薬の抗がん薬を投与するのが標準
・術後はがん薬物療法中の栄養障害を予防、改善するために、栄養機能食品や栄養補助食品も利用した栄養療法が行われることも増えている
・進行性の胃がんの場合、いつまで抗がん剤を続けるかの判断が大切

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2019.01.24 07:15 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |