
薬剤の副作用が日常生活に及ぼす影響
1.目覚めが悪い、よく眠れない
・不眠の症状と睡眠薬の作用時間が合っていない
・睡眠薬の急な中断(反跳性不眠)
・興奮・覚醒作用のある薬剤(ナルコレプシー治療薬、キサンチン系気管支拡張薬、交感神経刺激薬)
・抑うつを引き起こすことがある薬剤(インターフェロン製剤、副腎皮質ホルモン薬、β遮断薬)
・抗精神病薬や抗うつ薬による不眠、焦燥感が原因となることもある
2.夜中に何回もトイレに起きる、トイレが近い
・利尿薬
・カルシウム拮抗薬
・膀胱炎を起こす恐れのある薬剤(抗アレルギー薬、漢方薬、抗がん薬)
3.せきがでる
・ACE阻害薬
・胃酸の逆流をおこしやすい薬(カルシウム拮抗薬、キサンチン系気管支拡張薬)
・間質性肺炎を起こすおそれのある薬(漢方薬、インターフェロン製剤、抗がん薬、抗リウマチ薬、市販のかぜ薬)
・喘息を起こすおそれのある薬(β遮断薬、非ステロイド性抗炎症薬)
4.歯肉から出血する
・血液を固まりにくくする薬(抗凝固薬、抗血小板薬、脂質異常症治療薬、非ステロイド性抗炎症薬、抗うつ薬)
・血小板減少を起こすおそれのある薬(H2遮断薬、プロトンポンプ阻害薬)
5.口のなかが渇く、のどが渇く
・口渇の原因となる薬(抗コリン薬、抗ヒスタミン薬、催眠鎮静薬、抗不安薬、抗うつ薬、抗精神病薬、抗不整脈薬、麻薬)
・脱水を起こすおそれのある薬(抗精神病薬、利尿薬、副腎皮質モルモン薬、インターフェロン製剤、高カロリー輸液)
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バイタルサインについて、ご紹介します。
バイタルサインとは、人間が生きている状態を示す兆候、所見のこと。
狭義には、体温、血圧、脈拍、呼吸を指す。
1.体温測定
・体温計には、水銀体温計、デジタル体温計、耳式体温計がある。
・測定する箇所により温度差がある。直腸が最も高く、次に口腔、腋窩(えきか:腋の下)の順で低くなる。
・腋窩検温は、腋の下の中央部に体温計のセンサー部が当たるよう、前下方から45度の角度で挿入する。
・37度以上が高体温、34度以下が低体温。
2.血圧測定
・血圧は、血液が血管壁に及ぼす圧力の大きさ。
・血圧の正常値は、最高血圧が130mmHg未満かつ最低血圧が85mmHg未満。
・血圧は測定時の姿勢に影響を受けやすい。
3.脈拍測定
・脈の回数、リズム(整・不整)、大きさ、緊張などを観察する。
・橈骨(とうこつ)動脈で測定することが多い。
・3指(人差し指、中指、薬指)を動脈の真上に置き指腹で触診する。
・通常、1分間で60~70を正常とする。
・60未満は徐脈、100以上は頻脈。
4.呼吸測定
・呼吸数、深さ、リズムなどを観察する。
・呼吸は意思で変化させることができるので、測定する際は気付かれないようにする。
・通常、1分間に16~20回。
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便秘の上手な解消法について、ご紹介します。
便秘の薬には、便をやわらかくする薬と、腸の調子を整える薬(整腸薬)、下痢を誘発する下剤があります。
便をやわらかくする薬は、直腸で吸収する水分を抑えることで効果をもたらします。
下剤は、作用の緩やかな緩下剤(かんげざい)で、この薬は使っているうちに徐々に効かなくなります。
そのため、薬の量を増やしていくことになり、医者の処方が必要です。
早めに排便効果を得る、もっとも手っ取り早い方法は、浣腸です。
ところが、この浣腸には、習慣性があり、浣腸に頼っていると、自力での排便が出来なくなります。
つまり、浣腸なくして排便なし、という状態になりかねません。
そこで、便秘の解消を薬に頼らず、毎日排便する習慣を身につけましょう。
そのためには、水分を十分摂ることが必要です。
まず第一に、朝、起きたら、コップ一杯の水を飲みましょう。
但し、冷たい水よりぬるま湯の方が好ましいです。
次に、運動をして、腸の血液循環をよくすることにより、消化・吸収効果が促進します。
運動が難しい場合、ベットで横になって、お腹をマッサージしましょう。
食べるものは、野菜や雑穀など食物繊維の豊富な食材を摂るのも効果的です。
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睡眠時間が短いと起こる危険因子を以下にご紹介します。
1.動脈硬化
心臓が働くのに必要な血液は、直径4ミリの冠動脈を通じ心臓へ送られています。
血管は、外膜、中膜、内膜の3層で、血液が接する内膜は内皮細胞から成ります。
この内皮細胞が傷つくと、血液中の物質が内皮細胞の下に入り込み、こぶをつくりますが、これが動脈硬化です。
内皮細胞を傷つける大きな要因は、睡眠不足を引き起こす睡眠障害です。
睡眠障害は、高血圧など動脈硬化の危険因子が生じやすくなります。
高血圧などで冠動脈の内皮細胞が傷ついて動脈硬化が生じると、心筋梗塞などの心疾患の発症率も高めます。
2.肥満
睡眠不足は、食欲を増進させるホルモン(グレリン)の分泌を増し、食欲を抑制するホルモン(レプチン)の分泌を減らします。その結果、食欲が増し、肥満につながります。
3.糖尿病
睡眠不足は、血糖の量を調整するホルモン(インスリン)の働きを低下させ、糖尿病を発症しやすくなります。
4.高血圧
睡眠不足は、交感神経優位の状態を夜になっても続き、高血圧を招きます。
5.内皮機能の障害
睡眠不足は、血管の内皮細胞から分泌される、血液を固まりにくくする「しなやか物質」を半減します。そのため、血管が収縮したり、血液が固まりやすくなります。
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「なかなか寝付けない」とか「睡眠中に何度も目が覚める」など、睡眠に関する悩みを持つ人は少なくありません。
自分では気が付かない、「睡眠時無呼吸症候群」という病気により、十分な睡眠が取れていないこともあります。
睡眠不足が続いたり、睡眠時無呼吸症候群により、睡眠の質が低下していると、重大な病気にかかるリスクがあります。
特に、血管や心臓に悪影響が及ぶことが分かっていて、心筋梗塞、脳梗塞、不整脈といった突然死の原因となる病気にかかる危険性が高まります。
睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間に舌の根元が落ち込んで気道の上部が塞がり、呼吸が止まる状態を何度も繰り返す病気です。
呼吸が止まると、呼吸を再開させようとして、横隔膜が強い力で胸腔(きょうくう)を広げようとします。
このことは、心臓に大きな負担がかかり、心臓の壁が厚くなったり、心臓全体が大きくなったりします。
さらに、この状態が続くと、心臓はうまく機能することができなくなり、全身に必要な血液を送り出すことができなくなります。これが「心不全」です。
健康を保つのに最適な睡眠時間は、7時間程度と言われています。
睡眠を十分にとっているつもりでも、睡眠の質が落ちている場合もあるので、睡眠の状態を確認することも大切なことです。
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膝の痛みを起こす病気には、「変形性膝関節症」があります。これは、膝の軟骨が磨り減ることによって炎症が起こり、痛みが生じる病気です。
O脚があると、特に膝の内部の軟骨に負担ががかります。
膝周りの筋力が低下して軟骨の負担が増すと、痛みが起こりやすくなります。
膝の痛みの治療法
1.薬物療法
炎症を抑えて痛みを和らげる「消炎鎮痛剤」の使用が中心です。他に、外用薬や内服薬もあります。関節の動きを滑らかにする「ヒアルロン酸」を関節内に注射することもあります。
2.装具療法
膝に装着する「支柱付き装具」や、靴の中に入れる「足底板」があります。O脚を矯正して、膝関節にかかる負担を軽減します。
3.理学療法
膝を安定させるため、太ももの前の筋肉を鍛えます。サポーターやホットパッく、入浴などで膝を温めて痛みを軽減します。
4.手術療法
内視鏡を使い、損傷した膝半月板を整える手術や、脛(すね)の骨を一部切り取ってO脚を矯正する手術、さらに、「人工関節」に置き換える手術などがあります。
膝の痛みの治療は、先ず、薬物療法、装具療法、理学療法で痛みを和らげたり、膝を安定させた上で、トレーニングを行います。それでも改善が見込まれない場合、手術療法も検討されます。
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腰痛は、長年の負担により骨や椎間板が変形、変性して腰への負担に耐える力が低下することで生じます。また、神経が圧迫されることで痛むこともあります。
腰痛の治療法
1.薬物療法
痛みを抑える「消炎鎮痛剤」を使う。内服薬の他、外服薬(塗り薬や湿布薬などの貼り薬)もあります。
2.理学療法
幹部を温める温熱療法で痛みを和らげたり、マッサージやストレッチで体を動かしやすくする。
3.神経ブロック療法
痛みの原因となる神経やその周辺に局所麻酔薬やステロイド薬を注射して、痛みの伝達を遮断する。薬物療法の一種とも言えます。
4.手術療法
神経が強く圧迫されている場合には、圧迫を取り除く「徐圧手術」が、椎骨がずれて背骨が不安定になっている場合には「固定手術」が行われます。
腰痛治療の基本は、薬物療法や理学療法で痛みを抑えます。それでも十分な効果が得られない場合には、神経ブロック方法や手術療法も検討されます。
健康な人の背骨は、腰の部分で前方にわん曲し、体のバランスを保っています。
しかし、骨が変形したり椎間板が変性すると、背骨のわん曲がなくなります。
軽度の場合には、背骨の他の部位でバランスをとりますが、さらに悪化すると膝を曲げることで上半身をまっすぐにしようとします。
この姿勢はバランスが悪く、転倒のリスクが高まります。
従って、腰痛のある高齢者は、バランス能力が低下します。
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ロコモティブシンドローム(以下、ロコモ)の対処で大切なことは、軟骨に大きな負担をかけないよう、筋肉や骨を鍛えることです。
実際には、腰や膝が痛んでいては、トレーニングは、しづらいものです。
そこで、腰や膝など個別の運動器の働きをよくする治療を受け、痛みを和らげながら、体全体の働きをよくするトレーニングを行います。
つまり、ロコモへの対処は、治療とトレーニングの2つを並行して行うことです。
先ずは、治療について、ご紹介します。
ロコモへの対処の目標は、「自立した生活を送る」ことで、治療は、そのための手助けです。
治療によって痛みが和らぐと、トレーニングへの意欲も沸いてくるものです。
「自立した生活を送る」ためには、「どの程度、自力で移動できるか」が重要となります。
ロコモの重症度を以下に示すよう、3段階に分類します。
A(軽度) 自力で歩くことができる
B(中度) 杖などの補助具を使えば歩くことができる
C(重度) 手助けがないと移動できない
どの程度歩くことができるのかが、ロコモの重症度の目安になります。
しかし、この重症度は、治療やトレーニングの方法を選ぶ際、参考にしますが、あくまでも目安であり、厳密に対応するとは限りません。
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