社会福祉士

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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価値のハイラキーについて、ご紹介します。

価値のハイラキーとは
・ソーシャルワーカーが遭遇する倫理的ジレンマに対するガイドライン

1.クライエントの生命、健康、福利(ウェルビーイング)、生活に必要なことの権利は、守秘義務や福利、教育、レクリエーションといった追加的な「善」よりも優位である

2.ある人の福利(ウェルビーイング)は、ほかの人のプライバシー、自由、自己決定の権利よりも優位にある

3.人々の自己決定の権利は、その決定結果がほかの人の福利(ウェルビーイング)を侵さない限りにおいて、適切な知識で斟酌(しんしゃく)した教養のある自発的に決定するに値する基本的な人々の福利の権利よりも優位にある

4.クライエントの福利(ウェルビーイング)の権利は、ある種の法律、政策、機関の手続きよりも優位にある

※上記の解釈は、リーマーのハイラキーの考え方を基礎とし、ヘップワースの考え方を加えたもの


このガイドラインは、一定の方向を示したにすぎず、現実の事例に対しては、価値判断や客観的な解釈が伴う

ソーシャルワーカーは、倫理的なジレンマに遭遇したときには、複眼的な視点をもつことが重要であり、同時にスーパーバイザー等からの支援も必要となる


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2014.10.21 05:45 | 社会福祉士 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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ソーシャルワーカーによく見られる倫理的ジレンマをご紹介します。

1.守秘義務と第三者の利益を守る義務
・クラエイントがHIV感染している事実を、その配偶者や恋人に伝えるべきかといった場合、クライエントの個人情報を守る義務と他者に悪い影響を及ぼす情報を得たとき他者の利益を守る義務が相反する

2.守秘義務と社会に対する義務
・未成年のクラエイントがマリファナを使用し友人に販売していることを他言しないよう懇願し情報を開示するなら支援を受けないと迫る場合、クライエントの守秘義務と違法行為は警察に通告するという社会人としての義務とが相反する

3.自己決定とクラエイントの保護義務
・ホームレスの男性が、見ず知らずの者に襲われ、顔が腫れあがり話しをすることがままならない状態にも拘わらず病院での治療や一時入所先をすべて断るような場合、クライエントの自己決定は尊重されるべきであるが、何らかの圧力により真の自己決定でないとクライエントの保護義務と相反する

4.クライエントに対する義務と所属組織に対する義務
・病院の稼働率を上げるための過度の退院促進やサービス利用率向上のための不必要なサービス利用の強要の場合、ソーシャルワーカーはクライエントに対する義務と所属組織に対する義務とが相反する

倫理的ジレンマとは
・相反する複数の倫理的根拠が存在し、どれも重要だと考えられる場合、ソーシャルワーカーがどうすればよいのかと葛藤すること

ソーシャルワークの実践とは
・クライエントに対する義務を果たせばよいということだけではない
・クライエントだけでなく、所属組織、行政、同僚、専門性、社会のそれぞれまたはすべてに対して義務を負っている
→その結果、上記の義務や価値が対立する場合、どの義務や価値を優先するべきかといったジレンマが生じる



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2014.10.20 07:14 | 社会福祉士 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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引き続き、専門職倫理と倫理的ジレンマについて、ご紹介します。

ソーシャルワーカーが優先すべき価値
1.現実の社会が有している社会的価値
2.ソーシャルワーカー個人の有している個人的価値
3.専門職として有している価値
4.機関が保有している価値
※4つの中で、専門職としての価値が他の価値より優先される

倫理的ジレンマ
1.守秘義務と第三者の利益を守る義務
2.守秘義務と社会に対する義務
3.自己決定とクライエントの保護義務
4.クライエントに対する義務と所属組織に対する義務
5.同僚に対する義務と専門性への義務
※これらのジレンマは、倫理的判断過程に沿って、社会資源を活用して解決していく

守秘義務違反が正当化される場合の例
1.第三者に及ぶ危害が極めて重大だと予測されること
2.危害を起こす可能性が高いこと
3.リスクのある人への警告は保護以外に選択肢がないこと
4.守秘義務を破ることによって危害を予防できること
5.患者に対する危害が最小限で許容範囲内であること

7つの倫理原則選別リスト
1.生命保護の原則
2.平等と不平等の原則
3.自己決定と自由の原則
4.危害最小の原則
5.生活の質の原則
6.個人情報と守秘義務の原則
7.誠実と開示の原則
※これらの中で、1の原則が最も重用すべきもので、以下は番号順に判断していく

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2014.10.19 05:20 | 社会福祉士 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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専門職倫理と倫理的ジレンマについて、ご紹介します。

専門職倫理の概念
・ソーシャルワーカーの倫理に反する行為として、自分の立場を利用して自己の利益のために、クライエントからの報酬以外の金銭や物品の受領、保険報酬の詐欺、クライエントとの性的関係などがある

社団法人日本社会福祉士会の倫理綱領
・価値と原則」の中の「人間の尊厳」として
→「社会福祉士は、すべての人間を、出自、人種、性別、年齢、身体的精神的状況、宗教的文化的背景、社会的地位、経済状況等の違いにかかわらず、かけがえのない存在として尊重する」
・「社会正義」として
→「差別、貧困、抑圧、排除、暴力、環境破壊などの無い、自由、平等、共生に基づく社会正義の実現を目指す」

4つの倫理基準
1.利用者に対する倫理責任
2.実践現場における倫理責任
3.社会に対する倫理責任
4.専門職としての倫理責任


注目すべき倫理基準
1.説明責任
→社会福祉士は、利用者に必要な情報を適切な方法、分かりやすい表現を用いて提供し、利用者の意思を確認する
2.調査・研究
→社会福祉士は、全ての調査・研究過程で利用者の人権を尊重し、倫理性を確保する
3.他の専門職等との連携・協働
→社会福祉士は、相互の専門性を尊重し、他の専門職等と連携、協働する
4.ソーシャル・インクルージョン
→社会福祉士は、人々をあらゆる差別、貧困、抑圧、排除、暴力、環境破壊などから守り、包括的な社会を目指すよう努める


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2014.10.18 04:50 | 社会福祉士 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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引き続き、日本社会福祉士会の行動規範を、ご紹介します。

実践現場における倫理責任
1.最良の実践を行う責務
専門職としての使命と職務の重要性を自覚し、常に専門知識を深め、理論と実務に精通するよう努めなければならない。
2.他の専門職との連携・協働
所属する機関内部での意思疎通が円滑になされるよう積極的に働きかけなければならない。
3.実践現場と綱領の遵守
社会福祉士の倫理綱領を実践現場が熟知するよう働きかけなければならない。
4.業務改善の推進
利用者の声に耳を傾け、苦情の対応にあたり、業務の改善を通じて再発の防止に努めなければならない。

社会に対する倫理責任
1.ソーシャル・インクルージョン
特に不利益な立場にあり、抑圧されている利用者が、自己選択と決定の機会を行使できるよう働きかれなければならない。
2.社会への働きかけ
利用者が望む福祉サービスを適切に受けられるよう権利を擁護し、代弁活動を行わなければならない。
3.国際社会への働きかけ
国際社会において、文化的社会的差異を尊重しなければならない。

専門職としての倫理責任
1.専門職の啓発
対外的に社会福祉士と名乗り、専門職としての自覚を高めなければならない。
2.信用失墜行為の禁止
社会福祉士としの自覚と誇りを持ち、社会的信用を高めるよう行動しなければならない。
3.社会的信用の保持
専門職業の社会的信用を損ねた場合、行為の内容や原因を明らかにし、その対策を講じるよう努めなければならない。
4.専門職の擁護
社会福祉士に対する不当な批判や扱いに対し、その不当性を明らかにし、仲間を支えなければならない。
5.専門性の向上
研修、情報交換、勉強会などを通じて、常に自己研鑽に努めなければならない。


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2014.04.30 09:18 | 社会福祉士 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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日本社会福祉士会の行動規範を、ご紹介します。

利用者に対する倫理責任
1.利用者との関係
利用者との専門的援助関係について、あらかじめ利用者に説明しなければならない。
2.利用者の利益の最優先
専門職の立場を私的なことに使用してはならない。
3.受容
利用者に暖かい関心を寄せ、利用者の立場を認め、利用者の情緒安定を図らねばならない。
4.説明責任
利用者の側に立ったサービスを行う立場にあることを伝えなければならない。
5.自己決定の尊重
利用者が自分の目標を定めることを支援しなければならない。
6.意思決定能力への対応
利用者の意思決定能力の状態に応じ、利用者のアドボカシーに努め、エンパワメントを支援しなければならない。
7.プライバシーの尊重
利用者が自らのプライバシー権を自覚するよう働きかけなければならない。
8.秘密の保持
業務の遂行にあたり、必要以上の情報収集をしてはならない。
9.記録の開示
利用者の記録を開示する場合、必ず、本人の了解を得なければならない。
10.情報の共有
利用者の情報を電子媒体等で取り扱う場合、厳重な管理体制と最新のセキュリティに配慮しなければならない。
11.性的差別、虐待の禁止
利用者に対して、性的差別やセクシャル・ハラスメント、虐待をしてはならない。
12.権利侵害の防止
利用者の権利について十分に認識し、敏感かつ積極的に対応しなければならない。


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2014.04.29 10:30 | 社会福祉士 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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社会福祉士会の倫理綱領(抜粋)を、ご紹介します。

前文
われわれ社会福祉士は、すべての人が人間としての尊厳を有し、価値ある存在であり、平等であることを深く認識する。われわれは、平和を擁護し、人権と社会正義の原理に則り、サービス利用者本位の質の高い福祉サービスの開発と提供に努めることによって、社会福祉の推進とサービス利用者の自己実現を目指す専門職であることを言明する。

価値と原則
1.人間の尊厳
すべての人間を、出自、人種、性別、年齢、身体的精神的状況、宗教的文化的背景、社会的地位、経済状況等の違いにかかわらず、かけがえのない存在として尊重する。

2.社会正義
差別、貧困、抑圧、排除、暴力、環境破壊などの無い、自由、平等、共生に基づく社会正義の実現を目指す。

3.貢献
人間の尊厳と社会正義の実現に貢献する。

4.誠実
本倫理綱領に対して常に誠実である。

5.専門的力量
専門的力量を発揮し、その専門性を高める。

倫理基準
6.利用者に対する倫理責任
業務の遂行に際して、利用者の利益を最優先に考える。

7.実践現場における倫理責任
常に業務を点検し、評価を行い、業務改善を推進する。

8.社会に対する倫理責任
人々をあらゆる差別、貧困、抑圧、排除、暴力、環境破壊などから守り、包含的な社会を目指す。

9.専門職としての倫理責任
利用者、他の専門職や市民に専門職としての実践を伝え、社会的信用を高める。


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2014.04.28 08:16 | 社会福祉士 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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今回も社会福祉士とはどういうものかをご紹介します。

社会福祉士は、日本におけるソーシャルワーカー(Social Worker)で、専門的な知識や技術を用いて、援助を必要とする人たちの問題を解決する専門家です。

国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)による「ソーシャルワーカーの定義」
「ソーシャルワーク専門職は、人間の権利(ウェルビーイング)の増進を目指して、社会の変革を進め、人間関係における問題解決を図り、人々のエンパワーメントと解放を促していく。ソーシャルワークは、人間の行動と社会システムに関する理論を利用して、人々がその環境と相互に影響し合う接点に介入する。人権と社会正義の原理は、ソーシャルワークの拠り所とする基盤である。」

社会福祉士が支援する人たち
1.子供
・虐待を受けている子供
・子育てに悩んている親
・いじめなど学校での諸問題

2.家庭
・夫婦、親子間の問題
・DV(家庭内暴力)

3.仕事
・就労者
・失業者
・低所得者

4.病気
・入院患者
・通院患者

5.老化
・高齢者
・介護が必要なお年寄り
・虐待を受けているお年寄り
・介護に悩んでいる家族

6.障がい
・障がいがある人

7.災害
・災害の被害を受けた人たち
・被災地の生活支援

8.地域
・過疎地域に住んでいる人たち
・ボランティア活動の支援
・地域のネットワーク作り

9.社会問題
・差別を受けてる人たち
・ホームレス
・罪を犯した人
・犯罪の被害を受けた人たち
・外国人

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2014.02.07 08:00 | 社会福祉士 | トラックバック(-) | コメント(0) |