認知症介護と障がい者支援2013年11月

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

2013年10月 | 2013年11月の記事一覧 | 2013年12月
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入浴の介護について、ご紹介します。

入浴の温度が身体に及ぼす影響
湯温     38~41度   42度以上
自律神経  副交感神経を刺激 交感真剣を刺激
心臓の動き    抑制      促進
血圧       低下      上昇
筋肉の動き    弛緩      収縮
腎臓の動き    促進      抑制
腸の動き     活発      抑制

浴室の環境
・浴槽は和洋折衷型で、底辺の長さが1メートル程度。
・浴槽の高さは、浴室の床から40センチくらいがよい。
・浴槽の深さは、50センチくらい。
・浴槽壁や浴室内に手すりを設置する。
・安全と自立を支援するため、シャワーチェアやバスボード、滑り止めマットなどの福祉用具を利用する。
・湯温は、40度くらい。
・室温は、20から24度ほど。脱衣所と浴室との温度差をなくす。

入浴の効果
1.温熱効果
微温浴や中温浴につかることで副交感神経が働いて、精神的に安らぎ、落ち着いた気分になる。
2.浮力効果
水中では、水の浮力により、腰やひざへの負担がちいさくなるが、体位が不安定になる。
3.静水圧効果
水中では、水面からの深さに対して身体に静水圧が加わるため、高血圧や呼吸器疾患などがある場合、負担のかかる半身浴がよい。
4.入浴時間
15分くらいにする。ただし、湯につかる時間は、5分以内。

入浴介助
・介護者の肌で湯の温度を確認する。
・利用者の足元から、ゆっくりとシャワーをかけ、適温かどうかを確認してから、全身にシャワーをかける。
・片麻痺がある場合、健側から浴槽に入るのがよい。


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2013.11.30 09:34 | 生活術 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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食事介助について、ご紹介します。

姿勢
・しっかり覚醒してから、食事を始める。
・座位がとれる場合は、椅子に移動してもらう。(寝食分離)
・食事時の椅子は、かかとが床につく高さまで、テーブルは、ひじが楽に置ける高さがよい。
全般
・誤嚥防止には、食べる前に口を開閉したり、顔面、首、肩の体操をするのも効果的。
・介助するときは、利用者のペースに合わせる。
自助具などを活用し、自分で摂取できるようにする。

自助具とは、は、日常生活を自立して送れるよう、特別に工夫された道具で、食事関連では、スプーン、はし、皿、ホルダーなどがあります。

ベット上での食事介助
姿勢
・ベットを水平に対し30度から60度ほど傾ける。
・麻痺のない側(健側)から介助する。
・健側を下にして頸部を前屈する。
全般
・食事内容を説明する。
・最初の一口は、水分のあるものを選んでもらう。
・食べ物を口に入れたら、口唇を閉じるよう声掛けをする。
・食物残渣(ざんさ)を確認しながら介助する。

嚥下しにくい食品の例
1.口の中でバラバラになり、まとまりにくい食材
例)トウモロコシ、こんにゃく、かまぼこ、カステラ、ピーナッツなど
2.サラサラした液体
例)味噌汁など
3.粘膜にくっつきやすい食材
例)わかめ、のりなど
4.その他
硬いもの、酸味の強いものなど

上記のものは、ゼリー状にしたり、とろみを加えるといった工夫が必要。


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2013.11.29 07:29 | 生活術 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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服薬の介護について、ご紹介します。

薬の種類
カプセル剤、散薬、坐薬、錠剤、水薬、軟膏

服用時間
1.食前薬
・食事の30分から1時間前に服用する薬。
2.食間薬
・食後2時間から3時間(食事と食事の間)に服用する薬。
3.食後薬
・食後もしくは食後から30分後に服用する薬。
4.頓服薬
・1回限り服用する薬。

薬の作用
1.薬の吸収
・口から飲んだ薬は、胃で溶け、主に十二指腸や小腸から栄養素と同じように吸収される。
2.薬の分布
・吸収された薬は、血液によって全身に運ばれて分布される。
・その薬は、タンパク質と結合した「結合型」と統合しない「遊離型」に分かれて全身に分布され、主に「遊離型」が薬の効果を現わす。
3.薬の代謝
・肝臓に入った薬は、酵素の働きで、身体から排泄しやすい形に変えられる。(薬物代謝)
4.薬の排泄
・薬は、腎臓から尿の中へ排泄され、その他、便、汗、唾液から排泄されるものがある、

服用・保管など
・薬の飲むときは、なるべく多めの水で飲むようにする。
・高齢者は複数の薬剤を併用していることが多く、相互作用、副作用に注意が必要。
・薬が飲みにくいときは、カプセルを外したり錠剤をつぶして服用することは避け、医師や薬剤師に相談して、飲みやすい散形への変更なども検討する。
・点眼は、容器の先がまつ毛に触れないようにする。
・薬は一般的に、直射日光の当たらない湿度の低いところに保管する。

2013.11.28 10:50 | 介護 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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睡眠の介護について、ご紹介します。

人の体内時計は、視床下部にあります。

睡眠は、レム睡眠ノンレム睡眠とに分けられ、90から110分周期で繰り返し出現する。
レム睡眠
・急速眼球運動の頭文字をとっている。
・身体は眠っているのに、脳が活動している状態。
・夢を見ることが多い。
ノンレム睡眠
・レム睡眠以外の比較的深い眠りの状態。

睡眠の働き
・身体の組織の成長や修復を促進する成長ホルモンが分泌される。
・免疫系の活動が活発になる。
・新しいことを身につけたり記憶するために重要な働きがある。

睡眠障害
1.入眠障害
・床に入っても、なかなか寝付けない状態。
2.中途覚醒
・夜中にたびたび目が覚めて熟睡できない状態。
3.早朝覚醒
・朝早く目覚め、それ以降、眠れない状態。

安眠のための介助
1.環境を整える
・寝室の温度と湿度、光、音などに配慮する。
2.寝具
・身体機能やライフスタイルなどに合わせた適切な寝具を選らぶ。
3.苦痛を取り除く
・ストレスや痛み、かゆみを取り除くよう配慮する。
4.服薬介助
・睡眠導入薬や睡眠持続薬などが処方されることがある。
・就寝時刻に合わせて服用し、服用後30分以内に床につくようにする。
5.湯たんぽ
・湯温は、金属製の場合、80度以下、ゴム製の場合、60度以下にする。
・体から10cm以上離し、表面温度が45度以上にならないようにする。
6.その他
。コーヒーなどカフェインの取りすぎに注意する。
・就寝前の入浴や足浴、日中の活動量を増やすようにする。

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2013.11.27 11:45 | 介護 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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引き続き、終末期介護について、ご紹介します。

家族への支援
・家族を単に介護する者としてみるのではなく、ケアの対策者として位置づける。
・十分な死の教育を行い、不安なく最期を看取ることができるよう支援する。
・家族支援には、利用者が亡くなった後のグリーフケア(遺族ケア)も含まれる。

医療との連携
・人工呼吸器、在宅酸素療法、たんの吸引などの医療行為やモルヒネといった鎮痛薬を使用している場合は、医師、看護師との連携が不可欠となる。

死の定義
1、生物学的な死
・生命維持活動を行ってきた生体の全ての生理機能が停止し、回復不可能な状態。
2.法律的な死(脳死)
・脳の機能がほぼ完全に失われ回復不可能な状態。
・脳死の判定基準が満たされ、臓器提供の意思が確認できれば、脳死を人の死と認めることができる。
3.臨床的な死
・死の3兆候(心停止、呼吸停止、瞳孔散大)があれば、医師が死亡と判断する。

死亡診断書
・死亡の確認は医師が行い、死亡診断書を作成する。
・診察中の患者が受診後24時間以内に死亡したときは、死亡確認を省略できる。
・死亡確認前に、医師以外の者が遺体に触れることは違法となる。

死後のケア
・死後硬直は、通常、2から4時間で始まり、半日程度で全身に及ぶ。
・30から40時間で硬直がなくなり始める。
・死後のケアは医師の死亡確認後、通常、死後硬直が始まる前に行う。


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2013.11.26 08:17 | 終末期 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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終末期介護について、ご紹介します。

終末期とは、一般的に、現代の医療水準と照らし合わせ、治療、治癒の見込みががなくったときから死までの期間を指します。通常、余命6ヶ月以内と言われています。

キューブラー・ロスの死の受容
キューブラー・ロスは、終末期の患者の心理を以下の5つの段階に分類した。
「否認」「怒り」「取引」「抑うつ」「受容」

全人的な痛み
死にゆく人の苦痛は、身体的、社会的、精神的、霊的な苦痛が相まって現れます。

身体機能の変化
1.バイタルサイン
・チェーンストーク呼吸、肩呼吸、下顎呼吸が見られる。
・体温は低下することが多く、四肢冷感が見られる。
・血圧は低下してくる。
・口唇や爪などでチアノーゼが目立つ。
2.その他
・食欲がなくなり、噛む力や飲み込む力が弱くなる。
・脱水や腎機能が衰えると、尿量が減少するl
・褥瘡ができやすくなる。

終末期における介護
・利用者や家族の生命、生活の質(QOL)を最優先する。
・医療職など他の専門職と密接な連携を図る。
・利用者や家族の意向に沿った介護を行うようにする。
・最期までひとりの人格体として接する。
・身体的、精神的な痛み、苦しみを和らげる。
・聴覚は最期まで残っているため、利用者に安心感をもたらす声かけをする。
・助言者ではなく、悲しみを共有するよき聞き手になることが大切。

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2013.11.25 08:20 | 終末期 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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家事支援の概要について、ご紹介します。

家事の支援は、在宅のほか、グループホームや施設でも実施されています。

介護職の行う家事支援は、単なる手伝いではなく、利用者の自立支援に向けた専門職としての視点が大切です。

訪問介護員による援助
身体介護
・利用者の身体に直接接触して行う介護サービス。
・利用者のADLや意欲向上のために利用者とともに行う自立支援のためのサービス。
生活(家事)援助
・掃除、洗濯、調理、買物など、身体介護以外の援助。

訪問介護員と家事支援
介護保険
・訪問介護の生活援助として算定される。
障害者総合支援法
・居宅介護の家事援助として算定される。
家事支援
・掃除、洗濯、調理、買物といった日常生活の援助。
不適切な事例
・家族の洗濯、調理、買物など。
・草むしり、犬の散歩などペットの世話など。
・床のワックスがけ、窓のガラス磨きなど。


家事支援の留意点
調理
・メニューを決める、食材の準備、下ごしらえ、加熱調理・味付け、盛り付け・配膳、後片付け。
・利用者の食生活習慣、栄養摂取の状況をアセスメントし、利用者が主体的にかかわれるように支援することが大切。
洗濯
・仕分け、洗濯方法と洗剤の選択、洗濯する、干す、取り込む・たたむ、収納する。
・繊維の種類や汚れの状態に適した洗濯を心がける視点をもつことが大切。
掃除
・モノを片付ける、掃く、拭く。
・掃除は単なる代行業務ではなく、利用者の自立支援を目標として行うことが大切。
買物
・購入するモノ、お店、予算を決める、買物に行く(代行もしくは同行)。
・買物を代行する場合は、利用者や家族と相談しながら行う。
・預かったお金、お釣り、レシートなどの記録を残すことが大切。

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2013.11.24 07:51 | 介護 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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神経・筋疾患について、ご紹介します。

筋萎縮性側索硬化症(ALS)
・身体を動かすための神経系(運動ニューロン)が変性し、徐々に、筋肉の萎縮と筋力の低下をきたす。
・進行性の疾患で、言語障害、嚥下障害などを伴うことが多い。
・知的な障害や感覚神経、膀胱直腸機能、眼球運動の障害は、通常、末期まで現れない。

パーキンソン病
・大脳基底核の黒質と呼ばれる部位の神経細胞が変性するために、神経伝達物質のドーパミンの生産量が減り、運動がスムーズに行えなくなる。
・中年以降の発症が多い。
・仮面様顔貌、前かがみの姿勢、小刻み歩行、うつ症状、自律神経症状などがみられる。
・パーキンソン病の治療法のひとつに、L-ドーパの投与がある。

脊髄小脳変性症
・小脳および脳幹から脊髄にかけての神経細胞の変性で起きる。
・ふらつき、歩行困難などの運動失調が主な症状。
・自律神経症状として、起立性低血圧、排尿障害、発汗障害などがみられる。
・運動失調とは、運動麻痺がないにも拘わらず、協調的運動が出来ない状態のこと。

多系統萎縮症
・オリーブ橋小脳萎縮症、線条体黒質変性症、シャイドレーガー症候群という3つの病名の総称。
・介護保険の特定疾患のうちのひとつ。

筋ジストロフィー
・骨格筋の変性・壊死を主病変とし、次第に、筋萎縮と筋力低下が進行していく遺伝性疾患。
・デュシェンヌ型は、基本的に男児のみに発症する。

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2013.11.23 06:36 | こころと体 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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加齢による身体機能の変化について、ご紹介します。

外見の変化
姿勢
・猫背になりやすい(円背)
・腰が湾曲したり、膝が伸びにくくなったりする(変形性関節症)
皮膚
・発汗や皮脂分泌の機能が低下し水分量が低下する(皮膚の乾燥)
・しわ、たるみ、弾力の低下
毛髪
・脱毛、白髪

・硬くなる、もろくなる、肥厚する

・歯肉の後退、歯周病、むし歯になりやすい

神経
・低体温、高体温になりやすい(体温調節機能の低下)
・早期覚醒、不眠になりやすい(深いノンレム睡眠の減少)
・モノ忘れしやすい(脳萎縮)

筋骨格
・筋力、運動能力の低下
・骨折しやすい(骨密度の低下)

免疫機能
・免疫機能が低下し、がんや感染症にかかりやすくなる

咀嚼・嚥下機能
咀嚼機能の低下
・歯の磨耗、口唇、口頬の筋力低下
嚥下絹の低下
・誤嚥しやすくなる
・感覚の低下により、誤嚥してもむせなくなる
その他
・濃い味付けを好むようになる
・唾液の分泌量が減少する

循環器
・疲れやすい、貧血になりやすい(赤血球の減少)
・高血圧になりやすい(血管壁の肥厚や弾力低下)

呼吸器
・血中酸素量が下がりやすい(ガス交換機能の低下)
・息切れしやすい(肺活量の減少)

泌尿器
・頻尿、尿失禁しやすくなる(前立腺肥大)

消化器
・便秘、便失禁しやすくなる(結腸、直腸、肛門の機能低下)
・薬の副作用が出やすくなる(肝機能の低下)

内分泌・代謝
・血糖値が上がりやすい
・電解質の異常が起こりやすい
・骨粗鬆症になりやすい(ビタミンDの利用能力低下)

感覚器
視覚の低下
・遠近調節機能の低下(老眼)
・明るいところではまぶしく、暗いところでは見えにくい(水晶体の混濁)
聴覚の低下
・言葉が聞き取りにくい(高音域の聴力低下)
平衡感覚の低下
・転倒しやすくなる

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2013.11.22 07:00 | 高齢者 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者に最も起こりやすい症状は、「脱水」「便秘」「低栄養」の3つです。

「脱水」
人体は、ホメオスタシス(恒常性)により、一定の水分(約50から60パーセント)や、その他の必要な成分が保たれています。
脱水は、発熱や下痢、嘔吐、発汗、水分摂取の低下により、水分喪失量に対して摂取量が不足することで生じます。

脱水の分類
1.高張性脱水
水分が多く失われる水欠乏症の脱水。
2.低張性脱水
ナトリウムが多く失われる塩類欠乏症の脱水。
3.等張脱水
水分とナトリウム欠乏とが、ほぼ同じ割合で起こっている混合性の脱水。

脱水の症状
皮膚や粘膜の乾燥、血圧低下、頻脈、尿道減少、体温上昇、活気、ADLの低下など。

起こりやすい疾患
尿路感染症、熱中症など。

予防
・こまめに水分をとるように工夫する。
・温度管理を適切に行う。
・排尿回数を減らすために飲水量を減らす傾向があるので、注意する。

「便秘」
便秘には、腸管が狭くなっている器質性便秘と、腸管の機能低下で起こる機能性便秘がある。

便秘の分類
1.器質性便秘

大腸がんや腸閉塞などが原因で腸管が狭くなっている。
2.機能性便秘
弛緩性便秘 
大腸の緊張が緩んで蠕動(ぜんどう)運動が弱くなっている。
痙攣性便秘
大腸が痙攣(けいれん)を起こして狭くなっている。
直腸性便秘
直腸反射が鈍くなり、便意を感じにくくなっている。

便秘の予防
・排便する習慣をつける。
・食物繊維を多くとり、水分の摂取量を保持する。
・歯・義歯の点検や歯科の定期検診を受ける。
・適度な運動を心がける。

「低栄養」
加齢とともに、消化吸収能力が低下し、低栄養状態になりやすい。
血清アルブミン値や体重減少率などが指標となる。

伴いやすい症状
浮腫、感染症、活気・ADLの低下、貧血など。


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2013.11.21 10:18 | 高齢者 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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脳血管疾患(脳卒中)について、ご紹介します。

脳血管疾患(脳卒中)
1.脳血栓
・脳内の動脈に血栓ができ、その動脈の支配領域に虚血性の壊死病変を生じる。
・安静時、血圧が低下したときに起きやすい。

2.脳塞栓(のうそくせん)
・脳以外の部位でできた血栓などが脳細動脈を塞いで発症する。
・血栓は心房細動などの心疾患で生じやすい。

3.脳出血
・脳内の血管が何らかの原因で壊れ、脳内に出血した状態。
・高血圧が原因で起こることが多い。

4.クモ膜下出血
・脳動脈瘤が破裂することにより、脳の表面とクモ膜の間に出血した状態。
・昼間、活動時に発症することが多い。
・突然の激しい頭痛が特徴で、嘔気、嘔吐を伴う。

発症頻度は、脳梗塞:約60%、脳出血:約25%、クモ膜下出血」:約10%

脳血管疾患の症状で生じる麻痺は、脳の損傷部位の反対側に片麻痺として現れることが多い。
・右麻痺は、言語障害
・左麻痺は、失行、失認、半側空間無視、高次機能障害

失効
運動機能が損なわれていないのに、動作を遂行する能力の障害。
1.観念失行
・道具の使用方法は説明できるが、実際に使用する際、うまく使えない。
2.着衣失行
服をきるときに上下、裏表を間違い、うまく着れない。

失認
感覚機能が損なわれていないのに、対象を認識できない。
1.半側空間虫
・脳の損傷の反対側に提示されたし下に反応したり、注意を向けたりすることに失敗すること。
・左側に現れることが多い。
2.半側身体失認
・自己の半身に対する認知の障害で。
・左側に現れることが多い。


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2013.11.20 07:18 | こころと体 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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感染対策と感染症法について、ご紹介します。

感染経路
1.空気感染・咳などにより、空気中に漂っている飛沫核から感染
・結核菌、麻疹ウイルスなど。
2.飛沫感染
・咳などで飛んだ飛沫粒子から感染。
・飛沫粒子は1メートル以内に落下する。
・インフルエンザイウルス、風疹ウイルスなど。
3.接触感染
・手指、病原菌の付着したタオルや容器などを介して感染。
・ノロウイルス、MRSA、緑膿菌など。

感染対策
1.感染源の排除
・排泄物、血液、喀痰などを素手で触れないようにする。
2.感染経路の遮断
・手洗いやうがい、環境の清掃などで感染源を持ち込まない、拡げない、持ち出さないようにする。
3.身体抵抗力の向上
・栄養状態を改善して身体の抵抗力を強化する。

感染症法
感染力や罹患した場合の重篤性に基づき、感染症を危険性の高い順に1類から5類に分類し、都道府県知事に届出義務を課している。
1類感染症
・エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘そうなど。
2類感染症
・重症急性呼吸器症候群(SARS)、結核、鳥インフルエンザ(H5N1)。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症、コレラ、細菌性赤痢など。
4類感染症
・急性E型ウイルス肝炎、急性A型ウイルス肝炎など。
5類感染症
・急性ウイルス肝炎(E、A型を除く)、後天性免疫不全症候群、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症など
新型インフルエンザ等感染症
・新型インフルエンザ、再興型インフルエンザ

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2013.11.19 07:36 | こころと体 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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引き続き、感染症について、ご紹介します。

MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
・多種類の抗生物質に抵抗力を示し、多種の抗生物質を投与しても効果がないブドウ球菌。
・基礎疾患のある人に発症することが多い。
・保菌者は原則として隔離しなくてもよい。

ノロウイルス
・牡蠣などの貝類による食中毒や、感染症の糞便や嘔吐物などを介して経口感染する。
・冬に多く発生する。
・症状は、嘔吐、下痢、発熱など。
・感染者の嘔吐物は、塩素系消毒液で消毒する。

疥癬(かいせん)
・疥癬虫(ヒゼンダニ)を病原体とする皮膚寄生虫感染症。
・性器、指間、腋下などに小丘疹(しょうきゅうしん)が多発して、特に夜間のかゆみが激しい。
・衣服などを介して感染する。
・ノルウェー疥癬(角化型疥癬)は、感染力が強いため、個室に隔離する。

重症急性呼吸器症候群(SARS)
・病原体は、新型SARSコロナウイルス。
・飛沫や接触で感染する。
・有効な治療法は、まだ、確率されていない。(第2類感染症)

HIV/エイズ
・エイズ(後天性免疫不全症候群)は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が感染し、免疫細胞が破壊されて免疫不全状態を引き起こす感染症のこと。
・感染後、5から10年程度経過した後、免疫不全状態が進行し、ニューモシスチス肺炎など、厚生労働省が定める合併症(日和見感染症)を発症するとエイズと診断される。
・性的接触、血液、血液製剤、母子感染などが主な感染経路。

日和見感染症
・通常の免疫能をもつ人には感染しないような弱毒性微生物による感染症。
・ニューモシスチス肺炎、MRSA、カンジダ症、単純ヘルペスウイルス感染症など。

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2013.11.18 05:40 | こころと体 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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感染症について、ご紹介します。

結核
・結核菌によって引き起こされる感染症。
・症状は、全身倦怠感、食欲不振、体重減少、微熱、寝汗、咳嗽(がいそう)など。
・高齢者の場合は、初感染ではなく、既感染結核の再燃が多い。
・ツベルクリン反応検査は、結核菌感染の有無を調べる。
・予防接種は、BCG。

破傷風
・土壌中に生息する破傷風菌が、主に傷口から感染する。
・予防には、ジフテリア、百日咳、破傷風の三種混合ワクチンを接種する。

緑膿菌
・緑膿菌は、施設内の水場、洗面台などのたまり湯に生息。
・弱毒性で日和見感染症の原因のひとつ。
・接触感染することが多く、創部感染、呼吸器、尿路感染を引き起こす。

レジオネラ菌
・循環式浴槽水、加湿器の水などから飛散した粒子を吸入して感染する。
・人から人へは感染しない。
・主な症状は、肺炎。
・設備の清掃、消毒を徹底することが大切。

インフルエンザ
・インフルエンザウイルスの感染によって起こる。
・潜伏期間は、通常、1から2日。
・症状は、高熱や頭痛、筋肉痛、全身倦怠感など。
・迅速診断には、鼻咽頭粘液を用いる。
・鳥インフルエンザ(H5N1)は、第2類感染症。
・豚インフルエンザ(A/H1N1)は、新型インフルエンザ等感染症として、感染症法による強制措置の対象となっている。

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2013.11.17 10:50 | こころと体 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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内分泌・代謝疾患について、ご紹介します。

甲状腺疾患
1.甲状腺機能亢進症
・甲状腺ホルモンが過剰に合成・分泌された状態。
・症状は、発刊過多、体重減少、頻脈、眼球突出など。
・バセドウ病など。

2.甲状腺機能低下症
・甲状腺ホルモンの不足により、生体代謝が低下した状態。
・症状は、むくみ、倦怠感、寒気、眠気、皮膚乾燥、便秘など。
・先天性の甲状腺機能不全による発育生涯をクレチン症という。
・成人性のものを粘液水腫という。

脂質異常症
・血液中に含まれる脂質であるLDLコレステロール、中性脂肪(トリグリセリド)が過剰、または、HDLコレステロールが不足している状態。

痛風
・血液中に尿酸が増えすぎた状態。
・主な症状は、急性関節炎
・発作は母趾の付け根に起こりやすい。
・予防法として、肉類やビールなどプリン体の多い食品の過剰摂取に注意する。

糖尿病
・インスリンの分泌不足やインスリンの作用が不十分なため、高血糖が持続することを主因とする疾患。
・症状は、口渇、多飲、多尿、夜間頻尿、倦怠感、体重減少など。
・空腹時血糖の正常値は、80mg/dl以上110mg/dl未満。
・HbA1c(ブドウ糖と結びついたヘモグロビンで、1~2ヶ月前の平均血糖値)の正常値は、5.8%未満、
1.1型糖尿病
・膵臓のランゲルハンス島でインスリンを分泌しているβ細胞が破壊され、インスリンが枯渇してしまう。
・若年者に多く、発症が急激かつ進行が早いのが特徴。
2.2型糖尿病
・肥満などが原因で、インスリンの働きが悪くなり、分泌量が減少するなど、血糖値の調整がうまくいかなくなる。
・中年以上に発症が多く、進行は遅いが、肥満を伴うことが多い。
・糖尿病の9割以上が2型糖尿病と言われている。
3.三大合併症
・網膜症、腎症、神経障害。

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2013.11.16 05:33 | こころと体 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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引き続き、腎・泌尿器疾患について、ご紹介します。

ネフローゼ症候群
・大量のタンパク尿が出て、それに伴い血液中のタンパク質が減少するため、浮腫や脂質異常症(高コレステロール血症)などが現れる。

腎不全
・腎炎などの病気で血液をろ過摺る糸球体の網の目が詰まり、腎臓の機能が低下し、老廃物を十分排泄できなくなる状態。
・進行すると、欠尿(一日に400cc以下)、無尿(100cc以下)を生じ、最終的には、尿毒症に至る。
・治療法は、血液透析、持続的携行腹膜透析(CAPD)などがある。

腎機能障害者の介護
・アルコールの制限はないが、飲水量が増えるため、摂取量に注意する。
・タバコは禁煙することが望ましい。
・たんぱく質、塩分、カリウム、水などは制限が必要なため、医師の指示に基づく適切な栄養管理が必要。
・激しい運動は控え、休息や睡眠をしっかりとり、感染を予防する。
・血液透析は、週2から3回の定期的な通院が必要で、一度、治療を始めると、途中で中止することはできない。
・透析生活は、長期間で生涯に渡って及ぶため、治療についての正しい知識と理解が大切。
・血液透析を行うには、血液を体外に出すためのシャントが必要。
・家庭では、一日の中で時間を決めて、血液、体重、尿量の測定をする習慣が望ましい。

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2013.11.15 09:29 | こころと体 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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腎・泌尿器疾患について、ご紹介します。

尿路感染症
・腎臓から膀胱を通って尿道口に至る尿路に、細菌が感染して炎症を起こす。
・症状は、排尿時痛、頻尿、残尿感、尿混濁など。
腎盂腎炎(じんうじんえん)
・38度以上の高熱が出て、腰痛を伴うことがある。
膀胱炎
・通常、発熱はない。

前立腺肥大症
・男性のみの疾患で、高齢者に多い。
・尿道付近の前立腺組織が肥大して尿道を圧迫するために起こる。
・頻尿、残尿感、放尿力低下などの排尿障害を伴う。
・病状が進行すると、尿が全く出なくなることもある。(尿閉)

尿失禁
1.腹圧性尿失禁
・せきやくしゃ、走ったり跳んだり、重いものを持ち上げるなど腹圧が高まる動作をしたときに尿が漏れる。
・女性に多い。
2.切迫性尿失禁
・「したい」と思うと、といれまで我慢できなかったり、下着を下ろすまで間に合わずに漏れる。
・膀胱炎、脳血管障害、パーキンソン病などに多くみられる。
3.溢流性(いつりゅうせい)尿失禁
・尿がうまく出せないため、残った尿が膀胱内にたまり、じわじわと少量ずつあふれ出る。
・主に男性に多く、前立腺肥大、糖尿病、脊椎損傷などに多く見られる。
4.機能性尿失禁
・排尿動作や判断がうまくできずに漏れてしまう。
・トイレにに行けなかったり、トイレが分からない、衣服や下着を脱ぐことができないために起こる。
・脳血管障害や認知症などに多くみられる。
5.反射性尿失禁
・膀胱に尿がたまっていても排尿をコントロール出来ず、反射的に起こる尿失禁。
・脊髄損傷など、脊髄の病気によって起こることが多い。

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2013.11.14 12:06 | こころと体 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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消化器疾患について、ご紹介します。

胃・十二指腸潰瘍
・胃や十二指腸を覆っている粘膜の一部にただれや壊死が起き、それが粘膜下層まで達したものを潰瘍という。
・胃液の消化作用による消化性潰瘍とされる疾患。
・ヘリコバクター、ピロリ菌が関与していると言われている。

肝硬変
・慢性の肝障害が進行した結果、肝臓が硬く変化し、肝機能が減衰した状態。
・原因は、B、C型ウイルス性肝炎が多い。
・肝硬変になると食堂静脈瘤や肝細胞ガンを合併しやすい。
・肝機能障害では、GOT(AST)、GPT(ALT),γGTPなどの検査数値が上昇する。

肝炎
・肝臓に炎症が起こり、発熱、黄疸、全身倦怠感などの症状をきたす疾患。
・肝炎ウイルスによる肝炎が多く、日本では、A,B,C型が多い。
1.A型肝炎
・A型肝炎ウイルスに汚染された飲料水や魚介類などを食べることで感染する。(経口感染)
2.B型肝炎
・主にB型肝炎ウイルスに感染している人の血液を介して感染する。(血液感染)
・肝硬変や肝がんを発生することがある。
・B型肝炎の利用者が使用する食器は、必ずしも使い捨てのものにする必要はない。
3.C型肝炎
・主にC型肝炎ウイルスに感染している人の血液を介して感染する。(血液感染)
・肝硬変や肝がんを発生することがある。
・A型肝炎、B型肝炎には予防接種があるが、C型肝炎にはない。

黄疸(おうだん)
・血中のビリルビン(胆汁色素)の増加によって、皮膚や眼球結膜などが黄色くなる症状。
・肝障害や溶血性貧血などでビリルビン値は高くなる。

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2013.11.13 10:09 | こころと体 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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呼吸器機能障害者を介護する場合の注意点をご紹介します。

呼吸器機能障害には、主に、以下の3つのケースがあります。
1.肺内の肺胞で、酸素と二酸化炭素を交換する肺胞のガス交換に障害がある。
2.胸郭(きょうかく)や横隔膜の動きによって、肺を膨張させたり、収縮させたりして、空気を吸う・吐くといった動作に障害がある。
3.空気の通り道である気道などが狭まるために空気の通過が困難になる換気に障害がある。


呼吸器機能障害者の介護方法
・食事は、一度にたくさん食べると胃が大きく膨らみ、横隔膜が圧迫され呼吸しにくくなるため、少量ずつ、何度かに分けて食べるようにする。

・入浴は、胸に静水圧を受けて呼吸連動が圧迫されるので、頸部まで浸らないようにする。

・酸素慮法中の入浴においては、カニューレはつけたまま入浴してもらう。

・歩行は、呼吸が激しくならないよう、休みを取りながらゆっくり歩く。

・気道感染を防ぐために、常に空気を清浄し、適度な湿度を保つようにする。

・分泌物がたまると気道の閉塞が起きるので、排痰(はいたん)訓練を行うことが必要。

・酸素療法を行う場合、酸素ボンベを備えつける場所は、爆発の危険性があるため、火気に十分注意する。


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2013.11.12 09:17 | こころと体 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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呼吸器疾患について、ご紹介します。

1.肺炎
肺の組織に炎症が起きる病気の総称で、ウイルスや細菌の感染、飲食物の誤嚥などが原因となる。
マイコプラズマ肺炎
・マイコプラズマという微生物によって引き起こされる。
・発熱としつこい乾いたせきが特徴。
誤嚥性肺炎
・飲食物や胃液などの逆流物が気管や気管支に入って起こる肺炎。
・特に就寝前の口腔ケアは、肺炎の予防に大切。
沈下性肺炎
・長期臥床により、血液が鬱滞(うったい)し、細菌などが繁殖しやすい条件になり、発症する。

2.慢性閉塞性肺疾患(COPD)
・肺に慢性炎症が起き、肺胞の破壊や気管支粘膜腺の浮腫が生じ、息切れや咳嗽(がいそう)、喀痰(かくたん)が増加する疾患。
・長期間の喫煙により、気管支の慢性的炎症や肺胞の破壊が起こり、気管支の狭窄(きょうさく)と肺の弾性収縮力が失われる。
肺気腫
・肺胞が破壊されてガス交換機能を失い、呼吸困難を起こす。
・中高年の男性に多く発症し、進行すると、息切れ、呼吸困難、チアノーゼなどの症状がみられる。
慢性気管支炎
・気管支に慢性の炎症や浮腫が生じ、気管支の分泌が過剰になる。

3.気管支喘息
気道の炎症により粘膜などが気管支の中にたまり、呼吸困難を起こす。胸部圧迫感、喘鳴(ぜいめい)などの症状がみられる。

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2013.11.11 07:37 | こころと体 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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循環器疾患について、ご紹介します。

1.高血圧症
・最高血圧(収縮期血圧)、140mmHg以上で、最低血圧(拡張期血圧)、90mmHg以上。
・高齢者は、収縮期血圧が高くなる傾向がある。
・原因のはっきりしていない高血圧を、本態性高血圧と言います。
・降圧剤として、カルシウム括抗剤が使われる。
・食生活では、ナトリウムの過剰摂取に気をつけ、カリウムを含んだ野菜をたくさん食べるようにする。

2.心疾患
不整脈
・心臓の脈拍のリズムが乱れる疾患
・心房細動(脈が多くなったり少なくなったりし、リズムが乱れる状態)
・房室ブロック(心房から心室への伝道がスムーズではない状態)
・人工ペースメーカーの適用が検討される

狭心症
・冠動脈(心臓の血管)が狭くなり、先に必要な血液を送れない状態。
・ニトログリセリンの舌下投投与が効果的。

心筋梗塞
・冠動脈が詰まって、血液が送れなくなり心筋が壊死した状態
・痛みを伴わないこともある。(無痛性心筋梗塞)

心不全
・心室の収縮力が低下して、身体に必要な血液が送り出せない状態。
・息切れ、浮腫(ふしゅ)、尿量の減少、体重の増加などが見られる。

3.閉塞性動脈硬化症
・下肢の比較的太い動脈が、慢性的に閉塞して、足が冷たく感じたり、歩行時、痛みやしびれを感じ、間欠性跛行などの症状が見られる。

4.貧血
・血液中の赤血球や血色素が減少して、血液中の酸素も欠乏するもの。
・鉄欠乏症貧血が多く、頭痛、めまい、耳鳴りなどが現れる。鉄分を補うことが大切。
・口唇や眼瞼(がんけん)結膜などの粘膜や皮膚の色から赤みがなくなる。


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2013.11.10 10:35 | こころと体 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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運動器疾患について、ご紹介します。

1.骨粗鬆症
・女性に多い。
・女性は、50歳代(閉経後)から、男性は80歳代から増加していく。
・原因は、カルシウム欠乏、女性ホルモンの低下、運動不足、栄養不足など。
・骨が折れやすく、長期の臥床で骨成分のカルシウムが尿中に排泄され骨がもろくなる。
・予防法は、カルシウムの摂取、運動による骨形成促進、日光浴によるビタミンDの生産促進など。

2.骨折
・高齢者に多い骨折は、大腿骨頸部骨折、脊椎圧迫骨折、上腕骨頸部骨折、橈骨遠位端骨折(とうこつえんいたんこっせつ)。
・大腿骨頸部骨折の治療は、臥床期間短縮のため、手術をすることが多い。

3.変形性関節症
・老化のために関節の軟骨がすり減り、関節に変形が生じるために起こる。
・変形性膝関節症、変形性股関節症、肩関節周囲炎(五十肩)なとがある。
・膝関節症は中高年の女性、肥満者に多く、O脚変形を起こしやすい。
・膝の内側に痛みを生じることが多い。

4.関節リウマチ
・原因不明で難治性。
・全身性の炎症性疾患で女性に多い。
・朝の手足のこわばり、関節の痛み、腫れ、変形、可動制限を起こす。
・手足の小さい関節から左右対称に始まる。
・消炎鎮痛剤は、慢性関節リウマチの治療によく使われる。
・自助具を工夫し、自立を支援する。

5.後縦靱帯骨化症
・脊椎の靱帯が骨化するため、手足のしびれや四肢全体が麻痺する。

6.脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)
・加齢により脊椎管が細くなり、神経が圧迫され、腰痛や間欠性跛行(はこう)などの症状がでる。
・間欠性跛行とは、歩いていると、足にしびれや痛みを感じ、歩き続けることができないが、しばらくすると、また歩けるようになる症状。

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2013.11.09 10:41 | こころと体 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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ADLと廃用症候群について、ご紹介します。

ADL(日常生活動作)
・日常生活を営む上で普通に行っている基本的な身体的動作
・食事、排泄、更衣、整容、入浴、移乗など

IADL(手段的日常生活動作)
・日常生活を送る上で必要な動作のうち、ADLより複雑で高次な動作
・炊事、洗濯、掃除なの家事、買い物、金銭管理、公共交通機関の利用など

廃用症候群(生活不活発病)
全身あるいは身体の各部の活動の低下や不使用(不活動)によって、身体的・精神的に起きるさまざまな悪影響を総称した合併症
1.筋委縮
長期間の臥床の結果、筋肉が細くなる。下肢の筋力低下が大きく、歩行への影響が大きい。
2.関節拘縮
関節が固まって動かしにくくなる。安静を続けていると全く体を動かすことができない硬直状態になる。
3.骨委縮
骨がもろくなり骨粗鬆症などを引き起こす。安静による骨への刺激の低下は、骨の形成と吸収のバランスを崩し、骨がもろく折れやすくなる。
4.尿路結石
尿中のカルシウム排泄が増え、尿路結石の原因になることがある。
5.起立性低血圧
安静を続けていると、血管運動反射が作動しにくくなり、立ちくらみなどを起こしやすくなる。
6.静脈血栓症
特に下肢の静脈に生じやすく、うっ血やむくみがでる。
7.精神機能
活動による脳の刺激が失われれ、神経機能、感覚機能などの機能低下をもたらす。
8.褥瘡(じょくそう)
長期間の臥床などにより持続的な圧迫が加わり、血流障害を起こして組織が壊死すること。
9.感染
タンの排出能力が低下し、細菌感染を起こしやすく肺炎になりやすい。沈下性肺炎、誤嚥性肺炎を起こしやすくなる。

過用症候群
過度の訓練の結果、かえって新しい損傷を起こす。

誤用症候群
誤った使い方をすると負担がかかり、身体に悪影響を及ぼす。

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2013.11.08 10:10 | 高齢者 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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ハビリテーションとリハビリテーションについて、ご紹介します。

ハビリテーション
・取り戻すべき正常発達の過去をもたずに生まれた障害児が、現在の状況を出発点として、その発達を保障し支援する総称。
・英語の意味は、 habilittate(適した状態にする)

リハビリテーション(リハビリ)
・全人間的復権とも言い、何らかの障害を受けた人が、人としての尊厳、権利、資格を本来あるべき姿に回復すること。
・英語の意味は、re(再び)+ habilittate(適した状態にする)

リハビリの4つの領域
1.医学的
障害の医学的治療を行い、障害の改善、二次障害の予防、機能維持などを通じて自立した生活を支援する。
2.社会
社会の中で、自分のニーズを満たし、社会参加を実現する権利を行使する能力(社会生活能力)を高める視点から支援をする。
3.教育
障害児、障害者の全面的発達を促進し、課題への対応や生活技能を発達させ、自己実現を図るよう支援する。
4.職業
職業指導、職業訓練、職業選択など、職業的サービスの提供を含む適切な就職の確保と継続ができるよう支援する。

リハビリの分類
リハビリは、発症からの時期を、急性期、回復期、維持期として、大きく3段階に分けて対処する。

リハビリの種類
1.理学療法
身体に障害のある者に対し、主にその基本動作能力の回復を図るため、治療体操や電気刺激マッサージ、温熱その他の物理的手段を加える療法。
2.作業療法
身体または精神に障害のある者に対し、主に応用的動作能力や社会適応能力の回復を図るため、手芸、工作、その他の援助を行う療法。
3.言語聴覚療法
音声機能、言語または視覚、聴覚に障害のある者に対し、言語訓練、嚥下訓練、これらに必要な検査、助言、指導を行う療法。


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2013.11.07 08:50 | 障がい者福祉 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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精神障害者の入院形態について、ご紹介します。

1.措置入院
2名以上の精神保健指定医の診察結果の一致により、自虐他害の恐れのあると認められる精神障害者への入院措置。定期的に都道府県知事に報告する。

2.緊急措置入院
緊急時、1名の指定医の判断で、72時間を限度とする緊急措置入院をとることができる。

3.任意入院
原則の入院形態。本人の同意に基づく入院。

4.応急入院
保護者の同意がすぐに得られない場合で、しかも急を要する場合、72時間を限度に入院させることができる。

5.医療保険入院
本人の同意により入院させるべき状態のない患者で、精神保健指定医が必要を認め、保護者が同意した場合の入院形態。

入院患者の割合
平成20年厚生労働省精神保健福祉課の資料によると、
入院患者数は、約31万人。
・任意入院は、約59%
・医療保険入院は、約40%
・措置入院は、0.6%

患者の権利
・患者から退院の申し出があった場合、速やかに退院させるのが原則。
・信書の発受の制限はできない。
・行政機関の職員との面接の制限はできない。
・入院患者・保護者は、知事に対し、退院または、処遇改善の請求を行う権利がある。

精神保健福祉センター
精神保健福祉に関する知識の普及、調査研究、相談および指導のうち複雑または困難なものを担う機関で、藤堂府県と政令指定都市に設置が美無付けられている。

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2013.11.06 08:46 | 精神障害 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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その他の精神疾患をご紹介します。

心身症
・心理的要因によって、特定の器官に身体疾患の症状が現れる疾病。
・胃潰瘍、慢性じんましん、喘息、過敏性大腸炎、円形脱毛症など

てんかん
・脳神経細胞の過剰放電が原因でおこるてんかん発作を主症状とする慢性の大脳疾患。
・てんかんの発作には、一定の脳の場所から発作が始まる部分発作と、脳全体が同時に過剰放電する全般発作とがある。
対応)
・発作が起きた場合、無理に手足を抑えたりすると、かえって危険なため、身体を支える程度にして安全を確保する。発作が断続的に持続する場合には、救急車を呼ぶ。
・発作が弱まったら、口からの嘔吐物で窒息することのないよう側臥位をとらせる。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)
・トラウマなどさまざまな後遺症の総称。
・悪夢やフラッシュバックにより外傷的出来事を反復的に想起する。
・入眠困難、集中困難、過度の警戒心といった状態が持続する。

アルコール依存症
・アルコールの習慣的常用から、アルコールを飲まなくてはいられない状態となり、身体的、精神的、社会的にさまざまな障害が現れる。
・アルコール精神病には、振戦せん妄、コルサコフ症候群(健忘症候群)、アルコール幻覚症などがある。
・治療には、何よりも禁酒を継続することが大切。


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2013.11.05 11:15 | 精神障害 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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神経症系障害について、ご紹介します。

「神経症系障害」とは、身体的原因のない心身の機能障害により、ある観念にとらわれたり、不安や葛藤に陥り、日常生活に支障が生じることです。

代表的な6つを以下に示します。

1.不安障害
・不安を主症状とする神経症。
・神経症性障害の中で、最も多い。
・不安は精神的症状のほか、動悸、呼吸困難、口渇(こうかつ)、振戦といった身体症状が現れる。

2.パニック障害
・前触れなくめまいやパニック発作が繰り返し起き、発作に対する不安とそれに伴う回避行動が見られる。
・パニック発作では、現実の危機が存在しない中で、強い恐怖または不快感を伴う特徴的な症状を示す。
・発作が再発するのではないかと恐れる予期不安と、それに伴う症状の慢性化が生じる。

3.恐怖症
・恐れる理由がそれほどなくとも特定の対象を極端に恐れる。
・対人恐怖症、高所恐怖症など。

4.強迫性障害
・不合理な強迫観念とそれによる強迫行為を特徴とする。
・強迫行為は、戸締り、ガスの栓、スイッチなどを必要以上に何度も確認する行為。

5.心気症
・些細な身体的な変化から重大な疾患にかかっていると思い込む。
・病気や死などに過度にとらわれた状態。

6.離人症性障害
・自分の心や体から離れて他人の目で傍観している感覚があり、自分を外側から観察している感じ。
・自分が自分でない感じなどが現れる状態。

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2013.11.04 09:18 | 精神障害 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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代表的な精神障害

統合失調症
特徴
・思春期から青年期に発症することが多い。
・病状は、妄想型、解体型、緊張型などがある。
・症状は、幻覚、妄想といった陽性症状と感情の平板化、意欲欠如といった陰性症状とに分けられる。

陽性症状
・健康な心理状態では認められない幻覚や妄想、言葉の歪曲と誇張、まとまりのない会話と行動、精神運動興奮、焦燥などをいう。
・妄想を話したときの対応として、妄想の内容が理解できなくとも、否定も肯定もしない。

陰性症状
・健康な心理状態から欠如している感情平板化や会話の貧困、意欲低下、意思疎通不良、常同的思考などをいう。

気分障害(躁うつ病)
特徴
・感情障害とも呼ばれます。
・感情の障害を主とし、その障害から発生すると想定される精神的、身体的症状を伴う状態。
・躁状態とうつ状態があり、交互に繰り返すタイプと、一方のみを繰り返すタイプなとがある。

躁状態
・気分が高揚し、病的爽快、多弁多動、欲求亢進、観念奔逸などを特徴とし、疲れを感じず作業を続け足り、他人に干渉したり、危険行為をするようになる。

うつ状態
・抑うつ気分を中核として、焦燥感や悲哀感、興味・喜びの喪失、思考力・集中力の減退による精神運動制止や思考制止、罪責感、絶望的観念、自殺念慮、企図などの症状を示す。
・睡眠障害、食欲減退(増加)、頭重などの身体的症状が現れる。
・うつ病では、日内変動(朝が調子悪い)がみられ、自殺企図があるのが特徴。
・励ますことは、自分を追い込んでしまうので逆効果。

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2013.11.03 10:47 | 精神障害 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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精神障害は以下の3つに分類されます。

1.内因性
原因不明の精神病
「統合失調症」「気分障害(躁うつ病)」「日定型精神病」など

2.外因性
外傷、脳の損傷や、脳以外の臓器の病気による精神病
「症状性精神病」「中毒性精神病」

3.心因性
性格を基盤とした反応、パーソナリティの偏り、生まれつきの知的障害
「神経症」「心因反応」「精神遅滞」「性格障害」

次に、精神症状の現れ方をご紹介します。

1.知覚
・錯覚:「せん妄」
現実に存在するものを誤って知覚する
・幻覚:「統合失調症」
現実に存在しないものを存在していると知覚する

2.思考
・思考抑止:「うつ病」
考えの進行が遅くなり、着想が乏しくなる
・思考途絶:「統合失調症」
考えの流れが突然断ち切られ、真っ白になる
・妄想:「統合失調症」
病的で誤った判断や観念を抱き、強い確信を持ち、間違いを認めない
・観念本逸:「躁病(そうびょう)」
考えが次々に湧き出してくる

3.感情
・病的爽快:「躁病」
病的に気分が高揚する
・抑うつ気分:うつ病」
気分が沈んでいる
・感情鈍磨:「統合失調症」
外界に無関心で感情の表現が失われる
・不安:「不安神経症」 
漠然とした恐れを抱く
・感情失禁:「認知症」
些細な刺激で激しい情動が起こる

4.意識
・失見当識:「認知症」
自分がいる場所や、今、何時頃なのかわからない
・せん妄:「認知症」意識の混濁と錯覚、幻覚、不穏、興奮などを伴う
夜間に多く、脱水や感染が誘因となることがある

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2013.11.02 09:53 | 精神障害 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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精神科の治療方法について、ご紹介します。

精神療法

・精神療法とは、医師と患者間の精神相互作用を通じ、患者の心身に何らかの治療的変化を引き起こす医学的な治療法。

・カウンセリング、催眠療法、精神分析療法、森田療法、遊戯療法、家族療法、心理劇など。

生活療法

1.生活技能訓練療法(SST)
行動療法の理論による一定の治療計画に基づき、観察学習、ロールプレイなどにより基本生活技術、対人関係能力などを身に付ける。

2.レクリエーション療法
レクリエーションを通じて治療という働きかけをする。遠足m、野球大会、ラジオ体操、ゲームなど。

3.作業療法
作業と通じて生産意欲、創意性を開発し、責任の自覚や完成の喜びを体得させることにより、最社会科を図る療法。生産的作業、創意的作業など。

4.精神科リハビリーション
長期入院者などの退院後の社会生活への移行段階の働きかけを行う。精神科デイケア、ナイトケアなど。

薬物療法

1.抗精神薬
鎮静作用と抗精神病作用をもつう薬物で、幻覚、妄想、不穏、興奮、錯乱状態などの改善や感情鈍磨(どんま)、意欲減退を賦活する効果がある。

2.抗うつ薬
抑うつ気分を改善させる作用をもつ薬物で、主としてうつ病の抑うつ気分、精神運動性抑制、思考抑制に効果がある。

3.抗不安薬
不安、緊張感、焦燥感の改善、抑うつを除去する作用のある薬物。

4.抗てんかん薬
けいれん発作や精神運動発作に用いられる薬物。てんかんにおける大発作、小発作、精神運動発作に用いられる。

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2013.11.01 07:50 | 精神障害 | トラックバック(-) | コメント(0) |