
深爪による悪循環と予防法についてご紹介します。
巻爪や陥入爪が原因で痛みが生じると、さらに爪を切って対応する人がいらっしゃいます。
ところが、皮膚に食い込んだ部分の爪を切ると、一時的には痛みが和らぎますが、爪が伸びるにつれ、巻爪と陥入爪は、さらに悪化します。
つまり、症状は悪化し痛みも増すという悪循環に陥ってしまうのです。
そうなると治療を受けて改善しても、再び深爪をすると同じことを繰り返すことになります。
巻爪と陥入爪は、女性に多く見られますが、かかとの高いハイヒールを履く人が多いためと考えられます。
特に高齢者の場合は、
・爪の性質が変化して固くなる
・何らかの障がいで足に体重がかけられなくなる
・爪の手入れを十分に行わない
などの理由から、男女を問わず、巻爪と陥入爪に悩まされる人が少なくありません。
深爪や陥入爪を予防するには、爪の手入れと靴の選び方が大変、重要です。
先ず、正しい爪の手入れ方法をご紹介します。
・深爪をしないように爪を切ります。
・爪と皮膚の境目を清潔に保ち、保湿を心がける。
次に、靴の選び方をご紹介します。
・靴を履き、かかとを合わせ、立った状態でつま先に手の指が一本入るほどの余裕がある靴を選ぶ。
・ヒールを履く場合、長時間履き続けるのは避ける。
・例えば、ヒールは、持って出かけて現地で履き替えるなどの工夫も必要。
次回は、治療法についてご紹介します。
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足の爪のトラブルについてご紹介します。
「巻き爪」は、爪の端が曲がった状態のことを言います。
曲がった爪が靴にあたり痛みを伴うこともあります。
「陥入爪(かんにゅうそう)」は、爪の先端や左右の端が皮膚に食い込み、皮膚に炎症が起きたり、細菌が感染して腫れたりする状態を言います。
時に、激しい痛みを生じることがあります。
また、「巻き爪」と「陥入爪」の両方が併発することもあります。
巻き爪や陥入爪があると、痛みをかばいながら歩くようになり、膝や腰に悪影響を及ぼすこともあります。
特に、高齢者の場合、歩行時にバランスを崩して転倒したり、歩行すること自体が困難になるリスクもあります。
巻き爪や陥入爪の多くは、足の親指に起きます。
どちらも、深爪と靴による圧迫が原因で起こることがあります。
健康な人の爪は、爪の端が皮膚に付着していて、立ったり歩いたりして体重がかかることで、爪が平らに保たれています。
ところが、深爪をすると、爪に覆われているはずの部分が下から押されて盛り上がってきます。
その結果、盛り上がった皮膚に爪が当たり、伸びることができずに曲がったり、皮膚に食い込んだりします。
また、小さすぎる靴やつま先の細い靴を履くと、指や爪が圧迫されて爪が曲がることがあります。
逆に大きすぎる靴や、ハイヒールも足が前に滑って指や爪が圧迫されます。
従って、爪を切り過ぎないようにしたり、サイズの合った靴を履くことが大切です。
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肩の痛みを起こす主な病気は、五十肩、けん板断裂、石灰けん炎の3つです。
けん板断裂と石灰けん炎の治療には、手術が行われることがあります。
特に、手術するケースが多いのは、けん板断裂です。
2割から3割のけん板断裂の患者さんは、手術が行われています。
一方、石灰けん炎の場合、手術はまれです。
けん板断裂は、肩を安定して動かすのに重要な「けん板」に孔が開き、そこに炎症が起こることにより痛みが生じる病気です。
外傷、加齢、肩の過負荷などが原因で、50歳代から発症します。
石灰けん炎は、「けん板」の中に石灰が溜まり、その石灰を排除しようとするために炎症が起きて肩が痛む病気です。
痛みが強いときは、注射器を使って治療します。エックス線画像や超音波画像を見ながら石灰の位置を特定し、注射器の針を指して、石灰を吸引することがあります。
原因はまだはっきりしていませんが、40歳から50歳代の女性に多く発症します。
どちらの病気も、けん板に炎症が起き、肩が痛みます。
詳しい症状は、
・突然、激しく痛む
・腕の外側が痛む
・腕を動かすと痛む
・夜中、寝ているときの痛む
など、同じような症状が出ます。
但し、炎症の原因は違うので、整形外科を受診し、適切な治療を受けることが必要です。
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肩の病気が、けん板断裂か五十肩かは、症状だけでは判断できません。
適切な治療のために、医療機関で受診することが大切です。
整形外科では、医師が患者さんの腕を持ち上げ、肩関節の動きを診断します。
五十肩の場合、拘縮(関節包が縮んでいる)し、肩関節が動かなくなります。
一方、けん板断裂の場合、拘縮はほとんど起きません。
そのため、医師は患者さんの腕を持ち上げ、拘縮の有無を判断します。
次に、けん板断裂が疑われる場合、MRI検査や超音波検査が行われます。
これらの検査を受けることで、けん板断裂であるか否かが分かります。
けん板断裂の治療法は、以下の2種類です。
・保存療法 (薬物療法、運動療法)
・手術
治療は、まず、痛みを抑えるための薬物療法が行われます。
消炎鎮痛剤の飲み薬や貼り薬を用いますが、必要に応じて、局所麻酔剤、ステロイド剤、ヒアルロン酸を肩に注射することもあります。
薬物療法がある程度の効果を出した後、運動療法を導入します。
しかし、3ヶ月を経過しても痛みが改善しない場合は、手術が検討されます。
けん板断裂が起こっても、7割から8割の患者さんは、薬物療法と運動療法により、日常生活が無理なく送ることができるようになります。残りの2割から3割の患者さんは、手術による治療となります。
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肩の痛みは、「五十肩」だけではありません。
五十肩と同じく中高年によく起こり、症状も似ている「けん板断裂」についてご紹介します。
肩関節は、関節包という袋状の膜に包まれ、その上には、けん板という薄い筋肉が重なっています。
けん板が上腕骨の骨頭全体を覆い、肩甲骨につなぎ留めているので、肩か安定して支えられ、腕を大きく、しかも広い角度で動かすことができるのです。
けん板に、孔(あな)が開き上腕骨から剥がれるのが「けん板断裂」です。
「けん板断裂」の主な症状は、
・じっとしていても肩が痛む
・動かすと痛みが強くなる
・腕を上げた状態を保つことができない
五十肩と同じような痛みが現れますが、けん板断裂の場合、あまり拘縮は起きません。
けん板断裂の約三分の一は、転倒などの外傷が原因で起こりますが、残りの三分の二は、加齢が原因と考えられています。
50歳代ころから発症し、60歳代、70歳代と、年齢が上がるほど患者も増えます。
痛みがない人も含めると50歳代では約1割、80歳代では約3割の人にけん板断裂が生じています。
運送業や建設業などに従事して、頻繁に肩を動かす仕事の方に多く発症していることから、肩の使い過ぎも発症の原因とされています。
けん板断裂によって開いた孔は自然に元に戻ることはありません。
一旦、開いた孔の直径は年に2~3ミリくらいずつ拡大していくため、適切な治療が必要となります。
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五十肩の治療について、発症して3ヶ月以上経過した慢性期についてご紹介します。
肩の痛みが少し落ち着く慢性期になったら、薬物療法とともに運動療法も行います。
薬物療法については、消炎鎮痛剤の飲み薬や貼り薬を急性期より量を減らして継続します。
慢性期の治療で重要なのは、運動療法です。
肩関節は急性期より動かしにくくなっています。
安静を続けたいために関節包が縮んで固くなり、間接の柔軟性がなくなって動かしにくくなります。
そのため、慢性期には肩の動きをよくする運動療法を取り入れます。
ひもやタオルを使って肩関節を動かす運動などがお勧めです。
関節包は、柔らかい袋状の膜のため、適切な運動を続けていくと徐々に柔らかくなり、肩関節は動かしやすくなっていきます。
次に、回復期に入った場合の治療法をご紹介します。
薬物療法を行う必要はなくなりますが、関節包の拘縮は残っているため、関節の動きは十分ではありません。
そこで、慢性期よりも積極的に運動療法を行うと、肩関節の動きをより早く回復させることができます。
慢性期の運動に加え、ラジオ体操のような一般的なストレッチを加えるのも効果的です。
五十肩は、治る病気です。気長に治療を続けていくことが大切です。
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五十肩の治療について、先ずは、発症して約3ヶ月の急性期の場合についてご紹介します。
急性期には、激しい痛みが生じるため、痛みを抑える薬物療法が基本です。
・消炎鎮静剤
炎症を鎮めて痛みを抑える、飲み薬や貼り薬を用います。消炎鎮静剤の飲み薬は、長期間服用すると、胃炎や胃潰瘍など胃腸障害を起こすことがあるので注意が必要です。
・局所麻酔剤
痛みがとても強いときには、局所麻酔剤を注射で用いることがあります。関節包の周囲に注射して、痛みを遮断します。
・ステロイド剤
痛みがとても強いときには、より強く炎症を抑えるため、肩にステロイド剤を注射することがあります。
ステロイド剤には、血糖値を上昇させる副作用があるため、糖尿病を合併している場合は、特に注意が必要です。
また、ステロイド剤の注射をし過ぎると、肩のけんを傷めることがあるので、1週間に1回、合計で5回程度までの使用にとどめるようにします。
・ヒアルロン酸
急性期は、関節の滑りが悪くなっていることがあります。ヒアルロン酸の注射は、関節の滑りをよくするために用います。ヒアルロン酸には大きな副作用はありません。
急性期は、激しい痛みが起き、その痛みを抑える薬物を用います。従って、無理に動かしたりせず、安静を保つことが重要です。
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五十肩は、上腕骨と肩甲骨をつなぐ肩関節を覆っている「関節包(かんせつほう)」に炎症が起こる病気です。
発症は50歳代が最も多く、男女ともにおこりますが、炎症が起こる理由は、よくわかっていません。
30代から70代までと、幅広い年代で発症するため、加齢による病気と言えます。
五十肩を発症すると、炎症のため、腕の外側に痛みが生じます。
五十肩の病期は、「急性期」「慢性期」「回復期」の3つに分けられます。
発症して3ヶ月を「急性期」と呼び、痛みがとても激しい時期です。
その後1年を「慢性期」と呼び、少しずつ痛みは治まっていきますが、肩が動かしにくくなります。
発症から1年以上を「回復期」と呼び、痛みはほとんどなくなり、肩の動きもある程度回復します。
五十肩は、基本的には、このような病期を経て、約2年で自然に治ります。
しかし、2年はかなり長い期間のため、早めに受診して、それぞれの病期に合った治療を受けることが大切です。
適切な治療により、痛みが治まるまでの期間を短くすることができます。
整形外科を受診する際、症状をできるだけ正確かつ詳しく伝えましょう。
どこが、いつから、どのように痛むかを医師に正しく伝えることが、適切な治療を受けるためには必要となります。
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肩の痛みに悩んでいる人はたくさんいらっしゃいます。
特に中高年の方にとっては、「五十肩だからしょうがない」と諦めている人は少なくありません。
実は、肩の痛みを起こす主な病気は、「五十肩」、「けん板断裂」、「石灰けん炎」の3つが代表的なものです。
割合にすると、「五十肩」が全体の50パーセント、「けん板断裂」が20~30パーセント、「石灰けん炎」は3パーセント程度となっています。
これらの病気は、いずれも腕の外傷に痛みが起きるもので、激しい痛みを伴うこともあります。
ところで、肩の病気と肩こりとは全く異なります。
肩の病気である可能性が高いものは、突然、激しく痛んだり、腕を動かすだけで痛んだりします。
一方、肩こりは、主に、肩の筋肉のこわばりなどが原因で、痛みは首から肩にかけて現れます。
人間の腕は、肩からぶら下がる構造になっているため、それを支えている筋肉は常に負担がかかり、緊張状態が続いています。そのため、筋肉が硬くこわばった状態になり、痛みの原因となるのです。
肩こりを改善するには、肩のストレッチをしたり、肩こりの部位を温めるのが効果的です。
また、時々、姿勢を変えて、ぶら下がっている腕の重みを机などに預けると、症状が和らぐこともあります。
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自然とよく噛むようになる料理を作るポイントをご紹介します。
1.噛み応えのある食材を使う
・硬いもの(ゴマ、たくあん、りんご、ナッツなど)
・弾力性のあるもの(たけのこ、ごぼう、かんぴょうなど)
・食物繊維が多いもの(油揚げ、かまぼこ、こんにゃく高野豆腐など)
上記のような食材を取り入れる。
噛み応えのある料理のポイントは、硬いものだけでなく、軟らかくても噛み切りにくいものも、積極的に取り入れる。
2.大きめに切る
食材を少し大きめに切ると、食べるとき自然と噛む回数が増やせます。
3.加熱時間を工夫する
一般に、魚は加熱すると硬くなります。
肉は、最初は硬くなりますが、長時間煮込むと軟らかくなります。
野菜は加熱するほど軟らかくなり、かさ(体積)が減ります。
食材による特徴を踏まえて、噛み応えのある食事を作りましょう。
4.味付けは薄めに
味が薄いと、脳はその味を知ろうとし、よく噛むよう指令を出します。調味料に頼りすぎず、食材そのものの味を生かすような調理法にしましょう。
5.食材を組み合わせる
食材を2種類以上組み合わせると食感が複雑になります。脳は、それぞれの味を知ろうとするため、よく噛むよう指令を出します。
6.無理せず長く続ける
食事は楽しみのひとつです。噛むことばかり意識し過ぎたり、無理をするのはよくありません。毎日、少しずつよく噛む習慣をつけていきましょう。
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「よく噛む」ことは、「噛む回数を増やす」ということです。
噛み方や食べ方を変えたり、食材や調理法を工夫することで、噛む回数を増やしましょう。
簡単にできる具体例をご紹介します。
1.ゆっくりと一口30回噛む
普通、咀嚼は無意識のうちに行われますが、よく噛むためには、噛むことを意識することが必要です。意識することで、噛む回数やスピードも自由にコントロールできます。そこで、一口につき、30回噛むようにします。時間にすると、一口、約30秒です。これだけ噛めば、唾液も十分に出ます。
2.20分かけて食べる
一食にかける時間は、20分を目安にします。ひとりで食べるとゆっくり噛んでも20分もかからないかもしれません。なるべく家族や友人と話しをしながらゆっくり食べる環境を作りましょう。
3.食べ物を飲み物で流し込まない
食べ物をよく噛まずに、お茶などの水分で流し込むと、唾液中の消化酵素の働きが弱まります。また、脳は、「水分は足りている」と認識し、唾液の分泌が低下します。なるべく唾液の水分だけで食べ物を飲み込むようにしましょう。
4.噛む食材を取り入れる
一口に30回噛むと言っても、柔らかいものや噛み応えのないものを噛むのは困難です。従って、噛む回数が必要となる料理を食事に取り入れましょう。
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唾液以外の、噛むことによりもたらされる健康効果についてご紹介します。
1.肥満を予防する
肥満を防ぐ基本は食べ過ぎないことです。
ゆっくりとよく噛んで食べることは、食べ過ぎ防止に有効です。
食べ物が胃や腸で分解され、血糖値が上昇すると、脳の満腹中枢が刺激されます。これにより、満腹感が生まれ食欲が抑制されます。
満腹中枢に刺激が届くのには、食べ始めから20分前後です。
したがって、よく噛んで時間をかけて食べることが肥満の防止に繋がります。逆に、早食いなど満腹中枢に刺激が届く前にたくさん食べることが肥満に繋がりやすくなります。
2.脳の血流がよくなる
食事をすると、味覚や食感などさまざまな情報が脳に刺激を与えます。
また、噛むことで咀嚼筋が反復運動をすることにより、脳の血流が増えます。
これらのことから、よく噛むことは脳を活性化することになるのです。
3.発音や表情がよくなる
口の周りには小さな筋肉がたくさんあり、食べたり、話したりするときの口の動きをつくっています。
よく噛むことにより、これらの筋肉が鍛えられ、口の動きがよくなり、言葉をはっきり発音することができるようになります。
また、顔の筋肉も鍛えられ、顔が引き締まったり、表情が豊かになる効果もあります。
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唾液には、人間の健康を支える大切な働きがいくつもあります。
前回に引き続き、唾液の働きを以下に示します。
5.細菌の増殖を抑える
唾液には、抗菌作用のあるリゾチームやラクトフェリンといった物質が含まれています。これらの働きにより、口の中の細菌の増殖が抑えられ、細菌感染も防いでいます。
6.粘膜を保護する
唾液には粘着性があり、口の中の粘膜を覆って保護しています。これにより、口の中が乾燥したり、食べ物や義歯などの刺激で粘膜が傷つくことを防いでいます。また、唾液の粘着性は、入れ歯を安定させるのにも貢献しています。
7.虫歯を防ぐ
口の中は、食事をすると酸性に傾きます。酸は歯の表面のエナメル質を溶かし(脱灰・だっかい)、虫歯の芽を作りますが、唾液中の重炭酸塩やリン酸塩などが酸を中和します。そのため、食事後30分から40分で元の状態に戻ります。脱灰した部分は、唾液中に溶け出たエナメル質の成分を使って修復されます。このことを再石灰化と呼びます。
8.発音しやすくする
唾液で口の中が適度に潤っていると、舌、唇、頬などの動きが滑らかになり、言葉をはっきりと発音できます。逆に唾液の分泌が少ないと、口の中が乾燥して、しゃべりにくくなります。
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人は、食べ物を噛み砕くためだけに、噛んでいるのではありません。
噛むことにより、唾液腺を刺激し、唾液の分泌を促しています。
唾液には、人間の健康を支える大切な働きがいくつもあります。
唾液の働きを以下に示します。
1.消化を促進する
唾液にはでんぷんを麦芽糖に分解する消化酵素「唾液アミラーゼ」が含まれています。でんぷんを含むご飯やパンなどは、よく噛むほど分解されやすくなり、胃腸での消化吸収がよくなります。
2.飲み込みやすくする
噛み砕かれた食べ物は、唾液と混ざり合うことで飲みやすいドロドロの塊になります。唾液があまり出ないと食べ物がひと塊になりにくいので飲み込みにくくなり、食事時間も長くなります。
3.食べ物の味を引き出す
味は、舌の表面にある「味らい」という感覚器官で感じます。ところが、食べ物を単に舌の上におくだけでは味は分かりません。味を感じさせる物質は、唾液の中に溶け出すことで初めて味らいに取り込まれて、味に認識されます。唾液の分泌が低下すると味が分かりにくくなり、食事が美味しくなくなります。
4.口の中をきれいにする
唾液の分泌は、一日に1から1.5リットルほどで、食事をしていないときも分泌されています。分泌された唾液は、口の中を流れながら歯や舌の表面についた食べかすや細菌などを洗い流します。唾液の分泌が少ないと、口の中に汚れや細菌がたまりやすくなり、口臭の原因になります。
(次回に続く)
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何でもおいしく食べられるのは、健康である証拠です。
しかし、しっかり噛めないと食事を楽しめないだけでなく、健康、生活面でも影響が出てきます。
そこで、今回は、「噛む」ことの大切さをご紹介します。
「噛む」という反復運動は、食べ物が口に入ると、ほぼ無意識のうちに起こります。
従って、ほとんどの人は、噛むことを意識していないかもしれません。
噛む力の異変に気付くのは、口の中に何らかのトラブルや違和感がある場合。
もしくは、噛めなくて食べるのを諦めてしまった場合などでしょう。
これまで支障なく食事ができると思っていても、実は噛む力の低下に気付いていないだけなのかもしれません。
長時間歩くと足の筋肉は疲れて歩けなくなりますが、たくさん食べたからといってあごを動かす筋肉(咀嚼筋)が疲れることは少ないと言われています。
これは、咀嚼筋が心臓の筋肉に近い「疲れない筋肉」だからです。
つまり、食べ物をかむということは、生命の維持に欠かせないことであり、咀嚼筋は、簡単には疲れないようできているということです。
咀嚼筋は、疲れにくい筋肉ですが、足腰の筋肉同様、年齢とともに衰えていきます。
そのため、知らず知らずのうち、噛む力は低下していくのです。
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睡眠薬による副作用がある高齢者の不眠症には、漢方薬が有効な治療法のひとつです。
高齢で不眠症を訴える方は、それ以外の病気を合併しているケースがよくあります。
漢方では、不眠の改善だけでなく、体質やその他の症状もよく診て処方されます。
不眠に処方される漢方薬
1.帰脾湯(きひとう)
虚弱体質で胃腸虚弱や貧血傾向があり、精神不安、神経症、取り越し苦労をしやすいなどの症状があり、不眠が続く人向け。12種類の生薬で作られています。
2.加味帰脾湯(かみきひとう)
帰脾湯に、さらに2種類の生薬を加えたものです。帰脾湯の適応がある人より、さらに精神症状が強い人に用います。
3.抑肝散(よくかんさん)
認知症の周辺症状にも用いられる抑肝散と抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)も不眠に対して効果が高い漢方薬です。
一般に、虚弱な体質で、神経が高ぶりがちで、神経症などの精神疾患がある人向けの漢方薬です。不眠以外、イライラしやすい、怒りっぽいなどの症状がある人に用いられます。
4.酸棗仁湯(さんそうにんとう)
心身が疲れて眠れないという症状で精神不安や神経過敏などの精神症状を伴う人向けの漢方薬です。そのため、高齢者の不眠症にもよく使用されます。
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不眠とは、単に、睡眠時間が短いことではありません。
朝、起きたとき、熟睡感が得られないなど、本人が満足できる睡眠が得られない状態が続き、日常生活に支障を来たしている状態を指します。
睡眠時間は、加齢に伴い、少しずつ減少していきます。
若いときの方が多く、高齢になると短くなるのは生理的な現象です。
不眠の種類
・入眠障害 寝つきが悪く、なかなか眠れない
・中途覚醒 夜中に何度も目が覚める
・早朝覚醒 朝早く目が覚め、再び眠れない
・熟眠障害 眠りが浅く、熟睡感が得られない
これらのうち、高齢者に多いのは、中途覚醒と早朝覚醒です。
高齢者の不眠の原因
・心理的要因
睡眠時間が短くなったことを気にし過ぎ、よく眠れないと思い込んでいる。
・生理現象の変化やストレス
家族との同居、別居など、生活環境の変化やそれに伴うストレス
・生活習慣の変化
定年退職などにより時間に余裕ができるなど、生活習慣の変化
・「体内時計」のリズムの乱れ
「昼は活動して、夜は眠る」というリズムを司る体内時計が狂う
・病気など
何らかの病気による場合や、薬の副作用による場合
不眠への対処法
・生活習慣の改善
病気が原因でない場合は、生活習慣の見直しが必要です。例えば、昼間は起きて、夜、寝るという習慣をつけることなど。
・薬物療法
睡眠薬を使う。現在使用されている睡眠薬は、安全性も高く副作用が少ないものも多い。
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「失語症」とは、「脳の損傷により、言葉を聞き取れても意味が理解できなくなったり、言いたいことを言葉で表現できなくなるなど、言葉を思うように操れなくなった状態」を言います。
失語症の種類
・ブローカ失語 言語理解はできるが、自発言語が阻害される。
・ウェルニッケ失語 自発言語はできるが、相手の言葉を理解できない。
・全失語 話す、聞く、読む、書くのいずれの能力も、ほぼ全廃している。
失語症の症状
・発語に障がいが出る。
・言葉の理解ができなくなる。
・復唱が難しくなる。
・話す、聞く、書く、読むといった言語機能に障がいが出る。
・上記の症状は、言語器官を支配する神経機能の損傷により生じる。
具体的な対応例
・「はい」「いいえ」で答えられる質問をする。
・身振り、手振りも交えてみる。
・五十音表は使わず、表意文字(漢字)を使う。
・話す言葉がまとまるまで、ゆっくりと待つ。
・聞こえないかと思い、大きい声で話しかけるのは避ける。大きな声を出すより、ゆっくりと短く話すようにする。
・何度言っても伝わらない場合、言い方を変えたり、実物を見せたり、その場に連れて行くなどの工夫してみる。
・急に話題を変えるのは避ける。もし変える場合は、話題の転換がはっきり分かる伝え方をする。
・常に、話しの内容を理解しているか否かをチェックする。
・言っていることが聞き取れない場合、何度か言い直してもらう。
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先ず、聴覚障がい者とのコミュニケーション技術についてご紹介します。
聴覚障がいとは、聴力損失の程度により、軽度難聴、中等度難聴、高度難聴、重度難聴に分けられます。
また、聴覚障がいの症状として、難聴の他に、耳鳴り、耳閉塞などがあります。
具体的な対応方法をいくつかご紹介します。
・静かなところで話しかけるようにする。
・左右で聴力損失の程度差がある場合、聴力のよい側から話しかける。
・身振り、手振りなども使ってみる。
・文字でメッセージを書く筆談も用いてみる。
・対面し、口唇を大きく動かして話しかける。
・注意をひきつけてから話し始める。
・自然な速さで、繰り返し話してみる。
次に、寝たきりの高齢者とのコミュニケーション技術について、ご紹介します。
寝たきりの原因は様々ですが、寝たきりの状態をアセスメントし、その状態に適したコミュニケーション方法を探ることが大切です。
アセスメントのポイントを以下に示します。
・話しができるかどうか
・声が出せるかどうか
・言葉の発声ができるかどうか
・言葉の意味が理解できるかどうか
・感情の表出ができるかどうか
・文字が読めるかどうか
・文字が書けるかどうか
特に、寝たきりの方に対しては、
・寝たきりにさせない
・残存機能を生かしていく
といったことを目標に、生活意欲を引き出すようにします。
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視覚には、視力、視野、色覚、暗順応、眼球運動、調節、両眼視といった視機能があります。
視力障がいとは、これらの視機能の永続的な低下を総称したものです。
視覚障がいは、障がいの程度から、「盲」あるいは「弱視」と分類されます。
外界からの情報の8割以上が、人間の五感のうち視覚から得られます。
従って、視覚に障がいが起きると、文字の読み書きや歩行が制限され、生活をする上で支障が出てくることになります。
具体的な対応方法をいくつかご紹介します。
・身振りや手振りといった非言語コミュニケーションが分からない、もしくは分かりにくいため、言葉だけでどのように表現するかはとても重要です。
・声かけをする場合、正面から声をかけます。横や後ろからだと、聞きとりにくかったり、声をかけられているのは自分ではないと思ってしまいます。
・話しかけるときは、話しの流れを理解するために、相手の名前を言ってから話し始めましょう。
・方向を示す場合、「ここ」「向こう」といった代名詞ではなく、本人の身体を中心にし、左右前後といった共通言語を使う。
・実際に手で触れてもらい、形、大きさ、材質などを確認してもらう。
・介護者の行動を説明する。
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認知症の高齢者とのコミュニケーションで、特に、留意するべきポイントをご紹介します。
1.否定しない
相手を尊重することが介護の第一歩。従って、幻覚や妄想などに対して、「見えるはずがない」とか「そんなはずはない」などと、注意したり、叱ったりするのは、益々、本人を混乱させ、興奮させかねません。
2.相手に合わせる
まず、相手に合わせましょう。認知症であるという状況を認め、その事実を尊重することが、とても重要なことです。
3.自尊心を傷つけない
「ダメです」とか「いけません」というのは禁句として、使わないようにします。
4.分かる言葉で、納得のいくように話す
例えば、食事の際には、「ご飯ですよ」と、はっきり伝えます。「朝です。おはようございます」、「夜です。おやすみなさい」と、時間との関係をきちんと知らせることも大切です。
5.近くでゆっくり話す
聴力の低下している場合もあるので、1メートル以内の距離で、ゆっくりと話します。また、何か他のことに気を取られているときは、話しかけても伝わりにくいので避けましょう。
6.場所を文字やマークで表わす
トイレがどこか分からない場合、「便所」など大きく書いた紙をトイレのドアに貼り、誘導しながら、直前で声を出して一緒に読むことを繰り返してみる。
7.さりげなく話題を変える
興奮気味のとき、温かい飲み物や食べ物を勧めると、落ち着くことがあります。飲食物を勧めることで話題や場面が変わり、飲食物が気持ちを安心させることもあるからです。
8.過去にも向き合う
最近のことは覚えていないが、昔のことは覚えていることが多い。また、昔の話しをしているときは、不安や焦燥感が軽くなり、自信を取り戻し、生き生きすることもあります。
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特に介護者として求められるコミュニケーション技術についてご紹介します。
1.「自己覚知」の重要性
利用者と良好な信頼関係を構築するには、先ず、介護者自信が自分を知る、「自己覚知」と、利用者のことをよく知ることが基本です。
実際に、利用者の抱えている問題状況など、ありのままにとらえようとしても、知らないうちに自分の基準で判断したり、偏った見方でとらえてしまっていることもあります。
介護者が自己の心理的傾向や行動的傾向についてよく知っているか否かは、利用者との関係つくりを左右するため、自己覚知は極めて重要なことです。
介護者は実践を通して、常に利用者との関わり方を振り返り、自分の行動を客観的に理解することが求められます。
2.「傾聴」の重要性
利用者を知るためには、利用者の歴史、生活習慣、価値観、身体状況、心理状況などを理解することが不可欠です。
そのためには、先ず、利用者の話しや主張を聴くという傾聴技術が必要です。
「傾聴」とは、単に利用者の話す言葉を聞くだけでなく、心の声に耳を傾けるということです。
人は、自分の気持ちを話す際、自分の経験や行動、価値観やものの見方などを関連させながら話します。
従って、語る言葉や声の高低、表情や動作などを総合的に判断して聴くことが必要です。
3.「共感的態度」の重要性
「共感」とは、利用者の示す感情表現だけでなく表出しない感情にも心を寄せ、思いを共有することです・
利用者の生きてきた環境によっては、感情表現を抑制してしまうこともあります。表現しないからといって感情がないということではありません。
介護者は、利用者の感情表現の仕方を把握し、正しく受け止めることが大切です。さらに、自分の感情表現のあり方を認識し、豊かな感情表現の方法を身に付けることも必要です。
4.「洞察力」の重要性
利用者によっては、言語機能の障害により、自分の感情をうまく表現できないこともあります。この場合、表出できない思いや訴えを、傾聴や共感から見抜いたり、感じ取る「洞察力」が必要です。
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介護という仕事において、最も重要なことは、ご利用者とよりよい人間関係を構築することです。
要するに、介護を受ける人と介護をする人との関係から始まります。
人間関係、信頼関係の最も基本は、コミュニケーションと言えます。
コミュニケーションとは、意思の疎通であり、相手の思いを受け止め、こちらの思いを返すということです。
コミュニケーションのもつ機能を以下に示します。
1.情報伝達機能
2.相互交流を深める機能
3.相互理解を深める機能
介護者に、温かい思いやりや優しさがあったとしても、その思いが相手に伝わらなければ、相手の本音も伝わって来ません。
コミュニケーションの構成要素は、
1.送り手と受け手
2.メッセージ
3.伝達経路
から成り立っています。
コミュニケーションの基本は、言葉を聞く、話す、読む、書くという4つの様式の言語です。
コミュニケーションの方法は、言語と非言語の2種類に分けられます。
1.言語は、言葉、文字、手話、点字など。
2.非言語は、身振り手振り、顔の表情、態度、姿勢など。
言語は、言われたことを理解する理解言語と、言いたいことを表わす表出言語に分けられます。
言語障害とは、この理解言語の障害と表出言語の障害のどちらか、もしくは両方の障害により引き起こされます。
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今回も、昨日、受講した介護福祉士国家試験の実技試験免除となる「介護技術講習」から重要と思われる内容をご紹介します。
「介護過程」とは、「介護実践が系統的な方法で行われる際の意図的な活動のこと」です。
また、ひとりひとりの個別の利用者にとって、「より生活」、「よい人生」と呼び得るような「well-being」を目標として、よりよい介護実践を達成するためのプロセスであり、介護を進めていくうえでの手順や過程という意味でもあります。
利用者の生活や人生がよりよい方向へ向かうように介護を行うには、介護技術、形態別介護技術、社会福祉援助技術、家政技術、リハビリテーション技術、レクリエーション技術、介護過程を展開する技術が必要となります
利用者に対する介護アセスメントは、専門的知識に基づき、かつ客観的であることが必要とされ、課題達成のための根拠を明確にする思考過程が極めて重要になります。
介護過程の第一の目的は、「アセスメント」によって個別の利用者が抱えている真のニーズを発見することにあります。
その際、利用者の心身機能や希望を手がかりに全体像をとらえ課題の明確化をします。
介護過程の第二の目的は、保健、医療、福祉によるチーム内の協働、連携を図ることです。
これにより、関係職種が共通の主目的及び活動レベルの目標に向かって介護を行うことが可能となります。
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今回も、昨日、受講した介護福祉士国家試験の実技試験免除となる「介護技術講習」から重要と思われる内容をご紹介します。
ICFという言葉をご存知でしょうか。
ICFは、「国際生活機能分類」と訳されている、「人間と環境との相互作用を基本的な枠組みとして、人の健康状態を系統的に分類するモデル」です。
※ICF: International Classification of Functioning, Disability and Health
ICFの特徴は、「機能障害・能力障害、社会的不利」の3要素の分類方法は生かしながらも、障害というマイナス面だけでなくプラス面を表現できるようにし、人が生きていくための機能全体を「生活機能」としてとらえ、次の3つの要素から構成されるものとしました。
ICFの特徴を以下に示します。
1.心身の生理的働きである「心身機能」と身体の解剖学的部分である「身体構造」
2.ADL(日常生活動作)、家事、屋外歩行といった生活行為全般である「活動」
3.家庭や社会などの生活場面で役割を果たすことである「参加」
※ADL: Activities of Daily Living
これらの「心身機能・身体構造」、「活動」、「参加」という生活機能の3要素が低下した状態を、それぞれ、「機能障害」、「活動制限」、「参加制約」とし、それを総称して、「障害(生活機能低下)」と呼びます。
生活機能低下の原因として、疾患,外傷、加齢、妊娠、ストレス状況などを含む「健康状態」と呼びます。
次に、障害を生み出すのは、障害のある人の健康上の特徴と、その人の暮らしの背景になっている背景因子との相互作用であるとします。
また、背景因子を性別、年齢、価値観といった個人因子とその人を取り巻く物的な環境、人的環境、社会的制度などの環境因子のふたつに分けて、細かく項目と評価方法を示しました。
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昨日、受講した介護福祉士国家試験の実技試験免除となる「介護技術講習」から重要と思われる内容をご紹介します。
介護の世界では、「目標」という言葉がしばしば使われます。
「目標」と似た言葉に「目的」があります。
このふたつの言葉の意味は、もちろん違います。
「目的」とは、それにより実現もしくは達成しようとする意義を表します。
例えば、
「介護の目的は、尊厳を護ることである」
「リハビリテーションの目的は、人間らしく生きる権利の回復である」
などと、実現しようとする方向性を示すものです。
一方、「目標」は上記と異なり、目的が示す方向での、具体的な一点です。
介護における「目標」とは、一人ひとりの利用者のために、これから実現する「最も幸せな人生の状態」、もしくは、「あるべき人生」の具体像です。
・介護における目標の特徴
1.「この人がどのような人生、生活を送るのが一番よいのか」ということの具体像
2.直前の問題点の解決や対応に留まらず、将来を見据えたもの
3.多くの人に共通のものではなく、一人ひとり個別的で具体的なもの
4.到達時期を明確に設定する
5.単なる願望ではなく、将来の状態を予測し、実現可能なもの
6.インフォームド・コンセントを元につくる
7.介護、看護、保健などの寄せ集めでなく、チーム全体としてひとつのもの
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認知症のうちアルツハイマー病に対しては、「塩酸ドネペジル」という薬が一般的です。
この薬は、アルツハイマー病を治癒する薬ではなく、記憶障害などの中核症状の進行を抑えることが目的に使用されます。
これ以外、認知症の周辺症状を軽減するために、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬、抗精神薬といった西洋薬を高齢の認知症の患者さんに使用した場合、薬によっては副作用が現れます。
最近、いくつかの漢方薬で、認知症の周辺症状を緩和、軽減する効果がみられたと報告されています。
以下にその例をご紹介します。
1.アルツハイマー病やレビー小体型認知症に使われる漢方薬
・虚弱体質で神経が高ぶる人や神経症や不眠症の人に使用
「抑肝散(よくかんさん)」
アルツハイマー病やレビー小体型認知症の人にこの薬を使用すると、妄想、幻覚、興奮、攻撃性、焦燥感などが改善された例が報告されています。
・「抑肝散」の適応がある方よりさらに体力が低下し、胃腸が弱い方に使用
「抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)」
「抑肝散」同様、妄想や幻想などの改善に効果があります。
2.血管性認知症に使われれる漢方薬
・高血圧で慢性の緊張型頭痛がある方に使用
「釣藤散(ちょうとうさん)」
血管性認知症の人にこの薬を使用すると、会話の自発性の低下、表情の乏しさなど「元気のない症状」や幻覚、妄想、夜間のせん妄、睡眠障害など「興奮性の周辺症状」などが改善された例が報告されています。
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風邪に対して使われる代表的な漢方薬をご紹介します。
1.初期の風邪に処方される漢方薬
・頭痛、関節痛、腰痛、せきなどの症状がある場合
「麻黄湯(まおうとう」
・上記の症状が軽く、肩や首の後ろにこわばりが目立つ場合
「葛根湯(かっこんとう)」
・皮膚が汗ばんで、症状が激しくない場合
「桂枝湯(けいしとう)」
・くしゃみやせきが出る場合
「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」
・悪寒、寒気が強く、のどの痛みやせきが出る場合
「麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)」
この漢方薬は、体力がない高齢者の風邪にしばしば使われます。
2.一週間たっても、微熱やせきなどの症状が続く場合
・タンやせきが続く場合
「麦門冬湯(ばくもんどうとう)」
・微熱や食欲不振が続く場合
「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」
一般に、漢方薬には副作用がないと思われがちですが、まれに起こることがあります。
特に注意が必要なのは、「麻黄」という生薬です。
生薬とは、薬効のある植物、動物、鉱物などの天然成分のことです。
「麻黄」には、せきや痛みを鎮静する作用がある反面、含んでいる「エフェドリン」という成分に、交感神経を刺激したり中枢神経を興奮させる作用があります。
その結果、「頻脈、動機、血圧の上昇、発汗過多、排尿障害、興奮、不眠」といった副作用が出ることがあります。
高齢者や持病のある方は、特に注意が必要です。
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風邪に対する西洋医学による治療とは、発熱、せき、タンなどの症状に、解熱剤、せき止め、去タン薬を対症療法として使用します。
一方、漢方医学では、西洋医学とは異なった視点から治療を行います。
まず、患者さんの状態や症状を診断して、最適の漢方薬を処方します。
漢方特有の概念として、風邪の診断に関連が深いのは、「虚実」と「陰陽」です。
・「虚実」
体力がない虚弱な状態を「虚」、比較的体力のありそうな状態を「実」と判断します。
・「陰陽」
体が寒さに支配された状態を「院」、熱に支配された状態を「陽」と判断します。
漢方医学では、これらに「証」という言葉を付けて、患者さんの状態を表します。
例えば、虚の状態を「虚証」、陽の状態を「陽証」と呼びます。
次に、風邪の症状を虚実で表す場合、症状が激しい状態を「実証」、それほど激しくない状態を「虚証」と呼びます。
また、陰陽で表す場合、熱が出ている状態を「陽証」、もしくは「熱証」とします。通常の風邪は、このような状態が一般的です。
一方、微熱程度で、悪寒や寒気の場合は、「院証」、あるいは「寒証」とします。
元々体力の低下している高齢者や疲労が蓄積している若い人は、風邪をひくと寒気が主体で、症状があまり激しくない陰で虚の状態を示すことがよくあります。
次回、症状に応じた漢方薬をご紹介します。
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高齢者の風邪についてご紹介します。
細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入したとき、体を守る免疫機能は、加齢とともに低下します。そのため、高齢者は風邪などの感染症にかかりやすいのです。
加えて、何らかの基礎疾患(持病)をもっていることが多いのも高齢者の特徴です。
人によっては、複数の基礎疾患を持っていることも珍しくありません。
そのため、一度、風邪を引くと、治りにくく、重症化して肺炎を併発することもあります。
また、いったん治ったように見えても、ぶり返したり、風邪を繰り返すこともあります。
高齢者の風邪の特徴
1.症状が現れにくい
風邪の原因となるウイルスなどに感染すると、体内では発熱物質が作られ、脳の視床下部にある体温調節中枢が刺激され、体温が上がります。
ところが、高齢者はこの発熱物質を作る機能が衰えているため、風邪を引いても熱が出ないことがあります。
2.重症化しやすい
高齢者は気道の働きが弱くなっているため、タンがたまっても、せきでタンを対外に出しにくいこともあります。
すると、ウイルスや細菌などの病原体が気道の奥に侵入し、気管支炎や肺炎を併発しやすくなります。
3.長引きやすく、回復しにくい
高齢者は、免疫機能の低下、体力の低下、基礎疾患の影響のほか、栄養状態が悪いこともよくあります。
そのため、炎症を起こした気道の粘膜が元のように回復するまでに時間がかかります。
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