
集団と組織
集団に関する理論
1.デンニース
ゲマインシャフト
→共同社会
→本質意志によって結ばれた自然発生的集団
※家族、集落など
ゲゼルシャフト
→利益社会
→利害や本人の意志によって結ばれた人為的集団
※大都市、国民社会など
2.クーリー
第一次集団
→メンバーの間に直接的つながりと親密な関係が存在する集団
※家族、仲間など
第二次集団
→一定の目的や利害関係に基づいてつくられた人為的集団
※企業、政党など
3.マッキーバー
コミュニティ
→共同生活の基礎
→地域性、共同生活、共族感情を満たす集団
※近隣集団、村落、都市など
アソシエーション
→特定の関心や目的を実現するためにつくられた人為的集団
→コミュニティの生活課題を分担する機関
※家族、教会など
組織
1.官僚制
・比較的規模の大きい社会集団や組織における管理・支配のシステム
ヴェーバーによる官僚制の特徴
→権限の原則:規則によって、権限が秩序づけられている
→階層の原則:上下関係がはっきりした職階制をとる
→専門性の原則:専門的な職員が採用される
→文書主義:文書による事務処理が行われる
マートンによる官僚制の逆機能についての指摘
→秘密主義・画一的傾向
→権威主義的傾向:意思決定や判断において、権威に盲従する
→繁文縟礼:申請や届け出に際して、多くの書類の提出を求められる
→セクショナリズム:部局割拠主義
2.自己組織化
・官僚の特徴を克服する試みの一つで、組織の矛盾や緊張を統制するのではなく、積極的に肯定して脱官僚制化を試みるもの
3.協働システム
・バーナードは、組織を協働システムとしてとらえ、組織成立の要件は、共通目的、コミュニケーション、貢献意欲としている
4.ホーソン調査
・メイヨーのホーソン向上での生産能率実験によると、労働者の生産意欲を高めるのは、賃金、照明などの環境だけでなく、職場のインフォーマルな人間関係が重要であるとした
5.インフォーマル組織
・職場内で個人的な接触などによって自然発生的に形成される小集団のこと
6.準拠集団
・その集団の標準的な行動スタイルがその人の行動、態度の拠り所となっているような集団
※プロ野球やJリーグのファン、大学のサークルなど
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