熱中症

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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熱中症にならないよう、梅雨時に、暑さに強くなる「夏の体」を作る方法
1.暑くなる前の、朝夕に散歩する。(暑くなったら避ける)
2.熱い風呂でたくさん汗をかく。(週2回は、しっかり汗をかく)


一般に、熱中症になった方は、以下の傾向あります。
・助かる方は、すぐ良くなる
・亡くなる方も、すぐ亡くなってしまう

つまり、どこかに生死の境があり、それを見分けて応急処置をすることが非常に大事。

次に、街中で、熱中症で倒れた人を見かけたときの対応
1.意識を確認する
2.呼びかけに応じたら涼しい場所へ避難する
3.水を与える場合、周りの人が飲ませるのではなく、自分で飲んでもらう


熱中症の重症度を見分ける方法は、自分で水が飲めるかどうか
・自分で水が飲めるということは、意識がしっかりしているということ
・自分で水が飲めないとき、意識障害が起きていてすでに重症

最後に、熱中症を防ぐため、暑さを避ける方法をご紹介します。
1.屋外では、日陰を選んで歩く
→日傘をさす、帽子をかぶるなど、直射日光を避ける
2.服装を工夫する
→黒系素材を避け、襟元はなるべく緩める
3.朝のうちに打ち水をする
→気温が低い時間に行うと効果が持続する
→気温が高い時間に行うと、かえって蒸し暑くなる
4.ブラインドやすだれをたらす
→日光から間接的に受ける輻射熱も暑さに関係する
→効果的に使用し、窓から入る太陽光を遮断する
5.扇風機やエアコンを使う
→エアコンは設定温度に注意し、28℃を超えないようにする

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2013.06.23 00:00 | 熱中症 | トラックバック(-) | コメント(0) |


高齢者が脱水症になりやすい理由を以下に示します。
・高齢者は暑さを感じにくいため、暑いところに長時間いる。
・高血圧、糖尿病、心臓病、腎臓病などの薬を服用していると脱水しやすい。
・暑さによる食欲減退で、食事からの水分補給が不足しがちになる。
・高齢者は、筋肉量が低下し、腎臓機能も低下するため、成人より体液を蓄えにくい。

一般に、体内水分量は、成人で60パーセント程度、高齢者は50パーセント程度です。

高齢者の「かくれ脱水」を防ぐ、正しい水分補給の方法
・一度にたくさん水を飲むと、一気に出てしまうので、1時間おきにコップ半分程度の水を飲むようにする。
・スポーツドリンクより、元々は医療用に使われていた「経口補水液」を飲むのがよい。


次に、熱中症の重症度を見分ける方法は、
・自分で水が飲めるか否か
・視点が合わない
・返事をしない
・変なことを言う


適切な熱中症の応急処置を以下に示します。
1.涼しい場所へ移動し、衣類を緩める
人を呼んで一緒に涼しい場所に運び、衣服の風通しを良くする
2.水分の補給
周りの人が水を飲ませるのではなく、自分で水が飲めるか見極める。
・自分で飲める場合、意識はしっかりしている
・自分で飲めない場合、意識障害があり重症のことが多く、直ちに救急車を呼ぶ
3.体を冷やす
首や脇の下など太い血管のある場所に、濡れタオルを当てて体を冷やす
4.足を高くして
頭痛や吐き気がある場合、足を高くして、足の血液を上半身に振り分ける

救急車で運ぶ場合、
・倒れたときの様子
・その後の症状の変化 (最初に見たときからどのように様子が変わったか)
・水分、塩分補給の有無
など、救急隊員に伝えて下さい。

2013.06.22 05:29 | 熱中症 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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脱水症とかくれ脱水について、ご紹介します。

体に必要な水分が失われ、汗を作れない状態になり、体温が著しく上昇してしまう症状を「脱水症」と言います。

通常、脱水症は、大量の汗をかいた後になることが多いものです。
しかし、家の中にいて、大量の汗をかかなくとも、脱水症は進みます。
実は、日常生活中の熱中症は、屋内で起こることの方が多いのです。

成人が、一日に失う水分量は、
尿・便  1.3リットル
汗・呼吸 1.2リットル

運動などせず、寝ているだけでも、2.5リットルは消失してしまいます。

それでは、どれだけの水分を失うと脱水症状になるのでしょう。
意外にも、脱水のボーダーラインは、体重のわずか1パーセントです。
体重が50kgの人の場合、水分量が500g減ると、脱水症状が現れます。

体の水分量が減り、脱水症の一歩手前の状態に陥っているのにも拘わらず、それに気付かず、水分補給をしない状態を、「かくれ脱水」と呼びます。

かくれ脱水が起きやすい場所
1.冷房の効いた湿度の低い部屋
2.夜間
3.運転時 (運転に限らず物事に集中し過ぎると、水分補給が疎かになりやすい)

涼しい場所にいると、水分を取らなくともいいと思う人が多いですが、気付かないうちに脱水症が進んでいる「かくれ脱水」になりやすいのです。十分、ご注意下さい。

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2013.06.21 06:33 | 熱中症 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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なぜ、「熱中症」になってしまうのか。

私たちの体内では、運動や代謝によって、常に熱が作られています。

また、異常な体温の上昇を抑えるためのシステムが備わっています。

例えば、暑いときは、皮膚にある温度センサーが温度を感知すると、皮膚表面の血管を拡張して体内の血液を集めて、外気へ触れさせることで放熱します。また、血液中の水分から汗を作り出し、汗を蒸発させることで体温を下げようとします。

この状態が、なんらかの理由で崩れてしまうと、体温が著しく上昇します。さらに、めまいや吐き気を起こしたり、脳貧血で失神することもあります。
このような状態を「熱中症」と言います。

本来、人間の体は、冬には「冬の体」、夏には「夏の体」になります。

・冬の体とは、体温が下がりにくいよう血管を収縮させ、汗をかきにくい体質

・夏の体とは、体温が上がりにくいよう血管を拡張させ、汗をかきやすい体質

暑さに対応できる「夏の体」になることを、「暑熱順化」と言います。

「暑熱順化」できない人の傾向は、
1.暑さが苦手なため、梅雨時期から、冷房を使用している
2.室内にいることが多く、外出する機会が少ない

ことが挙げられます。

熱中症患者が、一年を通じて一番多いのが、梅雨明けの時期です。

「冬の体」から「夏の体」にうまく変えることができない人は、熱中症になりやすいのです。


2013.06.20 09:33 | 熱中症 | トラックバック(-) | コメント(0) |