認知症介護と障がい者支援2022年01月

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

2021年12月 | 2022年01月の記事一覧 | 2022年02月
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浣腸

2.注入剤
注入剤の使用上の注意
・直腸内の浸透圧の変化に伴って、体調によっては肛門部に熱感を生じる
・グリセリンが配合された浣腸薬では、排便時に血圧低下を生じて、立ちくらみの症状が現れるとの報告がある
・高齢者、心臓病の診断を受けた人は、排便時に血圧低下を生じやすいため、グリセリンの浣腸薬を使用する前に医師などに相談する
・痔出血の症状がある人は、グリセリンが傷口から血管内に入ると溶血や腎不全を引き起こすため、グリセリンの浣腸薬を使用する前に医師などに相談する
3.坐剤
・坐剤の浣腸成分の炭酸水素ナトリウムは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスを発生させ、その微細な気泡が直腸を刺激する
・ビサコジルは、直腸を刺激して排便を促す
成分名
・炭酸水素ナトリウム、ビサコジル
坐剤の用法
・薬が柔らかい場合は、しばらく冷やした後に使用するようにする
・肛門に挿入後は、便意が強まるまでしばらく我慢してから排便する
・坐剤が硬すぎる場合、無理に挿入すると直腸粘膜を傷つけるおそれがあるため、柔らかくなってから使用するようにする
坐剤の使用上の注意
・炭酸水素ナトリウムの坐剤は、まれに重篤な副作用としてショックアナフィラキシーを生じる

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2022.01.31 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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浣腸

1.浣腸薬の働き
・浣腸薬は、便秘の場合に排便を促すことを目的として、直腸内に適用される医薬品
・剤形として、肛門から薬液を注入する注入剤のほか、坐剤がある
浣腸薬の使用上の注意
・繰り返し使用すると直腸の感受性の低下が生じて効果が弱くなり、使用に頼りがちになるため、連用してはならない
・便秘以外のときに直腸内容物の排除を目的として用いることは適当でない
・乳幼児への使用は避ける
・妊婦は、直腸の急激な動きに刺激されて流産、早産を誘発するため、使用する前に医師などに相談する
・腹痛が著しい場合、便秘に伴って吐き気や嘔吐が現れた場合、急性腹症の可能性があり、配合成分の刺激よってその症状が悪化する
・排便時に出血を生じる場合、痔出血のほか、直腸ポリープ、直腸がんの可能性がある
2.注入剤
・注入剤の浣腸成分は、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸を刺激する
成分名
・グリセリン、ソルビトール
注入剤の用法
・薬液を人肌に温めておくと、不快感を生じることが少ない
・薬液の注入後は、便意が強まるまでしばらく我慢してから排便する
・薬液を半量使用した場合、残った薬液を再使用すると感染するおそれがあるため、使用後は破棄する

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2022.01.30 05:01 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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胃痛鎮痛鎮痙薬

1.胃痛鎮痛鎮痙薬の成分
2)パパベリン塩酸塩
・消化管の平滑筋に直接働き、胃腸のけいれんを鎮める
・胃液分泌を抑える作用はない
パパベリン塩酸塩の使用上の注意
・自律神経系を介した作用ではないが、眼圧上昇を生じる
・緑内障の診断を受けた人は、その症状が悪化するため、使用する前に医師などに相談する
3)局所麻酔成分
・消化管の粘膜および平滑筋への麻酔作用による鎮痛鎮痙の効果が期待できる
・オキセサゼインは、胃液分泌を抑える作用も期待できる
成分名
・アミノ安息香酸エチル、オキセサゼイン
局所麻酔成分の使用上の注意
・痛みを感じにくくなり、重大な消化器疾患などを見過ごすおそれがあるため、長期連用は避ける
・アミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビ血症を生じるおしれがあるため、6歳未満の小児に使用してはならない
・オキサセゼインは、安全性が確立されていないため、妊婦などや、15歳未満の小児に使用してはならない
・オキサセゼインは、精神神経系の副作用として、頭痛、眠気、めまい、脱力感を生じる
4)鎮痛鎮痙作用がある生薬成分
成分名
・エンゴサク(延胡索)、シャクヤク(芍薬)
2.相互作用
胃腸鎮痛鎮痙薬の相互作用
・複数の胃腸鎮痛鎮痙薬を併用した場合、泌尿器系、循環器系、精神神経系の副作用が現れやすくなる

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2022.01.29 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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胃痛鎮痛鎮痙薬

1.胃痛鎮痛鎮痙薬の成分
1)抗コリン成分
・胃液分泌や消化管運動は、副交感神経系の刺激により亢進するが、急な胃腸の痛みは、主に胃腸の過剰な動きによって生じる
・抗コリン成分は、胃痛、腹痛、さしこみを鎮めることのほか、胃酸過多や胸やけに対する効果も期待できる
成分名
・メチルベナクジウム臭化物、ブチルスコポラミン臭化物、メチルオクタトロピン臭化物、ジサイクロミン塩酸塩、オキシフェンサイクリミン塩酸塩、チキジウム臭化物
同じ作用の生薬成分
・ロートエキス
抗コリン成分の使用上の注意
・抗コリン成分の作用は、消化管に限定されないため、目のかすみや異常な眩しさ、顏のほてり、頭痛、眠気、口渇、便秘、排尿困難などの副作用を生じる
・目のかすみ、異常な眩しさを生じるため、服用後は、乗物類の運転操作をしてはならない
・排尿困難の症状がある人、心臓病または緑内障の診断を受けた人は、その症状が悪化すため、使用する前に医師などに相談する
・高齢者は、緑内障の悪化を招き、排尿困難、口渇、便秘の副作用が現れやすいため、使用する前に医師などに相談する
・プチルスコポラミン臭化物は、まれに重篤な副作用をして、ショックアナフィラキシーを生じる
・授乳中の人は、メチルオクタトリピン臭化物の一部が乳汁中に移行するため、使用する前に医師などに相談する

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2022.01.28 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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腸薬

2.腸薬の成分
3)瀉下成分
無機塩類
・腸内容物の浸透圧を高めることにより糞便中の水分量を増加させ、大腸を刺激して排便を促す
成分名
・酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム
無機塩類の使用上の注意
・マグネシウムを含む成分は、一般に消化管からの吸収は少ないとされているが、一部は腸で吸収されて尿中に排せつされる
・腎臓病の診断を受けた人は、高マグネシウム血症を生じるおそれがあるてめ、マグネシウムを含む成分を使用する前に医師などに相談する
・心臓病の診断を受けた人は、その症状が悪化するため、硫酸ナトリウムを使用する前に医師などに相談する
膨潤性瀉下成分
・腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透し、糞便のかさを増やすとともに糞便をやわらかくする
成分名
・カルメロースナトリウム、カルメロースカルシウム
同じ作用の生薬成分
・プランタゴ・オバタ
膨潤性瀉下成分の使用上の注意
・瀉下効果を高めるため、膨潤性瀉下成分の使用と併せて十分な水分を摂取する
ジオクチルソジウムスルホサクシート(DSS)
・腸内容物に水分を浸透しやすくする作用があり、糞便中の水分量を増してやわらかくする
マルツエキス
・主成分の麦芽糖が腸内細菌によって分解して生じるガスにより便通を促す
・比較的作用が穏やかであるため、主に乳幼児の便秘に用いられる
・麦芽糖を含んでいるため水飴状で甘く、乳幼児の発育不良時の栄養補給にも用いられる
マルツエキスの使用上の注意
・水分不足による便秘には効果は期待できない

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2022.01.27 08:40 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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腸薬

2.腸薬の成分
3)瀉下成分
小腸刺激性瀉下成分
・小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激して反射的な腸の運動を引き起こすことで瀉下作用をもたらす
・腸内容物の急速な排除を目的として用いられる
成分名(生薬)
・ヒマシ油
小腸刺激性瀉下成分の使用上の注意
・腸管粘膜への刺激が大きくなり、激しい腹痛や腸管粘膜に炎症を引き起こすため、大量に使用してはならない
・急激で激しい瀉下作用を示すため、激しい腹痛の症状のある人、悪心、嘔吐の症状がある人、3歳未満の乳幼児に使用してはならない
・腸の急激な動きに刺激された流産、早産を誘発するため、妊婦などは使用してはならない
・誤飲などによる中毒の場合にも用いられるが、防虫剤や殺鼠剤のような脂溶性の物質による中毒の場合は、ナフタレンやリンなどがヒマシ油に溶け出して中毒症状を増悪させるため、使用してはならない
・成分の一部が乳汁中に移行し、乳児が下痢を起こすため、授乳中の人は使用してはならず、使用する場合には授乳してはならない
大腸刺激性瀉下成分
・大腸を刺激して反射的な腸の運動を引き起こす
・センノシド、ピコスルファートナトリウムは、大腸の腸内細菌によって分解され、その分解物が大腸を刺激する
・ビサコジルは、大腸のうち特に結腸や直腸の粘膜を刺激して排便を促す
・結腸での水分の吸収を抑え、糞便の傘を増大させる働きも期待できる

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2022.01.26 05:02 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |

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腸薬

2.腸薬の成分
2)止瀉成分
ロペラミド塩酸塩の使用上の注意
・腸管の運動を低下させる作用を示すため、胃腸鎮痛鎮痙薬と併用してはならない
・効き目が強すぎて便秘、イレウス用症状を生じるため、便秘を避けなければならない肛門疾患がある人は使用してはならない
・重篤な副作用として、ショックアナフィラキシー、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症を生じる
・中枢神経系を抑制する作用があり、めまい、眠気を生じるため、服用後は乗物類の運転操作をしてはならない
・中枢抑制作用が増強するため、服用時は飲酒をしてはならない
・授乳中の人は、成分の一部が乳汁中に移行するため、使用する前に医師などに相談する
腸内殺菌成分
・細菌感染による下痢の症状を鎮める
・腸内殺菌成分は、通常の腸内細菌に対しても抗菌作用を示すが、原因細菌(ブドウ球菌、大腸菌)に対する抗菌作用の方が優位であるため、結果的に腸内細菌のバランスを正常に近づけると考えられている
成分名
・ベルベリン塩化物、タンニン酸ベルベリン、アクリノール、木クレオソート
同じ作用の生薬成分
・オウバク(黄柏)、オウレン(黄連)
吸着成分
・腸管内の異常発酵などにより生じた有害な物質を吸着させる
成分名
・炭酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、乳酸カルシウム、リン酸水素カルシウム

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2022.01.25 05:01 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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腸薬

2.腸薬の成分
2)止瀉成分
収斂成分の使用上の注意
・胃、十二指腸潰瘍の診断を受けた人は、損傷した粘膜からビスマスの吸収が高まって精神神経症状を生じるため、ビスマスを含む成分を使用する前に医師などに相談する
・ビスマスの一部は、血液-胎盤関門を通過して胎児に到達するので、妊婦はビスマスを含む成分の使用を避ける
・タンニン酸アルブミンは、重篤な副作用としてショックアナフィラキシーを生じる
・タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンはカゼイン(牛乳タンパク質の一つ)から精製された成分であるため、牛乳アレルギーの人は、タンニン酸アルブミンを使用してはならない
ロペラミド塩酸塩
・食べ過ぎ、飲み過ぎによる下痢、寝冷えによる下痢の症状に用いられる
ロペラミド塩酸塩の使用上の注意
・食あたり、水あたりによる下痢は適用対象でない
・発熱を伴う下痢、血便、粘液便の続く人は、症状の悪化や治療期間の延長を招くため、使用する前に医師などに相談する
・乳幼児が過量摂取した場合、中枢神経障害、呼吸抑制、腸管壊死に至る麻痺性イレウスを起こしたとの報告が海外であるため、小児に使用してはならない
・使用は短期間にとどめ、2~3日間試用しても症状の改善がみられない場合は、医療機関を受診する

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2022.01.24 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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腸薬

2.腸薬の成分
1)整腸成分
生薬成分
・腸内細菌のバランスを整える
成分名
・ビフィズス菌、アシドフィルス菌、ラクトミン、乳酸菌、酪酸菌
同じ作用の生薬成分
・ケツメイシ(決明子)、ゲンノショウコ(現の証拠)、アセンヤク(阿仙薬)
トリメブチンマレイン酸塩
・胃および腸の平滑筋に直接作用して、消化管運動が低下しているときは亢進的に、運動が亢進しているときは抑制的に働き、消化管の運動を調整する
トリメブチンマレイン酸塩の使用上の注意
・重篤な副作用として肝機能障害を生じる
・肝臓病の診断を受けた人は、使用する前に医師などに相談する
2)止瀉成分
収斂(しゅうれん)成分
・腸粘膜のタンパク質と結合して不溶性の膜を形成し、腸粘膜をひきしめる(収斂)ことにより、腸粘膜を保護する
・ビスマスを含む成分は、腸内で発生した有毒物質を分解する作用も期待できる
・オウバク、オウレンは、抗菌作用および抗炎症作用も期待できる
成分名
・次没食子酸ビスマス、次硝酸ビスマス、タンニン酸アルブミン
同じ作用の生薬成分
・ゴバイシ(五倍子)、オウバク(黄柏)、オウレン(黄連)
収斂成分の使用上の注意
・細菌性の下痢、食中毒のときに収斂成分を使用して腸の運動を鎮めると、かえって状態が悪化する

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2022.01.23 05:01 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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腸薬

1.腸薬の働き
・水分の吸収の大半は小腸で行われ、大腸では適切な水分量に調整がなされる
・腸の働きは、自律神経系により制御されており、腸以外の病気などが自律神経系を介して腸の働きに異常を生じさせる場合もある
下痢が起こる主な原因
急性
・体の冷え、消化不良、細菌はウイルスなどによる消化器感染(食中毒など)、緊張などの精神的なストレス
慢性
・腸自体に病変を生じている可能性がある場合
便秘が起こる主な原因
一過性
・環境変化などのストレス、医薬品の副作用
慢性
・加齢や病期による腸の働きの低下、便意を繰り返し我慢し続けることなどによる腸管の感受性の低下
腸の薬の種類と働き
整腸薬
・腸の調子や便通を整える(整腸)、腹部膨満感、軟便、便秘に用いられることを目的とする医薬品
止瀉薬
・下痢、食あたり、吐き下し、水あたり、下り腹、軟便などに用いられることを目的とする医薬品
瀉下薬(しゃげやく)
・便秘症状および便秘に伴う肌荒れ、頭重、のぼせ、吹き出物、食欲不振、腹部膨満、腸内異常発酵、痔の症状の緩和、または腸内容物の排除に用いられることを目的とする医薬品
1)医薬部外品と医薬品
・医薬部外品で整腸、瀉下の目的を持つ薬は、人体に対する作用が緩和なものとして、配合できる成分やその上限量が定められており、また、効能効果の範囲も限られる
・瀉下の目的を持つ医薬部外品では、糞便のかさや水分量を増すことに作用する成分に限られる
・下痢と便秘を繰り返す場合の整腸作用は、医薬品においてのみ認められている

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2022.01.22 08:39 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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胃薬

2.胃薬の成分
6)抗炎症成分
・胃粘膜の炎症を和らげる
成分名
・グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸ナトリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム
同じ作用の生薬成分
・カンゾウ(甘草)
7)消泡成分
・消化管内容物中に発生した気泡の分離を促す
成分名
・ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)
8)胃液分泌抑制成分
・副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンの働きを抑制し、過剰な胃液の分泌を抑える
成分名
・ロートエキス、ピレンゼピン塩酸塩
胃液分泌抑制成分の使用上の注意
・胃腸鎮痛痙攣薬、乗物酔い防止薬は、アセチルコリンの働きを抑える成分が重複するので、併用を避ける必要がある
・排尿困難の症状がある人、緑内障の診断を受けた人は、その症状が悪化することがあるため、使用する前に医師などに相談する
・ピレンゼピン塩酸塩は、消化管の運動にはほとんど影響を与えず、胃液の分泌を抑える
・消化管以外では一時的な抗コリン作用のため、ピレンゼピン塩酸塩により副作用として、排尿困難、動悸、目のかすみを生じる
・目のかすみ、異常な眩しさを生じるため、ピレンゼピン塩酸塩の服用後は、乗物類の運転操作をしてはならない
・ピレンゼピン塩酸塩により、重篤な副作用として、アナフィラキシーを生じる

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2022.01.21 05:01 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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胃薬

2.胃薬の成分
4)利胆成分
・胆汁の分泌を促して(利胆作用)、消化を助ける
成分名
・胆汁末、ユウタン(熊胆)、動物胆、ウルソデオキシコール酸、デヒドロコール酸
利胆成分の使用上の注意
・利胆成分には肝臓の働きを高める作用もあるとされるが、肝臓病の診断を受けた人ではかえって症状が悪化するため、使用前に医師などに相談する
5)胃粘膜保護、修復成分
・胃粘液の分泌を促す、胃粘膜を覆って胃液による消化から保護する、荒れた胃粘膜の修復を促すなどの作用が期待できる
成分名
・アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)、アルジオキサ、スクラルファート、ゲファルナート、ソファルコン、テプレノン、セトラキサート塩酸塩、トロキシピド、銅クロロフィリンカリウム、銅クロロフィリンナトリウム、メチルメチオニンスルホニウムクロライド
同じ作用の生薬成分
・アカメガシワ(赤芽槲)
胃粘膜保護、修復成分の使用上の注意
・アルジオキサ、スクラフラートは、アルミニウムを含む成分であるため、透析を受けている人は使用してはならない
・透析治療を受けていない人であっても、アルジオキサ、スクラファートを長期連用してはならない
・腎臓病の診断を受けた人は、アルミニウムが体内に貯留しやすいため、アルジオキサ、スクラルファートを使用する前に医師などに相談する
・肝臓病の診断を受けた人は、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じるため、ソファルコン、テプレノンを使用する前に医師などに相談する
・テブレノンによる副作用として、腹部膨満感、吐き気、腹痛、頭痛、皮下出血、便秘、下痢、口渇を生じる

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2022.01.20 08:09 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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胃薬

2.胃薬の成分
2)健胃成分
・味覚や嗅覚を刺激して反射的な唾液や胃液の分泌を促すことにより、弱った胃の働きを高める
生薬成分名<苦味>
・オウバク(黄柏)、オウレン(黄連)、センブリ(千振)、ゲンチアナ、リュウタン(竜胆)、ユウタン(熊胆)
生薬成分名<香り>
・ケイヒ(桂皮)、コウボク(厚朴)、ショウキョウ(生姜)、チョウジ(丁子)、チンピ(陳皮)、ソウジュツ(蒼朮)、ビャクジュツ(白朮)、ウイキョウ(茴香)、オウゴン(黄芩)
・生薬以外の健胃成分として、乾燥酵母とカルニチン塩化物がある
乾燥酵母
・胃酸の働きに必要な栄養素を補給することにより、胃の働きを高めるとされる
カルニチン塩化物
・胃液分泌を促す、胃の運動を高める、胃壁の循環血流を増すことにより、胃の働きや食欲不振を改善するとされる
健胃成分の注意
・生薬成分が配合された健胃薬の散剤は、オブラートで包んで服用すると、味や香りがさえぎられてしまうため期待する効果が得られない.
3)消化成分
・炭水化物、脂質、タンパク質、繊維質などの分解に働く酵素を補う
成分名
・ジアスターゼ、プロザイム、ニューラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、ビオジアスターゼ、タカヂアスターゼ

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2022.01.19 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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胃薬

2.胃薬の成分
1)制酸成分
・中和反応によって胃酸の働きを弱める
・制酸成分は炭酸水素ナトリウム(重曹)のほか、以下のものがある
アルミニウムを含む成分
・乾燥水酸化アルミニウムゲル、ジヒドロキシアルミニウムモノアセテート
マグネシウムを含む成分
・ケイ酸マグネシウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム
アルミニウムとマグネシウムの両方を含む成分
・合成ヒドロタルサイト、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム
カルシウムを含む成分
・沈降炭酸カルシウム、リン酸水素カルシウム
同じ作用の生薬成分
・ボレイ(牡蛎)
制酸成分の使用上の注意
・酸度の高い食品と一緒に使用すると、胃酸に対する中和作用が低下するため、炭酸飲料での服用は適当でない
・透析療法を受けている人がアルミニウムを含む制酸成分を長期間服用した場合、アルミニウム脳症、アルミニウム骨症を起こすことがあるため、使用してはならない
・腎臓病の診断を受けた人は、ナトリウムなどの無機塩類が体内に貯留しやすくなるため、医師などに相談する
・ほかの医薬品(かぜ薬、解熱鎮痛薬など)を併用した場合、制酸成分が重複して、高カルシウム血症、高マグネシウム血症を生じるおそれがある
・カルシウム、アルミニウムを含む成分は、止瀉薬に配合される成分でもあるため、副作用として便秘を生じる
・マグネシウムを含む成分は、瀉下薬に配合される成分でもあるため、副作用として下痢を生じる

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2022.01.18 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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胃薬

1.胃薬の働き
・胃の薬には、制酸薬、健胃薬、消化薬、総合胃腸薬があり、それぞれ以下のような働きがある
1)制酸薬
・胃液の分泌亢進による胃酸過多、それに伴う胸やけ、腹部の不快感、吐き気などの症状を緩和することを目的とする医薬品
配合成分
・胃酸の働きを弱める成分
・胃酸の分泌を抑える成分
2)健胃薬
・弱った医の働きを高めること(健胃)を目的とする医薬品
配合成分
・独特の味、香りを有し、唾液や胃液の分泌を促して胃の働きを活発にする成分
3)消化薬
・炭水化物、脂質、タンパク質などの分解に働く酵素を補うことなどにより、胃や腸の内容物の消化を助けることを目的とする医薬品
4)総合胃腸薬
・さまざまな胃腸の症状に幅広く対応できるよう、制酸、胃粘膜保護、健胃、消化、整腸、鎮痛鎮痙、消泡などの作用を目的とする成分を組み合わせた一般用医薬品
注意
・消化不良、胃痛、胸やけといった症状がはっきりしている場合には、その症状に合った成分のみが配合された薬を選択することが望ましい
医薬部外品
・医薬部外品で健胃薬、消化薬、整腸薬またはそれらの目的を併せ持つ薬は、人体に対する作用で緩和なものとして、配合される成分やその上限量が定められている
・効能、効果の範囲も限られる

