
心理検査
知能検査
ウェクスラー式児童用知能検査(WISC-Ⅳ)
・ウェクスラー,D.によって開発された、個別式の子ども用知能検査(5歳から6歳11ヶ月)
ウェクスラー式成人用知能検査(WISC-Ⅲ)
・ウェクスラー,D.によって開発された、成人用知能検査(16歳から89歳)
ビネー式知能検査
・ビネー,Aとシモン,Tが協力して作成した知能検査
・精神年齢を生活年齢で割って100倍し、知能指数を出す
コース立方体組み合わせテスト
・コースによって開発された知能検査
・各面が赤、白、青、黄、赤と白、青と黄に塗り分けられた1辺3センチの立方体を組み合わせて、難易度順に並べられた17問の模様を作る
人格検査
質問紙法
矢田部-ギルフォード(Y-G)性格検査
・ギルフォード,J.Pの人格特性理論に基づき、矢田部達郎によって作成された質問紙法の性格検査
・A型からE型の5つの性格特性に分けられる
ミネソタ多面人格検査(MMPI)
・精神医学的診断の客観化を目指して開発された質問紙法の人格検査
・個別でも集団でも実施できる
コーネル・メディカル・インデックス(CMI)
・身体的自覚症状の144項目(呼吸器系、心臓脈管系、神経系など12尺度)と精神的自覚症状の51項目(不適応、抑うつ、不安、怒りなど6尺度)からなる検査
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心理(精神)療法
支持的精神療法
・患者の抱える悩みや不安などを受容し、共感しながら精神的にサポートすることで負担軽減を目指す療法
家族療法
・家族を一つのシステムととらえ、特定の家族メンバーに生じた症状を個人の問題とはせず、家族全体の問題としてとらえ、解決を図ろうとする療法
認知療法
・認知の歪みに対し、認知のパターンを自らが修正することを通して、不快な感情の改善を図る
・自動思考(何か出来事があったときに瞬間的にうかぶ考えやイメージ)を特定し、新しい別の考えを導き出していく
認知行動療法
・物事を解釈したり理解する仕方を修正する認知療法と、学習理論に基づいて行動を修正する行動療法を統合した療法
精神分析療法
・人の感情や思考などは無意識によって規定されていると考え、その無意識を意識化することで悩みから解放しようとする療法
内観療法
・吉本伊信により創始された日本独自の自己探求技法
・集中内観は、下界とのやりとりを制限し、他者に対して「してもらったこと」「して返したこと」「迷惑をかけたこと」の3つの観点から内観し調べる
森田療法
・森田正馬により創始された神経症に対する心理療法
・神経症をあるがままに受け入れ、やるべきことを目的本位、行動本位に実行していく
・絶対臥縟期→軽作業期→重作業期→退院準備期に区分される
系統的脱感作法
・クライエントは、個別に作成された不安階層表をもとに、リラックスした状態下で不安の誘発度の最も低い刺激から徐々に刺激が増やされ、段階的に不安を克服していく
自律訓練法
・ドイツの精神科医シュルツによって創始された自己催眠法
・自己暗示の言葉を繰り返すことで心身がリラックスし、感情の鎮静化と自律神経系の安定が得られる
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精神科専門療法
その他の精神療法
精神科電気けいれん療法
・全身麻酔下で、100ボルト前後の電流を頭部に短時間通電することを反復し、各種の精神症状の改善を図る療法
・統合失調症、うつ病などに対して行われる
適応疾患
・統合失調症、気分障害(うつ病、躁うつ病など)、パーキンソン症候群など
心身医学療法
・心身症の患者について、一定の治療計画に基づいて、身体的傷病と心理・社会的要因との関連を明らかにするとともに、当該患者に対して心理的影響を与えることにより、症状の改善または傷病からの回復を図る治療方法
・心身医学療法には、自律訓練法、カウンセリング、行動療法、催眠療法、バイオフィードバック療法、交流分析、ゲシュタルト療法、生体エネルギー療法、森田療法、絶食療法、一級心理療法および簡便型精神分析療法が含まれる
精神科作業療法
・精神疾患を有するものの社会生活機能の回復を目的として行う作業療法(作業療法士が行った場合に算定)
精神科デイケア
・精神科デイケア、精神科ショートケア、精神科ナイトケア、精神科デイナイトケア、重度認知症患者ケア
精神科医訪問看護・指導料
・当該患者を診察した精神科を標榜する保険医療機関の保健師、看護師、准看護師、作業療法士または精神保健福祉士を訪問させて、看護または療養上必要な指導を行わせた場合に算定する
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精神科専門療法
精神療法
入院精神療法
・入院中の患者に対して、一定の治療計画に基づいて精神面から効果のある心理的影響を与えることにより、対象精神疾患に起因する不安や葛藤を除去し、情緒の改善を図り洞察へと導く治療方法
通院・在宅精神療法
・入院中の患者以外の患者に対して、精神科を担当する医師が一定の治療計画のもとに危機介入、対人関係の改善、社会適応能力の向上を図るための指示、助言などの働きかけを継続的に行う治療方法
標準型精神分析療法
・口述による自由連想法を用いて、抵抗、転移、幼児体験等の分析を行い解釈を与えることによって洞察へと導く治療法
その他の精神療法
入院生活技能訓練療法
・入院中の患者であって精神疾患を有するものに対して、行動療法の理論に裏付けられた一定の治療計画に基づき、観察学習、ロールプレイ等の手法により、服薬管理、再発徴候のへ対処技能、着衣や金銭管理等の基本生活技能、対人関係保持能力および作業能力等の獲得をもたらすことにより、病状の改善と社会生活機能の回復を図る治療法
認知療法・認知行動療法
・入院中の患者以外のうつ病等の気分障害の患者に対して、認知の偏りを修正し、問題解決を手助けすることによって治療することを目的とした精神療法
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精神科専門療法
加算・指導料など
精神科在宅患者支援管理料
・精神科を標榜する保険医療機関への通院が困難な者に対して、精神科医、看護師または保健師、作業療法士、精神保健福祉士等の多職種が、計画的な医学管理の下に月1回以上の訪問診療および定期的な精神科訪問看護を実施し、必要に応じ、急変時等に常時対応できる体制を整備し、多職種が参加する定期的な会議を開催する場合に算定する
集団療法
入院集団精神療法
・入院中の患者(1回に15人程度)に対し、一定の治療計画に基づき、集団内の対人関係の相互作用を用いて、対人場面での不安や葛藤の除去、患者自身の精神症状・問題行動に関する自己洞察の深化、対人関係技術の習得等をもたらすことにより、病状の改善を図る治療法
通院集団精神療法
・入院中の患者以外の患者(1回に10人程度)に対して、一定の治療計画に基づき、集団内の対人関係の相互作用を用いて、自己洞察の深化、社会適応技術の習得、対人関係の学習等をもたらすことにより病状の改善を図る治療法
・精神科を標榜している保険医療機関において、精神科を担当する医師および1人以上の精神保健福祉士または公認心理士等により構成される2人以上の者が行った場合に算定する
依存症集団療法
・薬物依存の患者(1回に20人程度)であって、入院中の患者以外の者に対して、認知行動療法の手法を用いて、薬物の使用を患者自らコントロールする手法等の習得を図るための指導を行った場合に算定する
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精神科専門療法
加算・指導料など
精神療養病棟入院料 精神保健福祉士配置加算
・入院患者に対して、関係職種と共同して退院支援計画を作成し、必要に応じて患者の居宅等を訪問し、障害福祉サービス事業等と連携しつつ、在宅療養に向けた調整を行なった場合に算定する
施設基準
・当該病棟に専従の常勤精神保健福祉士を1名以上配置
・当該保険医療機関に退院支援部署を設置し、常勤の精神保健福祉士を1名以上配置
・当該病棟の入院患者のうち7割5分以上が入院日から起算して1年以内に退院し、自宅等へ移行すること
精神科退院指導料
・入院期間が1ヶ月を超える精神障害者である患者またはその家族等に対して、精神科の医師、看護師、作業療法士および精神保健福祉士が共同して、退院後当該計画に基づき必要な指導を行った場合に算定する
・保健師、看護師、作業療法士または精神保健福祉士が共同して訪問指導を行った場合は加算あり
精神科退院前訪問指導料
・入院中の患者の円滑な退院のため、患家等を訪問し、当該患者またはその家族等に対して、病状、服薬状況および副作用の有無等の確認を主とした支援を行なった場合に算定する
精神科継続外来支援指導料
・入院中の患者以外の患者について、精神科を担当する医師が、患者またはその家族等に対して、病状、服薬状況および副作用の有無等の確認を主とした支援を行なった場合に算定する
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精神症状
精神症状の種類
意識
1)意識障害
昏睡:意識を完全に消失している状態
昏迷:繰り返し強く呼びかけると一瞬だけ反応がある状態
意識混濁:意識の清明度が大部分低下している状態
意識変容:意識清明度の低下に加え、幻覚妄想などの精神症状が入り混じった状態
2)失見当識
・自分がいる場所や、日付や曜日、今何時頃なのかなどが分からない
3)せん妄
・意識の混濁と錯覚、幻覚、不穏、興奮などを伴う
・脱水や感染が原因となることがある
・夜間に多い
記憶
健忘
・記憶障害のうち、特に宣言的記憶(言語で表現できる種類のもの)が障害された状態
・思い出せない記憶の内容によって全健忘、部分健忘、時間的経過による分類として前向性健忘、逆向性健忘とに分けられる
前向性健忘:受傷などをした時点以降の記憶が抜け落ちる状態
逆向性健忘:受傷・発症時点より昔の記憶が抜け落ちた状態
その他
1)解離
・健忘やもうろうなどの意識変容が、脳の生理学的機能の障害としては説明できないのに生じる病態
・ストレスとの関連が想定されている
2)転換
・麻痺やけいれん発作などの身体的症状が、脳の生理的機能の障害としては説明できないのに生じる病態
・ストレスとの関連が想定されている
3)心気(障害)
・自分が重篤な疾患に罹患していて、悪化していくのではないかという思いにとらわれている状態
4)カタレプシー
・受動的にとらされた姿勢を保ち続け、自分の意思で変えようとしない状態
5)カタプレキシー(情動脱力発作)
・喜怒哀楽、恐れや羞恥といった過度の感情の高ぶりによって、全身の筋力が抜けてしまう発作
6)アカシジア
・静座不能症と訳され、座ったままでじっとしていられず、そわそわと動き回る
・抗精神薬によるものが多い
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精神症状
精神症状の種類
思考
9)妄想
→病的で誤った判断や観念を抱き、強い確信をもって間違いを認めない状態
出現形式による分類
一次妄想:全く根拠を持たない了解不能な不合理な妄想
二次妄想:状況、体験、感情などから心理的に了解できる妄想
内容による分類
妄想気分:周囲の世界がなんとなく変わったように感じる
妄想着想:突然、追跡されているというように思い、確信する
妄想知覚:物音や事柄に、「狙われている」など理解不能な意味づけをする
血統妄想:高貴な家の出身など、血統に関する誇大妄想
被害妄想
・追跡妄想:他人や何かに悪意をもって追跡、監視されていると思い込む
・注察妄想:常に誰かに見張られている、盗聴されているなどと思い込む
・被害妄想:自分が食べる食物に毒を盛られるのではないかと思い込む
・嫉妬妄想:配偶者などが、他人と愛情関係をもっていると思い込む
・関係妄想:周囲の人の言動があたかも自分に関係あるものと考える
感情
1)抑うつ気分
・気分が沈み、喜びや楽しさを感じず、寂しく悲しい状態
2)躁気分
・抑うつ気分とは逆に、晴れ晴れとした気分をいい、万能感をもったりする
3)感情鈍麻
・外界に無関心で、感情の表現が失われる
4)不安状態
・発作性と持続性があり、強い発作性不安がパニック発作を起こす
・動機、息苦しさ、四肢のしびれや冷感、振戦などの自律神経症状を伴う
5)感情失禁
・ささいな刺激で激しい情動が起こる
・ささいなことで不機嫌な態度で反応しやすいことを易刺激性(特に怒りっぽい状態を易怒性)という
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精神症状
精神症状の種類
知覚
1)錯覚
・現実に存在するものを誤って知覚する
2)幻覚
・現実に存在しないものを存在していると知覚する
・幻視、幻聴、幻嗅、幻味、体感幻覚などがある
幻視:実在しないものが見える、レビー小体型認知症、アルコール依存症の離脱症状でよく見られる
幻聴(幻声):実際にはあるはずのない人の声や音が聞こえてくる
考想(思考)化声:自分の考えが他人の声になって聞こえてくる幻聴
体感幻覚:「体に何かが入って動いている」など、体を通して感じる幻覚
思考
1)思考停止(思考抑制)
・思考テンポが全体的に遅く、思考がなかなか出てこない状態
2)思考途絶
・思考が時々突然止まってしまう状態になること
・統合失調症でよくみられる
3)考想(思考)伝播
・自分の考えが周囲に知れ渡っている
4)考想(思考)吹入
・他人の考えが自分に吹き込まれる
5)保持
・ひとつのことにこだわって思考が進まず、新しい話題に転じにくい状態
6)連合弛緩
・思考と思考とのつながりが乱れたり歪んだりして、思考のまとまりが悪くなっている状態
7)観念奔走
・思考が次々と沸いてきて話題が一定せずに、跳んだり広がったりして目的観念を失う状態
8)作為体験(させられ体験)
・自分の考えや行為が、他人によってさせられていると感じる病的な体験
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アルコール依存症
アルコール健康障害
治療
→アルコール依存症の治療の主体は入院治療で次の3段階に分けられている
1)解毒治療
・体と心に起きている合併症の治療と離脱症状の治療を目的とする
2)リハビリ治療
・個人精神療法や集団精神療法で、本人に飲酒問題の現実を認識させて断酒の決断へと導く
3)退院後のアフターケア
・病院・クリニックへの通院
・抗酒薬の服用
・自助グループへの参加
自助グループ
アルコール依存
アルコホーリクス・アノニマス(AA)
・1934年にニューヨークで結成されたアルコール依存症者の自助グループ
・日本には600以上のグループが存在する
断酒会
・AAを参考にして、日本で独自につくられたアルコール依存症者の自助グループ
・1963年に全日本断酒連盟が結成され、現在約600の地域断酒会がある
アラノン(Al-Anon)
・アルコール依存症者の家族等の自助グループ
薬物依存
ナルコティクス・アノニマス(NA)
・薬物依存から回復することを目的として集まった薬物依存症者本人による自助グループ
ナラノン(Nar-Anon)
・薬物依存症者の家族等の自助グループ
民間リハビリテーション施設
ダルク(DARC)
・Drug Addiction Rehabilitation Center(薬物中毒リハビリテーションセンター)の略
・薬物依存症者の当事者が運営する民間のリハビリテーション施設
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アルコール依存症
アルコール依存症
ウェルニッケ脳症
・ビタミンB1(チアミン)の欠乏によって起こる脳症
・意識障害、眼球運動障害、運動失調、クルサコフ症候群を引き起こす
・アルコール依存症に起こるウェルニッケ脳症では、ビタミンB1の補給が重要
コルサコフ症候群
・前向健忘、逆向健忘、見当識障害、作話、病識欠如などが出現する病態
・ビタミンB1の欠乏により、脳の乳頭体に変性が生じる
・離脱せん妄やウェルニッケ脳症(意識障害がある)の後に、コルサコフ症候群(意識障害がない)となる
アルコール健康障害
スクリーニングテスト
AUDIT
・世界保健機関(WHO)が作成したテストで、アルコール関連問題の重症度を測定するスクリーニングテスト
・10項目から構成され、テスト全体では最低が0点、最高が40点で評価される
CAGE(ケージ)
・次の4項目からなるアルコール依存のスクリーニングテストで、2項目以上に該当するとアルコール依存症が疑われる
1)減酒の必要性
2)他者からの批判への煩わしさ
3)飲酒への罪悪感
4)朝の迎え酒
ブリーフ・インターベンション(減酒支援)
・多量飲酒などの問題飲酒者の飲酒量を減らすことを支援する方法のひとつ
・問題飲酒ではあるが、アルコール依存までは至っていない人が対象
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アルコール依存症
アルコール依存症
・2014年の患者調査では、患者数は約60000人(うち、8割が男性)
・DSM-5では、「アルコール使用障害」という用語が採用されている
ICD-10の診断基準
・以下の6項目のうち、3項目以上が過去1年間のある時期に認められる
1)飲酒したいという強い欲望あるいは強迫感
2)飲酒の開始、終了、あるいは飲酒量に関して行動をコントロールすることが困難
3)禁酒あるいは減酒したときの離脱症状
4)はじめはより少量で得られたアルコールの効果を得るために、使用量を増やさなければならないような耐性の証拠
5)飲酒に代わる楽しみや興味を無視し、飲酒せざるを得ない時間やその効果からの回復に要する時間が延長
6)明らかに有害な結果が起きているにもかかわらず飲酒の継続
離脱症状
・身体依存が形成されると、今度はアルコールを急激に中断したときに離脱症状が生じる
・出現の時間的経過から、早期離脱症状(小離脱)、後期離脱症状(大離脱)に分かれる
早期離脱症状(小離脱)
・飲酒を止めて数時間すると出現し、不安焦燥と手指の振戦、自律神経症状(発汗、動悸、血圧上昇、発熱)などがみられる
後期離脱症状(大離脱)
・飲酒を止めて2から3日で生じる振戦せん妄の状態
・幻視(小動物や虫など)、見当識障害、興奮などがみられる
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薬物乱用
薬物規制に関する法律
大麻取締法
・大麻草及びその製品(大麻樹脂を含む)
※ただし、大麻草の成熟した茎、その製品、大麻草の種子、その製品を除く
覚せい剤取締法
1)覚せい剤
・アンフェタミン、メタンフェタミン
2)覚せい剤原料
・エフェドリン、フェニル酢酸など
医薬品医療機器等法
指定薬物(危険ドラッグ)
・中枢神経系の興奮もしくは抑制又は幻覚の作用を有する蓋然性が高く、かつ、人の身体に使用された場合に保健衛生上の危害が発生する恐れのあるもの
・亜硝酸イソプチル、5-MeO-MIPT等
危険ドラッグ対策
・危険ドラッグによる被害を防止するため、平成26年7月、薬物乱用対策推進会議において、「危険ドラッグの乱用の根絶のための緊急対策」が決定した
・危険ドラッグ対策のため、薬事法が改正され、医薬品医療機器等法が平成26年11月27日公布された
主な改正事項
・検査命令、販売停止命令の対象に、「指定薬物である疑いがある物品」に加え、「指定薬物と同等以上に精神毒性を有する蓋然性が高い物である疑いがある物品」を追加した
・指定薬物について、販売停止命令に加え、「広告中止命令」を行えるようにした
・厚生労働大臣等は、プロバイダに対して、指定薬物等の違法広告があるときは、情報の送信を防止する措置を講ずることを要請できることとした
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薬物乱用
薬物乱用
→医薬品を医療目的以外に使用すること、または、医療目的にない薬物を不正に使用すること
精神に影響を及ぼす物質のなかで、習慣性があり、乱用され、または乱用される恐れのある薬物
・覚せい剤、大麻、MDMA、コカイン、ヘロイン、向精神薬、シンナー、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律に規定する指定薬物などがあり、これらの取り扱いが法令により禁止または制限されている
薬物依存
→生体と薬物の相互作用により生じた、薬物摂取を止めようと思っても止められない状態
・精神依存と身体依存がある
薬物規制に関する法律
麻薬及び向精神薬取締法
1)麻薬
・あへんアルカロイド(モルヒネ、ヘロインなど)
・コカインアルカロイド(コカインなど)
・合成麻薬(ペチジン、メサドン、MDMAなど)
2)麻薬原料植物
・コカ、マジックマッシュルームなど
3)向精神薬
・睡眠薬(ハルシオン、エリミンなど)
・精神安定剤(メプロパメートなど)
・食欲抑制剤(フェンテルミン、マジンドールなど)
・鎮痛剤(ペンタゾシン、ブプレノルフィンなど)
・中枢神経興奮剤(リタリンなど)
4)麻薬向精神薬原料
・サフロール、無水酢酸、エルゴタミン、リゼルギン酸など
あへん法
・けし、あへん、けしがら
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知的障害/心理的発達の障害
発達障害
限局性学習症(LD)
・基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、書く、計算するまたは推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を占める
・読字障害、算数障害、書字表出障害などがある
・年齢、知的水準から機体される状態よりも明らかに低い場合には、障害に対するアセスメントと配慮が必要
チック症群
・チック(突発的で、不規則な、体の一部の速い動きや発声を繰り返す状態)が一定期間継続する
トゥレット症
・音声チックと複数の運動チックとが合併したチック障害
・小児期から青年期の男性に発症することが多い
レット症
・遺伝子の変異によって起こる進行性の神経疾患
・知能や言語・運動能力が遅れる
・小さな手足や、常に手をもむような動作、手をたたいたり、手を口に入れたりなどの動作を繰り返す
・ほとんどが女児に起こる
摂食障害
→食事や体重などへの強いとらわれや食行動異常を主症状とする
・幼少期の親子関係などが関連していると言われている
・思春期の女性に多い
神経性無食欲症
・患者の意図的あるいは無意識による体重の極端な減少が特徴
・低栄養状態、低栄養による二次的な代謝障害、無月経症などがみられる
神経性過食(大食)症
・発作的な過食と、嘔吐や下剤の使用などによる体重のコントロールに没頭することが特徴
・電解質異常や身体合併症を生じる
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知的障害/心理的発達の障害
知的(能力)障害
→精神の発達停止や発達不全の状態
1)IQが70未満
2)年齢に比べて低い社会適応能力とそれによる不適応
3)18歳未満の発達期に現れる知能障害
原因
・先天性代謝異常(フェニルケトン尿症)
・染色体異常(ダウン症候群)
・先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)
・結節性硬化症など
※特に軽度者は原因不明のことが多い
発達障害
自閉スペクトラム症
・先天的な脳の機能障害と言われている
・社会的コミュニケーションの障害や限定、反復された行動などが特徴
・症状は、発達早期の段階で出現するが、後になって明らかになるものもある
・男性に多い
1)社会的コミュニケーション
・言語・非言語コミュニケーション能力の障害
・対人関係、社会的交流が苦手
2)限定、反復された行動
・柔軟性のない行動
・変化への適応が苦手
・限定・反復された行動がみられる
・焦点や行動の切り替えに困難を伴う
注意欠如・多動症(AD/HD)
・不注意、多動、衝動性を特徴とした障害
・男性に多い
1)不注意症状
・細かな注意ができずにケアレスミスをしやすい
・注意を持続することが困難
・話を聞けないようにみえる
・宿題などの課題が果たせない
・外部からの刺激で注意散漫になりやすいなど
2)多動/衝動性の症状
・着席中に手足をそわそわする
・着席が期待されている場面で離席する
・不適切な状況で走り回ったりする
・静かに遊ぶことができないなど
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性同一性障害(性別違和)
性同一性障害の定義
→生物学的には性別が明らかであるにもかかわらず、心理的にはそれとは別の性別であるとの持続的な確信を持ち、かつ、自己を身体的および社会的に他の性別に適合させようとする意思を有する者であって、そのことについてその診断を的確に行うために必要な知識および経験を有する2人以上の医師の一般に認められている医学的知見に基づき行う診断が一致しているものをいう
MTF(Male To Female)
・生物学的な性別は男性であるが、心理的には女性
FTM(Female To Male)
・生物核的な性別は女性であるが、心理的には男性
性別の取り扱いの変更の審判
→家庭裁判所は、性同一性障害者であって、以下の1)から6)までの要件のいずれも該当する者について、その者の請求により、性別の取り扱いの変更を審判することができる
要件
1)2人以上の医師により、性同一性障害であることが診断されていること
2)20歳以上であること
3)現に婚姻をしていないこと
4)現に未成年の子がいないこと
5)生殖腺がないことまたは生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること
6)他の性別の性器の部分に近似する外観を備えていること
性同一性障害の診断基準
→日本精神神経学会のガイドラインでは、次の手続きによって、「身体的性別とジェンダーアイデンティティが一致しないこと」を確認し、2人以上の医師の意見が一致して性同一性障害と診断される
ガイドライン
1)ジェンダーアイデンティティの判定
・自らの性別に対する不快感・嫌悪感
・反対の性別に対する強く持続的な同一感
・反対の性役割を求める
2)身体的性別の判定
3)除外診断(精神障害や文化的理由ではない)
当事者の精神保健
・性同一性障害を主訴に受診した人は、思春期と社会人として働き始める時期をピークとする高い自殺関連経験年が報告されている
※全体の約62%に自殺念慮、約11%に自殺企図、約16%に自傷行為がみられたという報告がある
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パーソナリティ障害
パーソナリティ障害
→その人本来の人格からくる偏った考え方や行動パターンのために、日常生活や社会生活にさまざまな支障をきたす状態
A型(奇異型)
妄想性
・明確な理由や根拠なく人から攻撃される、利用されるなど不信感や疑念を抱くなどが特徴
スキゾイド
・社会関係からの離脱、孤独を選ぶ傾向、平板な感情状態などが特徴
統合失調症
・奇異な振る舞い、行動、話し方、感情表現があり、妄想様の知覚や、被害妄想的な疑い深さをもち、人とかかわろうという動機がないのが特徴
B型(劇場型)
反社会的
・規範や他者の権利や感情を軽視して、人に対しては不誠実で、欺瞞(ぎまん)に満ちた言動を行い、暴力を伴いやすいのが特徴
境界性
・不安定な自己-他者のイメージ、感情・思考の制御不全、衝動的な自己破壊行為などが特徴
演技性
・演劇的あるいは性的誘惑による行動によって、自己に過剰に注目を引こうとする行動様式のために、対人関係が不安定になるのが特徴
自己愛性
・ありのままの自分を愛することができず、自分は優れていて素晴らしく特別で偉大な存在でなければならないと思い込むのが特徴
C型(不安型)
回避性
・社会的な活動の抑制、自分なんかふさわしくないという感覚、否定的な評価に対する過敏さ、社会的な交流の回避などが特徴
依存性
・他者へ心理的依存が強く、何事も1人でできないという広範で持続的な行動様式が特徴
強迫性
・秩序や一定の流儀へのこだわりが強過ぎるために、それを完璧にやり遂げようとして、かえって支障をきたしているという行動様式が特徴
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てんかん
部分発作
単純部分発作
・身体の一部のけいれんや異常知見、自律神経症状のほかに、強制思考や夢幻状態、不安や恐怖などの精神症状が特徴
複数部分発作
・意識障害を伴い、無目的にある動作を繰り返す自動症が特徴
その他
ウエスト症候群
・生後1歳までの乳児期にさまざまな脳の障害を背景として発症する難治性てんかんで、精神運動発達の退行を伴う
レノックス・ガストー症候群
・小児に発症する全般てんかんで、治療が難治
・中等度から重度の精神遅滞の原因となる
診断と治療
・てんかんの診断は、発作の症状と脳波検査の所見から行うが、頭部外傷性やアルコール性などの症候性てんかんとの鑑別には、頭部CTや頭部MRIなどが必要となる
睡眠障害
睡眠障害
不眠障害
・入眠困難、頻回の覚醒、早期覚醒があり再入眠できないなど、睡眠の量または質の不満に関する顕著な訴えがある状態(少なくとも1週間で3夜、3ヶ月持続する)
過眠障害
・主な睡眠時間が少なくとも7時間持続するにもかかわらず、過剰な眠気の訴えがあり、繰り返し過眠、覚醒後十分に覚醒を維持することが困難などの症状がある
ナルコレプシー
・非器質性の過眠症で、日中の強い睡眠発作のほか、情動脱力発作(情動性筋緊張消失)、入眠麻痺、入眠時幻覚などを伴うことが多い
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てんかん
てんかん
→さまざまな原因で起こる慢性の脳疾患
・大脳神経細胞の過剰な放電に由来する反復性発作を主な特徴とし、これに多様な臨床症状および検査所見を伴うもの
有病率
・人口の0.3から1.0%に起こる疾患
・日本には約100万人の患者がいると推定されている
原因による分類
突発性てんかん
・原因が不明または生来的で遺伝性のもの
症候性てんかん
・脳血管障害や脳外傷など脳の病理学変化などの原因が明らかなもの
焦点の部位による分類
部分てんかん
・大脳皮質の焦点が部分的・局所的で、その一部位から過剰放電が始まる
全般てんかん
・最初から大脳全体で一斉に放電が始まる
全般発作
欠神発作(ピクノレプシー)
・前触れなく突然、意識が数秒から数十秒間消失し、突然回復するい発作
・学童期低学年の女児に好発する小児欠神発作がある
ミオクロニー発作
・瞬間的に全身、特に両側上肢に、1回ないし数回の強い収縮によるけいれん(ミオクローヌス)が生じる
強直発作
・四肢・体幹の筋が強く収縮したまま、突っ張ったまま数秒間硬直する発作
間代発作
・瞬間的な筋硬直と筋弛緩とが1秒間に3から4回、交互に反復する発作
強直間代発作(大発作)
・意識が消失すると同時に強直発作が数秒から数十秒間出現し、引き続いて間代発作が数十秒間持続し、最後は筋が弛緩して終了する発作
脱力発作
・腰や体幹の筋の緊張低下が発作的に起こるため、倒れたり、座位姿勢が崩れる発作
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神経症性障害
適応障害
→ストレス因(重大な生活上の変化やストレスに満ちた生活上の出来事)により引き起こされる情緒面や行動面の症状で、社会的機能が著しく障害されている状態
症状
・抑うつ気分、不安、怒り、焦りや緊張などの情緒面の症状や、行動面では、行き過ぎた飲酒や暴食、無断欠席などがみられることがある
身体表現性障害
→診察や所見は陰性が続き、症状にはいかなる身体的異常はないという医師の保証にもかかわらず、医学的検査を執拗に要求し、繰り返し身体症状を訴える
身体化障害
・身体諸検査上は正常であるのに、それを受け入れず執拗に身体症状を訴える
心気障害(心気症)
・重篤な進行性の身体的障害に罹患しているのではないかと妄想的になり、執拗に身体的愁訴を訴える
離人・現実喪失症候群
→離人感、現実感消失が持続的または反復的に感じられる
離人感
・自らの訴え、感情、感覚、身体が、非現実的で外部の傍観者であると感じられる体験
現実感消失
・夢のような、霧がかかったような、周囲に対して、非現実的または離脱の体験
統合失調症
シュナイダーの一級症状
1)考想化声(自分の考えが他人の声になって聞こえてくる幻聴)
2)妄想知覚
3)作為(させられ)体験、被影響体験
4)身体への被影響体験
5)思考奪取、思考への干渉
6)考想伝播
7)話しかけと応答の形の幻聴
8)自己の行為を批評する声の幻聴
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神経症性障害
重度ストレス反応
急性ストレス反応(ASD)
→急激で強烈な体験によって一過性に生じる反応で、通常、数時間か数日以内でおさまる
心的外傷後ストレス障害(PTSD)
→圧倒的な外傷体験によって心理的なトラウマ(外傷)が生じ、以下の症状が生じる
1)回避:トラウマの原因になった障害、関連する事物を避けようとする
2)フラッシュバック:事故、事件、犯罪の目撃体験等の一部や、全体にかかわる追体験
3)過覚醒:強いストレスを受けたときの緊張状態が、ストレスが解除された後も持続する状態
解離性(転換性)障害
→ストレスが精神症状に現れたもので、自分の外傷的な体験や耐え難い出来事に対する防衛機制
解離性健忘
・ある心的ストレスをきっかけに出来事の記憶をなくす
解離性遁走(とんそう)
・自分が誰かという感覚(アイデンティティ)が失われ、失踪して新たな生活を始めるなどの症状を示す
解離性昏迷
・体を動かしたり言葉を交わしたりできなくなる
解離性運動障害
・失立失歩、失声、運動失調、失行などストレスから身体の機能を失う運動の解離
解離性けいれん
・ストレスからけいれんが認められる解離
・心因性非てんかん性発作
ガンザー症候群
・的外れ応答が特徴で、通常いくつかの他の解離症状を伴う
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神経症性障害
不安障害
→不安を主症状とする神経症で、最も多い神経症
※強い不安が発作的に現れると不安発作が起きることがある
全般性不安障害
・特定の状況によらず、全般的で持続的な不安が存在する
・症状は動揺的で慢性化の傾向がある
パニック障害
・パニック発作を主症状とするもの
・発作に対する予期不安が特徴的
※予期不安:パニック発作や過呼吸発作を起こした後、また発作が起きたらどうしようと強く不安に思うこと
恐怖症性(不安)障害
→ある状況や対象に対して、恐怖を抱くもの
※恐怖対象に直面するとパニック発作を起こすことが多い
広場恐怖
・公共の場、人ごみ、乗り物など何か起きても逃げたり助けを求めたりするのが困難な場所を避ける
・パニック発作を伴うことが多い
社会(社交)恐怖
・特定の社会的状況を恐れる
・対人恐怖症、赤面恐怖、自己臭恐怖など
特異的(個別的)恐怖症
・特定の動物への接近、高所、暗闇、飛行、閉所などに対する恐怖など、特異的な状況に限定してみられる
強迫性障害
→反復する強迫観念、強迫行為が主症状
強迫観念
・頭から離れない考え方のことで、その内容が「不合理」だとわかっていても、頭から追い払うことができない
強迫行為
・強迫観念から生まれた不安にかきたてられて行う行為のこと
・自分で「やりすぎ」「無意味」とわかっていてもやめられない
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気分障害
気分障害の概要
・生涯有病率:うつ病は、約7%程度、双極性障害は、0.7%程度
・好発年齢:20代、50代に初発年齢の山がある
・原因:遺伝的な要因、セロトニン説がある
・病型:躁状態とうつ状態があり、交互に繰り返すタイプと一方のみ繰り返すタイプなどがある
1)単極性
・単極性躁病
・極性うつ病→気分障害の大半を占める
2)双極性
・躁状態とうつ状態を繰り返す
・多くの場合、うつ病エピソードは躁病エピソードよりも長い
躁状態
→気分が持続的に高揚し、開放的または易怒的となる
※観念奔逸、自尊心の肥大または誇大、睡眠欲求の減少、多弁、注意散漫などの症状が特徴
感情:爽快感、万能感、過度に楽天的、高い自己評価、易刺激的、攻撃的など
思考:観念奔逸、誇大妄想など
意欲:行為心拍、多弁・多動、精神運動興奮、反社会的逸脱行為
身体症状:不眠、早朝覚醒があるが疲労感の自覚はほとんどない、食欲亢進など
病識:病識はないことが多く、行動障害のため周囲が迷惑する場合が多い
うつ病
→抑うつ気分、興味または喜びの著しい減退
※不眠または過眠、精神運動焦燥または制止、無価値感、罪責感、死についての反復思考などの症状が特徴
感情:憂うつ、悲哀感、絶望感、悲観的な物事の捉え方、希死念慮、自殺企図など
・日内変動があり、朝に症状が重く、夕方に症状が軽くなる傾向がある
思考:思考制止、思考抑制、昏迷、判断力・集中力の低下、自責的、罪業妄想、心気妄想、貧困妄想など
意欲:意欲低下、動作緩慢、精神運動活動抑制
身体症状:便秘、口渇などの消化器症状、不眠、早朝覚醒など
・精神症状よりも身体症状が全面に出て、うつ病とわかりにくいものを仮面うつ病という
病識:身体症状の病識はあるが精神症状の病識はないことが多く、自責感が強くなる
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統合失調症
統合失調症の概要
・生涯有病率:約0.7% (1000人に7人)
・好発年齢:10歳台後半から30歳台が多い
※男性より女性の発症年齢は遅め
・原因:不明とされているが、ストレス耐性脆弱性説、ドーパミン仮説がある
・特徴:妄想、幻想、まとまりのない発語などの陽性症状や陰性症状などがみられる
病型(ICD-10)
妄想型
・最も多いタイプ
・比較的発症年齢が遅い
・妄想(被害妄想や関係妄想など)や幻覚(特に幻聴、幻声)が中心
破瓜(はか)型
・思春期から青年期に発症
・徐々に進行し、予後は悪い
・感情鈍麻、意欲のい障害、思考の障害が主な症状
緊張型
・緊張病性興奮や緊張病性昏迷などの症状
・回復は早く、ほぼ寛解する
単純型
・陰性症状が中心で、人格レベルの低下は破瓜型よりも軽度
症状
陰性症状
・健康な心理状態では認められない、幻覚(幻聴が多い)や妄想、言葉の歪曲と誇張、まとまりのない会話と行動、精神運動興奮、焦燥など
陽性症状
・健康な心理状態では認められない、感情平板化や意欲低下、意志疎通不良、常同的思考など
主な症状
思考障害
・妄想(被害妄想、微小妄想、誇大妄想など)、考想化声など
・思考の障害(連合弛緩、幻滅思考など)
自我障害
・離人体験、させられ体験、思考奪取、思考吹入、考想化声
感情障害
・感情鈍麻、両価感情など
意欲・行動の障害
・無為自閉、緊張病性興奮など
幻覚
・幻聴(幻声)、感覚幻覚(身体の奇怪な感覚)
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精神疾患の分類
ICD-10 第5章 精神及び行動の障害分類
F0 症状性を含む器質性精神障害
F00 アルツハイマー病型認知症
F01 血管性認知症
その他 他に分類されるその他の疾患の認知症、詳細不明の認知症など
F1 精神作用物質使用による精神および行動の障害
F!0 アルコール使用(飲酒)による精神および行動の障害
F11 アヘン類使用による精神および行動の障害
その他 大麻類使用、鎮痛薬または催眠薬使用による精神および行動の障害など
F2 統合失調症、統合失調型障害および妄想性障害
F20 統合失調症
F23 急性一過性精神病性障害
その他 持続性妄想性障害、感応性妄想性障害、統合失調症感情障害など
F3 気分(感情)障害
F30 躁病エピソード
F31 双極性感情障害(躁うつ病)
その他 うつ病エピソード、反復性うつ病性障害、持続性気分障害など
F4 神経症障害、ストレス関連障害および身体表現性障害
F40 恐怖症性不安障害
F42 強迫性障害(強迫神経症)
その他 重度ストレスへの反応および適応障害、解離性(転換性)障害など
F5 生理的障害および身体的要因に関連した行動症候群
F50 摂食障害
F51 非器質性睡眠障害
その他 性機能不全、器質性障害または疾病によらないものなど
F6 成人のパーソナリティおよび行動の障害
F60 特定の人格障害
F64 性同一性障害
その他 習慣および衝動の障害、性嗜好の障害など
F7 知的障害(精神遅滞)
F70 軽度知的障害(精神遅滞)
F71 中等度知的障害(精神遅滞)
その他 重度知的障害(精神遅滞)、最重度知的障害(精神遅滞)など
F8 心理的発達の障害
F81 会話および言語の特異的発達障害
F82 学習能力の特異的発達障害
その他 広汎性発達障害、運動機能の特異的発達障害など
F9 小児(児童)期および青年期に通常発症する行動および情緒の障害
F90 多動性障害
F91 行為障害
その他 行為および情緒の混合性障害、チック障害など
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精神疾患の分類
ICD-10(国際疾病分類)
→世界保健機関(WHO)の「疾病及び関連保健問題の国際統計分類」第10版(ICD-10)の第5章「精神および行動の障害」
・厚生労働省は、統計法に基づく統計調査にICD-10を用いている
1900年 第1回国際死因分類として国際統計協会により制定
※以降、第9版まで、ほぼ10年ごとに改定
1990年 第43回世界保健総会で第10版が採択
2018年 WHOによりICD-11(第11回改定版)が公表された
DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)
→アメリカ精神医学会が」発行している「精神疾患の診断・統計マニュアル」
1952年 DSM-Ⅰ
1968年 DSM-Ⅱ
1980年 DSM-Ⅲ
1987年 DSM-R(DSM-Ⅲの改訂版)
1994年 DSM-Ⅳ
※「ⅠからⅤ」の5軸による多軸診断を行う
2000年 DSM-Ⅳ-TR(DSM-Ⅳのテキスト改定版)
※「ⅠからⅤ」の5軸による多軸診断を行う
2013年 DSM-5
※多軸診断を廃止
※自閉症スペクトラム、統合失調症スペクトラムなど重症度を判定するための「多元的診断」を導入
精神疾患の成因による分類
1)内因性
→精神疾患の発症が、主に遺伝や生まれもった器質による脳の機能障害に起因しているもの
・統合失調症、双極性感情障害
2)外因性
器質性精神障害
→脳の器質的病変を主な原因としてい発症する
・脳腫瘍、脳外傷、頭部外傷、パーキンソン病、脳血管障害、認知症
症状性精神障害
→脳以外の身体疾患の発症・経過に伴って発症する
・内分泌疾患、代謝疾患、感染症など
3)心因性
→過度のストレスやトラウマ、性格傾向など心理的な問題が疾患の主な要因となっているもの
・解離性(転換性)障害、心身症、心気症、神経症、睡眠障害、ストレス関連障害
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メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームの定義
→内臓脂肪の蓄積と、それを基盤にしたインスリン抵抗性及び糖代謝異常、脂質代謝異常、高血圧を複数合併するマルチプルリスクファクター症候群で、動脈硬化になりやすい病態
・内臓脂肪型肥満によって生活習慣病のリスクが高まった状態
メタボリックシンドロームの診断基準
1)内臓脂肪蓄積(必須)
・ウエスト周囲径(腹囲) 男性≧85cm、女性≧90cm
※上記に加え、以下のうち2項目
2)脂質代謝異常
・トリグリセリド値≧150mg/dl
かつ/または
・HDLコレステロール値<40mg/dl
3)血圧高値
・最高(収縮期)血圧≧130mmHg
かつ・または
・最低(拡張期)血圧≧85mmHg
4)糖代謝異常
・空腹時血糖値≧110mg/dl
※高TG血症・低HDL-C血症・高血圧・糖尿病に対する薬剤治療をうけている場合は、それぞれの項目に含める
特定健康検診と特定保健指導
・生活習慣病の予防を目的として、2008(平成20)年4月より、40歳以上75歳未満の医療保険加入者及びその扶養者を対象とする、内臓脂肪型肥満に着目した健康検査(特定健康診査)の実施が医療保険者に義務付けられた
・医療保険者には、特定健康診査の結果により、健康の保持に努める必要がある者に対して、特定保健指導を実施することが義務付けられた
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生活習慣病
生活習慣病
→食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症、進行に関与する疾患群
・食習慣や運動習慣などの生活習慣に配慮し、定期的に健康診断を受診することで、生活習慣病の発症を低下させることができる
生活習慣病の特徴
・壮年期に発病することが多い
・原因が特定できず、生活習慣の積み重ねが要因となる
・潜在的で無症状のうちに発病し、個人差が激しい
・慢性化しやすい
・他の疾患を誘発したり、憎悪させたりする
生活習慣病と生活習慣との関係
1)肥満
・過食、多量飲酒、運動不足
2)2型糖尿病
・過食、多量飲酒、運動不足
3)脂質異常症
・飽和脂肪酸、コレステロールの摂取過多、多量飲酒、運動不足
4)高尿酸血症
・プリン体を多く含む食品(肉、魚など)の摂取過多
5)高血圧症
・食塩の摂取過多、長期にわたる多量飲酒、運動不足、喫煙
6)動脈硬化症
・飽和脂肪酸・コレステロールの摂取過多、多量飲酒、運動不足、喫煙
7)心疾患
・飽和脂肪酸・コレステロールの摂取過多、喫煙
8)脳血管障害
・食塩の摂取過多
9)骨粗しょう症
・カルシウムの摂取不足、運動不足
10)肝疾患
・多量飲酒
11)大腸がん
・食物繊維の摂取不足
12)胃がん
・食塩の摂取過多、喫煙
13)食道がん
・熱い食べ物や刺激物の摂取過多
14)肺がん
・喫煙
15)歯周病
・甘い食べ物の摂取過多、喫煙、食後の歯磨き習慣希薄
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児童福祉施設
幼保連携型認定こども園
・義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとしての満3歳以上の幼児に対する教育(教育基本法に定める学校において行われる教育)及び保育を必要とする乳児・幼児に対する保育を一元的に行い、これらの乳児または幼児の健やかな成長が図られるよう適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする施設
児童厚生施設
・児童遊園、児童館等、児童に健全な遊びを与えて、その健康を増進し、情操を豊かにする施設
児童発達支援センター
1)福祉型
・障害児を日々保護者の下から通わせ、日常生活における基本的動作の指導、独立自活に必要な知識技能の付与、集団生活への適応のための訓練を行う
2)医療型
・障害児を日々保護者の下から通わせ、日常生活における基本的動作の指導、独立自活に必要な知識技能の付与、集団生活への適応のための訓練、及び治療を行う
児童家庭支援センター
・地域の児童の福祉に関する各般の問題につき、児童に関する過程その他からの相談のうち、専門的な知識及び技術を必要とするものに応じ、必要な助言を行う
・児童相談所、児童福祉施設等との連携調整その他の援助を総合的に行う
※児童福祉施設は、上記12施設がある
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