認知症介護と障がい者支援2013年07月

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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冷え症は、症状別に、3つの代表的なタイプに分類されます。

1.「手足など末端が冷える」タイプ
手足などの末端が痛いほど冷えます。
むくみやすく、しもやけができやすいといった症状を伴います。
東洋医学では、「血」が停滞して起こると考えられています。
漢方薬は、9種類の生薬からなる「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」が使われます。

2.「冷えのぼせ」タイプ
足は冷えるが、顔や上半身は熱くてのぼせます。
イライラしたり、肩こり、頭痛、便秘などの症状を伴います。
東洋医学では、「気」の乱れから起こると考えられています。
漢方薬は、10種類の生薬からなる「桂枝茯苓丸」が使われます。

3.「全身が冷える」タイプ
体力や新陳代謝が低下している人に多く見られます。
東洋医学では、「水」が停滞することから起こると考えられています。
漢方薬は、5種類の生薬からなら「真武湯」が使われます。

漢方薬は、生薬の足し算が基本で、数種類の生薬で構成されています。
さまざまな生薬を足し合わせることで、より効果を増すことができ、同時に、副作用を軽減することにもなります。

漢方薬は、4週間服用して効果を判定します。
症状が改善されれば服用を続け、改善されない場合は、漢方薬の種類を変えたり、ほかの漢方薬を追加したります。

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2013.07.31 00:39 | 生活術 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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生活習慣を改善しても冷え性がよくならない場合、漢方薬を服用します。

東洋医学では、人間の体や病気に対して、西洋医学とは考え方が異なります。

東洋医学の考え方のひとつに、「気・血・水」という概念があります。
以下、簡単にご説明します。
「気(き)」は、消化吸収機能と自律神経系の機能を表します
気が乱れると現れる症状:
・気虚 気力不足、気力低下
・気うつ 気持ちが沈む
・気逆 イライラしやすい


「血(けつ)」は、循環器や内分泌に関連した機能を表します
血が乱れると現れる症状:
・瘀血(おけつ) 血流の停滞、血行不良
・血虚(けっきょ) 血液不足、皮膚や粘膜の乾燥


「水(すい)」は、主にリンパ液を表します
水が乱れると現れる症状:
・水毒(すいどく) 水分のアンバランス、むくみ、下痢

東洋医学では、これらの3つのバランスを整えることで健康が維持され、バランスが乱れると病気になると考えます。

バランスの乱れによる心身の状態は、気虚、気うつ、気逆、瘀血、血虚、水毒に分類され、それぞれ異なる症状が現れるとされています。

これらの乱れを漢方薬によって整えていくのが漢方治療です。

漢方治療では、冷え症の方に対し、同じ薬が使われるわけではありません。現れている症状や状態に合う漢方薬を選択します。


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2013.07.30 10:53 | 生活術 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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冷え症を改善する4つのポイントを以下にご紹介します。

1.運動
一日30分、もしくは3km、少し早足で歩く。
例えば、一駅手前で降り、自宅まで歩いてみる。

2.朝食
必ず朝食を食べましょう。
体内の熱は、食べ物から作られるので、必ず朝食を食べるようにする。また、バランスのよい食事を、一日3食、とるようにする。

3.服装
薄着や露出はなるべく避けて、全身の熱を逃がさないようにする。
手袋、マフラー、腹巻きにカイロを使うのも効果的です。

4.入浴
短時間の入浴では体の表面しか温まらないので、38度くらいのぬるめの湯に10分から15分といった長い時間入る。できれば、半身浴の方がよい。また、寝る前に足が冷える場合、足湯をすると全身の血液循環がよくなり手足の先端まで熱が運ばれます。

まずは、これらの生活習慣を見直して、冷え症を改善してみましょう。

次に、生活習慣を改善しても、冷え性がよくならない場合、「漢方治療」を試してみましょう。

西洋医学では、今、現れている症状の原因を突き止め、それに対処する治療が行われます。そのため、原因がはっきりしないと、治療法が決められないこともあります。

一方、東洋医学では、患者さんの訴える症状を重視し、それを改善するための治療を行います。漢方薬を服用することで、冷えの症状を改善していきます。
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2013.07.29 09:17 | 生活術 | トラックバック(-) | コメント(0) |



前述した冷え性の3つの原因は、いずれも次に示す生活習慣と深い関わりがあります。

・衣類の要因
短いスカートや薄着などは、体内で作られた熱が逃げて、体が冷えやすくなります。また、体を締め付ける衣類は、血液の循環を悪くするため、体の末端に熱を運びにくく、手足の先端が冷える原因となります。

・食生活の要因
必要となる食事量を下回ると、体内で熱を作り出すのに必要なエネルギー源が不足し、その結果、作られる熱も不足します。冷え性で苦しんでいる人には、朝食をとらない人が多く見られます。

・室内環境
エアコンに頼りすぎた環境では、自律神経に乱れが生じやすくなります。これは、寒暖を感じるセンサーの機能が鈍くなり、実際には体が冷えていなくても、冷えを感じてしまうからです。また、エアコンの冷気で体が冷え過ぎることもあります。

・運動不足と筋力低下
普段からあまり運動をしない人は、食事で取った食べ物から生成されるエネルギー源がうまく燃焼できず、体内でつくり出される熱量が少なくなります。また、体の熱は、エネルギー源を元に、主に筋肉が作り出します。運動不足で筋肉を動かさないと筋力が低下し、冷えを助長します。

冷え性が女性に多い理由は、以下に示すように、女性の方が冷え性を招く生活習慣に当てはまりやすいことがあります。
・ファッションを重視した過度の薄着をしたり、極端なダイエットのため、朝食を抜く
・女性は男性に比べ、筋肉量は少なく、体内で作られる熱も少ない
・月経、出産、閉経に伴って、ホルモンのバランスが崩れやすく、自律神経の乱れを生じる


男性にも冷え性はあり、男女比では、1対4の割合です。また、男性の冷え性は、ストレスが関係していることが多いのが特徴です。

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2013.07.28 10:58 | 生活術 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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一般に、女性に多い「冷え性」とは、病気でしょうか?

西洋医学から見ると、「冷え」には血圧や血糖値のような病気として捉えるための基準や指標がないため、治療の対象にはなりません。つまり、病気ではないのです。

一方、東洋医学では、患者さんから「冷える」という訴えがあれば、「冷え性」という病気として捉えます。つまり、患者さんの訴えを重視して治療が行われるのです。

冷えの背景には、ごくまれですが、病気が潜んでいる場合があります。
例えば、
・心不全などの心臓の病気
・閉塞性動脈硬化症
・膠原病(こうげんびょう)
・甲状腺機能低下症
・貧血

などが原因で「冷え」が起こることはあります。

冷え性の主な原因
・体内でつくられる熱量が少ない
体内では、食事でとった食べ物から生成されるエネルギー源を燃焼させることにより、熱が作り出されます。従って、食事量が少なかったり、胃腸の働きが低下すると、十分な熱を作ることができなくなり、冷えが生じます。
また、筋肉は、体内で最も多く熱をつくり出しているため、運動不足などで筋肉の量が少なくなると、熱を十分に作ることができず、冷えが生じます。

・体内で作られた熱をうまく運べない
動脈硬化などで血管の内腔が狭くなると、血液の循環が悪くなり、体内で作られた熱を体の隅々まで送り続けることができず、冷えが生じます。

・自律神経の乱れ
自律神経の働きに乱れが生じると、体が冷えているわけではないのに、冷えを感じることがあります。この場合、本人が冷えるといった箇所を他の人が触っても冷たくはありません。

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2013.07.27 12:51 | 生活術 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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今回は、以前、勤務していたデイサービスでの一日をご紹介します。

昨年の4月、お花見を一通り終えて、園芸レクを企画しました。

先ず、ご利用者を乗せて、車で、ホームセンターへ行きました。

購入したのは、ひまわりと朝顔の種、培養土、プランター4つ。

実は、買い物も立派なリハビリテーションの一環です。

朝顔と言っても、色違いのものから、模様が違うものあり多品種あります。

パッケージを見て、どの種がいいかをご利用者に選んで頂きました。

ひまわりも同じく多品種ありました。

私は、買い物のカートを押して店内を回りました。

必要な物が全て揃ったら、レジへ行きます。

専用の財布をご利用者に渡して、支払いをお願いしました。

全てのご利用者が出来るわけではないので、注意が必要です。

今日は、お釣り間違いなく受け取ることが出来ました。

買い物を終えて、施設に戻りました。

ご利用者と職員が全員、中庭に集合しました。

まず、お茶を飲んで一息入れました。

テーブルにプランターと培養土を載せました。

ご利用者にシャベルを渡し、培養土をプランターへ移して頂きました。

4つのプランターに土を移し終えたら、ジョーロで水をまいて頂きました。

袋から種を取り出し、撒いて頂きました。

最後に、朝顔とひまわりと書いたラベルをプランターにさして頂きました。

お気づきとは思いますが、これらの作業は、ご利用者にお願いしています。

職員がやってしまって、ご利用者が見ているだけでは意味が無いのです。

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2013.07.26 09:01 | 管理人のつぶやき | トラックバック(-) | コメント(0) |
急性の下痢は、腸内の悪いものを排除しようとする体の防御反応です。

自己判断で下痢止めの薬を服用すると、症状が悪化することもあります。

従って、原因がよく分からずに下痢止め薬を飲むのは危険ですので避けましょう。

下痢をしたときの対処法を以下に示します。


1.脱水症に注意する
下痢から脱水症や塩分不足につながる可能性が高いので、経口補水液で水分と塩分を補給しましょう。

2.以下に示す食べ物は避ける
・腸を刺激する食べ物
炭酸飲料、柑橘系ジュース、冷えた飲み物、糖分の多い飲み物、アルコール、カフェイン、香辛料など。
・その他
生もの、食物繊維、脂肪の多い食物

3.以下に示す食べ物をとる
おかゆ、うどん、野菜の煮物、豆腐、白身魚など消化のよい食べ物

4.お腹を冷やさないようにする

冷えすぎのエアコンや薄着で、お腹を冷やさないようにしましょう。

5.ストレスをためない
環境の変化や健康への不安などのストレスが慢性的な下痢を起こしたり、下痢と便秘を交互に起こしたりします。ストレスうまく解消するようにしましょう。

6.食中毒に注意する

高齢者の場合、細菌やウイルスが付着した食べ物を少し食べただけでも食中毒を発症しやすく、容態が急変することもあるため注意が必要です。

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2013.07.25 12:00 | 生活術 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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むくみとは、体の水分が異常に増加した状態のことで肥満とは違います。

むくみの判断は、足のすねを10秒ほど指で強く押しつけます。

へこみが出来ればむくみで、出来なければむくみではありません

高齢者は、むくみに気付きにくいので、周囲の人が注意しましょう。

むくみがあるときの対処法を以下に示します。

1.足を高くして寝る
夕方になると足がむくむという場合、座布団をしくなどして足を高くして寝てみましょう。

2.適度な運動をする
同じ姿勢を長時間続けたり、体が冷えたりすると血行不良になりむくみやすくなります。適度に体を動かすようにしましょう。

3.塩分やアルコールは控える
塩分やアルコールの取り過ぎは、むくみの原因となります。血圧も上がりやすくなるため、適量を心がけましょう。

むくみがある場合、以下の項目もチェックして下さい。
・全身がむくみ、むくみは指で押すとへこむ
・体重が数日で2~3キロ以上、増加した
・尿の量が少ない
・動いたり、仰向けで寝ると息苦しい
・心筋梗塞、狭心症、高血圧、糖尿病、脂肪異常症の治療をしている

上記のうち、ひとつでも当てはまる場合、病院で受診して下さい。

全身におこるむくみは、心臓、腎臓、肝臓の病気が原因の可能性が高いです。

高齢者は、栄養不足や塩分の過剰摂取もむくみの原因となります。

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2013.07.24 09:22 | 生活術 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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嘔吐にもさまざまな原因があります。

吐いたときの対処法を以下に示します。

1.横向きに寝かせる
吐いた物がのどに詰まって窒息したり、誤って気管から肺に入ってしまう誤嚥(ごえん)を防ぐため、横向きに寝かせます。
横向きになれないときは、あおむけに寝かせ、頭を横に向けます。背中の左側または右側に枕をいれ、体を斜めに傾けます。ベルトなど体を締め付けるものは、はずしましょう。

2.吐いたものを取り除く
うがいをするなどして、口の中に残っているものを取り除きます。
うがいができない場合、ぬらしたガーゼで口の中をきれいにしましょう。
また、入れ歯をしている場合は、はずして下さい。

3.水分と塩分を補給する
何度も吐くと、水分と塩分が失われ、脱水症とともに塩分不足になります。
経口補水液で水分と塩分を補給しましょう。

吐き気が続く場合は、我慢させずに、吐きたいだけ吐かせましょう。

薬で吐き気を抑えるのは、症状が悪化する可能性があります。

あとで医師に伝えるため、吐いたあとは、どのようなものを吐いたか、メモしておきます。

また、吐くほかに、腹痛、下痢、発熱、頭痛、めまいなどの症状がないか、頭をぶつけていないか、新しい薬を服用していないかもチェックしましょう。

但し、吐いたもので汚れた衣類や寝具があれは、直ちに交換しましょう。

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2013.07.23 07:45 | 生活術 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者は、食べ物を飲み込む力、嚥下(えんげ)機能が低下したり、舌の動きが悪くなって、飲食物が気管に入りやすくなり、食事中にむせたり、せき込んだりします。これを誤嚥(ごえん)と言います。

誤嚥は、肺炎の原因となるので、高齢者には要注意です。

せきが出るときの主な対処法を以下に示します。

1.ゆっくり時間をかけて食事をする
誤嚥を避けるために、
・食材を食べやすい大きさにする
・ひと口の量を少なくする
・飲み込みやすくるため食材にトロミをつける
・食事のペースをゆっくりする

といった工夫が有効です。

2.免疫力を高める
肺炎を防ぐには免疫力を高めることが大事です。そのためには、栄養バランスのよい食事をとり、適度な運動と十分な睡眠を心がけましょう。

3.座った姿勢で、食事や水分補給をする
寝た状態で食事や水分をとるのは難しいだけでなく、誤嚥の原因となります。寝ている場合でも、上半身を起こして座った姿勢で食事や水分補給をするようにしましょう。それでもせき込んだときには、せきが止まったときを見計らって、水やお茶などを飲むようにしましょう。

口の中にはさまざまな細菌が生息しており、この細菌がまざった食べ物や唾液が気管から肺に入ってしまうために発症するのが「誤嚥性肺炎」です。

一歩間違えば、命を失うこともあるため注意が必要です。予防策のひとつに、口腔ケアをして口の中を清潔に保つことが有効です。

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2013.07.22 00:01 | 生活術 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者は、複数の診療科にかかり、数種類の薬を服用している方も珍しくありません。

数ある薬の中でも、降圧薬、糖尿病薬、睡眠薬、抗不安薬などの副作用でめまいをおこすことがあります。

この場合、いつも服用している全ての薬、もしくは、お薬手帳を持参し、医師か薬剤師に相談しましょう。

めまいがするときの基本的な対処法を以下に示します。

1.安静にする
照明を落とした静かな部屋で、衣服をゆるめ、安静にします。吐き気があるときは、嘔吐物がのどに詰まるのを防ぐため、横向きに寝かせます。枕元にはタオルや洗面器を用意しておきましょう。

2.水分と塩分を補給する
唇や口の中、皮膚が乾いていたり、尿が出ていない場合、脱水症か塩分不足によるめまいが考えられます。この場合、経口補水液を飲ませ、水分と塩分を補給しましょう。

3.栄養をとり、運動をする
貧血、栄養不足、体力低下もめまいを起こす原因となります。この場合、栄養バランスのよい食事をとり、適度な運動をするようにしましょう。

脳梗塞、脳出血、不整脈、心筋梗塞低血糖、脱水症、塩分不足、メニエール病など、めまいの原因はさまざまです。

赤字で示した重大な病気が原因のこともあるので、「軽いめまい」と見過ごさないようにしましょう。

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2013.07.21 09:36 | 生活術 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者にとって、食欲は健康のバロメーターです。

食欲が落ちるのは、どこか体の調子が悪い証拠です。

例えば、
・噛み合わせが悪い
・入れ歯が合ってない
・飲み込み機能が低下している

といったことが原因で、食欲がなくなることがあります。

また、心身の疲れやストレスがたまると食欲が低下します。

この場合、休養と睡眠を十分にとることが有効です。

軽い体操やぬるめのお風呂に入ってリラックスするなど、ストレスを解消しましょう。

食欲がないとき、特に注意したいことは、水分と塩分の補給です。

食事から水分と塩分が摂れないため、脱水症を起こすことがあります。

この場合、経口補水液などで補うようにしましょう。

安静にしていも皮膚や呼吸から水分が失われることを不感蒸泄と言います。

大人の場合、一日で体重1kg当たり20ml、例えば、体重50kgの人は、一日に1リットルの不感蒸泄があります。

一日中、寝ていたとしても、1リットルの水分は失われます。

適切な水分補給が欠かせないのは、そのためです。

また、食欲低下は、栄養不足を招き、体調を崩す原因になります。

果物や野菜スープ、味噌汁など、ひと口でも何か食べることが大切です。

プリンやアイスクリームといった高脂肪、高カロリーの食品は、食欲がないときの栄養補給にはとても有効です。

最後に、肺炎、心不全、腎不全、肝臓病、ガン、感染症といった重い病気が原因のこともあります。

従って、食欲がないことを、安易に見過ごさないようにしましょう。

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2013.07.20 07:46 | 高齢者 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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冷蔵庫内の温度を10度以下にすることに加え、食中毒菌を繁殖させないために心がけることをご紹介します。

1.冷蔵庫内の菌は、ビニール袋内に密封する
生の肉や魚、野菜に付着した泥など、冷蔵庫の中には食中毒の危険がいっぱいあります。生の肉や魚は、ビニール袋に入れる。野菜は泥を洗い落としてからビニール袋へ入れます。実は、泥はバクテリアのかたまりで雑菌だらけなのです。

2.食材に適した場所に収納する
冷蔵庫のゾーン別の温度を以下に示します。
・冷蔵室 3~5度 
ドアポケットは、開閉により、若干、高くなります。
・野菜室 5~7度
冷蔵室より温度は高め。そのため、生ものを野菜室に入れるのは、食中毒の危険あり。
・チルド室 0度
チーズやヨーグルトなどの乳製品や納豆などを入れます。
・パーシャル室 -3度
食肉や魚などを入れる パーシャル室がない場合、チルド室に入れます。
・冷凍室 -18度
冷凍しても菌は死なずに生きている。解凍すると復活するので要注意。

3.7割収納で、整理整頓
冷蔵庫で食中毒菌が繁殖しないようにするには、中身を入れ過ぎないことが大切です。
また、冷気の噴き出し口をふさがないようにすることも大切です。
庫内の品物を7割程度に抑えると、冷気循環の効率がよくなります。
どこに何があるか、一目で分かるように収納しておけば、扉を開けて探す時間が短くなり、庫内の温度上昇を最小限にすることができます。
入れ物の底に汁やタレがこびりついているのも危険です。こまめに掃除をして、清潔を保ちましょう。

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2013.07.19 11:29 | 生活術 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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食べ物は冷蔵庫に入れておけば大丈夫と思っていませんか。

腐敗した食品を食べて食中毒になることはありますが、生肉に触れた手をよく洗わずに野菜を切れば、手から感染することもあります。

この感染を防ぐには、
・手をよく洗う
・包丁やスポンジは除菌する
・まな板は、肉・魚用と、生食用とに分ける

ことが効果的です。

世の中に、無菌状態という場所はほとんど存在しません。冷蔵庫の中も例外ではなく、生の肉や魚が食中毒の原因となることがあります。

食中毒菌が冷蔵庫の中に存在していても、庫内の温度が10度以下なら心配ありません。しかし、10度を超えると危険な状態と言えます。


冷蔵庫の庫内温度を上げる要因

1.冷蔵庫を開けている時間が長い
30秒開けっ放すと、元の温度に戻るのに2分半かかるという実験結果があります。

2.冷蔵庫の中にぎっしりモノが詰まっている
中身が多いほど庫内は冷えにくくなります。特に、冷気の吹き出し口をふせぐのはいけません。

3.何がどこに入っているか分からない
探し出すのに時間がかかり、結果的に冷蔵庫内の温度が上がってしまう。

4、熱いものをそのまま冷蔵庫に入れる

みそ汁やカレーの鍋ごと冷蔵庫に入れるのは危険。鍋の温度が下がっていないと庫内温度は上がります。

5.冷蔵庫内の設定温度が高いままにしている

温度設定が強、中、弱とある場合、強で約5度、弱だと約10度と温度に幅があります。夏場は5度前後になるよう設定して下さい。

これらの点に気を付けて、冷蔵庫内の温度が10度以下になるようにしましょう。

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2013.07.18 10:55 | 生活術 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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夏に特に気を付けたいのは、熱中症の他に、食中毒対策も大切です。

食中毒の種類、特徴、症状などを簡単にご紹介します。

食中毒とは、有害な微生物や毒素を含む食品をとることで起きる下痢や嘔吐などの疾病のことです。

主な原因は、肉、魚、貝、卵などの付着した原因菌を食べたり、飲んだりすることで起きます。

主な症状は、気持ちが悪くなって嘔吐したり、腹痛や下痢、発熱など。特に、小児や高齢者は、脱水症状や血便を伴うこともあります。

数ある食中毒の中でも、特に気をつけたいのは、細菌性食中毒ウイルス性食中毒です。

・細菌性食中毒には、サルモネラ菌、カンピロバクター、O157(腸官出血性大腸菌)などがあり、夏に多く発生します。

・ウイルス性食中毒には、ノロウイルス、ロタウイルスなどがあり、冬に多く発生します。

発生件数の多い食中毒
1.ノロウイルス
発生件数第一位。弁当や惣菜といった複合調理食品や二枚貝などが主な原因。感染力が極めて強いのが特徴。

2.カンピロバクター
主な原因食品は、鶏肉。潜伏期間が2日から5日間と、比較的長めなのが特徴。他に、下痢便には腐敗臭がします。

3.サルモネラ菌
卵や食肉、それらの加工品が原因。潜伏期間は12時間から24時間と短く、下痢や嘔吐を引き起こします。

食中毒の細菌の多くは、10度から40度が増殖する温度範囲です。また、無味無臭で付着しても気が付かないのが特徴です。


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2013.07.17 13:10 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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発熱の原因と正しい体温の測り方を、ご紹介します。

発熱の主な原因は、
・風邪やインフルエンザなどのウイルス感染
・肺炎や尿路感染症などの細菌感染

のふたつです。

そもそも発熱は、ウイルスや細菌などに対する体の防御反応のひとつなのです。従って、むやみに解熱剤で熱を下げるのは得策ではありません。

発熱が長期間に及ぶ場合、体力が徐々に奪われるため、全身の状態をよくみて、適切な治療を行うことが大事です。但し、熱があっても活発に動くことができ、食欲もあれば大丈夫です。重い感染症の心配はありません。

正しい体温の測り方を以下に示します。
1.いつも決まった時間に測る
2.汗をかいたままでは不正確なので、汗をよくふいてから測る
3.水銀タイプ、電子体温計など、種類によって多少の誤差があるため、いつも同じ体温計を使って測る
4.食事、入浴、運動、会話をしたあとは、体温が高めのため避ける

すでにご紹介したように、高齢者は脱水症になりやすいので、注意が必要です。発熱による激しい発汗があると、汗と一緒に水分と塩分(ナトリウムやカリウムといった電解質)も多量に失われ、脱水症をおこしやすくなります。

水やお茶などでは塩分の補給が不十分なため、水分と塩分を適切に補給できる経口保水液を飲むのがよいのです。

最後に、経口保水液の作り方をご紹介します

水1リットルに、塩3グラム、砂糖40グラムをかきまぜれば出来上がり。

飲むと甘く感じるかもしれませんが、体に吸収しやすい配合になっています。
但し、カリウムは含まれていないので、市販されている経口補水液の一時的な代用品とお考え下さい。

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2013.07.16 12:41 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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熱が出たとき(38度以上)の処置方法をご紹介します。

1.悪寒のときは温め、汗をかいているときは冷やす
悪寒(発熱によりゾクッと寒気を感じる)がするときは、衣類や寝具を増やしたり、部屋の温度を高めにして体を温めます。
逆に、汗をかいているときは、汗をふき、衣類や寝具を減らしたり、冷却剤などを使って体を冷やします。

2.部分的に冷やす
熱が高いときは、保冷剤などを布にくるみ、太い動脈が走っている「首」、「わきの下」、「足の付け根」を冷やすのが効果的です。額を冷やすのは、気持ちはいいですが太い血管がないため、体を冷やす効果はあまりありません。

3.汗をかいたらこまめに着替える
汗は体を冷やすために出るものですが、汗をかいたままにすると体が冷え過ぎてしまいます。こまめに汗をふき、着替えるようにします。

4.消化のいい食事をとる
発熱により胃腸の働きが低下するので、消化のよいものを食べるのが基本です。特にビタミン類は免疫力高める作用があるので野菜や果物がお奨めです。

5.平熱を知っておく
体温は、早朝がもっとも低く、夕方には、0.5から1.0度、高くなります。普段から平熱を把握しておくことが大切です。
35度以下を低体温と言いますが、要注意です。すぐに医師に相談して下さい。

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2013.07.15 09:41 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者にとって脱水症が恐ろしい理由をご紹介します。

1.熱中症になりやすく、重症化しやすい
熱中症とは、暑い環境で発生する障害の総称で、体温の上昇による障害と脱水症によって起こります。
元々、脱水気味の高齢者は、温度が高い環境下では熱中症になりやすく、しかも短時間で悪化しやすい傾向があります。また、屋外だけでなく室内でも熱中症になる傾向があります。

2.脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすい
血液の8割から9割は水分です。脱水症で水分が減少すると、血液の濃度が上がり、粘土が高まり(ドロドロになる)、血液のかたまり(血栓)が出来やすくなります。この血栓が、脳の血管に詰まれば脳梗塞、心臓の血管に詰まれば心筋梗塞を起こします。特に、睡眠中は、水を飲まないため水分が不足しがちで、明け方に、これらの病気が起きやすくなります。

3.風邪やインフルエンザなど感染症を起こしやすい
体内の水分が不足すると、ウイルスや細菌の侵入を防ぐ、のどや鼻の粘膜の働きが弱まり、感染症にかかりやすくなります。ちなみに、インフルエンザや肺炎でなくなる人の8割以上は、高齢者です。

4.せん妄がおこりやすい
いるはずのない人や虫が見えたりする幻覚、聞こえるはずのない声や音が聞こえる幻聴は、せん妄と呼ばれる意識障害のことです。せん妄は、よく、手術後や薬の副作用などで起きますが、脱水症や体内の電解質異常によって起きることは、見逃されやすいため注意が必要です。

脱水の恐ろしさ、ご理解頂けましたでしょうか。

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2013.07.14 07:12 | 高齢者 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者の脱水対策についてご紹介します。

成人の場合、一日に必要な水分量は、約2.5リットルです。

3度の食事で約1.2リットル、体内で作られる水分は0.3リットルほどあるため、残りの1リットルは、水分として補給する必要があります。

上手な水分補給の仕方を以下に示します。

・1時間に1回を目安に
高齢者の場合、のどの渇きを感じにくいため、1時間に1回、コップ半分ほどの水分を補給する習慣をつけるのが理想です。

・入浴する前後に
入浴すると、汗で水分が失われるます。入浴する前と後に、コップ半分ほどの水分を補給しましょう。

・夜、寝る前と、朝、起きた後に
寝ている間でも、呼吸や汗で水分が失われます。夜、寝る前と、朝、起きた後、コップ1杯くらいの水分を補給しましょう。

・冷房や暖房の効いた部屋にいるときはこまめに
冷暖房などエアコンの効いた部屋は空気が乾燥しやすいので、こまめに水分を補給する必要があります。運動や作業の後、飲酒の後も、忘れずに水分補給をしましょう。

軽度や中程度の脱水症が起こった場合、塩分の補給をせず水分だけを補給すると、体液がかえって薄まってしまい、塩分不足がさらに進むことがあります。

脱水症の予防や治療には、体液に近い「水分+塩分」と、その吸収スピードを高める「糖分」を一緒にとる必要があります。

この塩分と糖分をバランスよく配合した「経口補水液」を1日当たり、500mlから1000ml、飲むのがいいでしょう。

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2013.07.13 11:10 | 高齢者 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者の脱水症について、ご紹介します。

人間の体の半分以上は水で構成されています。体内の水分の役割は、
・血液として、栄養素や酸素を運ぶ
・汗として、体温を調節する
・尿として、老廃物を排泄する
・体の調子を整える

など、どれも、生命維持のために欠かせません。

脱水症とは、体内の水分と塩分(ナトリウムやカリウムなどの電解質)が減少した状態で、以下の3種類があります。
・水欠乏性脱水症
→のどが渇く、口の中が乾燥する
・食塩欠乏性脱水症
→食欲不振、吐き気、めまい、倦怠感、頭痛 
・混合性脱水症
→口の中が乾燥する、食欲不振、吐き気、めまい、倦怠感

高齢者は、圧倒的に混合性脱水症が多いです。
また、食塩欠乏性脱水症と混合性脱水症の場合、水分だけでなく塩分の補給も必要となります。

高齢者が脱水症になりやすい理由を以下に示します。
・夜中のトイレや尿失禁を恐れて、水分摂取を控えている
・心臓病や高血圧の治療に用いられる利尿剤により、脱水が進む
・のどの渇きを感じにくく、自分では適切な水分補給が困難
・腎臓機能が低下し、水分が失われやすい
・体内の水分や塩分を調節する機能が低下している
・体内で一番水分を蓄える筋力が減っている
・元々、体の水分量が少なくなっている
・脱水状態を起こしやすい病気にかかりやすい
・食欲不振などで、摂取する水分や塩分の量が不足している

脱水対策については、次回、ご紹介します。

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2013.07.12 10:11 | 高齢者 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者の健康状態を把握するには、高齢者の体の特徴を知ることが必要です。
引き続き、9つあるチェックポイントのうち、残り5つをご紹介します。

5.血圧
正常な血圧は、上が130mmHg未満、下が85mmHg未満です。
一般に、高齢者は動脈硬化が進行するため、上の血圧が高くなり、下の血圧が低くなる傾向があります。血圧は個人差があるため、自分の血圧を普段から測定、記録しておくことが大切です。

6.飲み込み機能
食べ物を飲み込む機能を嚥下(えんげ)機能といいます。
また、うまく食べ物が飲み込めず、気管に入り込むことを誤嚥(ごえん)といいます。高齢者は、加齢や脳血管障害などにより、嚥下機能が低下し、むせたり、咳き込むことが多くなります。
特に、誤嚥は、肺炎の原因となり、命にかかわることもあります。

7.筋力、関節、骨
高齢者は、筋肉量が減るとともに筋力も低下します。そのため、歩くのが遅くなったり、動作が鈍くなります。また、関節の軟骨がすり減り、関節の痛みが生じることもあります。さらに、骨密度や骨量が減って、骨がもろくなり、骨折しやすくなります。

8.排尿
健康な人の排尿回数は、日中で4~8回。夜間で0~2回です。
高齢者は、膀胱や尿道をささえる筋力が低下し、尿を貯めることができにくくなります。従って、排尿回数が増えたり、失禁しやすくなります。

9.排便
健康な人の排便回数は、2日で、1~4回(1日だと、0.5~2回)です。
高齢者は、食事量が減ったり、消化液の分泌が減ったり、腸の機能低下などにより、排便回数が1週間で2回ほどと、便秘になりやすくなります。

以上、2回に分けてご紹介した9項目が高齢者の体の特徴です。きちんと理解しておきましょう。

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2013.07.11 08:50 | 高齢者 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者の健康状態を把握するには、高齢者の体の特徴を知ることが必要です。
今回は、9つあるチェックポイントのうち、4つをご紹介します。

1.食欲
加齢に伴い、生きていく上で最低限必要なエネルギー量(基礎代謝)、活動量、消化・吸収、視覚・嗅覚・味覚などの感覚機能、噛む・飲み込む機能(摂食・嚥下)などが低下するため、食欲が低下し、食べる量も減る人が多くなります。
その他、認知症、うつ病などにより食欲不振になる人もいます。

2.体温
高齢者は、若い人より、平熱が低くなります。
また、体温を調節する機能も低下するため、暑さや寒さに対する反応が鈍くなります。
熱中症や低体温が高齢者に多いのは、そのためです。

3.呼吸
正常な呼吸数は、1分あたり、12回から18回です。
また、以下の症状がある方は、心臓や呼吸器疾患の疑いがあります。
・寝ていると息苦しく、座らざるを得ない
・ゼーゼーという呼吸音がする
・肩で息をする
・手足の先や唇が紫色や青白くなる(チアノーゼ)

4.脈拍
正常な脈拍数は、1分あたり、60回から80回です。
但し、食事、運動、入浴、排泄、発熱、精神状態などにより変動します。
1分あたり50回未満は徐脈、100回以上は頻脈と言い、要注意です。
また、脈拍のリズムが不規則な不整脈は、検査が必要です。

次回に続く

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2013.07.10 00:10 | 高齢者 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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骨祖しょう症の治療は、薬物療法が中心です。

薬による治療となる対象は、
・骨祖しょう症と診断された人
・骨量が70%以上80%未満で、脆弱性骨折の経験はないが、その危険因子がある人

です。

脆弱性骨折の危険因子がある人とは、
・閉経後の女性
・50歳以上の男性
・親が大腿骨の付け根を骨折した
・喫煙習慣あり
・過度の飲酒あり

といった方々です。

骨祖しょう症の薬は、骨代謝に作用し、以下の3種類に分けられます。
1.骨吸収抑制薬
「ビスホスホネート」
破骨細胞に働きかけ、骨吸収を抑えます。
「SERM」(選択的エストロゲン受容体作動薬:サーム)
エストロゲンと同様の働きで、骨吸収を抑えます。

2.カルシウム代謝調節薬
「活性化ビタミンD3」
カルシウムが小腸から吸収されやすくし、骨形成と骨吸収に直接作用します。

3.骨形成促進薬
「テリパラチド」
平成22年10月に登場した新薬で、骨芽細胞が骨を作ることを促進します。

骨祖しょう症の薬物治療は、とても進歩しており、今では、骨折の危険性のある重度の方でも十分に骨量を増やすことのできる薬も現れました。また、費用負担の少ない薬も増えています。

早期に治療を始めることが大切ですが、遅れた場合でも、できるだけ早く治療を開始しましょう。

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2013.07.09 10:05 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |



転倒を防ぐ生活上の対策は、「運動」「住環境の見直し」のふたつです。

1.運動
運動の目的は主に次の2つがあります。

・背筋・下半身の筋力アップ
背筋が弱くなると、次第に前かがみの姿勢になります。その結果、つまずきやすくなります。また、下半身の筋力が弱くなると、足をあげたり、ふんばることができなくなり、ころびやすくなります。

・バランス感覚の維持
高齢になると、バランスを崩しやすく、転倒するリスクが増します。

骨祖しょう症の人に適した運動は、スポーツや激しいトレーニングではなく、日常生活で誰でも安全に行うことのできるものがおすすめです。
例えば、片足立ちをする「フラミンゴ体操」や、ひざを軽く曲げる「スクワット体操」など。

骨祖しょう症の高齢者には、このような軽い運動を毎日続けることで、筋力が増し、バランス感覚もよくなります。

2.住環境の見直し
転倒の多くは、家の中で起きています。高齢により筋力が低下して、足が上がりにくくなると、以前はつまずくことのなかった段差などでつまずいて、転倒することがあります。
また、高齢のため血圧が変動しやすくなり、トイレで排尿後、立ち上がったときに立ちくらみが起きて、転倒することもあります。

住み慣れた家だから大丈夫と決めつけずに、今一度、家の中に転倒しやすい箇所がないか見直してみることが大切です。

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2013.07.08 12:40 | 生活術 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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骨祖しょう症の検査についてご紹介します。

骨祖しょう症は、以下の3種類の方法で骨量を検査します。
超音波
かかとの骨に超音波を当てます。一般の検診でよく行われています。
MD
手の甲のX線写真を使います。診断のとき、よく行われます。
DXA(デキサ)
骨量、大腿骨、手首にX線を当てます。診断のとき、よく行われます。

骨祖しょう症を診断する基準は、20から44歳の若年成人の骨量平均値(YAM)を100%として、
・80%以上の場合は、正常
・70%未満の場合は、骨祖しょう症と診断されます。
・70~80%の場合、脆弱性骨折(骨がもろくなったことが原因と思われる骨折)が見つかると、骨祖しょう症と診断され、見つからないと正常と診断されます。

骨量は、正常範囲の80%以上を保つことが大切です。従って、骨祖しょう症の検査を受ける時期は、
・女性の場合、40歳代から検査を受け、骨量の変化を記録しておくことが理想です。
・男性の場合、50歳ぐらいから検査を受ければいいでしょう。

骨祖しょう症の方の骨折は、大腿骨の付け根や手首など、通常は骨折しない箇所を骨折してしまいます。また、一度、骨折すると、その後、さらに骨折しやすくなります。

骨折を予防するには、転倒を防ぐことが最も重要です。転倒を予防するには、生活上の対策が必要です。

生活上の主な対策は、「運動」と「住環境の見直し」のふたつです。

詳細は、次回、ご紹介します。

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2013.07.07 11:14 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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骨粗しょう症になりやすい危険因子をご紹介します。


1.痩せている、過度なダイエットをしている
体重の負荷が骨にかかると、骨量が増します。従って、痩せていると、負荷がかからず、骨量は増しません。また、カルシウムのような骨に必要な栄養が不足すると、骨量が減りやすくなります。必要な栄養をとり、適正な体重を保つことが大切です。

次に、骨を強くする栄養を示します。
カルシウム
骨の材料となる
牛乳や乳製品に多く含まれている
ビタミンD
カルシウムの吸収を助ける。カルシウムと一緒にとるのがよい。
魚などに多く含まれている
ビタミンK
骨芽細胞の働きを活発にし、骨の形成を促す。
緑色の野菜に多く含まれている

2.喫煙
喫煙は、エストロゲンの作用を抑えてしまうため、骨吸収が進んでしまいます。つまり、骨の量が減少しやすくなります。

3.過度の飲酒
過度の飲酒は、骨芽細胞の働きを阻害します。また、カルシウムが尿中に排出されやすくなります。

4.運動不足
運動しないと、骨にかかる負担が少なくなります。

5.ステロイド薬(糖質コルチコイド)
骨芽細胞の働きを抑え、カルシウムやビタミンDの吸収を抑える作用があります。

6.関節リウマチ・糖尿病
関節リウマチは、関節に炎症が起こる病気ですが、炎症が起きた関節周辺だけでなく、全身の骨に骨祖しょう症を起こします。また、糖尿病は、骨芽歳簿の働きが抑えられることがあります。

7.親が大腿骨の付け根を骨折
骨量や骨の強さは遺伝的な要因も関係しています。親が骨祖しょう症で、大腿骨の付け根を骨折したことがある場合、子ども骨祖しょう症を起こす可能性が高いと言えます。

8.50歳以上に骨折
骨量が減少しているため、骨折に至ったと考えられます。

高齢者に限らず、正しい食生活と運動をして、骨を強くする習慣をつけることが重要です。


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2013.07.06 09:31 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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骨粗しょう症の原因についてご説明します。

骨は、「骨吸収」「骨形成」とを繰り返しています。

・骨吸収(こつきゅうしゅう)は、破骨(はこつ)細胞が、古い骨を壊す。
・骨形成(こつけいせい)は、骨芽(こつが)細胞が、新しい骨を作る。

一般に、骨吸収と骨形成により、骨は3年で完全に入れ替わります。

この吸収と形成を繰り返すことを、「骨代謝(こつたいしゃ)」と呼びます。

この骨代謝がバランスよく行われていれば骨の健康は維持されます。

ところが、2つのバランスが崩れ、骨吸収が骨形成を上回ると、骨がもろくなります。

この状態が、「骨祖しょう症」です。

骨粗しょう症を引き起こす代表的な原因が、女性ホルモンの分泌低下です。

女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」には、骨吸収を抑える働きがあります。

しかし、女性は閉経によってエストロゲンの分泌が急激に減少すると、骨吸収が抑えられなくなり、骨量も急激に減少します。

そのため、骨祖しょう症の患者さんは、女性が男性よりおよそ3倍多くなっています。

また、女性ホルモンの減少以外の原因として、
・食事からのカルシウム摂取量の不足
・加齢によるカルシウム吸収量の低下

などが挙げられます。

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2013.07.05 06:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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特に女性に多い骨祖しょう症について、ご紹介します。

骨粗しょう症とは、女性ホルモンの分泌低下などによ骨量(骨の中身)が減少してスカスカの状態になり、骨がもろくなる病気です。

高齢者に多い印象があるかもしれませんが、骨の状態によっては、若い人も発症することがあります。

正常な骨の断面は、骨の中身がギッシリ詰まっていますが、骨祖しょう症になると、スカスカになります。

骨がもろくなると、当然、骨折しやすくなります。

転倒して骨折しやすい箇所は、
・腕の付け根
・手首 転んで手をついたとき起きやすい
・大腿骨の付け根 転んで腰を打ったときに起きやすい
・背骨 圧迫骨折が起きやすい 
などです。

これらの部位が骨折すると、痛みが生じるほか、体を動かすことに支障が生じ、日常生活が不便になります。

大腿骨の付け根を骨折すると、再び歩けるようになるには、手術とリハビリが必要になることがあります。

さらに高齢者の場合、寝たきりになることも珍しくありません。

背骨は、いくつもの骨が積み重なってできていますが、この骨が潰れるように折れるのが圧迫骨折です。

気が付かないうちに圧迫骨折が起こり、最初、痛みがないこともあります。しかし次第に、「腰が痛い」、「身長が縮む」、「前かがみになる」といった症状が出てきます。

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2013.07.04 09:10 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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ぜんそくの治療薬は、近年、進歩し、高い効果をあげています。

現在は、長期管理薬と発作治療薬をうまく使い分けるのが主流です。

1.長期管理薬
・抗炎症薬
気道の炎症を抑える吸入ステロイド薬が最も多く使われています。
(パウダー式とスプレー式)

・気管支拡張薬
気道を広げる作用のある薬です。
長時間作用性β2刺激薬(経口薬、吸入薬、貼付薬)
徐放性テオフィリン薬(経口薬)
抗コリン薬(吸入薬)
などがあります。

・抗アレルギー薬
アレルギー反応によって出される化学伝達物質の働きを抑える薬です。
ロイコトリエン受容体拮抗薬(経口薬)
Th2サイトカイン阻害薬(経口薬)
メディエーター遊離抑制薬(経口薬、吸入薬)
などがあります。

2.発作治療薬
発作が起きたとき、狭まっている気管支を広げる気管支拡張薬を用います。
短時間作用性β2刺激薬(吸入薬、経口薬)
テオフィリン薬(経口薬)
などを使います。

気管支拡張薬の効果が見られないときは、抗炎症薬の経口ステロイド薬を使います。

発作が起きているときは、タンの量が増えており、吸入ステロイド薬の効果が現れにくかったり、うまく吸入できなかったりするため、経口ステロイド薬を使用します。

医療機関では、点滴で気管支拡張薬を投与したり、酸素吸入が行われます。

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2013.07.03 12:26 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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ぜんそくの検査方法と対処(治療)法についてご紹介します。

医療機関では、問診で症状を尋ねるほか、ぜんそくは以下のような検査が行われます。

1.スパイロメトリー検査
1秒間に吐くことのできる空気量を調べる検査です。気道が狭くなっていると、肺活量も減少します。

2.気道過敏性試験
発作を起こさせやすい薬を使い、気道の過敏性を調べる検査です。

3.アレルゲンの特定
血液検査などでアレルゲンを調べます。

4.一酸化窒素検査
呼気中の一酸化窒素を調べる検査で、慢性閉塞性肺疾患(COPD)との識別をします。高齢のぜんそく患者の約25%がCOPDを合併していると言われています。

5.呼吸抵抗測定器による呼吸抵抗検査
呼吸時の気道の空気の通りにくさ(呼吸抵抗値)を調べる検査で、早期のぜんそくが診断可能です。
※4と5の検査は、健康保険が適用されません。

ぜんそくの対処(治療)法

薬物治療が基本です。ぜんそくの薬は、大きく分けて、
・気道の慢性的な炎症を抑える長期管理薬
・発作が起きたときに発作を止める発作治療薬
の2種類です。

以前は、起こった発作を薬で治めることが薬物治療の中心でしたが、現在では、発作が起きていないときに、きちんと長期管理薬で炎症を抑え、発作を起こさないようにすることが治療の中心と考えられています。

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2013.07.02 08:40 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |