精神療法

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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災害時の精神保健活動

ストレス・災害時こころの情報支援センター
・2013(平成25)年2月、厚生労働省の委託で国立精神・神経医療研究センター内に「災害時こころの情報支援センター」が設置された
・2018(平成30)年4月よりストレス・災害時こころの情報支援センターに名称変更
サイコロジカル・ファーストエイド(PFA)
・災害、大事故などの直後に提供できる心理的支援のマニュアル
デブリーフィング(debriefing)
・災害直後の数日から数週間後に行われる急性期介入で、災害に遭うなど、つらい経験をしたあとでそれについて詳しく話し、つらさを克服する手法
災害医療におけるトリアージ
・トリアージとは、多数の負傷者に対して限られた医療資源で、可能な限り多くの命を救命するため、緊急度と重症度に応じて区分けすること
・災害医療のトリアージでは、負傷者は4つのカテゴリーに分類されてタグが付けられる
・救命措置、搬送、治療の順位は、第1順位から第4順位(赤、黄、緑、黒)の順となっている
ひきこもり対策
ひきこもり推計数
準ひきこもり群
1)普段は家にいるが、自分の趣味に関する用事のときだけ外出する
・15-39歳:36.5万人
・40-64歳:24.8万人
狭義のひきこもり群
2)普段は家にいるが、近所のコンビニなどには出かける
・15-39歳:12.1万人
・40-64歳:27.4万人
3)自室からは出るが、家から出ないまたは自室からほとんど出ない
・15-39歳:5.5万人
・40-64歳:9.1万人
広義のひきこもり群
・15-39歳:54.1万人
・40-64歳:61.3万人

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2020.01.01 05:10 | 精神療法 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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災害時の精神保健活動

災害派遣精神医療チーム(DPAT)
・自然災害や航空機、列車事故、犯罪事件などの集団災害の後、被災地域に入り、精神科医療および精神保健活動への専門的な精神医療チーム
・都道府県および指定都市は、防災基本計画に基づき、DPATの整備に努める
活動内容
・情報収集とニーズアセスメント、情報発信
・被災地での精神科医療の提供、精神保健活動への専門的支援
・被災した医療機関への専門的支援、支援者への専門的支援など
構成員
・精神科医、看護師、業務調整員
・被災地のニーズに合わせて、児童精神科医、薬剤師、保健師、精神保健福祉士や臨床心理技術を含めて適宜構成する
活動3原則
1.自己完結型の活動
・移動、食事、宿泊などは自ら確保し、自立した活動を行う
2.積極的な情報共有
・DPAT活動本部、他の医療チームとの情報共有と連携を行う
3.名脇役であれ
・支援活動の主体は被災地域の支援者である
広域災害・緊急医療情報システム(EMIS)
・DPATの活動に関する精神科医療機関の情報、避難所の情報、DPATの活動状況等は、災害派遣医療チーム(DMA)等の他の保健医療チームとも情報共有できるよう、EMISを用いて行う
災害時診療概況報告システム(J-SPEED)
・DPATの活動記録については、基本的に災害時診療概況報告システムを用いて行う

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2019.12.31 05:00 | 精神療法 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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世界のメンタルヘルスへの取組み

世界精神医学会(WPA)
・World Psychiatric Association
・1950年発足
・精神医学に関する情報を集め、広く伝達するための組織
精神保健世界行動計画(GMHAP)
・Global Mental Health Action Plan
・世界保健機構(WHO)は、2012年8月に「世界精神保健行動計画 2013-2020」を発表
障害調整生命年(DALY)
・Disability-Adjusted Life-Years
・障害の程度や障害を有する期間を加味することによって調整した生存年数
・障害調整生命年(DALY)=損失生存年数(YLL)+障害生存年数(YLD)
精神健康調査票(GHQ)
・The Global Health Questionnaire
・質問紙法による検査
・主として神経症者の症状把握、評価および発見に有効なスクリーニングテスト
世界家庭医機構(WONCA)
・World Organization of Family Doctors
・世界のプライマリケア医学を目指す一般医・家庭医が属する学会
地域に根差したリハビリテーション(CBR)
・Community-based Rehabilitation
・障害のあるすべての子どもおよび大人のリハビリテーション、機会均等化および社会統合に向けた地域社会開発における戦略のひとつ
災害時の精神保健活動
災害派遣精神医療チーム(DPAT)
・自然災害や航空機、列車事故、犯罪事件などの集団災害の後、被災地域に入り、精神科医療および精神保健活動への専門的な精神医療チーム
・都道府県および指定都市は、防災基本計画に基づき、DPATの整備に努める

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2019.12.30 09:08 | 精神療法 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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世界のメンタルヘルスへの取組み

mhGAP介入ガイド
・2008年に、世界保健機構(WHO)が開始したメンタルヘルス・ギャップ・アクション・プログラム
・精神衛生に関しての様々なGAP(格差)を是正することを目的に、プライマリーや一般病院など、精神保健専門家のいない保健医療の場でも質の高いメンタルヘルスケアを提供できるように作成された
メンタルヘルスアクションプログラム 2013-2020
・第66回世界保健機構(WHO)総会(2013年5月)において包括的メンタルヘルスアクションプラン2013-2020が採択された
メンタルヘルスの定義
・メンタルヘルスとは、人が自身の能力を発揮し、日常生活におけるストレスに対応でき、生産的に働くことができ、かつ地域に貢献できるような満たされた状態である
ビジョン
・メンタルヘルスが尊重、促進、保護され、精神障害が予防され、精神障害に罹患した人々が人権を最大限に行使し、リカビリーを促進するために、質が高く、文化に適合した保健医療ケアと社会ケアを適時に受けることのできる世界を達成すること
目標
・精神的に満たされた状態を促進し、精神障害を予防し、ケアを提供し、リカバリーを促し、人権を促進し、そして精神障害を有する人々の死亡率、罹患率、障害を低減すること

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2019.12.29 05:00 | 精神療法 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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精神保健

精神保健活動の3つの対象
・地域保健活動には、積極的精神保健、支持的精神保健、総合的精神保健の3つの対象がある
1)積極的精神保健
・地域住民を対象として、こころや身体の健康維持、生きがいつくりを行う
2)支持的精神保健
・精神疾患に罹っている人や医療を中断しがちな人を支援する
3)総合的精神保健
・地域の精神障害者を支援するための拠点づくりやボランティアの育成などを行う
危機のプロセスモデル
・フィンクは、聞きを体験した人がたどる心理的プロセスを、4つの段階で説明した
1)衝撃:強烈な不安、パニック
2)防衛的退行:無関心、現実逃避、否認、抑圧
3)承認:無感動、怒り、抑うつ、苦悶、深い悲しみ
4)適応:不安の減少、新しい価値観
喪失反応モデル
・エンゲルは、喪失の反応について、急激な喪失に続く心理過程を4つの段階で説明した
1)ショック:麻痺状態
2)否認:否認、抑うつ
3)意識化:悲しみ、不安、怒り、ひきこもり、表面的受容
4)復元:理想化、適応、現実的受容
死の受容の過程
・キューブラーロスは、死を宣告された際に、5つの過程を経て死を受容すると説明した
1)否認
・自分が死ぬということは嘘ではないかと疑う段階
2)怒り
・なぜ自分が死ななければならないのかという怒りを周囲に向ける段階
3)取引
・なんとか死なずにすむように取引きしようと試みる段階
4)抑うつ
・無力感が感じる段階
5)受容
・最終的に自分が死にゆくことを受け入れる段階

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2019.12.28 05:00 | 精神療法 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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精神保健

ストレスと精神の健康
・セリエは、ストレスを外部環境からの刺激によって起こる歪みに対する非特異的反応と考えた
ストレッサー:ストレスを引き起こす外部環境からの刺激
ストレス反応:ストレッサーによって生じる反応
コーピング
・ストレス要因は、それがもたらす感情に働きかけて、ストレスを除去したり緩和したりすること
レジリエンス
・ストレス、病気からの回復力
燃え尽き症候群(バーンアウト)
・仕事などでエネルギーや力を過度に使い過ぎることによって引き起こされる
・情緒的消耗感、脱人格力、個人的達成度の低下などがみられる
メンタリング
・経験豊かな年長者が若者と交流し、対話や助言によって自発的な成長を支援すること
予防精神医学
・カプランは、地域精神医学を「予防精神医学」と呼び、第一次予防、第二次予防、第三次予防という概念に分けて考えた
第一次予防
・精神障害をはじめとするメンタルヘルス不調の発生を未然に防ぐための取組み
・早期発見し、治療を受けることによって病気の重症性を防ぐ
第二次予防
・病気を早期に発見し、迅速に適切な対応をとるための取組み
・早期発見し、治療を受けることによって病気の重症化を防ぐ
第三次予防
・現在の病状を適切に把握、管理し、病気の重症化を防ぐための取組み
・リハビリテーション等により機能回復を図り、後遺症の予防、社会復帰、再発防止を目指す

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2019.12.27 05:00 | 精神療法 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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精神保健

エリクソンの発達段階説
・エリクソンは、各発達段階にそれぞれ心理・社会的危機を想定し、その危機にどのように向き合ったかで、その人のその後の人生は変わってくるとし、社会的、対人関係の視点から心理、社会的発達を8つの段階にまとめた
1)乳児期
・「基本的信頼vs不信」達成すると→希望
2)幼児期
・「自律性vs恥・疑惑」達成すると→意思
3)遊戯期
・「積極性vs罪悪感」達成すると→目的
4)学童期
・「勤勉性vs劣等感」達成すると→適格
5)青年期
・「同一性vs同一性拡散」達成すると→忠誠
6)初期成年期
・「親密vs孤立」達成すると→愛
7)壮年期・中年期
・「生殖性vs停滞」達成すると→世話
8)老年期
・「統合vs絶望・嫌悪」達成すると→英知
ライフサイクルでみられる精神保健
乳幼児期
・マタニティブルーズ(産後1週間くらいまでに起こる気持ちの落ち込み)
・産後うつ、産縟期精神障害、産後うつ病、子育て不安
・母性の欠如、児童虐待
学童期
・自閉スペクトラム症、注意欠陥・多動性障害、学習障害、精神遅滞など
・不登校、いじめ
思春期
・非行、学校内暴力
・少年犯罪、薬物依存
・摂食障害、過換気症候群、自傷行為
・統合失調症、双極性障害
青年期
・性同一性障害(性別違和)
・社会的引きこもり、ニート
・モラトリアム、スチューデント・アパシー
壮年期・中年期
・うつ病、自殺
・アルコール依存、ギャンブル依存
・DV
・空の巣症候群
老年期
・認知症、要介護
・自殺

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2019.12.26 07:35 | 精神療法 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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心理検査

人格検査
2.投影法
主題統覚検査(TAT)
・モルガンとマレーが考案
・動作途中にある人物や抱擁している男女、肖像画のようなスタイルをとる女性、人のいない風景などが描かれた31枚の図版から20枚を選択し、被験者に自由に物語ってもらう
ロールシャッハテスト
・ロールシャッハが考案
・インクの染みは10枚の図版となって人格投影検査として用いられている
バウムテスト
・コッホが考案
・被験者が描く「1本の実のなる樹」の絵からパーソナリティの発達的な側面などを検討する
P-Fスタディ(絵画欲求不満テスト)
・ローゼンツァイクが考案
・日常生活における欲求不満場面が描かれた絵を提示し、その反応で3つの攻撃型(外罰、内罰、無罰)と3つの反応型(障害優位型、自我防衛型、欲求固執型)により分析し、人格を評価する
文章完成検査(SCT)
・投影法心理テストであり、あらかじめ書かれている未完成の刺激分の続きについて思いつくことを自由に記述してもらう
その他
状態-特性不安検査(STAI)
・状態不安と特性不安を別々に測定する尺度で、各20項目ずつの質問に答え、自己採点もできる
ベントン視覚記銘検査
・図形を用いた記銘力検査
・視覚認知、視覚記銘、視覚構成能力を評価し、脳疾患の可能性を診断する
内田-クレペリン精神作業検査
・一列に並んだ数字を連続加算する作業を繰り返し、その作業速度の変化を示す作業曲線から、モチベーション度、緊張の持続度、注意集中度を評価し、人格を評価する

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2019.12.25 00:00 | 精神療法 | トラックバック(-) | コメント(0) |