認知症介護と障がい者支援2021年03月

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

2021年02月 | 2021年03月の記事一覧 | 2021年04月
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漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
肥満症に用いられる
2)防己黄耆湯(ボウイオウギトウ)
【適】
・体力中等度以下で、疲れやすく、汗をかきやすい傾向がある人の肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、肥満(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・間質性肺炎
・偽アルドステロン症
3)防風通聖散(ボウフウツウショウサン)
【適】
・体力が充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな人の高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症、湿疹・皮膚炎、ふきでもの、肥満症
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人、発汗傾向の著しい人では、激しい腹痛を伴う下痢などの副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・間質性肺炎
・偽アルドステロン症
【注意】
・小児に使用してはいけない
・ほかの瀉下薬(しゃげやく)と併用してはいけない
高血圧の随伴症状に用いられる
1)三黄瀉心湯(サンオウシャシントウ)
【適】
・体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向などのある人の高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重、不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人 だらだら出血が長引いているでは、激しい腹痛を伴う下痢などの副作用が現れやすい

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2021.03.31 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
痔の症状に用いられる
2)芎帰膠艾湯(キュウキキョウガイトウ)
【適】
・体力中等度以下で、冷え性で、出血傾向があり、胃腸障害のない人の痔出血、貧血、月経異常・不正出血、皮下出血
【不適】
・胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感、腹痛、下痢などの副作用が現れやすい
外皮用に用いられる
1)紫雲膏(シウンコウ)
【適】
・ひび、あかぎれ、しもやけ、うおのめ、あせも、ただれ、外傷、火傷、痔核による疼痛、肛門裂傷、湿疹・皮膚炎
【不適】
・湿潤、ただれ、火傷または外傷のひどい場合、傷口が化膿している場合、患部が広範囲の場合
2)中黄膏(チュウオウコウ)
【適】
・急性化膿性皮膚疾患(腫れ物)の初期、打ち身、捻挫
【不適】
・湿潤、ただれ、火傷または外傷のひどい場合、傷口が化膿している場合、患部が広範囲の場合
【注意】
・捻挫、打撲、関節痛、腰痛、筋肉痛、肩こりに用いる貼り薬(パップ剤)にした製品もある
肥満症に用いられる
1)大柴胡湯(ダイサイコトウ)
【適】
・体力が充実して、脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向がある人の胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり、頭痛、便秘、神経症、肥満症
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢などの副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・間質性肺炎

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2021.03.30 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
皮膚の症状、口内炎に用いられる
1)茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)
【適】
・体力中等度以上で、口渇があり、尿量少なく、便秘する人の蕁麻疹、口内炎、皮膚の痒み
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢などの副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
2)十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)
【適】
・体力中等度は人の皮膚疾患で、発赤があり、ときに化膿する人の化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、水虫
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱い人
3)消風散(ショウフウサン)
【適】
・体力中等度以上の人の皮膚疾患で、痒みが強くて分泌物が多く、ときに局所の熱感がある人の湿疹・皮膚炎、蕁麻疹、水虫、あせも
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢をしやすい人では、胃部不快感、腹痛などの副作用が現れやすい
4)当帰飲子(トウキインシ)
【適】
・体力中等度で、冷え性で、皮膚が乾燥する人の湿疹・皮膚炎(分泌物の少ないもの)、痒み
【不適】
・胃腸が弱く下痢をしやすい人では、胃部不快感、腰痛などの副作用が現れやすい
痔の症状に用いられる
1)乙字湯(オツジトウ)
【適】
・体力中等度以上で、大便が硬く、便秘傾向のある人の痔核、切れ痔、便秘、軽度の脱肛
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感、腹痛などの副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・間質性肺炎

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2021.03.29 05:01 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
泌尿器の症状に用いられる
2)猪苓湯(チョレイトウ)
【適】
・体力に関わらない
・排尿障害があり、ときに口が渇く人の排尿困難、排尿痛、残尿感、頻尿、むくみ
3)八味地黄丸(ハチミジオウガン)
【適】
・体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少または多尿で、ときに口渇がある人の下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、痒み、排尿困難、夜間尿、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)、尿漏れ
【不適】
・胃腸の弱い人、下痢しやすい人では、食欲不振、胃部不快感、腹痛、下痢の副作用が現れやすい
・のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人では、のぼせ、動悸などの副作用が現れやすい
4)竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)
【適】
・体力中等度以上で、下腹部に熱感や痛みがある人の排尿痛、残尿感、尿の濁り、こしけ(おりもの)、頻尿
【不適】
・胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感、下痢などの副作用が現れやすい
5)六味丸(ロクミガン)
【適】
・体力中等度以下で、疲れやすくて尿量減少または多尿で、ときに手足のほてり、口渇がある人の排尿困難、残尿感、頻尿、むくみ、痒み、夜尿症、しびれ
【不適】
・胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感、腹痛、下痢などの副作用が現れやすい

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2021.03.28 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
女性に現れる特有な諸症状に用いられる
8)桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)
【適】
・体力中等度以上で、のぼせて便秘しがちな人の月経不順、月経困難症、月経痛、月経時や産後の精神不安、腰痛、便秘、高血圧の随伴症状(頭痛、めまい、肩こり)、痔疾、打撲傷
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢などの副作用が現れやすい
9)当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
【適】
・体力虚弱で、冷え性で、貧血の傾向があり披露しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴える人の月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい・立ちくらみ、頭重、肩こり、腹痛、足腰の冷え性、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴り、低血圧
【不適】
・胃腸の弱い人では、胃部不快感等の副作用が現れやすい
泌尿器の症状に用いられる
1)牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)
【適】
・体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく尿量減少し、むくみがあり、ときに口渇がある人の下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、痒み、排尿困難、頻尿、むくみ、高血圧に伴う諸症状(肩こり、頭重、耳鳴り)の改善
【不適】
・胃腸が弱く下痢しやすい人、のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人では、胃部不快感、腹痛、のぼせ、動悸などの副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・間質性肺炎

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2021.03.27 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
女性に現れる特有な諸症状に用いられる
4)桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
【適】
・比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴える人の、月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲傷)、しもやけ、しみ、湿疹・皮膚炎、ニキビ
【不適】
・体の虚弱な人
【重篤な副作用】
・肝機能障害
5)五積散(ゴシャクサン)
【適】
・体力中等度またはやや虚弱で冷えがある人の胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、更年期障害、感冒
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人
6)柴胡桂枝乾姜湯(サイコケイシカンギョウトウ)
【適】
・体力中等度以下で、冷え性、貧血気味、神経過敏で、動悸、息切れ、ときに寝汗、頭部の発汗、口渇がある人の更年期障害、血の道症、不眠症、動悸、息切れ、かぜの後期の症状、気管支炎
【重篤な副作用】
・間質性肺炎
・肝機能障害
7)四物湯(シモツトウ)
【適】
・体力虚弱で、冷え性で皮膚が乾燥、色つやの悪い体質で胃腸障害のない人の月経不順、月経異常、更年期障害、血の道症、冷え性、しもやけ、しみ、貧血、産後あるいは流産後の疲労回復
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸の弱い人、下痢しやすい人では、胃部不快感、腹痛、下痢などの副作用が現れやすい

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2021.03.26 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
腸の不調に用いられる
4)麻子仁丸(マシニンガン)
【適】
・体力中等度以下で、ときに便が硬く塊状な人の便秘、便秘に伴う頭重、のぼせ、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(ニキビ)、食欲不振(食欲減退)、腹部膨満、腸内異常発酵、痔の緩和
【不適】
・胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢などの副作用が現れやすい
【注意】
・ほかの瀉下薬(しゃげやく)と併用してはいけない
女性に現れる特有な諸症状に用いられる
1)温経湯(ウンケイトウ)
【適】
・体力中等度以下で、手足がほてり、唇が乾く人の月経不順、月経困難、こしけ(おりもの)、更年期障害、不眠、神経症、湿疹・皮膚炎、足腰の冷え、しもやけ、手あれ
【不適】
・胃腸の弱い人
2)温清飲(ウンセイイン)
【適】
・体力中等度で、皮膚はかさかさして、色つやが悪く、のぼせる人の月経不順、月経困難、血の道症、更年期障害、神経症、湿疹・皮膚炎
【不適】
・胃腸が弱く、下痢しやすい人では、胃部不快感、下痢などの副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
3)加味逍遙散(カミショウヨウサン)
【適】
・体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときに便秘の傾向のある人の冷え性、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症
【不適】
・胃腸の弱い人では、悪心(吐き気)、嘔吐、胃部不快感、下痢などの副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・腸間膜静脈硬化症

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2021.03.25 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
胃の不調に用いられる
4)六君子湯(リックンシトウ)
【適】
・体力中等度以下で、胃腸が弱くて、食欲がなく、みぞおちがつかえて疲れやすく、貧血症で手足が冷えやすい人の胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐
【重篤な副作用】
・肝機能障害
腸の不調に用いられる
1)桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)
【適】
・体力中等度以下で、腹部膨満感のある人のしぶり腹、腹痛、下痢、便秘
2)大黄甘草湯(ダイオウカンゾウトウ)
【適】
・体力に関わらない
・便秘、便秘に伴う頭重、のぼせ、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(ニキビ)、食欲不振(食欲減退)、腹部膨満、腸内異常発酵、痔などの症状の緩和
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱くて下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢などの副作用が現れやすい
【注意】
・ほかの瀉下薬(しゃげやく)と併用してはいけない
3)大黄牡丹皮湯(ダイオウボタンピトウ)
【適】
・体力中等度以上で、下腹部痛があって、便秘しがちな人の月経不順、月経困難、月経痛、便秘、痔疾(じしつ)
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱くて下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢などの副作用が現れやすい

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2021.03.24 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
喉の痛みに用いられる
2)響声破笛丸(キョウセイハテキガン)
【適】
・体力に関わらない
・しわがれ声、咽喉不快
【不適】
・胃腸が弱く下痢しやすい人では、食欲不振、胃部不快感などの副作用が現れやすい
3)駆風解毒散(クフウゲドクサン)
【適】
・体力に関わらない
・喉が腫れて痛む扁桃炎、扁桃周囲炎
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では、食欲不振、胃部不快感などの副作用が現れやすい
4)白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)
【適】
・体力中程度以上で、熱感と口渇が強い人の喉の渇き、ほてり、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸虚弱で冷え性の人では、食欲不振、胃部不快感などの副作用が現れやすい
胃の不調に用いられる
1)安中散(アンチュウサン)
【適】
・体力中程度以下で、腹部筋肉が弛緩する傾向にあり、胃痛または腹痛があって、ときに胸やけ、げっぷ、食欲不振、吐き気などを伴う人の神経性胃炎、慢性胃炎、胃腸虚弱
2)人参湯(ニンジントウ)
【適】
・体力虚弱で、疲れやすくて手足などが冷えやすい人の胃腸虚弱、下痢、嘔吐、胃痛、腹痛、急・慢性胃炎
3)平胃散(ヘイイサン)
【適】
・体力中等度以下で、胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえて疲れやすく、貧血症で手足が冷えやすい人の胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐
【重篤な副作用】
・肝機能障害

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2021.03.23 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
咳・痰に用いられる
4)神秘湯(シンピトウ)
【適】
・体力中等度あるいはそれ以上で、咳、喘鳴、息苦しさがあり、痰が少ない人の小児喘息、気管支喘息、気管支炎
【不適】
・胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人
5)麦門冬湯)(バクモンドウトウ)
【適】
・体力中等度以下で、痰が切れにくく、ときに強く咳き込み、または咽頭の乾燥感がある人のから咳、気管支炎、気管支喘息、咽頭炎、しわがれ声
【不適】
・水様痰の多い人
【重篤な副作用】
・間質性肺炎
・肝機能障害
6)半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)
【適】
・体力中等度を目安として幅広く応用できる
・気分がふさいで、咽頭・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気¥などを伴う不安神経症、神経性胃炎、つわり、感冒、痔の痛み
7)桔梗甘石湯(キキョウカンセキトウ)
【適】
・体力中等度あるいはそれ以上で、咳が出て、ときにのどが渇く人の咳、小児喘息、気管支喘息、気管支炎、感冒、痔の痛み
【不適】
・胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人
喉の痛みに用いられる
1)桔梗湯(キキョウトウ)
【適】
・体力に関わらない
・喉が腫れて痛み、ときに咳が出る人の扁桃炎、扁桃周囲炎
【不適】
・胃腸が弱く下痢しやすいでは、食欲不振、胃部不快感などの副作用が現れやすい
   
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2021.03.22 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
鎮痛、精神不安・不眠、小児の疳に用いられる
6)抑肝散(ヨクカンサン)
【適】
・体力中等度を目安として幅広く用いることができる
・神経が高ぶり、怒りやすい、イライラなどがある人の神経症、不眠症、小児の夜泣き、小児かん症、歯ぎしり、更年期障害、血の道症
【注意】
・動くと息が苦しい、疲れやすい、足がすくむ、急に体重が増えた場合、心不全を引き起こす可能性があるため、直ちに医療機関を受診する
7)抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)
【適】
・体力中等度を目安として、やや消化器が弱い人に幅広く用いることができる
・神経が高ぶり、怒りやすい、イライラなどがある人の神経症、不眠症、小児の夜泣き、小児かん症、更年期障害、血の道症、歯ぎしり
咳・痰に用いられる
1)甘草湯(カンゾウトウ)
【適】
・体力に関わらない
・激しい咳、口内炎、しわがれ声、外用では痔・脱肛の痛み
【注意】
・短期間の服用にとどめ、連用してはならない
2)五虎湯(ゴコトウ)
【適】
・体力中等度以上で、咳が強く出る人の咳、気管支喘息、気管支炎、小児喘息、感冒、痔の痛み
【不適】
・胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人
3)柴朴湯(サイボクトウ)
【適】
・体力中等度で、気分がふさいで、咽喉、食道部に異物感があり、風邪をひきやすく、ときに動悸、めまい、嘔気を伴う人の小児喘息、気管支喘息、気管支炎、咳、不安神経症
・これらの症状における虚弱体質改善
【不適】
・むくみの症状のある人
【重篤な副作用】
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2021.03.21 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
鎮痛、精神不安・不眠、小児の疳に用いられる
1)加味帰脾湯(カミキヒトウ)
【適】
・体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴う人の貧血、不眠症、精神不安、神経症
2)桂枝加竜骨牡蛎湯(ケイシカリュウコツボレイトウ)
【適】
・体力中等度以下で、疲れやすく、興奮しやすいひとの神経質、不眠症、小児夜泣き、夜尿症、眼精疲労、神経症
3)柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)
【適】
・体力中等度以上で、精神不安があって、動悸、不眠、便秘などを伴う高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)、神経症、更年期神経症、小児夜泣き、便秘
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人、瀉下薬(しゃげやく)を服用している人では、腹痛、激しい腹痛を伴う下痢の副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・間質性肺炎
4)酸棗仁湯(サンソウニントウ)
【適】
・体力中等度以下で、心身が疲れ、精神不安、不眠などがある人の不眠症、神経症
【不適】
・胃腸が弱い人、下痢または下痢傾向のある人では、消化器系の副作用が現れやすい
5)小建中湯(ショウケンチュウトウ)
【適】
・体力虚弱で、疲労しやすく腹痛があり、血色がすぐれず、ときに動悸、手足のほてり、冷え、寝汗、鼻血、頻尿および多尿などを伴う人の小児虚弱体質、疲労倦怠、慢性胃腸炎、腹痛、神経質、小児の夜尿症、夜泣き
【注意】
・乳幼児に使用する場合、体格の個人差から体重当たりのグリチルリチン酸の摂取量が多くなることがある

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2021.03.20 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
鎮痛に用いられる
4)疎経活血湯(ソケイカッケツトウ)
【適】
・体力中等度で、痛みがあり、ときにしびれがある人の関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛
【不適】
・胃腸が弱く下痢しやすい人では、消化器系の副作用が現れやすい
5)釣藤散(チョウトウサン)
【適】
・体力中等度で、慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりなどがある人の慢性頭痛、神経症、高血圧の傾向のある人
【不適】
・胃腸虚弱で冷え性の人では、消化器系の副作用が現れやすい
6)当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウギョウトウ)
【適】
・体力中等度以下で、手足の冷えを感じ、下肢の冷えが強く、下肢または下腹部が痛くなりやすい人の冷え性、腰痛、下腹部痛、頭痛、しもやけ、下痢、月経痛
【不適】
・胃腸の弱い人
7)麻杏薏甘湯(マキョウヨクカントウ)
【適】
・体力中等度で、関節痛、神経痛、筋肉痛、いぼ、手足のあれ(手足の湿疹・皮膚炎)
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、悪心・嘔吐、胃部不快感などの副作用が現れやすい
8)薏苡仁湯(ヨクイニントウ)
【適】
・体力中等度で、関節や筋肉の腫れや痛みがある人の関節痛、筋肉痛、神経痛
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、悪心・嘔吐、胃部不快感などの副作用が現れやすい

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2021.03.19 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0229_convert_20141014221946.jpg

漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
かぜの諸症状に用いられる
7)麻黄湯
【適】
・体力が充実して、かぜのひきはじめで、寒気がして発熱、頭痛があり、咳が出て身体のふしぶしが痛く汗が出ていない人の感冒、鼻かぜ、気管支炎、鼻づまり
【不適】
・胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、悪心、胃部不快感、発汗過多、全身脱力感などの副作用が現れやすい
鎮痛に用いられる
1)桂枝加朮附湯(ケイシカジュツブトウ)
【適】
・体力虚弱で、汗が出て手足が冷えてこわばり、ときに尿量が少ない人の関節痛、神経痛
【不適】
・のぼせが強く赤ら顔で体力が充実している人では、動悸、のぼせ、ほてりなどの副作用が現れやすい
2)呉茱萸湯(ゴシュユトウ)
【適】
・体力中程度以下で、手足が冷えて肩がこり、ときにみぞおちが膨満する人の頭痛、頭痛に伴う吐き気、嘔吐、しゃっくり
3)芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)
【適】
・体力に関わらない
・筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのある人のこむらがえり、筋肉の痙攣、腹痛、腰痛
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・間質性肺炎
・鬱血性心不全
・心室頻拍
【注意】
・症状があるときのみの服用に留め、連用は避ける
・心臓病の診断を受けた人は使用してはいけない

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2021.03.18 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
かぜの諸症状に用いられる
4)柴胡桂枝湯
【適】
・体力中程度またはやや虚弱で、多くは腹痛を伴い、ときに微熱、寒気、頭痛、吐き気などのある人の胃腸炎
・かぜの中期から後期の症状
【重篤は副作用】
・間質性肺炎、肝機能障害
5)小柴胡湯
【適】
・体力中程度で、ときに脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、食用不振や口の苦味があり、舌に白苔がつく人の食欲不振、吐き気、胃炎、胃痛、胃腸虚弱、疲労感、かぜの後期の諸症状
・胃腸虚弱、胃炎のような消化器症状にも用いられる
【不適】
・体の虚弱な人
【重篤な副作用】
・間質性肺炎、肝機能障害
【注意】
・間質性肺炎の副作用が現れやすいため、インターフェロン製剤で治療を受けている人は使用してはならない
・肝臓病自体が間質性肺炎を起こす要因の一つとされているため、肝臓病の診断を受けた人は、使用する前に医師などに相談する
6)小青竜湯
【適】
・体力中程度またはやや虚弱で、うすい水様の痰を伴う咳や鼻水が出る人の気管支炎、気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症
【不適】
・体の虚弱な人
・胃腸の弱い人
・発汗傾向の著しい人では、悪心、胃部不快感などの副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・間質性肺炎
・偽アルドステロン症

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2021.03.17 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0205_convert_20141014221718.jpg

漢方処方製剤

2.相互作用、受診勧奨
漢方処方製剤の相互作用
・同じ生薬を含む漢方処方製剤を併用した場合、副作用を生じやすくなる
・自己判断によって生薬成分を追加摂取した場合、生薬の構成が乱れて漢方処方が成立しなくなる
・「漢方薬はすべからく作用が穏やかで、副作用が少ない」という誤った認識を持つ人がいるので注意を要する
受診勧奨
・漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後3ヶ月未満の乳児に使用してはいけない
・一定期間または一定回数使用しても症状の改善が認められない場合は、証が適していない処方であるほか、一般用医薬品によって対処することが適当でない疾患である可能性がある
3.漢方処方製剤の種類
かぜの諸症状に用いられる
1)葛根湯
【適】
・体力中程度以上の人の感冒の初期(汗をかいていない人)
・鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み
【不適】
・体の虚弱な人
・胃腸の弱い人
・発汗傾向の著しい人では、悪心、胃部不快感などの副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・偽アルドステロン症
2)桂枝湯
【適】
・体力虚弱で、汗が出る人のかぜの初期
3)香蘇散
【適】
・体力虚弱で、神経過敏で気分がすぐれず、胃腸の弱い人のかぜの初期
・血の道症

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2021.03.16 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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漢方処方製剤

漢方の考え方
・古来に中国から伝わり、日本において発展してきた日本の伝統医学を漢方医学という
・漢方医学で用いる薬剤全体を概念的に広く表現する場合、漢方薬とよぶ
・漢方薬は、漢方医学の考え方に沿うように生薬を組み合わせて構成された漢方処方製剤として存在している
・漢方処方は、処方自体がひとつの有効成分として独立したものという見方がなされ、使用する人の体質や症状に適した処方を既成の処方の中から選択して漢方薬が用いられる
1.漢方独自の病態認識「証(しょう)」
・漢方薬は、漢方独自の病態認識である「証」に基づいて用いる
・証には、虚実、陰陽、気血水、五臓などがある
・患者の「証」に合ったものであれば効果は期待できるが、合わないものが選択された場合、効果が得られないばかりでなく、副作用を招きやすくなる
・一般用医薬品の漢方処方製剤は、「証」という漢方の専門用語を使用することを避けて、「しばり」(使用制限)として、以下のように記載される
漢方薬の「証」と漢方処方製剤の「しばり」
虚実
・実の病態⇔体力が充実
・虚実の尺度で中間の病態⇔体力が中程度
・虚の病態⇔体力が虚弱
・虚実の病態に関わらず幅広く⇔体力に関わらず
陰陽
・陽の病態⇔のぼせぎみで顔色が赤く
・陰の病態⇔疲れやすく冷えやすい
気血水
・水毒の病態⇔口渇があり、尿量が減少する
・血虚の病態⇔皮膚の色つやが悪く
五臓
・脾胃虚弱の病態⇔胃腸虚弱
・肝陽上亢の病態⇔イライラして落ち着きのない

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2021.03.15 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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妊娠検査薬

検査結果に影響を与える要因と注意点
4)検体の取扱い
・尿中成分の分解が進んで検査結果に影響を与えるおそれがあるため、採尿後速やかに検査する
・高濃度のタンパク尿や糖尿の場合、非特異的な反応が生じて擬陽性を示すことがある
5)絨毛細胞が腫瘍化している場合には、妊娠していなくてもhCGを産生する場合があり、検査結果が陽性となることがある
・本来はhCGを産生しない組織でも、腫瘍化するとhCGを産生する場合がある
・ホルモン剤(経口避妊薬、更年期障害治療薬など)を使用している場合、妊娠していない人や、閉経期に入っている人でも、検査結果が陽性となることがある
検査結果の判断、受診勧奨
・妊娠検査薬は、妊娠の早期判定の補助として尿中のhCGの有無を調べるものであり、その結果をもってただちに妊娠しているか否かを断定することはできない
・妊娠の確定診断は、尿中のホルモン検査だけでなく、問診や超音波検査などの結果から、専門医が総合的に判断する
1)検査結果が陽性の場合
・妊娠検査薬では、正常な妊娠か否かを判別できないため、早期に医療機関を受診する
2)検査結果が陰性であって、月経の遅れが著しい場合
・擬陰性である可能性、続発性無月経(ある程度月経を経験した女性の月経が3ヶ月以上なくなる疾患)などの可能性があるため、医療機関を受診する

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2021.03.14 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
PA110001_convert_20141021235419.jpg

妊娠検査薬

妊娠検査薬の働き
・妊娠検査薬は、尿中のhCGの有無を調べるもの
・通常、実際に妊娠が成立してから4週目前後の尿中のhCG濃度を検出感度としている
hCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)
・妊娠が成立すると、胎児(受精卵)を取り巻く絨毛細胞からhCGに分泌が始まり、尿中にhCGが検出されるようになる
妊娠の早期発見の意義
・妊娠12週まで(通常、妊娠週数は、最期の月経が始まった日から起算)は、母体が採取した物質などの影響を胎児が受けやすいため、妊娠しているかどうかを早い段階で知ることが重要
・食事の内容や医薬品の使用に配慮し、飲酒や喫煙、感染症、放射線照射などを避けることも重要
検査結果に影響を与える要因と注意点
1)検査の時期
・月経予定日を過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨されている
2)採尿のタイミング
・尿中hCGが検出されやすい早朝尿が向いているが、尿が濃すぎて、かえって正確な結果が得られないこともある
3)検査薬の取扱い
・hCGと特異的に反応する抗体や酵素を用いた反応のため、温度の影響を受けることがある
4)検体の取扱い
・尿中成分の分解が進んで検査結果に影響を与えるおそれがあるため、採尿後速やかに検査する
・高濃度のタンパク尿や糖尿の場合、非特異的な反応が生じて擬陽性を示すことがある

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2021.03.13 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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尿酸・尿タンパク検査薬

尿酸値・尿タンパク値に異常を生じる要因
・通常、腎臓の尿細管において、糖分およびタンパク質のほとんどが再吸収される
・尿酸値に異常を生じる要因は、一般に高血糖と結びつけて捉えられることが多いが、腎性糖尿などのように高血糖を伴わないものもある
・尿中のタンパク質に異常を生じる要因については、腎機能障害によるもの(腎炎、ネフローゼ)、尿路に異常が生じたことによるもの(尿路感染症、尿路結石、膀胱炎など)
検査結果に影響を与える要因と注意点
1)採尿容器の汚れ
・糖分やタンパク質が付着している容器に尿を採取すると、正確な検査結果が得られない
2)採尿のタイミング
・尿糖検査:食後1~2時間など、検査薬の使用方法に従って採尿を行う
・尿タンパク検査:原則として早朝尿を検体とし、激しい運動の直後は避ける
・尿糖・尿タンパク同時検査:早朝尿を検体とし、尿糖が検出された場合は、食後の尿で再検査
3)採尿の仕方
・出始めの尿では細菌や分泌物が混入するため、中間尿を採取する
4)検体の取扱い
・尿中成分の分解が進んで検査結果に影響を与えるおそれがあるため、採尿後、速やかに検査する
検査薬の取扱い
・尿糖または尿タンパクを検出する部分を手で触れると正確な検査結果が得られなくなる
・長い間尿に浸していると検出成分が溶け出すため、正確な検査結果が得られなくなる
食事などの影響
・通常、尿は弱酸性であるが、食事などの影響で中性からアルカリ性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなる

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2021.03.12 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0287_convert_20141026055644.jpg

一般用検査薬

一般用検査薬の働き
・もっぱら疾病の診断に使用されることが目的とされる医薬品のうち、人体に直接使用されることのないものを対外診断用医薬品という
一般用検査薬
・一般の生活者が正しく用いて健康状態を把握し、速やかな受診につなげることにより疾病を早期発見するための医薬品
・薬局、店舗販売業または配置販売業において取り扱うことが認められているもの(尿酸・尿タンパクウ検査薬および妊娠検査薬)
一般用検査薬の検体と対象
・一般用検査薬の検体(検査の材料となるもの)は、尿、糞便、鼻汁、唾液、涙液など
・採取に関して侵襲(採血、針を刺す)のないものに限られる
・悪性腫瘍、心筋梗塞、遺伝性疾患などの重大な疾患に関する検査は対象としていない
一般用検査薬を販売する際の注意点
・専門的診断に置き換わるものでないこと
・検査薬の使い方や保管上の注意
・検体の採取時間とその意義
・妨害物質および検査結果に与える影響
・検査薬の性能
・検査結果の判定
・その他、適切な受診勧奨、相談応需(購入者からの相談に応じること)
擬陰性と擬陽性
・検査の対象となる生体物質が検体中に存在しているにもかかわらず、検出反応を妨害する他の物質の影響などによって検査結果が陰性となることを擬陰性という
・検体中に存在していないにもかかわらず、検査対象外の物質と非特異的な反応が起こって検査結果が陽性となることを擬陽性という
・検体には予期しない妨害物質などが混在することがあるため、いかなる検査薬においても、擬陰性、擬陽性を完全に排除することは困難

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2021.03.11 07:42 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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消毒薬

殺虫剤・忌避剤の剤型、用法
2)燻蒸剤
・空間噴射の殺虫剤のうち、容器中の医薬品を煙状または霧状にして一度に全量放出させるもの
3)毒餌剤
・加熱したとき、または常温で徐々に殺虫成分が揮散するようにしたもの
4)蒸散剤
・加熱したとき、または常温で徐々に殺虫成分が揮散するようにしたもの
5)粉剤
・殺虫成分を粉体に吸着させたもの
・主にダニ、シラミ、ノミの防除に散布される
6)粒剤
・殺虫成分を基剤(もとになる材料)に混ぜて粉状にしたもの
・ボウフラの防除において水系に投入される
7)乳剤・水和剤
・原液を水で希釈して使用するもの
・通常、地域ぐるみの外虫駆除で使用される
8)油剤
・湿気を避ける必要がある場所でも使用できる
・噴射器具を必要とし、家庭において使用されることはほとんどない
注意事項
殺虫剤の使用上の注意事項
・殺虫作用に抵抗性が生じるのを避けるため、同じ殺虫成分を長期間連用せず、いくつかの殺虫成分を順番に使用する
・殺虫剤の使用後に身体に異常が現れた場合、または誤飲した場合に医療機関を受診するときは、その製品が何系の殺虫成分を含むものであるかを医師に伝える
忌避剤の使用上の注意事項
・薬剤により合成繊維やプラスチック製品の腐食を生じることがある
・粘膜刺激性があるため、創傷面、目の周り、粘膜などへ薬剤が触れないようにする

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2021.03.10 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
CIMG3677_convert_20141027100116.jpg

消毒薬

殺虫剤・忌避剤の成分
4.有機塩素系殺虫成分
・神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害することで殺虫作用を示す
・残留性や体内備蓄性の問題から、現在では、ウジ、ボウフラの防除の目的でオルトジクロロベンゼンが使用されるのみとなっている
5.昆虫成長阻害成分
・昆虫の変態や脱皮を阻害する成分で、有機リン系殺虫成分やヒレスロイド系殺虫成分に抵抗性を示す場合にも効果がある
1)変態の阻害:メトプレン、ピリプロキシフェン
・幼虫がさなぎになるのを抑えるホルモンに類似した作用を示し、幼虫がさなぎになるのを防ぐ
・不完全変態(さなぎにならずに成虫になるもの)の昆虫やダニには無効
2)脱皮の阻害:ジフルベンズロン
・脱皮時の新しい外郭の形成を阻害し、幼虫の性状な脱皮を防ぐ
6.その他の成分
1)殺虫補助成分:ピペニルブトキシド、チオシアノ酢酸イソボルニル
・殺虫作用とは弱い(またはほとんどない)が、殺虫成分とともに配合されることにより殺虫効果を高める
2)忌避成分:ディート
・忌避作用を示す虫が一般にこの物質の臭いを嫌うために、と考えられている
殺虫剤・忌避剤の剤型、用法
1)スプレー剤
・衛生害虫に直接噴射するもの
・害虫が潜んでいる場所などに噴射するもの(残留噴射)
・閉め切った部屋の中で一定時間噴射するもの(空間噴射)

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2021.03.09 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
CIMG3669_convert_20141027100030.jpg

消毒薬

殺虫剤・忌避剤の成分
1.有機リン系殺虫成分
・アセチルコリンを分解する酵素(アセチルコリンエステラーゼ)と不可逆的に結合して、その働きを阻害することで殺虫作用を示す
成分名
・ジクロルボス
・ダイアジノン
・フェニトロチオン
・フェンチオン
・トリクロルホン
・クロルピリホスメチル
・プロペタンホス
使用上の注意事項
・高濃度または多量に曝露し、縮瞳(瞳孔が縮むこと)、呼吸困難、筋肉麻痺などの症状が現れたときは、ただちに医療機関を受診する
2.ピレスロイド系殺虫成分
・神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害することで殺虫作用を示す 
・除虫菊の成分から開発され、比較的速やかに自然分解して残効性が低いことから、家庭用殺虫剤として広く用いられている
・フェノトリンは、シラミの駆除を目的とする製品の場合、人体に直接使用できる唯一の殺虫成分
成分名
・ペルメトリン
・フェノトリン
・フタルスリン
使用上の注意事項
・高濃度または多量に曝露し、身体に異常が現れたときは、医療機関を受診する
3.カーバメイト系殺虫成分、オキサジアゾール系殺虫成分
・アセチルコリンエステラーゼと可逆的に結合してその働きを阻害する殺虫成分
・ピリスロイド系殺虫成分に抵抗性を示す害虫の駆除に用いられる

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2021.03.08 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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消毒薬

衛生害虫の種類と防除
6.ノミ
保健衛生上の害
・ペストを媒介する
・吸血されたときの痒み
防除の方法
・幼虫の防除は、電気掃除機による吸引、殺虫剤の使用
・成虫の防除は、ペットにはノミ取りシャンプーや忌避剤が用いられる
特徴
・ノミは宿主を厳密に選択しないため、ペットに寄生するノミによる被害も発生する
・幼虫はパットの寝床や部屋の隅のホコリの中で育つ
・幼虫は吸血しない
7.イエダニ
保健衛生上の害
・リケッチア、ペストを媒介する
・激しい痒み
防除の方法
・宿主動物であるネズミを駆除する
・イエダニの防除には、殺虫剤による燻蒸処理を行う
特徴
・ネズミを宿主として生息場所を広げていく
8.ツツガムシ
保健衛生上の害
・ツツガムシ病リケッチアを媒介する
防除の方法
・ツツガムシが生息する可能性がある場所に立ち入る場合は、もっぱら忌避剤による対応を図る
特徴
・ヒトの生活環境ではなく、野外に生息するダニの一種
9.屋内塵性ダニ(ツメダニ、ヒョウヒダニ類、ケナガコナダニ)
保健衛生上の害
・ツメダニ類は、刺された部位が赤く腫れ、痒みを生じる
・ヒョウヒダニ類、ケナガコナダニは、ダニの糞や市街がアレルゲンとなって気管支喘息やアトピー性皮膚炎の原因となる
防除の方法
・基本は増殖させないこと
・ダニが大量発生した場合のみ殺虫剤を使用する
・湿度がダニの増殖要因となるため、水で希釈する薬剤の使用は避け、エアゾールや粉剤を用いる 
・医薬品の散布が困難な場合は、燻蒸処理を行う

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2021.03.07 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0323_convert_20141030173810.jpg

消毒薬

衛生害虫の種類と防除
2.蚊
保健衛生上の害
・日本脳炎、マラリア、黄熱、デング熱を媒介する
・吸血による皮膚の発疹や痒み
防除の方法
・ボウフラの防除は、水系に殺虫剤を注入するため、生態系への影響を考慮して使用する
・ボウフラのうちは、保健衛生上の有害性はない
・成虫の防除は、希釈して噴霧する医薬品の殺虫剤が用いられる
・一般家庭においては、医薬部外品の殺虫剤(蚊取り線香、エアゾールなど)が用いられる
・野外などでは、忌避剤で蚊による吸血の防止を図る
3.ゴキブリ
保健衛生上の害
・サルモネラ菌、ブドウ球菌、腸炎ビブリオ菌、ボツリヌス菌、O-157大腸菌を媒介する
・アメーバ赤痢などの中間宿主となっている
防除の方法
・燻蒸処理の場合、卵には殺虫効果を示さないため、3週間くらい後に、もう一度燻蒸処理を行う
4.シラミ
保健衛生上の害
・日本紅斑熱や発疹チフスなどの病原細菌であるリケッチアを媒介する
・吸血箇所の激しい痛み
防除の方法
・フェノリトンが配合されたシャンプーやてんか粉が用いられる
特徴
・シラミの種類ごとに寄生対象となる動物が決まっているため、ヒト以外の動物に寄生するシラミがヒトに直接的な害を及ぼすことはない
5.トコジラミ(ナンキンムシ)
保健衛生上の害
・ペスト、再帰熱、発疹チフスを媒介する
・激しい痒痛、全身の発熱、睡眠不足、神経性の消化不良
防除の方法
・電気掃除機による吸引、殺虫剤の使用
特徴
・シラミの一種でなく、カメムシ目に属する昆虫
・体長が比較的大きい(成虫で8mm)

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2021.03.06 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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消毒薬

殺虫剤・忌避剤
殺虫剤・忌避剤の働き
・殺虫剤・忌避剤は、ハエ、ダニ、蚊などの衛生害虫の防除を目的とした医薬品または医薬部外品
・医薬品医療機器等法による規制の対象となっている
・忌避剤は、人体に直接使用され、蚊、ツツガムシ、トコジラミ、ノミなどが人体に取り付いて吸血したり、病原体の媒介をしたりするのを防止するもの
・虫さされによる痒みや腫れを和らげる効果は無い
医薬品と医薬部外品
・殺虫剤・忌避剤のうち、人体に対する作用が緩和な製品は、医薬部外品として扱われる
・取扱い上、人体に対する作用が緩和とはいえない以下の製品は、医薬品として扱われる
1)原液を用事希釈して用いるもの
2)長期間にわたって持続的に殺虫成分を放出させるもの
3)一度に大量の殺虫成分を放出させるもの
4)劇薬に該当するもの
衛生害虫の種類と防除
・衛生害虫とは、疾病を媒介したり、飲食物を汚染したりするなどして、保健衛生上の外を及ぼす昆虫などのこと
・外敵から身を守るため、人体に危害を加えることがあるもの(ハチ、ドクガ、ドクグモ、サソリなど)は、衛生害虫に含まれない
1.ハエ
保健衛生上の害
・赤痢菌、チフス菌、コレラ菌、O-157大腸菌、皮膚疾患、赤痢アメーバ、寄生虫卵、ポリオウイルスを媒介する
・ハエ蛆症(人体にウジがもぐり込み、組織や体液や消化器官内の消化物を食べて直接健康被害を与える)
防除の方法
・ウジの防除には、通常、有機リン系殺虫成分が用いられる
・成虫の防除には、医薬品の殺虫剤が用いられる
・一般家庭においては、医薬部外品の殺虫剤(エアゾールなど)、ハエ取り紙が用いられる

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2021.03.05 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0382_convert_20141104223546.jpg

消毒薬

器具などに用いられる消毒薬
1.塩素系殺菌消毒成分
成分名
・次亜塩素酸ナトリウム
・サラシ粉
特徴・作用
・強い酸化力により、細菌、真菌、ウイルスに有効
・皮膚刺激性が強いため、通常、人体の消毒には用いられない
・プラスチックやゴム製品を劣化させる
・漂白作用があるため、毛、絹、ナイロン、アセテート、ポリウレタン、柄物などへの使用は避ける
・酸性の洗剤などと反応して、有毒な塩素ガスが発生する
・有機物の影響を受けやすいため、対象物(吐瀉物、血液)を洗浄した後に使用したほうが効果的
2.有機塩素系殺菌消毒成分
成分名
・ジクロイソシアヌル酸名ナトリウム
・トリクロルイソシアヌル酸
特徴・作用
・塩素臭、刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プールなどの大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い
消毒薬の誤用、事故への対処法
飲み込んだ場合
・誤飲してから数分以内に、多量の牛乳、水を飲ませる
・自己判断で安易に吐き出させない
目に入った場合
・流水で十分に洗眼する
・アルカリ性の物質の場合、特に念入りに水洗する
・酸をアルカリで、アルカリを酸でといった中和処置は、刺激をかえって強めるため適切ではない
皮膚に付着した場合
・石鹸を用いて流水で十分に水洗する
・アルカリ性の物質の場合、特に念入りに水洗する
・中和処置は適切でない
吸入した場合
・意識がない場合、新鮮な空気の場所に運び出し、人工呼吸などをする

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2021.03.04 07:38 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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消毒薬

消毒薬の働き
・集団感染を防止するのに、消毒薬を用いた処置が有効とされる
・煮沸消毒が困難な器具などの消毒にも消毒薬が効果的
医薬品と医薬部外品
・手指や皮膚に用いられる消毒薬のうち、あらかじめ定められた範囲内の成分とその膿度の製品は、医薬部外品として扱われる
・手指や皮膚のほか、器具などにも用いられる製品は、医薬品としてのみ製造販売されている
消毒薬の使用上の注意事項
・微生物を死滅させるしくみおよび効果は、殺菌消毒成分の種類、濃度、温度、時間、消毒対象物の汚染度、微生物の種類や状態などによって異なる
・微生物のなかには、消毒薬の効果が十分得られないものや、消毒薬の溶液中で生存、増殖する微生物も存在するので、殺菌、消毒の対象となる微生物に適した消毒薬を正しく使うことが重要
消毒薬の成分
1)手指や皮膚、器具などに用いられる消毒薬
クレゾール石けん液、ポリアルキルポリアミノエチルグリシン塩酸塩
・ウイルスには効果がない
・刺激性が強いため、原液が直接皮膚に付着しないようにする
エタノール、イソプロパノール
・アルコール分が微生物のタンパク質を変性させ、それらの作用を消失させることから、細菌、真菌、結核菌、ウイルスのいずれにも有効
・イソプロパノールによるウイルスの不活性効果は、エタノールより低い
・脱脂による肌荒れを起こしやすい
注意点
・粘膜刺激性があるため、粘膜面、目の周り、傷がある部分への使用は避ける
・揮発性のため、引火しやすく、広範囲に長時間使用する場合、蒸気の吸引に注意する
クロルヘキシジングルコン酸塩
・結核菌、ウイルスには効果がない

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2021.03.03 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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歯や口中に用いる薬

滋養強壮保健薬
滋養強壮保健薬の成分
1)ビタミン成分
ビタミンB6
作用
・タンパク質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康、神経機能を維持する
成分名
・ビリドキシン塩酸塩
・ビリドキサールリン酸エステル
ビタミンB12
・ビタミンB12は、ビタミン主要製剤や貧血用薬などに配合されている
作用
・赤血球の形成を助け、神経機能を正常に保つ
成分名
・シアノコバラミン
・ヒドロキソコバラミン塩酸塩
ビタミンC
・ビタミンC主要製剤は、しみ、そばかす、日焼け、かぶれによる色素沈着症状の緩和、歯ぐきからの出血、鼻出血の予防、肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時、老年期におけるビタミンCの補給に用いられる
作用
・体内の脂質を酸化から守り、皮膚や粘膜の機能を正常に保つ
・メラニンの産生を抑える
成分名
・アスコルビン酸
・アスコルビン酸ナトリウム
・アスコルビン酸カルシウム
2)カルシウム成分
・カルシウム主要製剤は、虚弱体質、腺病質における骨歯の発育促進、妊娠・授乳期の骨歯の脆弱予防に用いられる
※腺病質とは、貧血などになりやすい虚弱、無力体質のこと
作用
・骨や歯の形成に必要で、筋肉の収縮、血液の凝固、神経機能にも関与する
成分名
・クエン酸カルシウム
・グルコン酸カルシウム
・乳酸カルシウム
・沈降炭酸カルシウム
使用上の注意点
・高カルシウム血症(血液中のカルシウム濃度が異常に高くなった状態)

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2021.03.02 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |