
相談援助技術についてご紹介します。
バイステックの7原則
利用者と援助関係を結ぶときに活用が求められる原則
1.個別化
・利用者を個人としてとらえます。
2.意図的な感情表出
・利用者の感情表現を大切にします。
3.統制された情緒的関与
・援助者は、自分の感情を吟味してかかわります。
4.受容
・あるがままを受け入れます。
5.非審判的態度
・利用者を一方的に避難しません。
6.自己決定
・利用者の自己決定を促し、尊重します。
7.秘密保持
・秘密は絶対に漏らしません。
グループワーク(集団援助技術)
1.個別化
・利用者の個別化とグループの個別化の2つの側面からとらえる。
2.参加・協力の原則
・利用者が各自の能力に応じてグループに参加・協力する。
3.制限の原則
・生命をおびやかしたり、人間関係を破壊する行為などをとった場合は参加が制限される。
スーバービジョン
・スーパーバイジー(経験の浅いワーカー)に対して、同一職場などのスーパーバイザー(経験豊富なワーカー)が、助言指導を行うこと。
・管理機能、教育機能、指示機能などがある
グループ・スーパービジョン
・スーパーバイザーとの複数のスーパーバイジーによるスーパービジョン。
ライブ・スーパービジョン
・記録によらず、「なまの」場面で直接経験するスーパービジョン。
ピア・スーパービジョン
・学生同士、ワーカー同士などが互いに事例検討などを行うこと。
コンサルテーション
・関連機関や関連領域の専門家との相談などにより、援助者が専門的助言や示唆を受けること。
・スーパービジョンと違い、管理機能がないのが特徴。
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傾聴について、ご紹介します。
傾聴とは、十分関心を向け、利用者の心の声を能動的に耳を澄ますこと。
傾聴の主な技法
1.共感的理解
・相手の気持ちに心を寄せて共に感じ、相手の見方を理解しようとすること。
2.受容的
・相手を評価したりせずに、相手をありのままに受け入れる。
3、自己一致
・感じていることと、表出される態度や言葉が一致していること。
4.感情の反射
・相手が表した感情を反射して返すこと。
・反射を行うことで、相手は自分の持っていた感情に気づくことができる。
5.繰り返し・言い換え
・繰り返しは、相手が話した言葉をそのまま繰り返すこと。
・言い換えは、相手が話した言葉を自分の言葉で表現しなおすこと。
かかわりを示す基本動作(SOLER)
(Squarely) 利用者とまっすぐに向き合う
(Open) 開いた姿勢(腕や脚を組まないなど)
(Lean) 相手へ少し身体を傾ける
(Eye Contact) 適切に視線を合わせる(上から見下ろさないなど)
(Relaxed) リラックスして話を聴く
座り方
・真正面でお互いに向き合う、対面法で座る場合、視線を向けることのできる花瓶などを机の上の置くのがよい。
・正面で向き合わない直角法の方が、利用者との関係性をつくる座り方としては有効。
傾聴のポイント
・傾聴をする場合、安易な励ましはマイナスで、「がんばろう」は用いない方がよい。
・利用者は家族の言葉に耳を傾け、苦しい気持ちをあるがままに受け入れる。
・家族間の葛藤やストレス状況に配慮することは大事である。
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コミュニケーションについて、ご紹介します。
コミュニケーションとは、自分と相手が、
「意思」「感情」「思考」
を伝達しあい、共有化すること。
相手の気持ち心を寄せて共に感じ、相手の見方を理解する共感が大事。
コミュニケーションの伝達経路
・言語的チャネル(話し言葉)
・非言語的チャネル(身振り手振り、雰囲気など)
2つの比率は、言語的チャネルが7%、非言語的チャネルが93%。
コミュニケーションを阻害する理由
1.物理的要因
・周囲の大きな音、不適切な温度、悪臭など。
2.身体的要因
・疾病による聴力の障害、言語の障害、話し言葉の障害など。
3.心理的要因
・心理的防衛、偏見や誤解に基づく線入感など。
質問の方法
1.閉じられた質問
・一言、もしくは、「はい」「いいえ」で答えられる質問。
2.開かれた質問
・相手が自由に答えることができる質問。
利用者の身体・精神状況、場面に応じて、質問を使い分けることが大切。
・閉じられた質問は、事実を確認するときなのに用いる。
・開かれた質問は、問題を明らかにするときや思いを引き出すときに用いる。
言語障害がある場合の留意点
・運動性失語の人には、閉じられた質問や絵カードを用いる。
・感覚性失語の人には、身振りなど非言語的チャンネルを活用する。
・構音障害の人には、五十音表の使用も可能なことが多い。
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