
介護福祉士試験の解答のコツについてご紹介します。
介護福祉士試験の筆記試験は、5者択一マークシートの問題が計120題。
試験時間が210分のため、単純計算では、1問あたり1分45秒。
過去の出題からみた法則
問題の表現
「○」の場合:
・「~を配慮する」
・「~を検討する」
・「~は大切である」
・「~のことがある」
・「~のひとつである」
・「~などがある」
・「~を提案する」
・「~を観察する」
・「利用者の同意を得て~」
「×」の場合:
・「~できない」
・「~を排除する」
・「~の必要はない」
・「~のみ・・・」
・「いかなる場合でも~」
・「常に~」
・「説得する」
・「介護福祉士の判断で、」
・「利用者を訂正する」
「○」をひとつ選択する問題の解き方
早く、正確に解答するには、分かりやすいところに印をつけ、選択肢を比較する。
事例問題の解き方
2行から6行の短文事例問題と長文事例問題が出題される。
長文事例問題の3つの設問
1.「Aさんが活用できる制度は?」
2.「Aさんの病気や障害の特徴は?」
3.「Aさんの介護・支援方法は?」
長文事例問題は、3領域から科目の枠を超えて出題される。
利用者を中心とした支援が行われるかに着目する。
最後に、どうしてもわからない問題に出会ったら、直感を大切にしよう。
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介護福祉士試験対策として、身体障害に関するポイントをまとめます。
先天性の疾患・障害
1.脳性麻痺
・胎生期、出産時、新生児(生後4週以内)までに生じた脳の非進行性の病変により起こるもの
・痙直(けいちょく)型、アストーゼ型で全体の8割を占める
・運動機能障害
2.進行性筋ジストロフィー症(PMD)
・幼児期は歩行が不安定となり、その後、歩くことができなくなる
・這っての移動、車椅子生活、寝たきりとなり、呼吸不全等で生命維持が困難となる
脊髄損傷
脊髄が受けた外傷の部位・程度により、障害の状態が異なる
・腰髄(ようずい)損傷:下肢麻痺
・胸髄(きょうずい)損傷:上肢は正常、体幹、下肢の麻痺
・頚髄(けいずい)損傷:四肢麻痺
高次脳機能障害
主な症状は、自発性低下、注意障害、記憶障害、半側空間無視、半側身体失認、着衣失行、失語、遂行機能障害、社会的行動障害
内部障害
・身体障害者福祉法上では、心臓、じん臓、呼吸器、膀胱、直腸、小腸、肝臓の各機能障害、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能障害が規定されている
・2010(平成22)年から、肝機能障害が新たに加わった
ペースメーカー
・心臓を一定のリズムで拍動させる心臓へ電気刺激を与えるもの
・3ヶ月から半年に1度、ペースメーカーのチェックを受ける
ストーマ
・ストーマとは、ギリシャ語で口を意味し、人工的に造った排泄口のこと
・消化器ストーマは、便の排泄のために造った人工肛門
・尿路ストーマは、尿の排泄のために造った人工膀胱
・尿路ストーマは、入浴時、必ずキャップを装着し、感染防止に注意を要する
人工透析
・血液透析と腹膜透析がある
・腹膜透析は、一定時間ごとに透析液を腹膜に入れて透析を行う方法と、持続的に透析液を入れて行う連続携行式腹膜透析がある
・透析導入後、頭痛、悪心、嘔吐、筋痙攣などの症状が現れる
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介護福祉士の実技試験の詳細をご紹介します。
筆記試験に合格した人は、実技試験を受験することになります。
課題は1題で、あらかじめ10分程度の待機時間に渡されます。
「第25回試験問題」
坂田トシさん(85歳)は、右上下肢に麻痺があります。
歩行器型杖で自室に戻るとちゅう、右膝に痛みを感じたので、歩いて自室に戻るのは「不安だ」と言っています。
坂田さんが歩行器型杖から車いすに移乗し、自室のいすに座るまでの介助をして下さい。
車いすの点検は済んでいます。
坂田さんの返事は、「はい」またはうなずくだけです。
(※試験時間は5分以内です。)
介護技術講習
介護福祉士養成施設等が実施する「介護技術講習」を受講し、修了認定を受けた人は、受験申し込み時に申請することにより、実技試験が免除されます。
実務者研修
実務経験3年以上で、平成24年度以降に実務者研修を受講し、修了した人は、受験申し込み時の申請により、実技試験が免除される。但し、経過措置による実技試験の免除は、平成26年度(第27回)まで。
平成27年度からの介護福祉士試験
これまで実務経験3年以上により受験資格が得られましたが、平成27年度からは、実務経験3年以上かつ実務者研修(6ヶ月:450時間)を修了しないと受験資格が得られません。
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介護福祉士の筆記試験の詳細をご紹介します。
問題
・問題数は、120問
・五者択一のマークシート形式
試験時間
・午前は、110分(10:00~11:50)
・午後は、100分(13:45~15:25)
領域と科目群
1領域「人間と社会:16問」
科目群1)人間の尊厳と自立(2問)
科目群2)人間関係とコミュニケーション(2問)
科目群3)社会の理解(12問)
2領域「介護:52問」
科目群1)介護の基本(16問)
科目群2)コミュニケション技術(8問)
科目群4)生活支援技術(20問)
科目群5)介護過程(8問)
3領域「こころとからだのしくみ:40問」
科目群6)発達と老化の理解(8問)
科目群7)認知症の理解(10問)
科目群8)障害の理解(10問)
科目群9)こころとからだのしくみ(12問)
「総合:12問」
科目群10)総合問題(12問)
※総合問題は、上記3領域の知識と技術を事例形式で問う問題
合格基準
1.総得点の60%程度を基準とし、問題の難易度で補正した点数以上の得点
2.上記10領域すべてに得点する
※ひとつの領域でも0点があれば不合格となる
介護福祉士試験は、平成元年の第1回試験から、これまで25回実施されています。過去五年間の合格最低点と得点率の推移を以下の通りです。
120問 得点率
平成24年度 69点 58%
平成23年度 75点 63%
平成22年度 71点 59%
平成21年度 75点 63%
平成20年度 76点 64%
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介護福祉士試験対策として、感染対策に関するキーワードをまとめます。
感染と感染症
・感染とは、細菌やウイルスなどの病原性微生物が体内に親友氏、生育、増殖すること
・感染症とは、感染により個体の組織変化が生じたり、生理的機能を障害する疾病
感染対策の3原則
1.感染源の排除
2.感染経路の遮断
3.宿主(しゅくしゅ:ヒト)の抵抗力の向上
感染源となり得るもの
1.嘔吐物、排泄物 (便。尿など)
2.血液、体液、分泌物 (喀痰、膿など)
3.使用した器具、器材 (注射器、ガーゼなど)
4.上記に触れた手指で取り扱った食品 など
感染源を遮断する方法
1.感染源(病原体感染源を遮断する方法)を持ち込まない
2.感染源(病原体)を持ち出さない
3.感染源(病原体)を拡げない
そのためには、手洗いとうがいの励行、環境の清掃が大事
※2008(平成20)年の感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の改正では、二類感染症に鳥インフルエンザ(H5N1)が追加された
気道感染
気道にウイルス、細菌、真菌などが感染して起こる
気道の種類
・上気道(鼻腔、口腔、咽頭、扁桃、口頭)
・下気道(器官、気管支、肺)
感染対策委員会
・毎日の感染症の予防や発生時の対応について定期的に会議をする
・施設長(管理者)、事務長、医師、看護職、介護職、栄養士、生活相談員などで構成される
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介護福祉士試験対策として、代表的な感染症に関するキーワードをまとめます。
ノロウイルス
・感染症胃腸炎や食中毒の原因となるウイルス
・牡蠣などの貝類から感染する
・糞便や嘔吐物にウイルスが排出されるので、それらの処理は素手で行わない
・塩素系消毒剤で消毒する
・潜伏期間は24時間から48時間
・主な症状は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛
レジオネラ症
・循環式浴槽水、加湿器の水などから飛散した粒子を吸入して感染する
・急激に重症化して死亡することもある
・主な症状は、肺炎
結核
・結核菌の空気感染により発症する
・主な症状は、せき、たん、微熱、血痰、喀血(かっけつ)
・高齢者は初感染ではなく、既感染結核の再燃が多い
・BCGが予防接種
疥癬(かいせん)
・ヒゼンダニを病原体とする皮膚寄生虫感染症
・性器、指間、腋下(えきか)などに、小丘疹が多発する
・主な症状は、夜間の激しいかゆみ
HIV/エイズ(後天性免疫不全症候群)
・ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が感染し、免疫細胞を破壊する感染症がエイズ
・主な感染経路は、性的接触、血液・血液製剤、母子感染
肺炎球菌
・鼻腔や咽頭などに常在し、健康な成人でも3割から7割は保有
・常時より免疫力が低下した高齢者に発症する
・肺炎球菌ワクチンの接種が有効
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
・多種類の抗生物質に抵抗力を示し、投薬では効果のない菌による感染症
・基礎疾患のある人に発症することが多い
・保菌者は原則として隔離しなくてよい
腸管性出血性大腸菌感染症
・O157等ベロ毒素を産生するグループの感染症
帯状疱疹
・水痘ウイルス、帯状疱疹ウイルスが原因
・神経走行に沿って疱疹が出る
・激しい痛みがある
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介護福祉士試験対策として、社会福祉・保健の実施体制に関するキーワードをまとめます。
身体障害者更生相談所
・身体障害者に関する
1、専門的な知識及び技術を必要とする相談や指導
2.医学的、心理学的及び職能的判定
3.補装具の適合判定
などを行なう
・配置:身体障害者福祉司
知的障害者更生相談所
・知的障害者に関する
1.専門的な知識及び技術を必要とする相談や指導
2.医学的、心理学的及び機能的判定
などを行う
・配置:知的障害者福祉司
精神保健福祉センター
・精神障害者に関する
1.複雑または困難な相談や指導
2.精神医学審査会の事務
などを行う
・配置(任意):精神保健福祉相談員
児童相談所
1.専門的な知識及び技術を必要とする相談
2、医学的、心理学的、教育学的、社会学的及び精神保健上の判定
3.児童の一時保護
などを行う
・配置:児童福祉司
婦人相談所
・要保護女子の相談に応じ、
1.必要な調査並びに医学的、心理学的及び職能的判定
2.要保護女子の一時保護
などを行う
・配置:婦人相談員
保健所
・地域保護法に定められている
・食品衛生、環境衛生、難病、精神保健、感染症対策など、広範的、専門的な保健サービスを行う
・配置:所長は医師。歯科医師、薬剤師、獣医師、保健師、管理栄養士など
保健センター
・地域保護法に定められている
・市町村は、市町村保健センターを設置することができる。(任意)
・直接、住民に身近な保健サービスを行う
・配置:保健師
福祉事務所
・社会福祉法に規定されている第一線の社会福祉行政機関
・都道府県は設置が義務
・市町村は設置は任意
1.都道府県福祉事務所
・福祉事務所を設置していない町村を管轄
・生活保護法、児童福祉法、母子及び寡婦福祉法の3つの法律に定める事務を司る
2.市町村福祉事務所
・生活保護法、児童福祉法、母子及び寡婦福祉法、老人福祉法、身体障害者福祉法、知的障害者福祉法の6つの法律に定める事務を司る
・配置:所長、査察指導員(社会福祉主事)、現業員(社会福祉主事)
民生委員・児童委員
・都道府県知事の推薦で厚生労働大臣が委嘱する
・民生委員は児童委員を兼ねる
・住民の生活状況を把握し、相談助言などを行う
・福祉事務所の仕事に協力する
・任期は3年
・給与は支給されない
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介護福祉士試験対策として、行政組織と社会福祉の実施体制に関するキーワードをまとめます。
行政組織
1.国
・国際社会における国家としての存立にかかわる事務
・全国的に統一してい定めることが望ましい事務
などを行う
2.都道府県
・広域的な事務
・高度な技術や専門性を必要とする事務
・市町村に対する連絡調整
などを行う
3.市町村
・基礎的な地方公共団体で住民に身近な事務を行う
・特別区は特別地方公共団体のひとつで市に準ずる基礎的な地方公共団体
市
・人口5万人以上を有することが要件
1)政令指定都市
・人口50万人以上が要件
・都道府県が実施する事務の一部を処理する
2)中核市
・人口30万人以上が要件
・政令指定都市が処理することのできる事務の一部を処理する
3)特例市
・人口20万人以上が要件
・中核市が処理することのできる事務の一部を処理する
町村
・町の要件は、都道府県がそれぞれ条例で定める用件を満たすこと
・村の要件は、町以外
社会福祉の実施体制
国
・社会保障審議会
都道府県、政令指定都市(中核市)
・身体障害者更生相談所
・知的障害者更生相談所
・児童相談所
・精神保健センター
・婦人相談所
・保健所
・福祉事務所
市町村
・福祉事務所(市は義務設置、町村は任意設置)
・保健センター(任意設置)
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