終末期

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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引き続き、終末期介護について、ご紹介します。

家族への支援
・家族を単に介護する者としてみるのではなく、ケアの対策者として位置づける。
・十分な死の教育を行い、不安なく最期を看取ることができるよう支援する。
・家族支援には、利用者が亡くなった後のグリーフケア(遺族ケア)も含まれる。

医療との連携
・人工呼吸器、在宅酸素療法、たんの吸引などの医療行為やモルヒネといった鎮痛薬を使用している場合は、医師、看護師との連携が不可欠となる。

死の定義
1、生物学的な死
・生命維持活動を行ってきた生体の全ての生理機能が停止し、回復不可能な状態。
2.法律的な死(脳死)
・脳の機能がほぼ完全に失われ回復不可能な状態。
・脳死の判定基準が満たされ、臓器提供の意思が確認できれば、脳死を人の死と認めることができる。
3.臨床的な死
・死の3兆候(心停止、呼吸停止、瞳孔散大)があれば、医師が死亡と判断する。

死亡診断書
・死亡の確認は医師が行い、死亡診断書を作成する。
・診察中の患者が受診後24時間以内に死亡したときは、死亡確認を省略できる。
・死亡確認前に、医師以外の者が遺体に触れることは違法となる。

死後のケア
・死後硬直は、通常、2から4時間で始まり、半日程度で全身に及ぶ。
・30から40時間で硬直がなくなり始める。
・死後のケアは医師の死亡確認後、通常、死後硬直が始まる前に行う。


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2013.11.26 08:17 | 終末期 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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終末期介護について、ご紹介します。

終末期とは、一般的に、現代の医療水準と照らし合わせ、治療、治癒の見込みががなくったときから死までの期間を指します。通常、余命6ヶ月以内と言われています。

キューブラー・ロスの死の受容
キューブラー・ロスは、終末期の患者の心理を以下の5つの段階に分類した。
「否認」「怒り」「取引」「抑うつ」「受容」

全人的な痛み
死にゆく人の苦痛は、身体的、社会的、精神的、霊的な苦痛が相まって現れます。

身体機能の変化
1.バイタルサイン
・チェーンストーク呼吸、肩呼吸、下顎呼吸が見られる。
・体温は低下することが多く、四肢冷感が見られる。
・血圧は低下してくる。
・口唇や爪などでチアノーゼが目立つ。
2.その他
・食欲がなくなり、噛む力や飲み込む力が弱くなる。
・脱水や腎機能が衰えると、尿量が減少するl
・褥瘡ができやすくなる。

終末期における介護
・利用者や家族の生命、生活の質(QOL)を最優先する。
・医療職など他の専門職と密接な連携を図る。
・利用者や家族の意向に沿った介護を行うようにする。
・最期までひとりの人格体として接する。
・身体的、精神的な痛み、苦しみを和らげる。
・聴覚は最期まで残っているため、利用者に安心感をもたらす声かけをする。
・助言者ではなく、悲しみを共有するよき聞き手になることが大切。

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2013.11.25 08:20 | 終末期 | トラックバック(-) | コメント(0) |