認知症介護と障がい者支援2018年03月

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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おしっこ

おしっこの色
・正常な尿は無菌、弱酸性で澄んでいる
・排尿後時間が経つと中に入った菌や化学反応でアルカリ性になって濁り、臭いも強くなる
・尿の黄色い色素(ウロクロム)は常にほぼ一定量が排せつされているため、黄色の濃さは尿の濃度(水分の量)を表しており、色が濃いときは、体内の脱水かもしれない
・肝臓や胆道の障害でも濃い黄色や橙色になる(ピリルビン尿・黄疸尿)
・赤や赤褐色は血尿の可能性があるが、目で見えるにはそれなりの出血量が必要なので、赤くなければ血尿がないとは言えず、問題がありそうなときは顕微鏡での潜血検査も必要
・出し始めに赤いと尿道からの出血が考えられる
・男性の排尿の最後に血が混じれば前立腺からの出血が考えられる
・逆に赤くても血尿とは限らず、骨格筋が壊れたり、尿酸塩が増えたり、赤色の濃い食品をたくさん食べても色がつくこともある
・濁った尿は深刻な問題で、細菌が入り(細菌尿)
・白血球がたくさん出動して細菌と混ざり膿がある(膿尿)
・がんなどリンパ液が尿に混じったこと(乳び尿)
・尿路結石などの理由で炭酸塩などの塩類が析出して濁ることもある
・尿の色は薬やサプリメンでも変わるため、薬の影響は必ず考慮する

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2018.03.31 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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薬の剤型と投与方法

剤型の種類
6)吸入剤
・薬を専用の機器に充填し、噴霧等により直接皮膚や鼻、のどの粘膜などの局所に使用するもの
・気管支、肺胞に吸い込んで全身に作用させるもの
・エアゾール吸入剤(噴霧剤)、ドライパウダー吸入剤などがある
7)外用液剤
・薬を水、糖液、少量のアルコールなどに溶かし液体状にしてあるもののうち、外用で使用するものをいう
・消毒剤、含そう剤、点眼剤、点鼻剤、点耳剤などがある
8)軟膏剤
・皮膚や粘膜に簡単に塗れるよう、薬の成分を油性や水性などの基剤に均一に混ぜ込んだ半固形剤のこと
・油性基剤のものを軟膏剤
・乳性基剤のものをクリーム剤
・懸濁性基剤のものをゲル剤という
9)貼付剤
・薬を布(パップ剤)あるいはプラスチック製フィルム(プラスター剤)などに伸ばしてつけたものを皮膚に貼り付けて使用するもの
・局所的に貼付した皮膚やその周辺の筋肉、関節などに作用するものは湿布薬
・皮膚から持続的に吸収させて作用させるものは経皮吸収薬という
10)坐剤
・薬の成分を軟膏剤のように油性や水性の基剤に均一に混ぜ込んで一定の形に成型したもの
・肛門内や膣内に挿入して局所に作用させるものと、吸収後、全身に作用させるものとがある

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2018.03.30 05:00 | | トラックバック(-) | コメント(0) |
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薬の剤型と投与方法

剤型の種類
1)散剤、細粒剤、顆粒剤
・薬をそのまま粉上にしたものは散剤
・散剤に適切な添加物等を加えて粉形にしたものを細粒剤、顆粒剤という
2)ドライシロップ剤
・水などに溶かすとシロップ剤としても使える顆粒状のもの
・幼児などが飲みやすいように、甘味や矯味剤を添加し、加工されている
3)内用液剤
・水、糖液、少量のアルコールなどに溶かし、液体状にしてあるもののうち、内服で使用するもの
・エキス剤、シロップ剤、チンキ剤、エリキシル剤などがある
4)錠剤
・薬を丸や楕円に圧縮して固めたもの
・表面には何も加工していない裸錠
・飲みやすく被膜をつけたコーティング錠や糖衣状
・長時間にわたり効果が持続するよう設計された徐放錠、持続性錠
・口腔内でさっと崩壊し、水なしでも飲める口腔内崩壊錠
・のどや口に直接作用するトローチ錠
・膣内に挿入して局所の分泌液により溶ける膣錠
・指定された液に溶かして使用する溶解錠など、外用で用いるものもある
5)カプセル錠
・粉、顆粒、液など、薬をゼラチンでできたカプセルの中に充填したもの
・粉や顆粒を成形されたカプセルに充填したものには、硬カプセルと液状
・油状の薬をカプセル基材のシートで包み成形したものは、軟カプセル

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2018.03.29 07:23 | | トラックバック(-) | コメント(0) |
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薬の剤型と投与方法

薬(医薬品)
→病気の診断、治療、予防に用いるもので、天然または合成の化学物質
・名称、成分、分量、用法用量、効果効能、副作用、有効性、安全性などを検証し、厚生労働大臣や都道府県知事から認可承認を受けなければ使用できない
投与方法
・内服、外用、注射の3形態
・どの形態にするかは、薬の化学的特徴、患者の症状、もしくは効果発現などの理由で決まる
1)内服薬:経口で投与され消化管(主に小腸)から吸収後、全身に作用させる
2)外用薬:皮膚や粘膜から吸収後、局所(患部)もしくは全身に作用させる
3)注射用薬:直接、血管や皮下、筋肉から吸収後、全身に作用させる
剤型(薬の形状)
・薬の形状は、安定した状態を保つ、使用を容易にする、十分に効果を出す、などの理由から加工し、製造されている
・注意が必要なのは、同じ剤型でも投与方法の違うものがあるということ
・錠剤は一般的には内服薬として使用されるが、腔内に挿入して使用する、添付の液に溶かして点眼として使用するなど、外用薬として使うこともある
・同じ成分の薬でも、内服薬の散剤・錠剤、外用薬の貼付剤、注射用薬など、複数の剤型が存在する
・ある錠剤の抗菌薬は、より早く、高濃度で効果を発揮したい場合、注射薬として使う

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2018.03.28 09:37 | | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者と薬の関係

高齢者で気を付ける薬の知識
・高齢者は薬の影響を強く受けるため、どんな薬でも注意が必要
・異常な行動、頭痛、吐き気など病気のような症状は薬が引き金の可能性もあると疑い、不安な時は薬剤師や医師に相談する
・特に注意が必要な薬を以下に示す
1)向精神薬
・睡眠薬や抗うつ病などで、脳の神経に作用し、精神状態や脳が原因の異常な体の動きや行動に影響を与える薬
・高齢者は向精神薬の作用を強く受け、認知症のようになったり、意識障害を起こしたり、せん妄やふらつきなどを起こし転倒の原因になることがよくある
2)NSAIDs(エヌセイズ)
・通常の痛みには、炎症による痛みを抑える非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)がよく使われる
・NSAIDsは胃腸と腎臓を荒らしやすく、高齢だと簡単に胃潰瘍、腸炎、腎障害を起こすことがある
・胃薬と一緒に十分な水で飲み、その後に体調不良、むくみ、黒い便が出ないか注意する
3)抗菌薬
・菌の増殖を抑えたり殺したりする薬で、化学合成によるものと微生物が作る抗生物質(抗生剤)とがある
・効果のために血中濃度がある程度高く一定時間維持される必要があるので、勝手に途中で止めたり、飲んだり飲まなかったりしては効果がない
・抗菌薬は様々な種類ごとに特有な有害作用がある
・胃腸や肝臓への障害の他、腸内の乳酸菌な体にとって良い菌も殺してしまうため、下痢や腸炎の原因にもなる

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2018.03.27 06:53 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者と薬の関係

薬が長く作用する
・体液が少なく、薬を分解する肝臓や尿で排泄する腎臓の機能が落ち、薬に結合するアルブミンの量が減るため、血液中の薬の濃度が上がった状態が長く続く傾向があり、効果も副作用も強く長く出る
長く複数の薬を飲む
・複数の慢性病を抱え、多種類の薬を飲み続けるために、薬による肝臓や腎臓の障害が出て、さらに薬の分解や排せつが遅くなる人も多くいる
飲み薬は効くのに時間がかかる
・嚥下機能が低いと薬が食道にとどまり、食道の壁が傷む(薬剤性食道潰瘍)
・胃腸の働きや胃液など消化液の出が悪いと薬の成分やカプセルの消化が悪く、薬が効くまで通常より時間がかかる場合がある
・薬の吸収量が若い人よりも少ないということはない
高齢で変わる効果
・高齢だと睡眠薬や抗不安薬や副交感神経を抑える薬は強く作用するようになり、交換神経に作用する薬は逆に効きにくくなる傾向がある
コンプライアンスの低下
・認知症や薬が多くて把握できない等による薬の飲み忘れや過剰摂取、作用がわからない健康食品をいろいろ摂る
・自己判断で勝手に薬を止めてしまう
医者の問題、患者の問題
・高齢者の薬は最低限にし定期的に見直すのが原則だが、高齢者医療に詳しくない医師が担当したり、複数の病院にかかっていたり、自ら病院を次々と変える人もおり、不適切な投薬がなされている例も少なくない
・薬を大量に出す別の医師に鞍替えしてしまうお年寄りもいる
・薬や治療への疑問は老年内科、高齢者診療科など高齢者医療に詳しい医師に相談する

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2018.03.26 15:10 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者の視力

近く、細かい、暗いと見えない
・高齢者は水晶体の厚みが変えにくく、近くも遠くも見えづらくなる
・瞳孔は縮小気味で、常にやや暗く見える上に、順応も遅い
・明るいところから暗いところへ移動すると、しばらくは見えない
・視野も特に上下に狭まり、足下が見えず、つまずいて転ぶことも増える
・水晶体や硝子体が濁り、網膜に達する光や網膜の細胞も減り、しやが黄色味をおびるので、細かいものの識別や白と黄色が見分けにくくなる
・水晶体の濁りで光が散乱しまぶしく感じ、明るすぎでも逆につらいので、照明は色調を考え、光源が直接目に入らない工夫をする
視力と高齢者の生活
・加齢による自然な視力低下に加え、糖尿病、白内障、黄斑変性症、緑内障など高齢者には目を悪くする病気がたくさんある
・目が見えないと不安を掻き立てるので、手術で白内障が良くなった途端、うつや認知症の症状が軽減することがよくある
・糖尿病や脳卒中後などで神経障害がある高齢者は視覚に頼ってふらつきを修正し歩行しており、目が見えないと体が揺れて倒れることもある
目が充血している
・アレルギーやドライアでも目が充血する
・細菌やウイルス性で重症化する角膜炎や結膜炎もある
・目の周囲の帯状疱疹は角膜炎も起こすので皮膚も注意して見る
・白目が赤くなる結膜下出血は、本人は無症状で自然に消え、たいていは心配ない

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2018.03.25 07:15 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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皮膚、粘膜、爪の色

白っぽい(貧血)
・赤血球が減るので皮膚(特に爪や瞼の裏)が白くなる
青紫色(チアノーゼ)
・血液中に酸素が少ないと皮膚や粘膜が青紫色になる ※貧血では出にくい
・特に唇や爪でわかりやすく、寒さで血管収縮、血管が詰まるなどで起き、肺や心臓の病気が原因のときはばち指を伴うこともある
黄色(黄疸)
・肝臓など胆汁の経路に問題が出ると、ビリルビンが小腸に排泄されず血中に増えて体が黄色くなる
・みかん、トマト、ニンジンの食べ過ぎで手足が黄色くなるのと違い、黄疸では白目も黄色くなる
紫斑(内出血)
・高齢では真皮や皮下組織が薄く、弱った血管が簡単に内出血するので、手の甲や前腕などに紫斑があることは珍しくない
・心配はないが、高齢で痩せた人は軽い圧迫や摩擦で簡単に内出血する
褥瘡の発赤
・皮膚が長時間圧迫されて血流が途絶えると皮膚の細胞が壊死し潰瘍ができる
・こうした床ずれは最初に赤紫色の斑として現れ、この部位をマッサージしてはいけない
・皮膚が弱く壊死の範囲がさらに広がり、感染があると菌が移動して敗血症になることもある
蜂窩織炎(ほうかしきえん)
・皮膚深部から皮下脂肪の部分にかけて細菌が感染した状態
・放置すると命に関わる

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2018.03.24 09:56 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者の不眠

不眠の原因
うつ病
・不眠はうつ病の徴候でもあるので、その疑いがあるときは専門医に相談する
・つれあいや友人の死、弱る身体や慢性病、社会から切り話される孤独など、高齢者が落ち込み不安を抱える原因を思いやることが大切
夜間頻尿
・泌尿器の問題で夜間、何度も目が覚める場合もある
睡眠時無呼吸症候群
・睡眠が妨げられて夜に目を覚まし、日中眠くなり転倒しやすくなる
・自覚がないため周囲が夜のいびきや無呼吸に注意する
むずむず症候群
・夜に脚がむずむずして動かさずにいられなくなる状態で、人工透析中の人や鉄欠乏性貧血の高齢者に起こる
・睡眠外来や神経内科で対応する
認知症
・認知症で睡眠障害が起きるが、日常的な不眠対策も軽減に役立つ
アルコール依存症
・飲酒で眠くなるのは脳の麻痺と同じで、逆に深い眠りを妨げ、さらに睡眠薬の作用を強め有害作用が出やすくなる
全身倦怠
・不眠や不安の裏に、がんや甲状腺機能異常、副腎不全、感染症などが隠れていることも珍しくない
・痛み、かゆみ、咳、呼吸困難などの症状を起こす病気や便秘も不眠の原因になる
薬剤による不眠
・特定の薬の開始や停止、増減にはいつも注意する
日常生活での不眠対策
1) 昼夜リズムを整える
2) 寝る前に体温を下げる
3) 睡眠前の環境を整える


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2018.03.23 05:52 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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めまい

回転性めまい(ぐるぐる回るめまい)
・耳は重力や傾き、回転といった平衡感覚も感知しているので、回転性めまいは耳が原因かもしれない
・特に、耳石が剥がれて内耳で暴れる良性発作性頭位性めまいは高齢者に珍しくない
・めまいと同時に難聴があれば突発性難聴かもしれない
・耳から平行感覚を脳へ伝える前庭神経の炎症や腫瘍などもめまいを起こす
・頭痛もあれば脳が原因で耳に変調が起きた可能性もある
失神性めまい(気が遠くなる、一瞬気を失う)
・失神するようなめまいは、狭心症や心不全といった心臓・血管の問題、立ちくらみ、貧血、出血などが主な原因となる
・どれも高齢者には起きやすい疾患なため、注意が必要
・血圧や脈拍などのバイタルサインも確認する
浮遊感
・小脳や脳幹の血管に問題が起きて血液が行かないなど、中枢神経に障害が起きるとこうしためまいが起きやすくなる
・歩くと千鳥足になるなど動きが変、自分で歩けない、口のまわりもしびれるなどの時は、すぐに受診する
歯や心や身体の揺れでもめまいが起きる
・高齢者は降圧薬など薬でも簡単にめまいが起きる
・検査で問題がないときは、うつなど心の問題を抱えているかもしれない
・低栄養やがんなどがあることもある
・パーキンソン病などのように体がふるえる病気を発症していることもある

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2018.03.22 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者の感染症

クラミジア
・一般的な細菌と違い自ら増殖できず、宿主の細胞内でのみ増殖する菌
・肺炎クラミジアを高齢者が吸い込むと、肺炎を起こすことがある(クラミジア肺炎)
・鳥から感染して肺炎になることもある(オウム病)
・性病を起こすタイプもある
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
・抗菌薬の使用で生き残った菌が薬の攻撃をかわす術を身に付けて耐性菌となり、さらに新たに開発された抗菌薬にも耐性を獲得し、結果的に多くの抗菌薬が効かなくなった菌が多剤耐性菌という
・多剤耐性菌の代表的なものがMRSA
・日本では、医療機関内の黄色ブドウ球菌の半分以上がMRSAとなり、院内感染が問題となっている
肺炎球菌
・院内感染を除くと、市中の感染による肺炎の原因として一番多い菌
・人の鼻腔や咽頭の中にいて、インフルエンザなどで弱った体を攻撃する
・髄膜炎や敗血症の原因となることもある
・ワクチンがある
腸管出血性大腸菌(O157)
・食後3から5日くらいして激しい下痢で発症し、血の混じる水様便(血便)が出る
・ベロ毒素という毒を出し、腸の粘膜を傷つけるだけでなく、ひどいと腎臓や脳に障害を起こすなどして命に関わることもある
・食物だけでなく保菌者の便からの二次感染もある

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2018.03.21 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者の感染症

ノロウイルス
・カキなどの二枚貝などに含まれる
・十分な加熱をしなかったり、ウイルスの付着した手や食器で食べたりして感染する
・激しい嘔吐と下痢を起こす
・感染力は非常に強い
・感染者の便や嘔吐物に含まれ、空気中に飛び散ったウイルスを吸い込んで感染するため、集団感染の恐れがある
・免疫が長く続かず、何度でも感染するため、一度かかっても安心できない
・治療薬はないため、予防に努める
・発症時は、脱水と電解質異常、嘔吐物の誤嚥に注意が必要
細菌
・1個の原始的な細胞からなる生物
・抗菌薬により殺したり増殖できなくしたりできる
・薬が効かない耐性菌も出てきた
・高齢者はインフルエンザウイルスにかかったり、心臓、肺、腎臓などの基礎疾患が悪化して体が弱ったりした時に、肺炎球菌や黄色ブドウ球菌などの菌で肺炎を起こすことがある
黄色ブドウ球菌
・誰でも体表や腸管の中に多かれ少なかれ持っている
・体が弱ったときに大増殖したり、他からたくさんもらったり、肺に入る、傷口から血液に入ると発症する
・バリアを張って免疫の攻撃から逃れやすく、肺炎や骨髄炎の原因となる
・皮膚の真皮や皮下組織に侵入すると蜂窩織炎(ほうかしきえん)を起こす
・黄色ブドウ球菌が増殖するときに出す毒素は食中毒やショックの原因となる

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2018.03.20 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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高齢者の感染症

日和見感染
→健康ならほとんど問題にならない弱い病原体や、通常は無害な常在菌が、免疫の弱った人に病気を起こすこと
ウイルス
→DNAかRNAがタンパク質の殻で包まれたもので、自ら増殖はできず、宿主の細胞に自分の遺伝子をコピーして生き延びる
・非常に小さく電子顕微鏡でないと見えない
・ほとんどのウイルスに薬はないが、インフルエンザウイルスなど一部のウイルスには予防ワクチンや増殖を抑える抗ウイルス薬がある
インフルエンザウイルス
・A型、B型、C型の3種類に分かれる
・インフルエンザを起こすが、発熱や頭痛など全身症状が強いA型と比べ、B型とC型は症状が比較的穏やか
・ウイルス検査をしないとかぜ症候群を起こす多くのウイルスと区別できない
・咳などで飛沫感染する
・A型とB型にはワクチンやウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬がある
水疱・帯状疱疹ウイルス、単純疱疹ウイルス
・水疱・帯状疱疹ウイルスは、水ぼうそう(水疱)や帯状疱疹を起こすヘルペスウイルスの一種
・ヘルペスウイルスの仲間には、唇や陰部の水疱を作る単純疱疹ウイルスもある(口唇ヘルペス、性器ヘルペス)
・いずれも一度感染すると、症状が消えた後も体内に潜み、体が弱ったときに再び活性化して水疱を作る
・抗ウイルス薬がある

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2018.03.19 10:37 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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血液中の成分の検査

CRP(C反応性タンパク質)
→体内の炎症や組織破壊の程度をよく反映する
・健康ならほとんど存在せず、問題が起きると数時間から数日で上昇し、重症度に応じて高くなる
・感染症や関節リウマチなど炎症をおこうす病気の診断や重症度の判定に使われる
・組織が破壊されているかどうかの診断も可能
・炎症の場合、白血球数や血沈(赤沈)も増え、CRPとともに炎症のマーカーとして使われる
肝臓の障害を調べる
・AST(GOT)、ALT(GPT)、乳酸脱水素酵素(LDH)は、肝臓の細胞内に含まれている酵素なので、肝機能が壊れると血液中に漏れ、血中濃度が上がる
・肝臓が合成している物質の血中濃度の低下は肝臓の働きが弱っていることを示す
・肝臓だけで生産されている血漿タンパク質のアルブミンと、アセチルコリンなどを分解する酵素のコリンエステラーゼの低下は肝臓の障害をよく表す
・血液凝固因子のプロトロンピンも肝臓で作られるため、プロトロンビン時間(PT)も肝機能を反映する
・ビリルビンは黄色い胆汁色素なので、肝臓だけでなく胆嚢や胆汁の通り道の問でも増え、黄痕を起こす
・アルカリホスファクターゼ(ALP)やγ-GTPは、肝臓や胆嚢のがんや結石などで胆汁がうまく流れないと値が上がる
・γ-GTPはアルコールで増えるため、検査前に飲酒すると上がってしまう

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2018.03.18 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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血液中の成分の検査

アルブミンでわかること
・血漿タンパク質のアルブミンは肝臓で作られるので、アルブミンの量は肝機能の指標となる
・たとえ肝臓が正常でも材料がないと合成できないため、アルブミンは栄養状態も反映する
・アルブミンは、血漿タンパク質の中で一番多い
・アルブミンは毛細血管の水分の出入りにも深くかかわり、低下すると体がむくむ
・血清アルブミンが3.0g/dLを切ると足や下腿にむくみが出始め、ひどくなると背中や上肢もむくむ
・アルブミンが減ると褥瘡もおきやすくなる
・アルブミンは回復のために消費され、血管外は漏れ出たりCRPの材料にされるので、体に炎症があっても減る
・慢性の感染症や重い褥瘡など炎症性の疾患があるとアルブミンは減る
・炎症でアルブミンが減っているときは、炎症の治療と栄養管理の両方が必要となる
・糖尿病性人証など高齢者に多い腎臓の病息でもネフローゼとなり、アルブミンは減る
・病気がなくとも加齢でアルブミンの合成が低下する上に、様々な理由で栄養がとれなくなる高齢者は低アルブミン血症になりやすい
・薬と結びつくアルブミンが少ないと遊離した薬の濃度が高まり薬の有害作用が出やすくなる
・高齢者は、栄養状態が悪いと病気になりやすく治りにくく、結果的に寿命が縮まる

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2018.03.17 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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身体の検査法

核医学検査(PETとSPECT)
→CTやMRIが臓器の「形」を見るのに対し、PETやSPECTは「働き」を見る検査
・微量の放射線を出す元素を血液に投与し、体から出てきた放射線量を画像に対して投与した元素がどの組織に取り込まれたかを見る
・使用する放射性元素の違いでPETとSPECTに分かれる
PET
→血流や臓器の代謝を見る他に、他の検査で発見できない全身に散らばった小さいがんを見つけるのに役立つ
・たいていのがん細胞が普通の細胞より多くのブドウ糖を取り込むので、ブドウ糖に似た放射線元素を使う
・PETには特殊な装置が必要なため、実施できる施設が限られる
SPECT
→脳の部位による血流量の違いがわかりやすく、認知症の診断に広く使われている
内視鏡検査
→先端にカメラのついた管を鼻や口や肛門から挿入して、胃腸などの消化管、咽頭から気管支などの気道、膀胱など尿路、関節腔などの内部をリアルタイムで観察する検査
・先端にナイフなども付けられ、検査用の組織を採取したり病変部位を切除する手術を行ったりすることもできる
・内視鏡による手術は体を切って開く手術よりも体の負担が少ない利点がある
心電図
→刺激伝道系で心房から心室全体へ電気的興奮が広がる様子を体表面の電極で記録するもの
・心臓のどこに異常があるかがわかり、不整脈の種類や心筋梗塞の部位などの診断ができる
・基本の波形では、心房の興奮を表すP波、心室の興奮を表すQRS波、心室の興奮終了を示すT波が見られる
ホルター心電図
→携帯型の電極を胸につけたまま24時間連続の心電図を記録する
運動負荷心電図
→階段の昇降、動くベルトの上を歩く、自転車をこぐなど、心臓に運動の負荷を与えて心電図に変化があるかを調べる

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2018.03.16 05:20 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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身体の検査法

MRI(核磁気共鳴画像)
→大きな磁石の中で電波を体に当て、出てきた信号を画像に処理する装置
・目的に応じて条件を変え、特定の構造を目立たせる
・骨の病変はわかりにくいものの、軟部組織や細かい病変が見えるので、椎間板ヘルニアや脊髄、脳腫瘍、小さい梗塞などの診断に使われる
・場合によっては造影剤を使うが、MRIでは造影剤なしでも血管や尿路を移すことが可能(血管造影MRI、MR尿造影)
・X線検査と違い、放射線被爆がない長所がある反面、強力な磁場の中に入るため、ペースメーカーや人工関節など磁力の影響を受ける金属を体内に入れている人は使えない
・撮影時間が長いので、検査中、大きな音がある狭い装置の中で数十分じっと動かずにいるのは不安も強く、閉所恐怖症のひとや、認知症の高齢者には実施できないこともある
※血管、尿路のX線造影やCT、MRIで使う造影剤は薬剤性腎機能障害を起こしやすいため、腎機能の低下した高齢者では特に注意が必要
超音波(エコー)検査
→ゼリーを肌に塗り超音波を当て、部位による反射音の違いで臓器の構造や動きをリアルタイムで観察する検査
・被爆の心配はなく、苦痛もほとんどない
・空気や骨や厚い脂肪の奥は見えにくいので、肺の検査には向かず、腸、脳、肥満の場合などはわかりににくい面がある

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2018.03.15 07:14 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0064_convert_20150602053233.jpg

身体の検査法

単純X線検査(レントゲン検査)
→体にX線を当て通過した量の違いで体内の臓器の構造を見る検査
・骨はよく写るが、軟部組織はあまりはっきりしない
・骨折の他、肺炎や心臓の輪郭など胸部内部の診断に多く使われる
・胃のバリウム検査のように、消化管や血管などに造影剤を入れ輪郭をわかりやすくして撮る造影X線検査もある
マンモグラフィー(乳房X線)
→乳房を片方ずつ挟み平らにしてX線を当て、石灰化や乳腺のゆがみなど乳がんの可能性のある構造を見つける検査
・乳腺量が多いと病変が見えにくい欠点があるが、高齢だと乳腺が減り、逆に分かりやすくなる
CT(コンピュータ断層撮影)
→比較的短時間で体をぐるりと一周してX線を照射し、通過したX線量をコンピュータ処理することで輪切りの画像を得る検査
・血管や尿路、細かい病変を判別する場合は造影剤を使う
・骨や石灰や急性出血は白く、空気や水分は黒く写り、脳卒中の診断や胸腹部内臓の病変発見などに力を発揮する
※照射部位や臓器にもよるが、1回のCTで胸部レントゲンのおよそ100倍異常の被ばくとなることもあり、症状がないのに安易に受ける検査ではない。ただし、細胞分裂の少ない高齢者は検査の被ばくでがんができる危険は非常に低い

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2018.03.14 07:35 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
IMG_0440_convert_20150602053757.jpg

心臓がどきどきする

動悸
→胸のあたりの違和感、脈が異常(飛ぶ、速い、遅い、時々おおきな脈が混ざる)、心臓が大きく打つなど、様々な症状を表す
・不整脈の場合が多い

・自覚症状のため、昔からある不整脈は慣れて逆に動悸と思わない人もいる
危険な動悸
・脈が飛ぶ(期外収縮)のは正常な人でも起こり、多くは問題ない
・高齢になるほど脈が飛ぶ頻度は増し、動悸と感じることが増える
・不整脈は、高血圧、糖尿病、ある種の薬で出やすくなる
・カフェイン、ストレス、疲労、運動が引き金となって頻脈や期外収縮がでることもある
・頻脈や40回/分以下の徐脈が続く、動悸と一緒にめまい、失神、むくみ、血圧低下、呼吸困難などがある7心筋梗塞の後といった場合は、心臓が原因の可能性が高い
・肺塞栓などでも動悸が起きる
・肺塞栓では通常、胸痛や呼吸困難があるが、高齢者では出ないこともよくある
心臓以外の原因
・心臓の動きはホルモンや自律神経により調節されるので、甲状腺ホルモンなどのホルモン異常、血管や心臓などに影響を与える多くの薬剤、不安や恐怖など心の問題が動悸を引き起こす誘因となる
・血液の状態も反映するので貧血や低血糖も原因となる
・胸の違和感、不快感は逆流性食道炎でも起きる

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2018.03.13 07:13 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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甲状腺の病気

甲状腺機能低下症
→体内の代謝を促進し体を元気にする作用がある甲状腺ホルモンが減る状態
・毛が薄くなり皮膚が乾燥する
・よくウトウトし、声がかすれ低くなる
・便秘がち
・なんとなくADLが低下するなど
・この病気の症状は普通の老化でもおこるため、見過ごされがち
・甲状腺ホルモンは脳の機能も高めるホルモンのため、減ると精神活動が低下し、無気力や物忘れが起きるが、うつ病や認知症と誤解されることがある
・進行するといムコ多糖類という物質が皮下にたまり、押しても痕がつかない粘液水腫というむくみのような状態になるので、それほど食べていないのに体重が増えて気づかれることもある
・甲状腺機能低下症の多くは橋本病(慢性甲状腺炎)によって起こる
・橋本病は、甲状腺が自分の抗体で攻撃されてしまう自己免疫疾患で、中年以降の女性に多い
・高齢女性が元気がないときは、甲状腺の機能低下も疑ってみる
・薬は、元々甲状腺で作られている甲状腺ホルモンと同じで不足分を補うだけなので、適量であれば副作用はなく、きちんと飲めば症状は改善される
甲状腺機能亢進症
→甲状腺ホルモンが過剰になった状態
・自己免疫疾患のバセドウ病が一番の原因
・この病気の典型的な症状はすべて高齢者ではわかりにくい傾向がある
・高齢者では、食べているのに急にやせてきた時に疑ってみる
・心房細動など不整脈の検査で発見されることもある
・若い女性に多い病気

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2018.03.12 05:59 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
IMG_0453_convert_20150602053634.jpg

難聴とめまい

突発性難聴
→突然、片方の耳が聞こえにくくなる難聴
・内耳の障害(感音性難聴)で、耳鳴りやめまいを伴うことがよくある
・原因は不明だが、過労、ストレス、風邪などが引き金となり、糖尿病や高血圧症があると発症しやすい
良性発作性頭位めまい症
→頭の位置によって急にめまいが起きるが、問題は耳だけの良性の疾患
・内耳で体の傾きなどを感じている前庭にある耳石がはがれ、回転を感じる半規管の中に迷い込んでリンパ液をかき混ぜるために起きる
・布団から起き上がる、体をかがめる、寝返りをうつ、など体を動かした途端にぐるぐる回るめまいが起きてしばらくして治り、じっとしている時は症状は出ない
・特定の向きに頭を向けて動かし治す理学療法があり、多くの場合、数週間で治る
メニエール病
→膜迷路内のリンパ液が何等かの理由で増えてむくんだ状態(内リンパ水腫)になることで、突然激しい回転性のめまいを生じる疾患
・めまいと同時に難聴が片耳に起き低音が聞こえにくくなり、吐き気なども出る
・ストレスが引き金になるため、普段からリラックスにつとめる
・発作時は安静にして、室内を暗くして十分休む
・高齢者の場合、良性発作性頭位めまい症よりも頻度は少ない

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2018.03.11 06:48 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0076_convert_20150604090901.jpg

目の病気

白内障(しろそこひ)
→水晶体(レンズ)が変性して濁り、瞳孔が白く見える疾患
・加齢による老人性白内障が多いが、糖尿病などでも発症する
・老人性白内障は紫外線が大きな原因のため、若いときから目に直接紫外線を入れないことが予防になる
・初期はまぶしいだけだが、進行すると霞がかかったように見えにくくなる
・近年は、人工レンズを入れる手術が安全に行えるため、ひどくなったら手術をする
緑内障(あおそこひ)
→水晶体と角膜の間を満たす眼房水は、隅角というところにあるシュレム管という排水口に流れ込むはずだが、何らかの理由でシュレム管に排水されないと眼球が押され眼圧が上がり、眼球の後ろの視神経が圧迫され障害される疾患
・視野が欠け、視力が低下する
・進行すると視神経が萎縮して失明する
・結膜の充血や眼精疲労、灯りの周囲に虹のような輪が見えることもある
・発作的に発症し、頭痛や嘔吐を伴うこともある
・瞳孔が開くと悪化するため、できるだけ明るい場所で作業するようにする
糖尿病性網膜症
→網膜の毛細血管が狭くなったりつまったりして血流が悪くなると、それを補うために新たな新生血管ができてくるが、それらは脆くて出血しやすく(眼底出血)、さらに悪循環となる疾患
・進行すると網膜だけでなく硝子体もだめになり、網膜剥離も起きて失明する

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2018.03.10 05:34 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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神経症と抹消神経麻痺

抹消神経の障害(ニューロパチー)
→抹消神経の障害で痛みや運動麻痺や自律神経障害などが出ることをニューロバチーと言う
・糖尿病性ニューロバチーやビタミンB1欠乏や薬によるものは左右対称(主に手足)出ることが多い
・椎間板ヘルニアや長時間どこかに身体を押し付けて神経が圧迫されたことによるものはその神経の支配領域だけに障害が出る
・関節リウマチなど膠原病によるものは非対称にいろいろな場所に出る
よく起こる神経症
・高齢者は少し冷えただけでも背中から胸部の横から前にかけて分布する肋骨神経などでよく神経痛を起こす
・三叉神経、肋間神経、坐骨神経や下肢の神経は帯状疱疹の起きやすい神経なので、神経痛があるときは必ず皮膚も確認する
2種類の神経の痛み:侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛
・脳で受け取る痛みは同じでも、末端の神経が痛みとして伝える刺激は大きく分けて2種類ある
侵害受容性疼痛
→組織の破壊や炎症によって出た物質を神経が受け取り痛みとして伝える
・ケガや関節リウマチなど炎症のある状態で起こる
神経障害性疼痛
→神経そのものが圧迫されたり傷ついたりして痛みを伝える
・帯状疱疹後に残る神経痛やがんに押されるなどで起きやすく、痛みに過敏になることがある
心が原因となる痛み
→特に神経や筋骨格の病気がない場合は、ストレスやうつがないかも考える

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2018.03.09 05:42 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0086_convert_20150604090635.jpg

変性疾患で運動が障害される病気

脳の変性疾患
・小脳など運動に関わる部位に神経細胞の変性が起きると、筋力低下やパーキンソン症状のような動きの異常が起きる
・こうした疾患は全て徐々に進行し、転びやすく構音障害や嚥下障害が起き、やがて車椅子か寝たきりとなる
・根本的な治療法がないため、転倒予防や飲み込みやすい食事、文字盤などを使った意思疎通を工夫して寄り添うケアが必要
脊髄小脳変性症:動きがぎこちなくなる
→小脳や小脳の連結する脳幹・脊髄の神経が変性して体の動きがおかしくなる疾患
・体が揺れて不安定に歩く、ろれつが回らないなどの症状が出る
・いくつかの種類があるが、多いのが多系統萎縮症の一種
多系統萎縮症
→小脳、黒質、大脳基底核、脳幹と脊髄といった無意識の体の動きを制御する多くの系統の神経が変性し萎縮していく疾患
最初に萎縮が始まる部位が、
・小脳なら、協調運動の障害
・黒質や大脳基底核なら、パーキンソン症状
・脳幹や脊髄なら、シャイ・ドレーガー症候群という自律神経の障害が主に現れ、進行するとその全部が一緒になったような症状が出る
進行性核上性麻痺:下に目を向けられない
→無意識の運動を制御する脳基底核が変性する病気で、パーキンソン症状が出る
・平行感覚が悪くなり、うなじの筋肉が硬くなって首が上向きになり、眼球を下に向ける筋肉が特に動きにくくなる
・思考が緩慢になるので、認知症のような症状が出ることもある

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2018.03.08 10:45 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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うつ病

うつ病
→セロトニン、ノルアドレナリンといった脳内の神経伝達物質のはたらきが低下することで気分が沈む状態が続く病気
・女性の方がなりやすい傾向がある
・高齢者は、仕事や社会とのつながりや自分の役割を失い、親しい友人や家族が亡くなり、死への恐怖、健康状態や経済的不安などたくさんの環境変化やストレスを受け、これらが引き金となってうつ病になることが少なくない
・長く続く落ち込み(抑うつ)と興味・喜びが無くなることの2つがうつ病のおおきな徴候
・高齢者は焦りや不安の症状が大きく、精神症状よりも食欲低下やだるさといった身体症状の法が強い傾向がある
・症状は認知症と似ているが、本人が訴えるほどの知能低下はないので、ものぐさになったり受け答えが遅いなどの症状を認知症と思い込まないよう注意が必要
・高齢で初めてうつになった人は、薬もよく効き、比較的早く治っていく
・若い人のうつと違い脳の加齢に伴う変化も関わると考えられる
・うつが考えらえるときは、早く受診させ、本人が焦らずじっくり休養できるように支える
・自殺を防ぎ回復を待つ
・円背などの疾患でうつを悪化させ、運動習慣があるとうつになりにくいことがわかっているので、運動をするなどで予防を心がける

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2018.03.07 05:48 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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免疫

高齢者の特徴
・皮膚や粘膜が弱り機械的な刺激に弱くなる上に、唾液や粘液の出も悪く気道の繊毛も減るなどして非特異的な防御作用が落ち、病原体に感染しやすくなる
・胸腺は20歳から退化し始め、80歳では10分の1にまで縮小する
・白血球の数は減らなくともその活動は低下する
・リンパ球のはたらきが衰えるため、液性免疫も細胞性免疫も弱まり、熱も出にくくなる
・感染症から回復しにくく風邪が重症になる
・水虫がいつまでも治らないなどが普通になる
・高齢者に多い糖尿病や様々な理由による低栄養はさらに免疫低下を促進するので、日和見感染を起こしやすくなる
※日和見感染:正常な免疫力があれば問題にならないような弱い病原体やどこにでもいる病原体に感染すること
・変異した細胞を認識しにくくなるいのでがん細胞が残りやすく、がんを発症しやすくなる
・逆に自己の認識は誤りやすくなり、自分の組織を異物として攻撃する自己免疫疾患は増える
・高齢者は生体防御機能が全体的に弱いことを考えると、感染症に対しては予防が極めて重要となる
・手洗い、うがい、口腔ケアなどで体の表面の菌を減らし、予防接種で感染を防ぐなどの努力が必要
・栄養状態は免疫と関係が深いので、食事にも気を使う必要がある

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2018.03.06 05:33 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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免疫

非特異的生体防御(自然免疫)
→異物はみんな排除するという、身体を守る最前線
・皮膚や粘膜は何層にも重なる細胞で異物の侵入をブロックしたり、ネバネバの粘液でからめ取り繊毛の動きや咳で外に吐き出したり、唾液や胃酸で殺菌したりする
・腸内や膣の中には乳酸菌が棲んでいて、その縄張りで悪い菌の侵入を防いでいる
・マクロファージなどの白血球は異物を貪食する
・NK(ナチュラルキラー)細胞は体内をパトロールし、生まれたてのがん細胞や感染した細胞をやっつけていく
・病原体が入ったときに発熱するのも生体防御の一つで、熱が出ると多くの病原体が体内で増殖しにくく、免疫細胞は活発になり組織の修復も速まる
特異的生体防御(獲得免疫)
→特定の異物を認識してから機能するので発動が遅い欠点があるが、非常に強力
・体液中の抗体で戦う液性免疫と、感染した細胞ごとにやっつける細胞性免疫の2種類があるが、いずれも主役はリンパ球という白血球、特に胸腺で成熟するT細胞である
・この防御法で初めての敵と戦えるようになるには1週間ほどかかる
・最初の感染で愛艇を記憶し、2度目に侵入された時は即座に強力に対応できる
・あらかじめ無毒にしたり弱めたりした病原体やそのかけらを体内に入れて実戦練習し、相手を覚えてもらうことで感染症を防ぐことができる

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2018.03.05 07:42 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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骨と筋肉


→骨細胞とコラーゲン線維の枠組みの中にカルシウムやリンなどのミネラルと水分が入ってできている
・骨吸収と骨形成が行われ、骨は常に作り替えられている
・使えば使うほど強くなり、反対に負荷をかけないとどんどんスカスカで脆くなるようにできている
・カルシウムの貯蔵庫でもあるので、血液中のカルシウムが足りないとそれを補うために骨は溶かされる
・これらの反応には、副甲状腺ホルモンやエストロゲンなどいくつかのホルモンやビタミンDなどが関わるので、ホルモンやビタミンの変化でも骨は変わる
関節
→骨と骨のつなぎ目
・動く関節は関節包という袋に包まれ、向き合う骨の面は関節軟骨になっている
・関節軟骨は骨と違い血管が入っていないので、損傷すると修復できない
・栄養は関節内の隙間(関節腔)を満たす滑液からもらう
筋肉のはたらき
・骨格筋のほとんどは骨に付着し、骨を動かし、関節を安定させて姿勢を保つ役割を持つ
・骨格筋を動かす指令を出すのは運動神経
・運動神経は脳や脊髄内の神経の指令を受けるため、運動の異常はこれらの神経の異常でも起こる
・筋肉の収縮には、カリウム、ナトリウム、カルシウムなどの電解質が重要
・体液中の電解質のバランスが崩れると筋肉がつったりする
・骨格筋は、持久力のある赤筋と疲れやすいけれど瞬発力に優れた白筋の2種類に大きく分けられる
・体の熱を作り出すはたらきもあり、筋肉が減ると体は冷える
・動きと熱で基礎代謝もあがり、筋肉が多いほど太りにくくなる
・筋肉も骨と同様、運動すればするほど強く量が保たれ、強い運動をすれば肥大し、逆に動かないとすぐに萎縮してしまう

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2018.03.04 05:43 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0005_convert_20150727100424.jpg

腎臓のはたらき

腎臓
→糸球体という毛細血管の集まりから血液をろ過し、体に必要な成分をもう一度血液に戻す再吸収を行って尿を作る
・腎臓は血圧を上げるホルモンや赤血球を増やすホルモンを出し、腸でカルシウム吸収を増やすビタミンDの活性化を行うので、血圧や貧血や骨とも関係の深い臓器である
尿
→腎臓で作られ、尿管を通じ膀胱へ運ばれ一時的に溜まった後、尿道から外に出される
・正常な尿には、ブドウ糖などの栄養素、血漿タンパク質、赤血球などは含まれない
・尿に排泄される水や電解質の量は体の状態によって増減する
・尿の成分で血液が正常に保たれている面があるため、腎臓の障害で体液のバランスが崩れる
高齢者の特徴
・腎臓は老化の影響を受けやすい
・糸球体は年とともに壊れ再生しないため確実に減っていき、病気がなくても70から80歳では20歳の半分しか機能しなくなる
・腎臓病、動脈硬化や糖尿病があると腎臓の血管の破壊はさらに進行する
・腎臓は薬の影響を受けやすい
・長期間薬を飲んでいる高齢者はさらに障害を受けやすい
・年をとると、尿を濃縮する力が落ち、薄い尿がたくさん作られるようになる
・一方、膀胱が小さくなり尿を保持する能力も落ちる
・その結果、1回の尿量が少なく、排尿回数は増え、夜間、トイレに立つ事が増える
・年とともに、膀胱の緊張が低下し残尿も増える
・男性は前立腺肥大でいっそう残尿や排尿困難が起きやすくなる
・女性は外尿道括約筋の力が低下しやすく、お腹に力をいれたときに尿もれしやすくなる

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2018.03.03 11:10 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0004_convert_20150727100324.jpg

呼吸のしくみ

呼吸
・吸った空気は鼻腔→咽頭→気管→左右の気管支を経て肺に入る
・気管支は枝分かれしながらだんだん細くなって最後は肺胞という袋になる
・咽頭までが上気道、気管から肺が下気道
・咽頭は食物の通り道でもあり、咽頭の上部に喉頭蓋という蓋があり、食物の飲み込む時に咽頭が上に動き蓋がされて食物が気管に落ちないしくみになっている
・空気は肺胞を取り巻く毛細血管に酸素を渡し、二酸化炭素を受け取って再び吐き出される
・肺は自ら膨らむことはできないので、息を吸うためには横隔膜が収縮して下がり胸腔を下に広げ、外助間筋が収縮して胸郭を前後左右に広げ、肺を外から引っ張る必要がある
・この時、肺や肺胞が柔軟に対応して広がる必要もある
高齢者の特徴
・呼吸機能は加齢で確実に落ちていく
・肺胞の弾力が徐々に低下し、肺の動きが悪くなるため、一秒率や肺活量が年々落ちていく
・呼吸をしても肺に残る空気の量が増えていく
・長年の喫煙、気管支や肺の病気で悪化する
・高齢になって背骨が曲がり背中が丸くなると横隔膜の動きが制限され、外助間筋が収縮しても肋骨が引き上がりにくので胸部の骨が硬くなって動きが悪くなる上に、横隔膜や肋骨間の力も衰え、呼吸がスムーズにいかなくなる
・高齢では、動脈血中の酸素の量も減る傾向がある
・異物が入った時の咳の反射や線毛のはたらきも衰えて、肺に病原体が入りやすくなり肺炎が起きやすくなる

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2018.03.02 07:14 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |