社会調査

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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前回に引き続き、統計学の専門用語について、ご紹介します。

偏差
・個々のデータと代表値との差のこと。代表値は一般に平均値。

分散
・データの散らばり具合い表す値のこと。偏差を2乗して合計したものをデータの個数で割った値。

標準偏差
・分散の平方根のこと。撒布度を示す値として用いられている

不偏標本分散
・標本から母集団の分散を推定するときに用いる値

標本標準偏差
・不偏標本分散の平方根のこと

歪度(わいど)
・分散が平均値を中心に左右対称となっているか否かを示す値

クロス集計
・ふたつ以上の変数のカテゴリーを組み合わせてペアをつくり、全ての組み合わせの度数を集計したもの

カイ2乗検定
・クロス集計結果が統計上有意かどうかを判断する有意確率を算出する方法
※カイ2乗値は、期待度数と観測度数との誤差の総計の値

t検定
・2つのグループの兵香港の差を検証する方法

分散分析
・グループが3つ以上の場合、平均値の差を分散の大きさの違いから検証する方法

相関関係
・2つの変装のとる値の間に何らかの関係があること

相関図(散布図)
・1つのケースに対して複数の量的データを得た調査の場合、2変数の関係を図に示して視覚化する方法

バブルチャート
・2変量がともに質的データの場合、その関係を図に示して視覚化する方法

(次回に続く)

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2014.06.15 09:06 | 社会調査 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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統計学の専門用語について、ご紹介します。

度数
・カテゴリーや階級に属するデータの数

度数分布
・各カテゴリーや階級の度数で表された全体に分布

相対度数
・度数を全体数で割った全体に占める割合(%)

累積度数
・各カテゴリーや階級に含まれる度数を加算して累積したもの

コーディング
・調査で収集されたデータを項目ごとに数値化すること

記述統計量
・得られたデータの特性を表す数値を統計的に計算したもの
1)データを代表する値を表すもの
2)データの分布の広がりを表すもの
3)データの分布のゆがみを表すもの
などがある

標本平均(平均値)
・データの総和をケースの数で割った値で通常の算術平均のこと

中央値
・データを大きさの順に並べたとき、中央にくる値のこと
※ケースの数が奇数の場合は、中央にある値が中央値となり、偶数の場合、中央に並ぶ2つのデータの平均値をとる

最頻値
・データの中で最も多い値のこと

パーセンタイル
・データを値の小さいものから順に並べ、小さい方から数えて何パーセント目の標本の値かを示す数値のこと
※中央値は50パーセンタイル

散布度
・分布の広がりを示す指標で、代表値を中心としたデータの散らばり程度を表す

範囲
・データの値について、最大値と最小値の差のこと

(次回に続く)

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2014.06.14 11:00 | 社会調査 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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統計法の概要について、ご紹介します。

1947(昭和22)年に施行された統計法は、主に、調査データのための基本的な考え方を整理した法律でした。その後、2007(平成19)年5月に改正され、2009(平成21)年4月に全面施行されました。

統計法の目的
・公的統計の体系的かつ効率的な整備及びその有用性の確保を図る
・国民経済の健全な発展及び国民生活の向上に寄与する

改正された統計法の対象
1.調査統計:統計調査により作成される統計
2.業務統計:業務データを集計することにより作成される統計
3.加工統計:他の統計の結果を加工することにより作成される統計
4.統計全般:公的機関が作成する統計

改正された統計法のポイント
1.公的統計の体系的・計画的整備の推進
2.統計データの有効利用の促進
3.統計調査の対象者の秘密保護の強化
4.統計整備の「司令塔」機能の強化


※公的統計:行政機関、地方公共団体、独立行政法人等が作成する統計のことで、閣議決定により基本計画を決め、概ね5年ごとに計画の見直しや変更を行う

※国勢統計:人および世帯に関する全数調査によって作成する統計で、10年おきに実施することになっている


※基幹統計:業務統計や加工統計を含め、国勢調査、国民経済計算などの行政機関が作成する重要な統計のこと

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2014.06.13 05:18 | 社会調査 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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全数調査と標本調査について、ご紹介します。

量的調査
・調査対象の集団から、ある規模のデータを集め、その集めたデータから元の調査対象の集団の性質を統計学的に探ろうとする調査のこと

母集団
・調査において調べたい対象のデータ全体のこと

全数調査
・母集団のすべてのデータを集める調査のこと
※正確で信頼性の高いデータが得られるが、時間、労力、費用がかかる

標本調査(サンプル調査)
・ある決まった手続きを踏んで、母集団から一部を取り出した標本データの性質から母集団の性質に対する仮説を確かめること
※標本の抽出に技術と知識を要し、調査の回収率が低いと母集団を反映できない

標本(サンプル)
・母集団から選び出された調査単位ごとの個別の調査対象のこと
標本抽出(サンプリング)
・母集団から標本を選び出すこと

サンプリングの方法
1.無作為抽出法
・確率理論により、母集団から標本を無作為(ランダム)に抽出する方法
・すべての対象が標本に選ばれる確率が等しい
※単純無作為抽出法、系統抽出法、層化抽出法、多段抽出法など
2.有意抽出法・代表的な標本として、平均や中位にあたると思われるものを抽出する方法
・偏りがあるため、母集団の代表性について統計学的に推定することはできない
※応募法、機縁法、スノーボール法、割当法など

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2014.06.12 07:13 | 社会調査 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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社会調査における倫理について、ご紹介します。

倫理規定とは、一般社団法人社会調査協会が定めた、社会調査に関する倫理をまとめたもので、研究、教育にあたる者が心がけるべき項目が示されている。

研究や調査における倫理的配慮
1.分かりやすく研究趣旨を説明する
2.調査データの用途を明示する
3.対象者に不利益を生じるリスクはすべて排除する
4.対象者の心証を害する恐れのある内容は除外する
5.対象者の負担軽減のため、最短時間で済むように計画する

※これらは、最低限、守るべきものである

社団法人日本社会福祉士会が定めた社会福祉士の倫理綱領の倫理基準の中に、専門職としての倫理責任のひとつとして、「社会福祉士はすべての調査・研究過程で利用者の人権を尊重し、倫理性を確保する」ことが定められている。

社会福祉士の倫理綱領に基づいて作成された社会福祉士の行動規範で、社会福祉士は、
1.社会福祉に関する調査を行い、結果を公表する場合、その目的を明らかにし、利用者等の不利益にならないよう最大限の配慮をしなければならない
2.事例研究にケースを提供する場合、人物を特定できないよう配慮し、その関係者に対し、事前に承認を得なければならない

と定められている。

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2014.06.04 09:31 | 社会調査 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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社会福祉士に必須の知識である社会調査の意義と目的について、ご紹介します。

社会調査とは、国(政府)、地方自治体、営利法人(企業)、非営利法人(学校、医療、福祉など)、個人(研究者、ジャーナリスト、市民など)やその集まり(団体)などが調査主体となり、さまざまな課題への理解、対応策の立案などを目的に行う調査対象の実態把握についての試みのこと

社会調査の要件
・第1要件:社会調査における手続きの合理的な可視化
・第2要件:第1要件を踏まえた上で、調査主体と調査対象との間の情報の非対称性の低減


※社会調査の合理的に可視化された手続きは、社会調査の教育・学習コンテンツを通じたルートと、パッケージソフトなどの情報関連技術を通じたルートにより、標準化された形で普及が図られるようになった。

社会調査の対象
・社会福祉における社会調査は、19世紀以降の産業化と都市化による急激な社会変動に伴う貧困、失業、犯罪、都市衛生などの社会問題を発見し、それらを解決するための社会踏査として遂行されてきた。

※社会福祉調査は、社会調査の一環であり、いわゆるセンサスと呼ばれる社会経済統計の流れと、社会改良運動と結びついた実践的な事例研究を主とする社会調査の流れに大別できる。

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2014.06.03 07:50 | 社会調査 | トラックバック(-) | コメント(0) |