
精神保健福祉士の活動の歴史
精神保健福祉士の活動の歴史
・1973(昭和48)年の日本精神医学ソーシャルワーカー協会第9回全国大会においてY氏とY氏の母親から「精神科ソーシャルワーカーの加害性」の問題提起がなされた
・このY問題に対応するため調査委員会が設置され、1980(昭和55)年には「提案委員会」が設立され、1982(昭和57)年の全国大会で「札幌宣言」が採択された
・「札幌宣言」において、日本精神医学ソーシャルワーカー協会は精神科ソーシャルワーカーの役割が、精神障害者の「社会復帰と福祉のための専門的・社会的活動」を進めることであることを基本指針として明文化した
・1997(平成9)年、精神障害者が社会復帰を果たすために、保健及び福祉に関する専門的知識・技術を用いて、さまざまな生活問題の解決を行う専門職について定めた精神保健福祉士法が制定された
・2010(平成22)年12月、精神保健福祉士法の一部が改正された。その内容は、
1)定義規定の見直しとして地域相談支援の利用に関する相談に応じることを新たな業務とすることの明確化
2)教育カリキュラム等について文部科学省と厚生労働省による共管化
3)利用者の立場にたった誠実な業務の義務
4)保健医療、福祉、地域相談支援に関するサービス提供者との総合的な連携
5)相談支援に関する資質の向上
・上記は2012(平成24)年4月より施行された
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2019.06.17 05:00 | 精神科リハビリテーション |
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精神保健福祉士の活動の歴史
精神保健福祉士の活動の歴史
・我が国における精神科ソーシャルワーカーの活動は、1948(昭和23)年に国立国府台病院において社会事業婦という名称で配置したのが始まりで、精神科医、臨床心理学者とともに臨床チームを構成した
・1950年代から精神科病院において徐々に精神科ソーシャルワーカーが採用されるようになった
・1963(昭和38)年に76名の精神科ソーシャルワーカーによって精神病院ソーシャルワーク連絡協議会が発足し、翌年11月には日本精神医学ソーシャルワーカー協会の設立総会が開催された
・日本精神医学ソーシャルワーカー協会の設立趣意書には、「精神医学ソーシャルワークは学問の体系を社会福祉学に置き医療チームの一員として精神障害者に対する医学的診断と治療に協力し、その予防及び社会復帰家庭に寄与する」と記されていた
・1973(昭和48)年の日本精神医学ソーシャルワーカー協会第9回全国大会においてY氏とY氏の母親から「精神科ソーシャルワーカーの加害性」の問題提起がなされた
・このY問題に対応するため調査委員会が設置され、1980(昭和55)年には「提案委員会」が設立され、1982(昭和57)年の全国大会で「札幌宣言」が採択された
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2019.06.16 05:00 | 精神科リハビリテーション |
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代表的な実践モデル
グループワークのモデル
社会諸目的モデル
・コノプカが提唱した
・社会的責任が担える市民を育てることを目標に、グループを通じて良識ある市民に必要な行動様式や社会的規範を身につけさせることをねらいとしている
・伝統的なグループワークの実践モデル
治療モデル
・ウィンターやトレッカーが提唱した
・具体的な課題をもつ個人を対象としてグループがつくられ、援助者による積極的な援助を通じて、グループ内の相互作用を意図的に利用することで、メンバー個人の治療や変革を目指すもの
・援助者は、変化を起こさせる人としての役割を担う
相互作用モデル
・シュワルツやコイルが提唱した
・メンバーの相互作用を活性化させることで、グループ内で互いに支え合いながら問題に取り組んでいく、相互援助システムを構築することを目的としている
・援助者は波長合わせを行い、媒介する人、可能ならしめる人としての役割を担う
生態学システムモデル
・シュルマンが提唱した
・個人と社会環境の双方の相互作用により、個人はもとよりグループ、コミュニティの社会的機能の向上、改善を促進するもの
グループダイナミクス理論
・レヴィンが提唱した
・個人の行動変容について、グループ内に発生する心理的動性を把握し活用することの効果を実証した
ストレングスモデル
・クライエントの弱点に焦点をあてる従来の援助観に対し、クライエントの強さや健康な部分に焦点をあてて、それを伸ばしていこうとする援助観
・エンパワメントと連動するもの
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2019.06.15 07:33 | 精神科リハビリテーション |
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代表的な実践モデル
ナラティブモデル
・社会構築主義の視点を心理療法やソーシャルワークに応用したもの
・過去の問題を掘り起こすのではなく、当事者自身が語る物語(ナラティブ)そのものに意味を見出す
・援助者は当事者とともに、物語の中から現状の問題を見つけ、物語を通して自己と取り巻く社会の変容をも視野に入れる援助感
グループワーク
・集団に焦点をあて、問題解決のための目的を設定し、援助者がメンバーの相互作用を活用することで、メンバー個人の社会生活能力を回復、強化し、社会生活上の問題解決や成長を図るもの
・メンバーの集団行動そのものではなく、援助者がグループの力動を用いて援助する直接援助技術である
社会諸目的モデル
・コノプカが提唱した
・社会的責任が担える市民を育てることを目標に、グループを通じて良識ある市民に必要な行動様式や社会的規範を身につけさせることをねらいとしている
・伝統的なグループワークの実践モデル
治療モデル
・ウィンターやトレッカーが提唱した
・具体的な課題をもつ個人を対象としてグループがつくられ、援助者による積極的な援助を通じて、グループ内の相互作用を意図的に利用することで、メンバー個人の治療や変革を目指すもの
・援助者は、変化を起こさせる人としての役割を担う
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2019.06.14 06:38 | 精神科リハビリテーション |
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代表的な実践モデル
代表的な実践モデル
・精神保健福祉士は精神障害者を病者としてのみとらえるのではなく、社会の生活者としてとらえ、生活全体の一部として保健や医療を位置づけ、支援することが求められる
・医学モデルが主流の医療機関内でも、福祉職として生活モデルの視点で対象者とかかわり、医療という枠内で両方のモデルを統合していく役割も必要とされる
課題中心モデル
・ライドやエプシュタインによって提案され、パールマンの問題解決モデルの流れをくみながら、短期処遇の方法として登場した
・その基礎には、一般システム理論やや役割理論、学習理論などが活用されている
行動修正モデル(行動変容アプローチ、行動変容モデル)
・学習理論をケースワーク理論に導入したもの
・条件反射の消去あるいは強化によって特定の症状の解決を図るもの
・利用者の問題に焦点をおき変化すべき行動を観察することによって、問題行動を修正しようとする考えをいう
システム理論
・ソーシャルワークを支える理論のひとつ
・システムは諸要素のまとまりという意味を持つ
・全体は諸要素から成り立ち、その個々の要素は全体と無関係のものではなく、相互に作用し合って、全体を構成しているという考え方をいう
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2019.06.13 05:00 | 精神科リハビリテーション |
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精神科デイケア
精神科デイケア
・1916年頃、イギリスのロンドンでビエラが、カナダのモントリオールでキャメロンが、それぞれ別に始めたと言われている
・日本では、1958年に国立精神衛生研究所で試験的に実施されたのが最初と言われている
・精神障害者のデイケアの位置づけを考えた場合、グループワークとしての機能に加え、生活をする場、人とかかわる場、何かをする場として位置づけることができ、また定期的なデイケアの参加が適度な生活リズムを維持する助けとなる
・医療機関における精神科デイケアは、精神障害の回復期にそのリハビリテーションンや再発予防を目的として、グループ活動を行うものである
医療機関におけるデイケア
・精神科ショートケア:3時間
・精神科デイケア:6時間
・精神科ナイトケア:4時間 ※開始時間は午後4時以降
・精神科デイナイトケア:10時間
小規模な精神科デイケア
・1日の患者数は30人を限度とする
・精神科医師及び専従する2人の従事者(作業療法士、精神保健福祉士または臨床心理技術者のいずれ1人、看護師)の3人
大規模な精神科デイケア
・1日の患者数は50人を限度とする
・精神科医師及び専従する3人の従事者(作業療法士または精神科ショートケア、精神科デイケアの経験を有する看護師のいずれか1人、精神保健福祉士または臨床心理技術者のいずれ1人、看護師)の4人
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2019.06.12 07:51 | 精神科リハビリテーション |
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リハビリテーション評価
SFS
・社会機能評価尺度とも呼ばれる生活技能評価尺度
・社会参加、対人交流、余暇活動、就労、自立などの社会的遂行能力を評価するもの
職業レディネス・テスト
・一時性の職業能力評価尺度
・職業に対する興味と職務遂行の自信度を39項目についてチェックするもの
・VPI職業興味検査は、160の職業名についての興味や関心の有無を回答するようになっている
ワークサンプル法
・経過性の職業能力尺度
・実務に用いる材料や道具等で構成した作業標本(ワークサンプル)を評価用具として、作業成績を量的あるいは質的にとらえ、作業遂行時の行動特性を観察して評価するもの
ワークパーソナリティ障害評価表
・役割の認知と受容、対人関係、指導・指示への反応、作業遂行能力の4つの概念から構成した15項目を評価するもの
WHO/QOL
・世界保健機構(WHO)が1997年に開発したQOLスケールで、一般を対象とし過去2週間における身体的機能、心理的機能、環境や利便性、対人交流や自立レベルなどを5段階で評価するもの
QOL評価尺度
・自身の生活の質に対する認識を明らかにする主観的QOL尺度と、対象者のおかれている環境や生活状況を対象者の立場に立って客観的に評価する客観的QOL尺度とがある
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2019.06.11 05:00 | 精神科リハビリテーション |
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リハビリテーション評価
REHAB
・イギリスのホールとベーカーによって開発された精神科リハビリテーション評価尺度
・パート1は、失禁、暴力、自傷、独語、空笑など7項目の逸脱行動を評価する
・パート2は、病棟内の交流、病棟外での交流、言葉の量、身支度、金銭管理など16項目の全般的行動を評価する
DAS
・世界保健機構(WHO)が1988年に開発した社会生活評価尺度で、1991年に国立精神・神経センターのグループによって「精神医学的能力障害評価面接基準」として訳出されたもの
・全般的な行動、社会的な役割の遂行、性的関係、社会的接触、職業上の役割などの10項目について、それぞれ「能力障害なし」から「最高度の能力障害」までの6段階で評価するもの
LASMI
・障害者労働医療研究会精神障害部会が1993年に開発した社会生活評価尺度
・入院から社会的自立までの生活場面で、「日常生活」「対人関係」「労働または課題の遂行」「持続性・安定性」「自己認識」の分類でトータル40項目について、「問題なし」(0点)から「大変問題である」(4点)までの5段階で評価するもの
LSP
・ローゼンらによって1989年に開発された生活技能評価尺度
・自立生活技能、対人関係、責任などの領域からなる39項目によって評価するもの
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2019.06.10 07:53 | 精神科リハビリテーション |
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