社会福祉士試験対策

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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心理療法

心理療法の種類
8)箱庭療法
・箱の中におもちゃなどを自由に配置してひとつの世界を作らせ、自己治療をはかる治療法
・作品のまとまりやおもちゃの配置など、作品全体から受ける印象が大切である
9)回想法
・高齢者が過去の出来事を振り返ることで、そのときに感じた感情を追体験し、心のケアをはかる治療法
10)動作療法(臨床動作法)
・動作を通じて心理に働きかける手法で、課題となる動作を意識的に実現しようとする努力により、クライエントの日常生活における活動の活性化を図る
・成瀬悟策が提唱した心理療法
11)森田療法
・不安や恐怖などを含めたありのままの自分を認めることによって、性格傾向・行動の改善を図る
・絶対臥床期、軽作業期、作業期、生活訓練期の段階を通じて、社会復帰を目指す
・森田正馬が創始した治療法
12)内観療法
・父母、兄弟など身近な人々と自分との過去の関わりを振り返ることによって、自分と他者の理解、自己の存在価値や責任の自覚を図ることを目的としている
・具体的には、身近な人々に「してもらったこと」「して返したこと」「迷惑をかけたこと」の3つのテーマに沿って内省する
・吉本伊信が開発した心理療法
13)芸術療法
・芸術作品を制作する過程において、自己の内面イメージを表出することのカタルシス効果によって心身の健康を回復する心理療法

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2018.02.04 05:02 | 社会福祉士試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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心理療法

心理療法の種類
1)ロジャースの来談者中心療法(パーソンセンタード・カウンセリング)
・クライエントには本来自ら立ち直る力が備わっているのであり、それを引き出すのはカウンセラーの態度(無条件の肯定的関心、共感的理解、自己一致)であるとする
2)行動療法
・不適切な行動を捨てさせ、正しい行動を学習することで問題の解決を図る
・学習理論に基づく治療技法で、アイゼンクが提唱
3)精神分析療法
・患者が心に何気なく浮かんできたことを治療者に語り、過去に抑圧された無意識の内容を表出することで、現在の症状の解消を図る治療法
4)家族療法
・家族全体をひとつのシステムとしてとらえ、クライエントを含む家族全体をセラピーの対象として行う治療法
・特定の家族メンバーに生じた症状を、個人の問題ではなく家族全体の問題としてとらえる
5)ブリーフ・セラピー
・達成可能な小さな変化を目標として、短期的かつ効率的なアプローチによる治療を目指すもの
6)遊戯療法
・遊びを通じて、子供にうまく言語で表出できない自らの状況や感情を自由に表現させることにより行う治療法
7)心理劇
・集団で即興劇を行い、クライエントの自発性の回復などを促す治療法
・心理劇は、監督、補助自我、演者、観客、舞台という5つの要素からなる

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2018.02.03 07:31 | 社会福祉士試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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プロテスタンティズムと資本主義の精神

近代資本主義
・倫理的にみて正当な利潤を職業として合理的に追及しようとする態度のこと
・禁欲的で合理的な生活態度のこと
プロテスタンティズムの特質
世俗内禁欲
・単なる営利心で働くのではなく、職業を神から与えられた使命ととらえ、その使命を果たし神の栄光を増すために、世俗の中で神の道具として寝る間も惜しんで必死に働きなさい、しかも物欲や感覚的な快楽を求めてはいけない
エートス
・一定の倫理価値の実践に向けて人間を内面から突き動かしていく機動力
社会変動・社会集団
コント
・人間の精神発達が、神学的段階、形而上学的段階、実証的段階へと進化するのに伴い、社会の仕組みが軍事的段階、法律的段階、産業的段階に発達する
スペンサー
・社会進化論の立場から、社会は軍事が社会生活一切を左右する軍事型社会から個人が自由に産業に従事し、個人の自由意思が重視される産業型社会へと進化すると説いた
・軍事型社会では、個人は社会に埋没し個性を発揮することはなく同質的であるが、産業型社会では、個人は自由かつ自発的に産業に従事し、異質的である
テンニース
・歴史的に、ゲマインシャフトが優位な時代から、ゲゼルシャフトが優位な時代へと移行する
デュルケム
・社会構造の変化を社会的分業の発達という視点からとらえ、相互に類似した同質的な成員が機械的に統合した機械的連帯が、分業の発展によって、独立した人格をもつ異質の成員が分業に基づいて相互に結合する有機的連帯へと変化するとした
ウェーバー
・プロテスタンティズムの世俗内禁欲のエートスが資本主義の成立、発展と密接な関係があると主張した

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2018.02.02 06:46 | 社会福祉士試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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脳の構成
→機能と構造の面から、大脳(大脳皮質、大脳辺緑系、大脳基底核)、間脳、小脳、脳幹から構成されている
大脳皮質
・大脳のいちばん外側をおおう広い明晰を占める部分
・右半球と左半球とに分かれる
・2つの半球は、それぞれ前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉に分かれる
・大脳皮質は複雑な神経結合が構成されていて、人間の思考などの中核になっている
前頭葉
・人間の思考や理性を制御する
側頭葉
・言葉の理解、記憶の判断、聴覚・臭覚を認識する機能を担っている
前頭葉
・人間の感覚に関わる機能を担っている
後頭葉
・人間の視覚に関わる機能を担っている
大脳基底核
・視床下部、脳幹、小脳と相互に関連を持ちながら、随意運動をスムーズにし、姿勢を正しく保ち、筋肉の緊張を調節する働きをしている
・このような働きに関与している脳のシステムを錐体外路系と総称している
間脳(視床と視床下部)
・視床は、臭覚を除くすべての感覚を伝える神経線維の中継点となっている
・視床下部は、人間が生きていく上で非常に重要な自律神経の最高中枢となっていて、内臓の制御、血圧の制御、体温調整、ホルモン分泌などを行っている
小脳
・運動機能の調整
・体で覚える
脳幹(中脳、橋、延髄)
・球部とも呼ばれる
・嚥下を制御する
・循環や呼吸運動を制御し、生命の維持に重要な自律神経の中枢がある

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2018.02.01 05:21 | 社会福祉士試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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DSM-5

DSM
→アメリカ精神医学会が定義している精神病の分類基準
DSM-5の特徴
・DSM-Ⅳで用いられていた多軸診断システムを廃止
・各疾患のスペクトラム(連続体)を想定し、各障害の重症度をパーセント表示で示す多元的診断(ディメンション診断)が導入された
DSM-5による精神障害の分類
1)神経発達症群
・知的能力障害:発達期に発症し、概念的、社会的、および実用的な領域における知的機能と適応機能両面の欠陥を含む障害をいう
・コミュニケーション症群:言語、会話、およびコミュニケーションの欠陥がこの分類に含まれる
・自閉スペクトラム症群:社会的コミュニケーションおよび対人的相互反応における持続的な欠陥があり、社会的相互反応を開始したり応じたりすることができなかったり、視線や身振りといった非言語的コミュニケーションが欠落し、友好的な他者関係が構築できない障害をいう
・注意欠如、多動症
・限局性学習症
・運動症群
・チック症群
2)統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群
3)双極性障害および関連障害群
4)抑うつ障害群
5)不安症群
6)強迫症および関連症群
7)心的外傷およびストレス因関連障害群
8)解離症群
9)身体症状症および関連症群
10)食行動障害および摂食障害群
11)排泄症群
12)睡眠-覚醒障害群
13)性機能不全群
14)性別違和
15)秩序破壊的・衝動制御・素行症群
16)物質関連障害および嗜癖性障害群
17)神経認知障害群
18)パーソナリティ障害
19)バラフィリア障害群
20)今後の研究のための病態

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2018.01.31 05:00 | 社会福祉士試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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統合失調症

陽性症状
→正常では見られない異常症状の出現
・急性、比較的治りやすい
・可逆的(薬物療法が有効)
1)妄想
・現実的ではない間違った考えを正しいと信じ込み、その確信が強いために間違いを訂正することができない症状
2)幻覚
・実際には存在しない声が聴こえたり、その声に命令されたりする幻聴や確実にはないものは見える幻視などが代表的な幻覚
・その他にも現実的でない幻覚として、幻嗅、幻触などもある
3)思考奪取
・自分の考えている内容が他人から抜き取られたり、覗き見られていると思い込んでしまう症状
4)思考の吹入
・自分の考えている内容が、他人から無理やり吹き込まれたものだと思い込んでしまう症状
5)連合弛緩
・今まで学習してきた観念の連合(言葉とモノの結びつき、意味の関係性)がバラバラになり、話していても、あるテーマから、突然、何の脈略もなく別のテーマに飛躍したりする
・この症状が進行すると、話している内容が支離滅裂となり、通常のコミュニケーションが難しくなる
陰性症状
→正常な精神機能の欠落
・慢性、治りにく
・非可逆的(薬物療法の効果は少ない)
1)感情鈍麻
・快、不快や喜怒哀楽の感情表現が乏しくなり、感情が鈍麻し平板化する症状
・感情鈍麻とともに道徳観の低下が伴うこともある
2)思考の低下
・会話の量や内容が乏しくなったり、会話が途中でいきなり止まったり、相手への返答が異常に遅くなるという症状
・思考機能の減退と混乱が見られる
3)自閉
・自分の内面的な世界に閉じこもってしまい、外の世界や他人に対して全く興味関心がなくなってしまう症状
4)意欲の減退
・何事に対してもやる気が沸かず、行動力が著しく落ちてしまう不活発な状態

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2018.01.30 08:38 | 社会福祉士試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者のうつ病

高齢者のうつ病の特徴
1)身体疾患や、さまざまな薬剤による器質性・症候性うつ病が多い
2)精神運動抑制が比較的軽いため、よく動き、よくしゃべり、一見病気と思わせない
3)不安・焦燥が強く、いても立ってもいられずに家の中を徘徊したり、入院中でも廊下を行ったり来たり落着きがない
4)不定愁訴が多く心気的である
5)妄想を形成しやすい
6)意識障害(せん妄)を伴うことがある
7)精神症状が目立たずに、不眠、倦怠感、食欲不振、めまいなどの身体症状ばかりが目立つことが多い
8)抑うつ性仮性認知症を示すことがある
9)自殺率が高い

パーキンソン病
・脳が出す運動の指令が筋肉にうまく伝わらず、なめらかな動作ができなくなってしまう病気
・脳の黒質という部分の神経細胞が減ってしまうのが原因
・この神経細胞はドーパミンという神経伝達物質を作り、ドーパミンを使って体を動かす機能を調節する働きをしている
・黒質の神経細胞が減るとドーパミンも減ってしまうために運動の情報が伝わらず、様々な症状が出る
パーキンソン病の4大症状
1)震戦
・手足の震え
・pill-rolling tremor(指先で丸薬を丸めているような動き)
2)固縮
・手足のこわばり
・歯車現象(関節運動の抵抗が断続的にみられる)
3)稼働、無動
・動作が緩慢、仮面性顔貌
4)姿勢反射障害
・転びやすくなる

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2018.01.29 06:30 | 社会福祉士試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者のうつ病

高齢者のうつ病の種類
器質性うつ病
・脳にある病気を原因とするうつ病
・脳腫瘍、頭部外傷による後遺症、認知症、動脈硬化、てんかんなどを原因とする
症状性うつ病
・脳以外の身体にある病気を原因とするうつ病
・糖尿病、慢性腎不全、重症貧血、パーキンソン病、消化性潰瘍、インフルエンザ、慢性関節リウマチなどを原因とする
心因性うつ病
→精神的な葛藤や心理的なストレスによって引き起こされる
1)神経症性うつ病
・心因性うつ病はさらに、本人の意識的な精神的葛藤が原因
2)疲労性うつ病
・長期間の持続的な心理的ストレスが原因
3)反応性うつ病
・突然起こった身内の不幸や大災害などの特定のストレス体験が原因
内因性うつ病
→体質や遺伝的な原因によって引き起こされる
1)双極性うつ病
・うつ状態と躁状態が周期的に繰り返される
2)単極性うつ病
・うつ状態のみが繰り返し起こる
3)退行性うつ病
・中年期以降に発症する
身体因性うつ病
→脳や身体の病気が原因で引き起こされる
1)器質性うつ病
・脳血管障害や脳腫瘍など脳の病気が原因
2)症状性うつ病
・糖尿病や消化性潰瘍などの身体の病気が原因
3)その他
・身体の病気を治療する薬によってうつ病が引き起こされる場合もある
・これも身体因性うつ病のひとつである

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2018.01.28 07:45 | 社会福祉士試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |