一年前のことですが、保育所と高齢者施設を合体させるというニュースが報じられました。
つまり、子供と高齢者が同じ施設内に入り混じるということ。
これまで、縦割り行政の弊害で、上記2施設の併設は認可されませんでした。
昨年春、初めての試みとして、実現する運びとなりました。
「江東区、保育と介護の複合施設を6月開設」
東京都江東区は6月、保育園と高齢者向け介護の複合施設を開く。園児と高齢者の交流スペースを設けるほか、季節行事を共同で催すことを検討している。地域の子供と高齢者がふれ合う機会を作ることで、街づくりの拠点にする。日本経済新聞 電子版(2012/4/25)より引用
これまで、このような試みは、試験的に行われたことがあります。
そのとき、信じられないようことが起きました。
歩行不能で寝たきりのおばあさんが布団で寝ていました。
すると、よちよち歩きで、今にもころびそうな子供が近づいて来ました。
そのおばあさんは、子供に気が付きました。
布団に寝ていたおばあさんは、むっくと起き上がりました。
それから立ち上がって、よろけていた子供を抱きしめました。
「火事場の馬鹿力」のようなものでしょうか。
子供の危険信号が、おばあさんの本能を呼び起こしたのでしょう。
園児と高齢者の相性がよいことは言うまでもありません。
法改正して、保育園と高齢者施設の合併が認可されることを切に望んでいます。
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今回は、昨日、はとバスツアーに参加して感じたことを書いてみたいと思います。
私は、旅が好きです。
ひとりで気の向くまま、行き先を決めずに赴くのも好き。
仲間と共に、ある程度、計画を立てていくのも好き。
今回のバスツアーのように、あらかじめコースが決められているのも好き。
どれも、他のものでは得られない楽しみがあるからです。
今回は、新宿から、はとバスで清水港へ向かいました。
清水港で、観光船に乗り、約45分のクルージングを楽しみました。
観光船は、1階、2階、屋上(オープンデッキ)の3階構造ですが、上下の移動は階段のみで、屋上への移動は、船外の狭くて急な階段しかありませんでした。
そもそも、観光船自体が、バリアフリーとして造られていません。
出入り口も狭く、パッと見て、車椅子が行き来するのは難しいと思いました。
ホテルなどの宿泊施設は、バリアフリー構造が義務付けられていますが、船やバスには、進んでいないと思います。
日本はデフレと不況が長期化し、多くの観光業者が悲鳴をあげています。
年末年始、ゴールデンウイーク、夏休み以外の平日は、閑古鳥の観光地が多いのではないでしょうか。
だとしたら、普段の平日は、高齢者や車椅子の方が気軽に旅行を楽しめるようにはならないものか。
もっと、介護タクシーとか介護旅行会社が増えて欲しい。
少子高齢化に歯止めがかからない今、高齢者や車椅子の方が旅に出て、国内観光業だけでなく日本の経済を少しでも刺激して欲しいと思います。
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昨日の長嶋さんの国民栄誉賞の感動が忘れられません。
今回は、脳梗塞について、ご紹介します。
脳梗塞は、動脈硬化などにより脳の血管が詰まる病気です。
脳梗塞は、ある日、突然、襲われる病気ではありません。
脳梗塞の前触れを、「一過性脳虚血発作(Transient Ischemic Attacks:TIA)」といいます。
つまり、TIAとは、一時的に脳の血管が詰まり、血液の流れが途絶えている状態のことです。
TIAは脳梗塞と同じく脳の血管に血栓が詰まりますが、すぐに血栓が溶けて血流が再開します。
その結果、症状は一時的なもので、すぐに戻ります。従って、脳に障害は残りません。
TIAの疑いがある症状は以下の4つです。
1.体の片側に麻痺やしびれがある。
2.顔がゆがんだり、口元がしびれている。
3.言葉が出なかったり、ろれつが回らないことがある。
4.片側の視野が暗くなっている。
引き続き、TIAのあとに脳梗塞を発症するリスクは、以下の質問に答えることでチェックできます。
・60歳以上である 1点
・高血圧がある 1点
・糖尿病がある 1点
危険な症状がある
・片側が麻痺している 2点
・麻痺はないが言語障害がある 1点
TIAの持続時間が
・60分以上だった 2点
・10~59分以内だった 1点
点数を合計し4点以上だと入院治療が必要な状態です。
TIAの治療は、「抗血小板薬」や「抗凝固薬」などによる薬物療法が中心です。
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今日は、平成25年5月5日(日)の「こどもの日」です。
巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄氏さんと松井秀喜さんが、国民栄誉賞をダブルで受賞するということで、私は、自宅のテレビの前に、釘付けでした。
セレモニーの始球式で、バッターの長嶋さんは、松井さんの投げる球を打つのではないか、という憶測もありましたが、空振りに終わりました。
とにかく、非常に感動的な授賞式でした。
今回は、長嶋さんの脳梗塞について、ご紹介したいと思います。
長嶋さんは、心原性脳塞栓症で、心臓にできた血栓が脳の血管に詰まるという脳梗塞です。
故小渕敬三首相も同じ梗塞の種類です。
長嶋さんは発症から6時間後で治療に入ったそうです。しかし、1分でも早い治療が必要な脳梗塞には、遅過ぎると言われています。
一般に、脳梗塞、心筋梗塞は発症したら遅くとも3時間以内に治療を受ける必要があります。
当時、長嶋さんは心臓に不安があったそうです。
心臓が悪いと心筋梗塞を心配しますが、心臓の不調から脳梗塞を発症することもよくあります。
また、長嶋氏は明け方に発病したと伝えられていますが、確かに、明け方が梗塞が最も起こりやすいと言われています。
長嶋さんのように健康的に見える人も、脳梗塞を起こすことがあります。これはストレス、疲労などが原因で血栓ができてしまうからです。
ミニ知識として、心臓や脳に不安感のある人は、就寝前、コップ1杯の水を飲むと、血液が濃くなることを抑えられるのでお薦めします。
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今回は、テレビの番組とその感想を書き綴ってみたいと思います。
毎週金曜の夜9時からNHK教育テレビで、「バリバラ~障がい者バラエティ~」が放送されていますが、みなさんはご存知でしょうか。
障がい者バラエティというサブタイトルが示すように、レギュラー出演者は、みんな、「明るい障がい者」の方々です。
本日(5月3日)の特集では、「ネガティブな(暗い)障がい者」が4人登場しました。
そのうちのひとりの方を、取り上げてみたいと思います。
谷井さんは、視覚障害、つまり、ぼんやりとしか見えないため、なにかと介助を要する方です。
ご本人によると、「他人に迷惑をかけるくらいなら、消え去りたい」のだそうです。
番組の一場面をご紹介します。
バス停の近くを歩いていると、そこへ、バスが到着しました。
バス停まで、まだ、10数メートルはあります。
健常者なら、急いで走るか、「乗ります!」と声を出して、運転手に知らせると思います。
ところが、この谷井さんは、立ち止まりました。理由を尋ねると、
「もしかしたら、あのバスは、もう、発車しようとしているのかもしれないので、僕のことを待ってくれているかもしれないので、先に行って下さいという意味で、立ち止まりました。」
そこで番組のナレーションは、「これぞ、谷井さんの遠慮の流儀」
次の場面は、谷井さんのストレス解消法である「ひとりカラオケ」に変わりました。
弱視のため、曲番号の入力は店員さんに頼むしかなく、メモを数枚、手渡していました。
曲の入力が終わったら、文字通り、ひとりで熱唱しカラオケを満喫しておられました。
私の率直な感想は、他人に迷惑をかけていても平気な人間がいる今の時代、「なんとしても他人に迷惑をかけたくない」というポリシーを貫いている谷井さんは、純粋な心をもった稀有な存在だと思いました。
みなさんは、どう思われますか?
コメント、書き込み、歓迎します。
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今回は、介護職に就いている私が日々、感じていることを書いてみます。
私は、たばこを吸いません。
正確には、以前は吸っていましたが、止めてから10年ほど経ちます。
「ヘルパー2級」の講座を受講していたときや、「介護職員基礎研修」を受講したときも、喫煙する講師の方が多いと感じました。
実際、私が勤務した施設でも、喫煙する介護職員は珍しくありません。
最近は、男性より女性の喫煙が増えている気がします。
医者は知りませんが、看護師は喫煙する方が多いと聞いたことがあります。
また、たばこを吸う理由は、ストレス解消とよく聞きます。
介護施設や医療機関の職員は、人間関係に悩まされるようです。
上司に叱られたり、患者さんの看護やご利用者の介助で心身が疲れます。
疲れを取るために、休憩中に一服したくなる気持ちは、よく分かります。
私としては、職員が休憩中に、たばこを吸ってもかまわないと思っています。
私は、たばこを吸わない代わりに、お酒を飲みます。
仕事を終え、帰宅してから食べる夕飯時にビール(発泡酒)は欠かせません。
タバコでも、酒でもいいのですが、仕事のストレスを翌日に持ち越さない方法を持っていないと、自分の精神、身体に異常を生じてしまいます。
介護職員は、自らのストレス解消法を見つけておかないといけません。
さもないと、要介護となり、将来のご利用者になりかねないのです。
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認知症の施設で、かれこれ3年働いていると、さまざまな症状の方と出会いました。
今回は、私が実際に、施設で経験したことをご紹介します。
最初に衝撃を受けたのは、ヘルパー2級を受講していたときの実習先でした。
3年前、初めて、「デイサービス」に、ヘルパー2級の実習生として一日を過ごしたときのことです。
そこのご利用者である80代の女性は、財布と定期を探していました。
朝から夕方のお帰りまで、自分のバックを何度も覗いては、「ないない」と。
私も一緒に探してみましたが、確かに、ありませんでした。
そこのヘルパーさんに事情を尋ねたところ、
「いつものことですから」との返事。
最初、私には、それがどういう意味か分かりませんでした。
しかし、徐々に、その意味が分かりました。
そうです。いくら探してもあるはずないのです。
元々、財布と定期は所持していないのですから。
恐らく、お勤めをしている頃を思い出していたのではないでしょうか。
外出したのに、財布と定期を持っていないことへの不安が影響しているのかもしれません。
冷静に考えると、デイサービスに着いたら、みんなとお話しをしたり、歌を唄って楽しく過ごせばいいのにと思います。
しかし、「財布と定期がない!」という思い込みは、一度、スイッチが入ると、なかなか元に戻せません。
なんせ、ご本人にとっては、一大事だからです。
実習生のとき、認知症の講義でいろいろな周辺症状を学びましたが、実際に施設で目の当たりにすると、講義の内容がよく分かりました。
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最初に衝撃を受けたのは、ヘルパー2級を受講していたときの実習先でした。
3年前、初めて、「デイサービス」に、ヘルパー2級の実習生として一日を過ごしたときのことです。
そこのご利用者である80代の女性は、財布と定期を探していました。
朝から夕方のお帰りまで、自分のバックを何度も覗いては、「ないない」と。
私も一緒に探してみましたが、確かに、ありませんでした。
そこのヘルパーさんに事情を尋ねたところ、
「いつものことですから」との返事。
最初、私には、それがどういう意味か分かりませんでした。
しかし、徐々に、その意味が分かりました。
そうです。いくら探してもあるはずないのです。
元々、財布と定期は所持していないのですから。
恐らく、お勤めをしている頃を思い出していたのではないでしょうか。
外出したのに、財布と定期を持っていないことへの不安が影響しているのかもしれません。
冷静に考えると、デイサービスに着いたら、みんなとお話しをしたり、歌を唄って楽しく過ごせばいいのにと思います。
しかし、「財布と定期がない!」という思い込みは、一度、スイッチが入ると、なかなか元に戻せません。
なんせ、ご本人にとっては、一大事だからです。
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グループホームや特養といった施設に入所しているご利用者にとって、外出の機会はそう多くありません。
ですから、満開の桜を見に行くというのは、非常に喜ばれます。
そこで、ご利用者と外出する際、配慮すべき事項を以下にご紹介します。
・目的地に、駐車場があるか。
・近くにトイレばあるか。
・ベンチはあるか。
・バリアフリーに対応しているか。
・車椅子が移動できるか否か。
・ご利用者の寒さ対策として、上着やひざ掛けを用意する。
・パット、リハパンの他に、お茶やタオルを持参する。
・撮影用のデジカメを持参する。
・一般客で混雑していないか。
その他、ご利用者と職員の数もよく考える必要があります。
職員の方が多いときは問題ありませんが、少ないときは要注意です。
途中、ご利用者が、疲労で歩けなくなることもあります。
念のため、予備の車椅子を車に積んでおくのがいいでしょう。
ご利用者にとって、外出は、歩行訓練の機会でもあります。できるだけ、ご自分で歩いて頂くようにします。
また、春夏秋冬といった、季節感を感じて頂くことも重要です。
ご家族によっては、宗教上の理由で神社へ参拝するのを嫌がる方もいらっしゃいます。
従って、一般の公園のような公共施設の方が無難です。
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ですから、満開の桜を見に行くというのは、非常に喜ばれます。
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・目的地に、駐車場があるか。
・近くにトイレばあるか。
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