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2022.01.17 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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口腔咽喉薬

2.口腔咽喉薬と含嗽薬の成分
3)殺菌消毒成分
殺菌消毒成分の使用上の注意
・ヨウ素系成分(ポピドンヨード、ヨウ化カリウム)、クロルヘキシジングルコン酸塩により、ショック(アナフィラキシー)を生じるため、これらの成分にアレルギーのある人は使用してはならない
・ヨウ素系成分が口腔内に使用される場合であっても、結果的にヨウ素の摂取につながり、甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性がある
・甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病など)の診断を受けた人は、甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性があるため、ヨウ素系成分を使用する前に医師などに相談する
・ヨウ素の一部は、血液-胎盤関門を通過して幼児に到達する
・ヨウ素系成分により、口腔刺激の荒れ、しみる、灼熱感、悪心、不快感の副作用を生じる
・ポピドンヨードによって、銀を含有する歯科材料が変色することがある
・口腔内に傷、ひどいただれのある人は、強い刺激を生じるため、クロルヘキシジングルコン酸塩が配合された含嗽薬を使用してはならない
4)局所保護成分
・喉の粘膜を刺激から保護する
・グリセリン
5)抗ヒスタミン成分
・咽頭の粘膜に付着したアレルゲンによる喉の不快感などの症状を鎮める
・クロルフェニラミンマレイン酸塩

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2022.01.16 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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口腔咽喉薬

1.口腔咽喉薬とは
口腔咽喉薬、咳嗽薬の使用上の注意
・含嗽薬を使用した後、すぐに食事を摂ると効果が薄れやすい
・口腔咽喉薬、含嗽薬の成分、口腔や咽頭の粘膜から吸収されて循環血液中に移行しやすく、全身的な影響を生じることがある
・口腔内にひどいただれがある人では、配合成分による刺激感が現れやすいほか、循環血液中への移行により全身的は影響を生じやすい
2.口腔咽喉薬と含嗽薬の成分
・一般用医薬品の口腔咽喉薬、含嗽薬には、抗炎症成分と殺菌消毒成分などを組み合わせて配合されている
1)抗炎症成分
・炎症を和らげ、声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み、喉の腫れの症状を鎮める
・リゾチーム塩酸塩、グリチルリチン酸二カリウム、トラネキサム酸
リゾチーム塩酸塩の使用上の注意
・口腔咽喉薬や含嗽薬の成分として、リゾチーム塩酸塩が配合されている場合であっても、ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症を生じる
2)組織修復成分
・炎症を生じた粘膜組織の修復を促す
・アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)
3)殺菌消毒成分
・口腔内に付着した微生物を死滅させたり、その増殖を抑えたりする
・セチルピリジニウム塩化物、デカリニウム塩化物、ベンゼトニウム塩化物、ポピドンヨード、ヨウ素、クロルヘキシジングルコン酸塩、クロルヘキシジン塩酸塩、チモール

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2022.01.15 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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口腔咽喉薬

1.口腔咽喉薬とは
・口腔内または咽頭部の粘膜に局所的に作用し、それらの部位の炎症による痛み、腫れなどの症状を緩和する
・トローチ剤やドロップ剤のほか、口腔内に噴霧または塗布して使用する(外用液剤)
・口腔および咽頭の殺菌消毒などを目的とし殺菌消毒成分が配合されたものもある
・口腔咽喉薬に鎮咳成分、気管支拡張成分、去痰成分は配合されておらず、これらの成分が配合された場合には、鎮咳去痰薬に分類される
含嗽薬
・含嗽薬(うがい薬)は、口腔および咽頭の殺菌、消毒、洗浄、口臭の除去などを目的として用時水に希釈または溶解してうがいに用いる、または患部に塗布した後、水でうがいする外用液剤である
医薬部外品
・胸部や喉に適用し、有効成分が揮散して吸入されることにより、かぜに伴う諸症状の緩和を目的とする外用剤(塗り薬、貼り薬)がある
・これらは医薬品ではなく、医薬部外品として扱われる
口腔咽喉薬、咳嗽薬の使用上の注意
・トローチ剤やドロップ剤は、噛み砕いて飲み込んでしまうと効果は期待できない
・噴射式の液剤は、気管支や肺に入らないよう、軽く息を吐いたり、声を出したりしながら噴射する
・水で用時希釈して使用する含嗽薬は、調製した濃度が濃すぎても薄すぎても効果は十分に得られない

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2022.01.14 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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鎮咳去痰薬

2.鎮咳去痰薬
2)気管支拡張成分
キサンチン系成分
・自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張する
・ジプロフィリン
キサンチン系成分の使用上の注意事項
・甲状腺機能障害、てんかんの診断を受けた人は、中枢神経系の興奮作用により、症状の悪化を招くおそれがあるため、使用する前に医師などに相談する
・心臓刺激作用を示すため、副作用として動悸を生じる
3)去痰作用
・痰の切れを良くする
気道粘膜からの粘液の分泌を促進する
・グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、クレゾールスルホン酸カリウム
痰の中の粘性タンパク質を溶解、低分子化して粘性を減少させる
・エチルシステイン塩酸塩、メチルシステイン塩酸塩、カルボシステイン
粘液成分の含量比を調整して痰の切れを良くする
・カルボシステイン
分泌促進作用、溶解低分子化作用、腺毛運動促進作用を示す
・ブロムヘキシン塩酸塩
4)抗炎症成分
・気道の炎症を和らげる
・トラネキサム酸、グリチルリチン酸二カリウム
・同じ成分の生薬作用:カンゾウ(甘草)
5)殺菌消毒成分
・口腔内および咽頭内において局所的に作用し、口腔咽頭薬の目的を兼ねたトローチ剤、ドロップ剤に配合される
・セチルピリジニウム塩化物

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2022.01.13 07:36 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0011_convert_20150727101134.jpg

鎮咳去痰薬

2.鎮咳去痰薬
1)去痰成分
コデイン類による小児の呼吸抑制発生リスク
・原則、本剤を12歳未満の小児などに使用しないよう注意喚起を行う
・1年6ヶ月程度の経過措置期間を設け、コデイン類を含まない代替製品や、12歳未満の小児を適応外とする製品への切換えを行う
非麻薬性鎮咳成分
・ノスカピン、ノスカピン塩酸塩、デキストロメトルファン臭化水素酸塩、デキストロメトルフェノールフタリン塩、チペピジンヒペンズ酸塩、チペピジンクエン酸塩、ジメモルファンリン酸塩、クロペラスチン塩酸塩、クロペラスチンフェンジゾ酸塩
・同じ作用の生薬成分:ハンゲ(半夏)
2)気管支拡張成分
アドレナリン作動成分
・交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮める
・メチルエフェドリン塩酸塩、メチルエフェドリンサッカリン塩、トリメトキノール塩酸塩、メトキシフェナミン塩酸塩
・同じ作用の生薬成分:マオウ(麻黄)
アドレナリン作動成分の使用上の注意
・交感神経系への刺激作用により、心臓血管系や肝臓でのエネルギー代謝にも影響する
・心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の診断を受けた人は、その症状が悪化するため、使用する前に医師などに相談する
・高齢者は、一般的に、心悸亢進(動悸)、血圧上昇、血糖値上昇を招きやすい
・メチルエフェドリン塩酸塩、メチルエフェドリンサッカリン塩は、中枢神経系に対する作用が強く、依存性がある

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2022.01.12 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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strong>鎮咳去痰薬

1.咳と痰が出る仕組み
・気道に吸い込まれた異物が気道粘膜の腺毛運動によって排出されないときなど、それらを排除しようとして反射的に咳が出る
・咳とは、気管や気管支に異変が起こったときに、その刺激が中秋神経系に伝わり、延髄の咳嗽中枢の働きにより引き起こされる反応
・気管粘膜に炎症を生じたときにも誘発され、気道粘膜の炎症に伴って気管や気管支が収縮し、喘息を生じることもある
・痰とは、気道粘膜から分泌された粘液に、気道に入り込んだ異物や粘膜上皮細胞の残骸などが混じったもの
2.鎮咳去痰薬
・咳を鎮める、痰の切れを良くする、喘息症状を和らげることを目的とする医薬品の総称
1)去痰成分
・中枢神経に作用して咳を抑えることから、中枢性鎮咳成分とも呼ばれる
・中枢性鎮咳成分には、麻薬性鎮咳成分と非麻薬性鎮咳成分がある
麻薬性鎮咳成分
・コデインリン酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩
・いずれもモルヒネと同じ基本構造を持つ
麻薬性鎮咳成分の使用上の注意
・長期連用や大量摂取によって、倦怠感や虚脱感、多幸感などが現れることがあり、薬物依存につながるおそれがある
・内服液剤では、その製剤上の特徴から、乱用されることもある
・妊娠時の使用により、血液-胎盤関門を通過して胎児へ移行する
・分娩時の使用により、新生児に呼吸抑制が現れたとの報告がある
・12歳未満の小児に呼吸抑制を生じるおそれがある
・胃腸運動を低下されるため、副作用として便秘を生じる

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2022.01.11 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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小児鎮静薬

1.小児鎮静薬の働き
・小児の夜泣き、ひきつけ、疳の虫などの症状を鎮めるほか、虚弱体質、消化不良などの改善を目的とする医薬品
・症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月)継続して使用することがある
2.小児鎮静薬の成分
1)生薬成分
・小児の疳は、痩せて血が少ないことから生じると考えられるため、鎮静作用のほか、血液の循環を促す作用が期待できる成分が用いられる
成分名
・ゴオウ(牛黄)、ジャコウ(麝香)、レイヨウカク(羚羊角)、ジンコウ(沈香)、リュウノウ(竜脳)、ユウタン(熊胆)、動物胆、チョウジ(丁子)、サフラン、ニンジン(人参)、カンゾウ(甘草)
生薬成分使用上の注意
・カンゾウ(グリチルリチン酸を含む生薬成分)の配合量は比較的少ないが、ほかの医薬品や食品から摂取されるグリチルリチン酸の総量が継続して多くならないようにする
2)漢方処方製剤
・小児の疳を適応症とする漢方処方製剤として、柴胡加竜骨牡蠣湯(サイコカリュウコツボレイトウ)、抑肝散(ヨクカンサン)、小建中湯(ショウケンチュウトウ)がある
漢方処方製剤の使用上の注意
・カンゾウを含む漢方処方製剤を乳幼児に使用する場合、体格の個人差から体重当たりのグリチルリチン酸の摂取量が多くならないように注意が必要
3.小児鎮静薬の受診勧奨
・激しい下痢、高熱がある場合
・吐瀉物が緑色あるいは、血が混じっている場合
・吐き出すときに咳き込むような場合

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2022.01.10 08:02 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0043_convert_20150810161212.jpg

鎮暈薬

2.鎮暈薬の成分
4)鎮静成分
・不安や緊張を和らげる作用を示す
成分名
・プロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素
5)キサンチン系成分
・脳に軽い興奮を起こさせ、平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させる
・カフェインには、乗物酔いに伴う頭痛を和らげる作用も期待できる
・カフェインが配合されていても、抗めまい成分、抗ヒスタミン成分、抗コリン成分、鎮静成分による眠気が解消されるわけではない
成分名
・無水カフェイン、クエン酸カフェイン、ジプロフィリン
6)局所麻酔成分
・胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐き気を抑える
成分名
・アミノ安息香酸エチル
7)ビタミン成分
・吐き気を防止する
成分名
・ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)、ビタミンB3(ニコチン酸アミド)、ビタミンB2(リボフラピン)
3.相互作用
1)鎮暈薬の相互作用
・ほかの医薬品(かぜ薬、解熱鎮痛薬、睡眠鎮静薬、鎮咳去痰薬、胃腸鎮痛鎮痙薬、アレルギー用薬)と併用した場合、成分が重複して副作用が起こりやすくなる
2)受診勧奨
・動悸、立ちくらみ、低血圧によるふらつきは、平衡機能の障害によるめまいとは区別される必要がある
・高齢者は、平衡感覚の衰えによってめまいを生じやすく、聴覚障害に伴って現れることが多い

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2022.01.09 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0045_convert_20150810161325.jpg

鎮暈薬

2.鎮暈薬の成分
2)抗ヒスタミン成分
成分名
・ジメンヒドリナート、メクリジン塩酸塩、プロメタジンテオクル酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ジフェンヒドラミンサリチル酸塩
抗ヒスタミン成分の使用上の注意
・眠気を生じるため、服用後は乗物類の運転操作をしてはならない
・メクリジン塩酸塩は、ほかの抗ヒスタミン成分と比べて、作用の発現が遅く、持続時間が長い
・プロメタジンを含む成分では、海外において、乳児突然死症候群、乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、15歳未満の小児に使用してはいけない
3)抗コリン成分
・中枢に作用して自律神経系の混乱を軽減させるとともに、抹消では消化管の緊張を低下させる作用を示す
成分名
・スコポラミン臭化水素酸塩水和物、ロートコン
抗コリン成分の使用上の注意事項
・眠気、散瞳による異常なまぶしさを生じるため、服用後は乗物類の運転操作をしてはならない
・スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、乗物酔い防止に古くから用いられている抗コリン成分で、消化管からよく吸収され、ほかの抗コリン成分と比べて脳内に移行しやすい
・スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、肝臓で速やかに代謝されてしまうため、抗ヒスタミン成分などと比べて作用の持続時間が長い

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2022.01.08 05:04 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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鎮暈薬

1.鎮暈薬の働き
・鎮暈薬(ちんうんやく)は、乗物酔いによるめまい、吐き気、頭痛を防止し、緩和することを目的とする医薬品
・つわりに伴う吐き気に対して使用することは適当でない
2.鎮暈薬の成分
1)抗めまい成分
・内耳にある前庭と脳を結ぶ前庭神経の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す
・ジフェニドール塩酸塩は抗ヒスタミン成分と類似の薬理作用を示すものの、日本においてはもっぱら抗めまい成分として用いられる
成分名
・ジフェニドール塩酸塩
抗めまい成分の使用上の注意
・抗ヒスタミン成分や抗コリン成分と同様の副作用(頭痛、排尿困難、眠気、散瞳による異常なまぶしさ、口渇、浮動感、不安定感)が現れる
・眠気、散瞳による異常なまぶしさを生じるため、服用後は乗物類の運転操作をしてはならない
・排尿困難の症状がある人、緑内障の診断を受けた人は、その症状が悪化するため、使用前に医師などに相談する
2)抗ヒスタミン成分
・延髄にある嘔吐中枢への刺激や、内耳の前提における自律神経反射を抑える作用を示す
・抗ヒスタミン成分には、抗コリン作用を示すものも多くある
・抗コリン作用も、乗物酔いによるめまい、吐き気の防止緩和に寄与すると考えられる

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2022.01.07 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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眠気防止薬

1.眠気防止薬の働き
・眠気や倦怠感を除去することを目的とした医薬品
眠気防止薬の使用上の注意
・胃液分泌の亢進により胃腸障害を生じるため、胃酸過多の人、胃潰瘍のある人は使用してはならない
・心筋の興奮により動悸を生じるため、心臓病のある人は使用してはならない
・短期間の服用に留め、連用してはならない
2.眠気防止薬の成分
1)カフェイン
・脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦怠感を抑える
成分名
・無水カフェイン、安息香酸ナトリウムカフェイン
カフェインの使用上の注意
・脳が過剰に興奮すると、振戦、めまい、不安、不眠、頭痛の副作用が生じる
・腎臓において、ナトリウムイオンと水分の再吸収を抑制し、利尿をもたらす
・カフェインの一部は、血液・胎盤関門を通過して胎児に到達するため、胎児の発達に影響を及ぼす可能性がある
・授乳期は、カフェインの一部が乳汁中に移行するため、使用する前に医師などに相談する
2)ビタミン成分
・眠気による倦怠感を和らげる補助成分として配合される
ビタミンの成分名
・ビタミンB1(チアミン硝化物、チアミン塩化物塩酸塩)
・ビタミンB2(リボフラピンリン酸エステルナトリウム)
・ビタミンB6(パントテン酸カルシウム)
・ビタミンB12(シアノコバラミン)
・ビタミンB3(ニコチン酸アミド)

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2022.01.06 07:31 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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催眠鎮静薬

催眠鎮静薬の成分
2.鎮静成分
自殺行動
・不眠や不安の症状はうつ病に起因して生じることがある
・うつ病患者はときに自殺行動を起こすことがある
・プロモバレリル尿素の大量摂取による自殺が社会問題となったことがある
・近年は、ペンゾジアゼピン系の成分を使ったものに代わってきている
鎮静成分の使用上の注意
・少量でも眠気を催しやすいため、服用後は乗物の運転操作をしてはならない
・反復して摂取すると依存を生じるため、乱用されることがある
・プロモバレリル尿素は胎児に障害を引き起こす可能性があるため、妊婦に使用する前には医師などに相談する
3.催眠鎮静薬に配合される生薬成分
成分名
・チョウトウコウ(釣藤鈎)、サンソウニン(酸棗仁)、カノコソウ(鹿子草)、チャボトケイソウ、ホップ
催眠鎮静薬の使用上の注意
・生薬成分のみからなる場合であっても、複数の鎮静薬の併用や長期連用は避ける
4.漢方処方製剤
・神経質、精神不安、不眠などの症状の改善に用いる漢方処方製剤として、酸棗仁湯、加味帰脾湯、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏、柴胡加硫骨牡蛎等、桂枝加竜牡蛎湯がある
催眠鎮静薬の相互作用
・催眠鎮静薬とほかの医薬品を併用した場合、成分が重複して副作用が起こりやすくなる
・不眠症、不安症、神経症の診断を受けた患者は、催眠鎮静薬を使用してはならない

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2022.01.05 05:02 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0048_convert_20150810161701.jpg

催眠鎮静薬

催眠鎮静薬の働き
・寝つきが悪いなどの精神神経症状、また、その症状のために現れる寝不足感などの身体症状が生じたときに、睡眠を促したり、精神の昂ぶりを鎮めたりすることを目的に使用される医薬品
・医療用医薬品の睡眠薬と区別するため、一般用医薬品では、睡眠改善薬または睡眠補助薬と呼ばれている
催眠鎮静薬の成分
1.抗ヒスタミン成分
・ヒスタミンは、睡眠、覚醒に関する脳の神経細胞を刺激し、覚醒の維持に働くため、脳におけるヒスタミン刺激が低下すると眠気が促される
・抗ヒスタミン成分を主薬とする睡眠鎮静薬は、一時的な睡眠障害の緩和に用いられる
・脳のヒスタミン刺激を低下させる中枢作用が特に強い抗ヒスタミン成分に、ジフェンヒドラミン塩酸塩がある
抗ヒスタミン成分の使用上の注意
・慢性的に不眠症状がある人、不眠症の診断を受けている人を対象とするものではない
・妊娠中に生じる睡眠障害はホルモンバランスの変化などが原因であるため、妊婦は使用してはならない
・眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮の副作用が現れやすいため、15歳未満の小児に使用してはならない
2.鎮静成分
・脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする
成分名
・プロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素

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2022.01.04 07:50 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
CIMG7017_convert_20150826084949.jpg

副作用、相互作用

かぜ薬の副作用
・主な副作用として、皮膚症状(発疹、発赤、掻痒感)、消化器症状(悪心、嘔吐、食欲不振)、めまいを生じる
・かぜ薬に共通する重篤な副作用として、ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、喘息、間質性肺炎を生じる
・重篤な副作用は、解熱鎮痛成分(生薬を除く)によるものが多い
特定の成分による副作用
1)重篤な副作用
肝機能障害
→アスピリン、アスピリンアルミニウム、アセトアミノフェン、イブプロフェン、葛根湯、小柴胡湯、柴胡桂枝湯、小青竜湯、麦門冬湯
偽アルドステロン症
→グリチルリチン酸二カリウム、グリチルレチン酸、カンゾウ
腎障害
→イブプロフェン
無菌性髄膜炎
→イブプロフェン
2)その他の副作用
眠気:抗ヒスタミン成分、鎮静成分
口渇:抗ヒスタミン成分
便秘:コデインリン酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩
排尿困難:抗コリン成分、抗ヒスタミン成分、マオウ
かぜ薬の相互作用
・かぜ薬と他の医薬品(別のかぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬、鼻炎用薬、アレルギー用薬、鎮静薬、睡眠改善薬)を併用した場合、成分が重複して副作用が起こりやすくなる
・アルコールは医薬品成分の吸収や代謝に影響を与え、肝機能障害が起こりやすくなるため、かぜ薬の服用期間中は飲酒を控える 

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2022.01.03 09:29 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
DSC_0116_convert_20150820234427.jpg

かぜ薬の成分

8.漢方処方製剤
→かぜ薬に配合される漢方処方成分、または、単独でかぜの症状緩和に用いられる漢方処方製剤として、葛根湯、麻黄湯、小柴胡湯、柴胡桂枝湯、小青竜湯、桂枝湯、香蘇散、半夏厚朴湯、麦門冬湯がある
9.鎮静成分
→解熱鎮痛成分の鎮痛作用を補助する
成分名
・プロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素
10.制酸成分
→胃酸を中和し、解熱鎮痛成分による胃腸障害を軽減する
成分名
・ケイ酸アルミニウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムゲル
11.カフェイン類
→解熱鎮痛成分の鎮痛作用を補助する
成分名
・カフェイン、無水カフェイン、安息香酸ナトリウムカフェイン
12.ビタミン成分など
→ビタミンとは微量でありながら代謝に重要な働きを担い、自ら産生することができないため、外部から摂取する必要がある化合物
ビタミンの成分と作用
1)粘膜の健康維持、回復
・ビタミンC、ビタミンB2
2)疲労回復
・ビタミンB1
ビタミン様物質の成分と作用
1)粘膜の健康維持、回復
・ヘスペリジン
2)疲労回復
・アミノエスチルスルホン酸(タウリン)
13.生薬成分
→かぜの諸症状を緩和する生薬成分として、ニンジン(人参)、チクセツニンジン(竹節人参)がある

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2022.01.02 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |