認知症介護と障がい者支援2017年03月

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

2017年02月 | 2017年03月の記事一覧 | 2017年04月
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骨・関節の疾患

1.変形性関節症
変形性関節症
→関節腔にある軟骨がすり減り、周囲組織が変性することにより、関節の変形をきたす疾患のこと
変形性関節症の種類
1)変形性膝関節症
・65歳以上の高齢者の大多数に発症し、女性に多い
・加齢による関節軟骨の変形に肥満やO脚などによる負担が加わって発症する
・膝関節症、半月板損傷、靭帯損傷後に発病することもある
2)変形性股関節症
・先天性要因(先天性股関節脱臼、臼蓋形成不全)または後天性要因(大腿骨骨折、化膿性関節炎、突発性大腿骨頭壊死など)により、股関節の構造が障害されることによっておこる
診断
・X線撮影で関節腔の狭まり、軟骨の消失、骨の硬化症(白さが増す)、関節腔内での骨棘(こっきょく:新しい骨や軟骨)が認められることにより、膝関節症が診断される
・関節リウマチと鑑別するため、血液検査も行う
・痛風や感染との鑑別のため、関節内の液を関節穿刺(せんし:関節内に中空の針を刺すこと)で抜き取り分析する
症状
・関節の痛み、こわばり
・こわばりは朝の起床時には強く、少し動くと改善する
・炎症が強くなると関節液がたまって腫れ、しだいに関節が変形する
・痛みにより運動量が減ると骨の筋肉が弱くなり、靭帯が伸びて不安定になる
膝関節症
症状
・膝を深く曲げたときや長時間の歩行時の痛み
・関節水腫(関節に水がたまる)
・進行すると膝の屈伸が十分にできなくなり、O脚がますますひどくなる
股関節症
症状
・痛みや歩行障害
・進行すると関節の曲りが悪くなり、日常生活に支障をきたす

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2017.03.31 06:45 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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悪性腫瘍(がん)

がんの症状
・症状は臓器により異なるが、終末期には臓器を問わず全身倦怠感、食欲不振、痛みが多く見られる
・若年者と高齢者でがんの質に差はないとされているが、高齢者のほうがターミナル期の痛みの訴えは少ない
がんの治療
・手術療法、化学療法、放射線療法がある
・がんの進行度、身体機能、本人の希望などを勘案しながら治療方法や治療場所を選択する
ターミナルケアの考え方
ターミナル期(終末期)
・手術や放射線など集学的治療の効果を期待することができず、その患者にのって積極的治療は不適切で、生命予後が6ヶ月以内と考えられる状態のこと
ターミナルケアの基本
・死にゆく人に対する全人的なかかわり
・さまざまな分野の専門家が一つのチームを組んでケアにあたる
死を看取る場所
1)一般の病院(一般病棟、療養病棟)
2)ホスピス、緩和ケア病棟
3)介護保険施設
4)在宅
5)その他の居住系施設
・在宅でのターミナルケアは患者が家族とともに家で安心して安楽に過ごすことを目標とし、医療処置は患者と家族に十分説明をした上で行い、不必要な処置は行わない
がんの疼痛管理
・ターミナルケアにおける症状緩和のうち、中心的な課題となるのは痛みのコントロール
WHO方式の3段階除痛ラダー
・鎮痛薬については、第1段階はアスピリンやアセトアミノフェンなどの非オピオイド鎮痛薬から始める
・除痛が十分でなければ、第2段階はコデインなどの弱オピオイド鎮痛薬を用いる
・これでも除痛が得られなければ、第3段階としてモルヒネなどの強オピオイド鎮痛薬を用いる
※モルヒネには便秘、嘔気、嘔吐といった副作用がある

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2017.03.30 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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悪性腫瘍(がん)

悪性腫瘍(がん)
→体の細胞が物理的・化学的に傷害を受け、その修復の過程で一部の細胞が悪性化し、異常に増殖することにより起こる疾患
→転移し生命にかかわるものを悪性腫瘍、生命に影響を与えない良性のものを良性腫瘍という
高齢者に多いがん
・肺がん、大腸がん、胃がん、乳がん、食道がん、肝臓がん、前立腺がん、膵臓がん、子宮がん
・肺がん、大腸がんは増加傾向、胃がんは減少傾向
介護保険の特定疾病(がん末期)の定義
1)無制限な細胞の自律増殖性
2)近隣組織への浸潤性
3)遠隔臓器への転移性
4)何らかの治療を行わない場合の致死性

上記の全てを満たす疾病
がんの原因
喫煙
・たばこに含まれる発がん物質により、がん全体のリスクが上がる
・部位別では、胃がん、肺がん、肝臓がんはほぼ確実にリスクが上がる
食物、栄養および運動
・がんの原因の3割は、不摂生な食事と肥満が占めている
感染症
・B型・C型肝炎ウイルスによる肝がん
・ヒトパピローマウイルスによる子宮頸がん
・ヘリコバクター・ピロリ菌による胃がん
・ヒトT細胞性白血病ウイルスによる成人T細胞性白血病など
その他
・石綿による悪性中皮脂、コークスやクロム酸塩による肺がんなど特定の化学物質の暴露
・オゾン層が破壊され、紫外線の増加による皮膚がんのリスク上昇
・原子爆弾の被ばくなど放射線暴露
・医薬品の副作用など
(※次回に続く)

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2017.03.29 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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尿失禁

尿失禁
→何らかの原因により尿をもらしてしまう状態のこと
→排尿障害のなかでも尿失禁は特に多くみられ、ケアのうえでも問題となる
尿失禁の種類
切迫性尿失禁
・尿意をがまんすることができずに失禁してしまう
・原因は、加齢による膀胱括約筋の弛緩や脳血管障害による排尿抑制中枢の損傷など
・過活動膀胱ともいい、最近は積極的に治療されるようになっている
腹圧性尿失禁
・尿道の短い女性に多い
・咳、くしゃみ、しゃっくり、笑いなどのちょっとした腹圧の上昇で失禁するもの
反射性尿失禁
・脊髄の病気により、本人の意思と関わりなく尿が出なかったり、反射的に出てしまうもの
溢流性尿失禁
・前立腺肥大症などで尿閉が起こり膀胱にたまった尿が圧力により漏れてくるもの
・放置しておくと尿毒症を起こす危険があり注意が必要
機能性尿失禁
・排尿器官には異常がないのに、身体の障害や認知症などのために、適切な排尿動作ができずに失禁してしまうもの
排尿後尿失禁
・排尿が終わったと思った後に失禁してしまうもので、女性に多い
・排尿の際に尿を出しきれず、膀胱に残る尿量が増加するために起こる
完全尿失禁
・膀胱内に尿をためることができなくなり、常にだらだらと漏らしている状態

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2017.03.28 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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腎不全

腎不全
→腎臓の機能が低下し、腎臓が正常に働くなくなった状態
急性腎不全、慢性腎不全の急性憎悪
→脱水、心不全、薬剤の影響、骨盤部腫瘍による両側尿管閉塞などにより、腎機能が阻害されて起こる
症状
・乏尿、悪心、嘔吐、浮腫、体重増加、動悸、易疲労感(疲れやすい)、けいれんなど
慢性腎不全
→糖尿病性腎症、慢性糸球体腎炎など腎機能を阻害する疾患により、腎機能が不可逆的に低下して起こる
症状
・全身症状:倦怠感、易疲労、浮腫
・中枢神経症状:頭痛、睡眠障害、集中力低下
・抹消神経症状:しびれかん、筋けいれん、レストレスレッグス、バーニングフィート
・心・肺症状:動悸、息苦しさ、胸痛、呼吸困難
・消化器症状:食欲減退、悪心、嘔吐
・泌尿器・生殖器症状:多尿、夜間尿、乏尿、性機能低下、月経異常
・眼症状:視力障害
・皮膚症状:掻痒感、色素沈着
治療
・急性腎不全では、血液透析など血液浄化療法が必要かどうかが重要となる
・慢性腎不全では、進行の抑制と自覚症状の改善が中心となる
・人工透析開始を遅らせるため、以下の治療を行う
1)食事療法:高カロリー食で、タンパク質、水分、食塩、カリウムを制限
2)高血圧の管理:塩分制限および降圧薬の投与
3)高リン血症、低カルシウム血症の治療:炭酸カルシウム、活性型ビタミンDなどの投与
疾患の見通しと生活上の留意点
・慢性腎不全は難治性で長期化するため、抑うつ状態になりがち
・自己管理のため覚えなければならなことが多く、家族の協力も必要

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2017.03.27 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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肝疾患

肝炎
→肝臓に炎症が生じた状態で、急性肝炎と慢性肝炎がある
急性肝炎
原因
・肝炎ウイルス(特にA型とE型)、自己免疫疾患、薬剤アレルギーなど
症状
・全身の倦怠感、食欲不振、腹痛
・わかりにくく黄疸(おうだん)が現れて気づくことがある
・頻度は少ないものの、発症すると長引きやすくなる
疾患の見通しと生活上の留意点
・安静臥床が中心で、一般に予後は良好
・黄疸がみられる場合は入院による治療が必要
慢性肝炎
原因
・肝炎ウイルス(B型とC型)によるB型肝炎、C型肝炎、アルコール性肝炎、自己免疫疾患など
症状
・肝臓の機能が保たれていれば無症状
・肝炎が持続すると肝硬変に移行
治療
・B型肝炎、C型肝炎では、肝炎ウイルスに対する薬物治療を行う
疾患の見通しと生活上の留意点
・治療により肝硬変への移行を抑え、肝がんの合併を予防することが重要
肝硬変
症状
・食欲不振、全身倦怠感、黄疸、浮腫、腹水、食道静脈瘤による出血
・代謝力が低下すると肝性脳症、意識障害が起こる
・進行すると肝不全に移行する
疾患の見通しと生活上の留意点
・服薬状況、食事摂取状況をよく確認する
・アンモニアがたまらないよう、下剤でコントロールする
・完成脳症がある場合は、タンパク質を制限し、その分は分岐鎖アミノ酸剤で補う
・浮腫や腹水がある場合は塩分を制限する
・肝硬変では低血糖を起こしやすいため、就寝前に軽食をとることも検討する

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2017.03.26 09:21 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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胃・十二指腸潰瘍

胃・十二指腸潰瘍
→胃酸や消化液の働きにより、胃や十二指腸の壁の一部が欠損した状態のことで、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染が原因となることがある
症状
・主な症状は上腹部の痛み
・一般的に胃潰瘍では食後に、十二指腸潰瘍では空腹時に痛みが悪化する
・その他、胸やけ、食欲不振、吐き気、ゲップなど
・症状が悪化すると潰瘍から出血し、吐血や下血(タール便)を起こしたり、重度の腹膜炎を合併することがある
・短時間での出血では、ショック状態となり血圧低下、頻脈などがみられる
治療
・症状が軽い場合は薬物療法を行う
・ヘリコバクター・ピロリ菌が見つかった場合は除菌治療を行うことがある
・下血や吐血を起こした場合、通常は入院治療をする
・消化管穿孔(しょうかかんせんこう:何らかの原因で消化管に孔が開き、腸管の内容物が腹腔内に漏れることで、腹膜炎を引き起こす疾患)を起こした場合は、緊急手術が必要
疾患の見通しと生活上の留意点
・潰瘍から出血した場合、命にかかわることがあり、胃薬で症状をコントロールすることが必要
・ストレスを避け、消化のよい食事をとる
・吐血や下血といった緊急時に備え、すぐに受診できるように支援体制を整えておく
・ワーファリンといった抗凝固薬や、ロキソニンのような非ステロイド性消炎鎮痛薬を服用している場合、潰瘍ができやすくなる

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2017.03.25 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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喘息

喘息(気管支喘息)
→気管支が炎症し、気道が狭くなって呼吸困難の発作を起こすもの
症状
・ラ音や、ぜいぜい、ひゅうひゅうという喘鳴を伴う
・高齢者ほど気道分泌物が増す傾向がある
治療
・発作がないときでも気管支の炎症は続いているため、日頃から炎症を抑える薬物治療を用いる
・禁煙が大切
疾患の見通しと生活上の留意点
・50歳以上に発症した場合は治療しにくく、アレルギーよりも感染による発作が起こる確率が高くなる
・発作の誘引となるものをチェックし、その誘引を除去することが大切
アトピー型気管支喘息
→遺伝的体質のうえにアレルギーが関係して起こるもので、多くは乳幼児に発病する
内因型気管支喘息
→感染によって起こり、多くは中年以降に発病する

その他の呼吸器感染症
急性上気道炎
原因
・大半はウイルス感染
症状
・自覚症状は発熱、頭痛、全身倦怠感、鼻症状、咽頭症状
治療
・安静、水分補給により自然治癒する
急性気管支炎
原因
・ウイルス感染が多いが、引き続き二次性の細菌感染がおこる場合がある
症状
・急性上気道炎の症状に加えて咳や痰を伴う
治療
・所見に応じて高齢者では抗菌薬を使用する
・症状が長引く場合、胸部X線画像で肺炎の合併を鑑別する必要がある

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2017.03.24 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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肺結核

肺結核
→結核菌による感染症
症状
・主な症状は、咳、痰、血痰、喀血(かっけつ)、胸痛
・倦怠感、発熱、食欲不振、体重減少も見られる
・高齢者の場合、症状が乏しい
・しばしば他の慢性呼吸器疾患を合併する
・2週間以上続く咳や微熱があれば感染を疑う
・診断は胸部X線検査で行い、結核菌感染の診断にはツベルクリン反応が用いられる
・確定診断は、3日間連続喀痰採取などにより行われる
感染の経路と発病
・せきをしたときにでる細かいしぶきに含まれる結核菌が乾燥して空中を漂い、他の人が息をすると肺の中に吸い込まれて感染する
・感染してすぐに病気にはならず、感染後発病する人は10~15%程度です。
治療
・周囲の人に感染する恐れがある場合は、
「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)」に従い、指定医療機関における入院治療が必要
・抗結核菌を用いた化学療法が行われ、最短でも6ヶ月の治療期間が必要
疾患の見通しと生活上の留意点
・高齢者の場合、治療による副作用が出やすく、合併症のリスクもあり注意が必要
・集団感染を予防するため、社会福祉施設や医療機関の従事者、社会福祉施設に入所する65歳以上の高齢者には、感染症法に基づき年に1回の定期結核検診が義務づけられている

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2017.03.23 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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肺炎

肺炎
→さまざまな細菌はウイルスの感染により、肺に炎症が起こった状態のこと
症状
・主な症状は、発熱、咳、痰
・高齢者の肺炎は、典型的な症状をかき、気づかないうちに重症になることがある
・食欲不振、全身倦怠感など、非特異的な初発症状が多い
・せん妄、傾眠傾向など精神・神経症状が目立つことがある
・意識障害やショックなど、症状の急変が見られる
・敗血症ショック、うっ血性の心不全、腸閉塞(イレウス)など、基礎疾患の憎悪や肺炎以外の臨床症状が主となる場合もある
・重要な初期症状として、呼吸数の増加、頻脈、呼吸パターンの変化がある
肺炎の種類
・細菌性肺炎:主に口や鼻などにいる一般細菌により起こる肺炎
・誤嚥性肺炎:飲食物や嘔吐物の一部が誤嚥により肺に入り、それに最近が増殖したり、口腔内や咽頭の病原菌を含む分泌物を繰り返し吸引することにより起こる
治療
・肺炎の経過は早く、死亡原因としても多いため、早期治療が重要
・細菌感染では抗菌薬による治療が中止となる
疾患の見通しと生活上の留意点
・高齢者では再発や再燃を繰り返し、難治化することが多い
・身体の抵抗力をつけ、肺炎球菌ワクチンの予防接種を受けるなど、感染予防が重要
・脱水の予防や口腔ケアによる誤嚥性肺年の予防も重要

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2017.03.22 07:09 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)
→慢性気管支炎と肺気腫の総称で、中高年に多く、特に喫煙により気管支の炎症や肺胞の崩壊が起こり、肺の換気機能が低下する
症状
・慢性の咳、痰、息切れ、呼吸困難という症状が共通し、喘鳴や喘息のような症状を合併することもある
・慢性気管支炎は、気道からの分泌物が増加して慢性的に気道が閉塞する
・肺気腫では、肺胞が破壊されて酸素の取り込みや二酸化炭素を排出する機能が低下し、肺の膨張をきたす
・COPDは全身症状を伴う進行性の疾患で、高齢者の場合、気道感染、肺炎、右心不全などを契機に急激に呼吸不全を起こす
・食欲不振、意識障害、ショック、脱水などの呼吸器症状以外の症状が初発症状として現れることがある
治療
・禁煙が治療の基本
・インフルエンザや肺炎などの感染症にかかると重症化するため、予防接種が推奨される
・薬物治療では、気管支拡張薬を吸入する
・気流閉塞が憎悪を繰り返す場合、吸入ステロイド薬を使用する
・低酸素血症が進行し、ADLが低下してしまった場合、在宅酸素療法を行う
疾患の見通しと生活上の留意点
・禁煙を守るよう指導する
・確実に服薬する
・息切れによる苦痛を軽減、適度な運動を続ける
・肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチンの摂取、口腔ケア、手洗い、うがいの励行
・食欲不振でも食べやすくなるような工夫をし栄養障害への対応をする
・前かがみになると呼吸が苦しくなるので、着替えるときは椅子にこしかける

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2017.03.21 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高血圧症

高血圧症
→血圧が高い状態のこと
→何度繰り返して測っても血圧が正常より高い場合(最高血圧が140mmHg以上、あるいは、最低血圧が90mmHg以上)をいい、その場合、高血圧症と診断されます。
症状
・原因がはっきりしている二次性血圧症と原因がはっきりしない本態性高血圧症がある
・高血圧症の大半は本態性高血圧
・高血圧症の主な自覚症状は、動悸、頭痛、頭重感、ほとりなどであるが、一般的には自覚症状がないケースが多い
治療
・二次性高血圧は、原因疾患に対する治療
・本態性高血圧は、塩分摂取の抑制、肥満の改善など生活習慣の改善
・上記でも不十分な場合、降圧薬による薬物治療を行う
疾患の見通しと生活上の留意点
・一般に高齢者は、加齢により動脈の血管が硬くなるため、血流への抵抗が大きく+なり、高血圧になりやすい
・高血圧症は、脳血管障害の最大の危険因子で、腎不全や心疾患などを起こしやすくなる
・喫煙や塩分の多い食生活などを改善し、血圧が上がらないようにする
・降圧薬の副作用として、昼間居眠りをする、注意力が散漫になる、意欲が減退するといったことが挙げられる
・高血圧、喫煙、血中コレステロールの高値(脂質異常)は、改善可能な心臓発作の三大危険因子とされている

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2017.03.20 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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狭心症

狭心症
→動脈硬化などにより冠動脈が狭窄し血流が低下して心筋が必要とする酸素量を一時的に供給できなくなる疾患
症状
・典型的な症状は、前胸部の圧迫感
・狭心症には、労作性狭心症と異型狭心症とがある
・労作性狭心症:運動の後などに心拍数が増加したり、血圧が上昇したりしたときに起こる狭心症
・異型狭心症:冠動脈の強いけいれんから生じ、労作の有無によらず、夜間、未明、睡眠中の発作が起こる狭心症
治療
・発作時はニトロ製剤の舌下投与が有効
・発作をおこしにくくするための薬剤内服
・狭くなった冠動脈をカテーテルで広げる手術
・冠動脈の先に別の血管をつなげるバイパス手術
・狭心症でも、初発型、憎悪型、安静型は不安定狭心症とされ、心筋梗塞への移行の可能性が高いため、速やかな治療が必要
疾患の見通しと生活上の留意点
・加齢のほか、広範囲の冠動脈疾患、糖尿病など生活習慣病の危険因子があると予後を悪くする
・生活上では、生活習慣病の予防やコントロールのため、過度の運動や過食、過飲を避け、禁煙、休養、睡眠を十分にとることが大切
・労作性狭心症では、精神的興奮を抑え、発作時に備え、手の届くところにニトロの舌下薬錠や舌下スプレーを置いておく

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2017.03.19 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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不整脈

不整脈
→脈拍が乱れて不規則になることで、心臓の拍動が不規則であることの現れ
→脈が遅くなる徐脈性と脈が速くなる頻脈性とがある
症状
・加齢により不整脈の頻度が増加するほか、動脈硬化や高血圧所によって不整脈になることがある
・低血圧となる夜間、一時的に不整脈が現れることもある
・短時間の心電図検査や観察では診断に至らない場合があり、動機がある場合や不整脈が新たに出現した場合、また徐脈がある場合は精査する必要がある
・日常の測定時には、脈拍数、脈のリズム、結滞(けったい:脈が途切れること)の有無、不整脈が新たに出現したものかどうかなどをチェックする
・心房細胞:加齢とともに起こりやすくなる不整脈で、特に高齢者の心房細胞は、心原性脳梗塞が起こりやすくなる
治療
・血圧低下、意識障害、心不全を伴う場合、速やかな診断と治療が必要
・徐脈性不整脈に対しては、ペースメーカーの植え込みが年齢を問わず検討される
・心房細胞がある場合、ワーファリンなどの抗凝固薬の服用が推奨されるが、高齢者では転倒の危険性も高い
疾患の見通しと生活上の留意点
・不整脈は心臓自体の異常のほか、ストレスや睡眠不足、過労、喫煙、暴飲暴食など不規則な生活習慣により起こることもある

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2017.03.18 08:06 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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心不全

心不全
→心臓のポンプ機能が低下し、臓器に必要な血液を十分に送り出せない状態のこと
→心筋梗塞、弁膜症、不整脈、高血圧性の心肥大などが原因疾患
症状
・呼吸困難、浮腫、食欲不振、尿量低下などが主な症状
・高齢者は、活動性の低下や失見当識、認知症の症状などの精神症状が現れ、心臓の異常が見逃されやすい
・夜間に急激に憎悪して呼吸困難に陥ることがある(発作性夜間呼吸困難
・特に心臓疾患がある場合は、浮腫や食欲低下等の予兆を見逃さず、早期発見することが重要
・呼吸困難時は、起座位(上半身を起こして座る)にすることで改善が得られる
治療
・運動制限、塩分制限、薬剤内服を行う
・重症期、急性憎悪期には安静と酸素吸入などが必要
心不全の重症度分類(NYHA分類)
Ⅰ度:心疾患があるが、身体活動には特に制約がなく日常労作により、特に不当な呼吸困難、狭心症、疲労、動悸などの愁訴が生じないもの
Ⅱ度:心疾患があり、身体活動が軽度に制約されるもの:階段上昇、坂道歩行などによって、上記の愁訴が発現するもの
Ⅲ度:心疾患があり、身体活動が著しく制約されるもの:比較的軽い日常労作でも、上記の愁訴が発現するもの
Ⅳ度:心疾患があり、いかなる程度の身体労作の際にも上記愁訴が出現し、心不全症状または狭心症症候群が安静時においてもみられ、労作によりそれらのが増強されるもの

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2017.03.17 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
CIMG4639_convert_20150107073221.jpg

心筋梗塞

心筋梗塞
→心臓の冠動脈が動脈硬化などにより閉塞し、血液の供給が長時間疎外されるために、心筋の一部が壊死して、心臓のポンプ機能jが低下する疾患
症状
・自覚症状は、激しくまた長引く前胸部の痛みとしめつけ感が典型的
・呼吸困難、左肩への放散痛、頸部のい鈍痛、意識障害などを自覚することもある
・高齢者では、自覚症状が非特異的なため、発見や診断が送れることもある
・前兆として、感冒様症状や食欲不振がみられることもある
・心不全やショック、急性期の不整脈がみられる場合は致命的になるので、一刻も早い医療機関への受診が必要
治療
・ADLがある程度保たれている場合で発症後短期間であれば、閉塞冠動脈の再疎通療法が適応できる
・早期発見、早期治療により心身機能の低下を最小限にする必要がある
疾患の見通しと生活上の留意点
・高齢者では、発作後の死亡率や心不全などの合併症の発症率が高くなる
・特に発作後に心臓が拡大した場合は、治療後の予後が悪くなる
・発症予防のいため、喫煙習慣、脂質異常症、動脈硬化、糖尿病、高血圧をコントロールすることが重要
・特に一度発症した人の再発予防では、厳重な管理が必要
・医師が許可する範囲で運動も日常的に行う
・薬剤の相互作用に留意し、処方された薬剤が正しく服用できるよう支援する

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2017.03.16 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
CIMG4681_convert_20150107073136.jpg

脳・神経系の病気

ハンチントン病
症状
・原因は不明
・大脳の線条体(運動神経)の神経細胞が変性消失する常染色体性優性遺伝疾患
・手足や頸(くび)、顔面筋が不規則に不随意に動く舞踏病運動、認知症や性格変化が起こる
・症状が進行し、10から20年で死亡する
治療・介護
・遺伝子検査により確定診断する
・進行を止める根本的な治療法はない
・不随意運動に対する薬物治療、生活指導、介護を主に行う
ギラン・バレー症候群
症状
・全年齢層に発病する
・ウイルスや細菌感染から、運動神経や神経根の脱髄を生じる
・感冒や胃腸症状に続いて急激に運動麻痺が生じる運動神経炎で、放置すると呼吸筋麻痺で死亡する
・主に四肢の筋力低下があり、完全麻痺では指先も動かせなくなる
・障害は球麻痺による嚥下障害や言語障害、顔面麻痺、呼吸筋麻痺などを伴うこともある
・一般に感覚障害はないが、初期には足先にしびれを感じることがある
治療・介護
・症状の現れ方と内容、髄液検査でタンパク細胞解離(たんぱく増加、細胞数正常)を認めることにより診断する
・発病後4週間程度をピークに、症状が固定し、次第に軽快する
・呼吸筋麻痺が著しい場合は人工呼吸器を装着するなど症状に応じて対応する
・副腎皮質ステロイド薬、血漿(けっしょう)交換、免疫吸着、免疫グロプリン大量療法が有効な場合がある
・予後は一般に良好。重症の場合は筋委縮や筋力低下の後遺症を残す場合がある

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2017.03.15 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0065_convert_20150110170809.jpg

脳・神経系の病気

クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)
症状
・異常なプリオンたんぱくが脳に蓄積し、神経細胞が変性して起こる
・50か70歳代にまれに起こる病気で、感染症がある
・物忘れや異常行動などの精神症状から、歩行障害、手の震えなどの運動症状、認知症の進行などを経て末期には無動無言状態となる
・日本では自然発症や脳硬膜など患者の組織を移植したことによる医原性CJDが多いが、狂牛病の病牛を食したことにより発症する変異型CJD(若年に多い)の例もある
治療・介護
・有効な治療法はなく、病状に応じた介護を行う
・神経組織以外に感染の危険はないので、介護上特に問題はない
多発性硬化症(MS)
症状
・自己免疫による脱髄(神経繊維を取り巻く髄鞘が破壊される状態)が原因で、脳や脊髄がおかされる
・障害された部位によって発現する症状は異なる
・日本では視神経と脊髄がおかされる場合が多く、視力低下、四肢の運動麻痺、歩行障害、感覚障害など
治療・介護
・脱髄は治療により症状を回復できるが再発することがあり、再発を繰り返すと後遺症が残るので注意が必要
・発症または再発期には副腎皮質ステロイド療法を、慢性期には対症的に薬物療法を行う
重症筋無力症
症状
・自己免疫疾患の一種
・神経筋伝達の障害により、骨格筋を繰り返し使うと急速に筋力が低下する
・膀胱や肛門の括約筋を除くすべての骨格筋が阻害される
・症状に日内変動がある
・知能には障害を受けない
治療
・手術と副腎皮質ステロイド薬投与により完治できることが多い
(※次回に続く)

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2017.03.14 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0346_convert_20150307101637.jpg

脊髄小脳変性症・多系統委縮症、早老症

脊髄小脳変性症
・脊髄と小脳に変性をきたす進行性の疾患
・病型がいくつかあり、遺伝子診断ができるものある
・遺伝的な関連がなく、成人発症するものの多くは多系統委縮症という
症状
・主な症状は、小脳性の運動失調
・ろれつが回らない
・上肢運動の拙劣
・上肢のふるえ
・歩行のふらつき
・自律神経症状(起立性低血圧、排尿困難など)やパーキンソン症状を伴う場合もある
治療
・リハビリテーションと転倒予防などの生活指導を主体とし、対症的に薬物治療も行う
疾患の見通しと生活上の留意点
・病状の経過は病型により異なり、個人差もある
・リハビリテーションや環境整備により、運動能力やADLを維持することが重要
・多系統委縮症では、睡眠時無呼吸発作などが観察されることが多く、突然死の可能性もある

早老症
・実年齢に比べ、老化現象が急速に特異的に進む疾患
原因
・染色体や遺伝子の異常
ウェルナー症候群
・常染色体劣性の遺伝性早老症状で、症例の7割が日本人
症状
・低身長で20歳頃から早老症の毛髪変化、白内障、皮膚の委縮・硬化、軟部組織の石灰化が現れる
・カラス様の顔貌
・音声異常(かん高いしわがれ声)
治療、疾患の見通し、生活上の留意点
・根治的な治療はできず、対症療法が中心
・平均寿命は、幼児から発病するものは10歳代で、ウェルナー症候群は50歳前後

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2017.03.13 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0191_convert_20150227072710.jpg

進行性核上性麻痺・大脳皮質基底核変性症

パーキンソン病関連疾患
・進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症はパーキンソン病と似た症状があり、これら3つを総称して「パーキンソン病関連疾患」と呼ぶ

進行性核上性麻痺
原因
・黒質を含む脳の基底核を中心に脳幹、小脳、前頭葉など広範囲に進行性の変性をきたす
症状
・40歳以降、平均60歳代で発症
・パーキンソン病に似た症状
・早期から前頭葉症状を中心とした認知機能低下が現れやすい
・見当識や記憶力は比較的保たれる
・進行はパーキンソン病より速い
・症状の左右差は目立たないが、筋固縮は体幹に強く現れる
・眼球運動障害、姿勢反射異常もあり、言葉が不明確になりやすい

・進行すると嚥下障害も現れる
・初期から転倒しやすい
治療
・薬物療法、運動療法
留意点
・転倒予防のための生活環境、誤嚥予防のいための食事形態、食べ方、姿勢に配慮する

大脳皮質基底核変性症
原因
・黒質を含む脳の基底核や大脳皮質に異常をきたす
症状
・40歳以降、平均60歳代で発症
・パーキンソン病に似た症状
・早期から前頭葉症状を中心とした認知機能低下が現れやすい
・見当識や記憶力は比較的保たれる
・進行はパーキンソン病より速い
・症状に左右差があり、進行性の非対称性先行が特徴
・他人の手徴候、肢節運動失行、観念運動失行
・無動・筋強剛、筋肉の不随意運動が現れる

・進行すると転倒や誤嚥を起こしやすい
治療
・薬物療法、運動療法
留意点
・転倒予防のための生活環境、誤嚥予防のいための食事形態、食べ方、姿勢に配慮する

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2017.03.12 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
CIMG5081_convert_20150124065957.jpg

パーキンソン病

パーキンソン病の治療
→薬物療法を基本に、全過程を通じてリハビリテーション、生活療法を行う
薬物療法
・L-ドパ、ドバミン受容体刺激薬、抗コリン薬
L-ドパ:数年使用するとその有効時間はしだいに短くなり、不随意運動(ジスキネジア)、幻覚、妄想など精神症状の副作用が生じやすくなる
・L-ドパやドパミン受容体刺激薬などを長期間復唱している場合、突然中止すると高熱、意識障害、著しい筋固縮などを生じる悪性症候群が現れることがある
薬物の服用は少量から始め、進行して薬が効きにくくなった場合、定位脳手術、深部脳刺激療法を行うこともある
疾患の見通しと生活上の留意点
・症状が進むと薬の有効時間が短縮し、1日のうちで薬が効いている時間と効いていない時間が生じ、症状が変動しやすくなる
・どの時間帯に悪くなるかに注意する
・筋肉の硬直などにより転倒しやすくなるため、環境整備などで転倒予防に努める
・嚥下障害から誤嚥性肺炎が起こりやすいため、食事の形態を工夫する
・動きにくくなる疾患だが、運動しないでいると廃用症候群が進行する
・運動療法(下肢筋力や平衡機能の維持)、音楽療法(リズム感覚や気分の改善)といった非薬物療法も大切

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2017.03.11 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0132_convert_20150316072950.jpg

パーキンソン病

パーキンソン病の症状
1)安静時の震戦
・初発症状として、安静時震戦が身体の片側に現れることが多い
・動作をするとふるえが止まる
2)筋肉の硬直(固縮)
・筋を伸張すると歯車現象(がくがくとした抵抗)が起こる
3)姿勢・歩行障害
・前屈姿勢で小刻みに歩く
4)無動
・あらゆる動作が乏しくなる状態
・仮面のように表情のない顔つき(仮面様顔貌)が特徴
・日常生活のさまざまな部分の動作の鈍さ、拙劣が現れる
症状は徐々に進行し、起立性低血圧、排尿障害などの自立神経症状や、認知症やうつなどの精神症状に幻覚、妄想など薬物の副作用が加わり、15から20年の経過で自立が困難になる

パーキンソン病の臨床的重症度分類
ホーエン・ヤールの臨床的重症度分類
ステージⅠ:一側性障害のみで、通常、機能障害は軽微またはなし
ステージⅡ:両側または身体中心部の障害、ただし、身体のバランスの障害は伴わない
ステージⅢ:姿勢反射障害の初期兆候がみられるもの。職業によっては、ある程度の仕事も可能。身体的には独立した生活を遂行することができ、その機能障害度はまだ軽微ないし中等度にとどまる
ステージⅣ:病気が完全に進行し、機能障害高度。患者はかろうじて介助なしで起立および歩行することはできるが、日常生活は高度に障害される
ステージⅤ:介助がないかぎり寝たきり、または車椅子の生活を余儀なくされる

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2017.03.10 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0053_convert_20150810161826.jpg

高齢者の特徴

高齢者の心理的特徴
1)認知機能の低下
・結晶性知能(過去の経験や知識を基にした専門的・個人的な能力)は、60歳前後まで緩やかに増加する
・流動性知能(暗記や計算、どう行動すればよいか考え行動するなど新しい場面への適応に必要な能力)は20~30歳頃から低下する
・備忘症候群(永続的な記憶の障害があっても、認知機能全般の障害がないもの)は、睡眠導入剤や抗不安薬、鎮痙薬などの薬物、アルコールの多飲も原因となる
・認知機能や身体機能の低下により、自分自身が衰えたことを感じることを老性自覚という
2)抑うつ
・気分や感情が落ち込み、やる気が起きないなどの状態
・高齢者では、身体的な衰え、機能障害、慢性疾患の羅漢、家族との死別、社会的な役割の喪失などが原因となることが多い
・脳血管障害やパーキンソン病などの疾患、薬剤の副作用も原因となる
3)喪失体験
・高齢者や、身体および精神の健康、経済的自立、家族や社会との関係、生きる目的、の4つのことがらの喪失を避けることができない

高齢者の疾患の特徴
1)多くの疾患をあわせもち、個人差が大きい
2)症状が非定型的
3)慢性疾患が多い
4)老年症候群など高齢者に特有の病態がある
5)薬剤に対する反応が若年者と異なり、特徴的である
6)QOLや予後や社会的要因により大きく影響される

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2017.03.10 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
IMG_0457_convert_20150614055256.jpg

フレイル、サルコペニア、廃用症候群、手足のしびれ

フレイル(虚弱)
・高齢により筋力や活動が低下している状態のこと
・健康と病気の中間的状態
・体重減少、歩行速度低下、握力低下、疲れやすい、身体活動レベルの低下、のうち3項目以上該当すればフレイルとみなされるサルコペニア
・加齢に伴う骨格筋量の減少のこと
・筋力や身体機能の低下も含めてサルコペニアと言う

廃用症候群(生活不活発病)
・心身の機能を十分に使わずにいるために、筋骨格系、循環器系などの身体的な機能や精神的な機能が全般的に低下した状態のこと
廃用症候群の主な症状
身体の一部
→筋委縮・筋力低下、関節の拘縮、骨萎縮、骨粗鬆症、褥瘡
全身
→心肺機能低下、起立性低血圧、誤嚥性肺炎、嚥下障害、便秘
精神・神経
→尿失禁、認知機能障害、抑うつ、周囲への無関心
廃用症候群の予防
・出来る限り身体を動かす
・福祉用具の導入
・住宅改修による環境改善
・ヒハビリテーションの導入

手足のしびれ
・知覚鈍麻だけでなく、異常知覚、運動障害を含む
手足のしびれの原因
・脳血管障害、脊椎の障害、糖尿病など
・ビタミンB1、B6,B12の欠乏、関節リウマチ、膠原病、手根管症候群による正中神経圧迫などによる抹消神経障害など

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2017.03.09 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0010_convert_20150904173909.jpg

視聴覚障害

聴覚障害
伝音声難聴
・外耳や中耳に障害を受けて、内耳に音信号が伝わりにくくなって起こる難聴
感音性難聴
・内耳より奥の音を脳に伝え認知するしくみに障害を受けて起こる難聴
・高音域ほど聞こえが悪く、左右ともほぼ同じ程度に聞こえないという特徴がある
耳鳴り
・内耳にある感覚細胞の障害によって起こる
・高血圧や糖尿病などの全身疾患が原因のこともある
・聴神経腫瘍、中耳炎といった明らかな疾患による耳鳴り以外、治療は困難
難聴により介護者とのコミュニケーションが阻害され、疎外感を抱いたり、抑うつ状態になることがある

視覚障害
白内障
・目の水晶体が白く濁り、視力が低下する疾患
・糖尿病や眼球内の炎症などによっても起こる
緑内障
・目の房水と呼ばれる液体の流れが阻害されて眼圧が上昇し、視神経が障害される疾患
・失明の原因となる
加齢黄斑変性症
・加齢により網膜の中心部にある黄斑に障害が生じ、見えにくくなる疾患
・委縮型と滲出(しんしゅつ)型とに分けられ、日本人には滲出型が多い
・難治性の疾患で失明することもある
眼瞼下垂(がんけんかすい)
・上の眼瞼(まぶた)が瞳孔にかかるまで下がっている
・視界が遮られて見えにくくなる
・加齢によるもののほか、重症筋無力症が原因となっていることもある

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2017.03.08 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0009_convert_20150727101021.jpg
脱水、低栄養、食欲不振

脱水
・体内の水分が不足している状態のこと
不感蒸泄
・体内の水分は、呼吸や皮膚からの蒸発でも失われること
必要な水分量
・標準的な体重では、体内の代謝産物を排泄するために1日に約500mlの尿量が必要なため、通常は1日1000ml以上の水分を摂取する必要がある
脱水の原因
・摂食不良、下痢、発熱、糖尿病による高血糖、高血圧、腎臓病、利尿剤の服用による副作用、胸水、腹水、消化管出血、吸痰
・認知機能やADLの低下により、自分で水を飲むことが難しい場合
・介護が不十分な場合
脱水の症状
・ふらつき、めまい、だるさ、顔が赤くなる
・舌の乾燥、排尿回数の減少、体重減少、血圧低下、微熱、頻尿
・ツルゴールの低下(手の甲をつまりあげると、すぐには元に戻らない状態)
・脱水が進むと起立性低血圧や全身倦怠感、頭痛、吐き気、食欲不振などをきたし、さらに進行すると意識障害を引き起こす
脱水の対策
・水分を摂取しても症状が続く場合、点滴による水分と電解質の補充が必要
PEM
・高齢者の低栄養では、たんぱく質とエネルギーがともに不足していることが多い(たんぱく質・エネルギー低栄養状態
食欲不振の原因
・ジギタリス製剤、認知症治療薬、非ステロイド性消炎鎮痛剤などの薬物服用や亜鉛の欠乏
亜鉛欠乏症
・高齢者に多く、降圧薬、脂質異常治療薬などの副作用でも引き起こされる
・味覚障害の原因となる

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2017.03.07 05:45 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0029_convert_20150525054526.jpg

意識障害・せん妄

意識障害
・意識障害は、意識が清明でない状態を指す
意識障害の原因
1)脳血管障害や頭部外傷などの脳の器質的障害
2)薬剤の副作用(向精神薬など)
3)低血圧、低血糖、慢性呼吸不全、高血糖、尿毒素などの重篤な全身疾患
・高齢者は、加齢による脳の予備能力の低下などを背景に、意識障害や意識レベルのい低下を引き起こしやすくなる

せん妄
・意識障害の一種
・軽い意識混濁の加え、一過性の認知機能低下、見当識障害、不眠、興奮、錯乱、幻聴、幻覚などさまざまな精神症状が現れる
・昼間は異常が少ない
・夜間に症状が現れる夜間せん妄が多い
・特に興奮や錯乱を主体とし、夜間に大声を出して暴れたりする(興奮性覚醒型
・反応性が低下して認知機能や見当識、注意力が低下するもの(傾眠低覚醒型
せん妄の原因
・薬剤
・上記1)から3)
・睡眠や覚醒リズムの障害
・施設入所や入院といった環境や生活リズムの変化
・手術前などの不安
・アルコール摂取
・脱水
・感覚遮断(社会に隔離された状態や、眼鏡や補聴器が必要なのに使用できない状態など)
・原因や誘因を取り除くことで、通常は数週間でおさまる
・薬剤が原因となっている場合、医師の判断を仰ぎ、服用を中止してみる

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2017.03.06 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0113_convert_20151116082525.jpg

特定疾病と主な症状

特定疾病と主な症状
11)関節リウマチ
・中年以降の女性に多く、全身の関節が腫れ、痛む疾患
・関節が変形するため、日常生活が不自由となる難治性の疾患
・悪性関節リウマチを含む
12)後縦靭帯骨化症
・脊椎の後縦靭帯の異常骨化により、脊髄または神経根に圧迫障害を起こす疾患
・頸椎に多い
・上肢のしびれ、痛み、知覚鈍麻などが進行
13)骨折を伴う骨粗鬆症
・骨の形成が阻害され、骨がすきまだらけになって、もろくなる疾患
・性ホルモンの低下、運動不足、カルシウム不足、日光浴不足などが原因で起こる
・骨粗鬆症があって、事故などの外力によって骨折した場合も含む
14)脊柱管狭窄症
・脊髄を保護する脊柱管が老化などにより狭窄することによって、脊髄神経が圧迫され、腹痛、足の痛みやしびれ、歩行障害などをきたす疾病
・広範脊柱管狭窄症を含む
15)早老症
・早期に老化に似た病態を呈する症候群
・白内障、白髪、脱毛、糖尿病、動脈硬化等の早老性変化が見られる
・ウェルナー症候群などが代表的
16)がん(がん末期)
・悪性腫瘍(がん)であると診断され、かつ治療を目的とした治療に反応せず、進行性かつ治癒困難な状態(おおむね6ヶ月程度で死が訪れると判断される場合)にあるもの

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2017.03.05 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0112_convert_20151116082255.jpg

特定疾病と主な症状

特定疾病と主な症状
6)多系統委縮症
・シャイ・ドレーガー症候群、オリーブ橋小脳萎縮症、線条体黒質変性症の3つの疾患を指す
・それぞれ自律神経症状(起立性低血圧、排尿障害、発汗低下など)、小脳症状(立位や歩行時のふらつき、ろれつが回らない、字がうまく書けないなど)、パーキンソン症状が特徴的だが、進行するとそれぞれの症状が重複し、多系統の委縮が見られる
・原因は不明
7)糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症
・糖尿病の合併症で、それぞれ、腎不全、失明、知覚障害などの重篤な経過をたどりうる
8)閉塞性動脈硬化症
・動脈硬化症による慢性閉塞性疾患
・初発症状では間欠性跛行が多い
・病変が重度になると安静時痛、潰瘍、壊疽が起こる
9)慢性閉塞性肺疾患
・気道の狭窄などにより、慢性的に呼気の排出などに障害をきたす疾患
・慢性気管支炎、肺気腫、慢性気管支喘息、びまん性汎細気管支炎を指す
・症状は、大量の痰、呼吸困難(特に運動時)など
10)両側の膝関節または膝関節に著しい変形を伴う変形性関節症
・関節の軟骨が変性し、軟骨にかかる負荷が過剰なために起きる疾患
・主な症状は、関節の痛み、腫れ、水腫(水がたまる)、膝関節の変形、関節が伸ばせなくなるなど
(※次回に続く)

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2017.03.04 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0038_convert_20150530093649.jpg

特定疾病と主な症状

特定疾病と主な症状
1)初老期における認知症
・65歳未満で発症し、認知症をきたす疾患すべてを含む
・アルツハイマー病、血管性認知症、レビー小体病など
2)脳血管疾患
・脳の血管に障害が起こる疾患の総称で、脳血管障害ともいう
・脳出血、脳梗塞など
3)筋委縮性側索硬化症(ALS)
・運動をつかさどる神経細胞が変性・消失していくために、呼吸や嚥下に必要な筋を含む全身の筋肉が委縮していく疾病
・手足の脱力感から始まる
4)進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、パーキンソン病
・これら3疾患には、筋肉のこわばり(筋固縮)、ふるえ(震戦)、動作緩慢(無動)、突進現象(姿勢反射障害)といったパーキンソン症状のいくつかが共通に認められる
・このうちパーキンソン病は、パーキンソン症状を中心とする
・進行性核上性麻痺は、異常な姿勢や眼球運動障害などの多彩な症状を示す
・大脳皮質基底核変性症は、パーキンソン症状と大脳皮質症状(手が思うように使えないなど)が同時にみられるという特徴がある
5)脊髄小脳変性症
・運動をスムーズにするための調整を行う小脳とそれに連なる神経経路が慢性的、進行的に変性し、運動失調がおこる神経変性疾患
・原因は不明
(※次回に続く)

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2017.03.03 09:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |