
主な精神疾患の概要
1.統合失調症
特徴
・思春期から青年期に発症することが多い
・発症率に男女差は認められない
・DSM-5では、障害の持続的な徴候が少なくとも6ヶ月間存在する
→妄想、幻覚、まとまりのない発語、ひどくまとまりのない行動、陰性症状のうち2つ以上1ヶ月ほとんどいつも存在すること
陽性症状
・健康な心理状態では認められない、幻覚や妄想、言葉の歪曲と誇張、まとまりのない会話と行動、精神運動興奮、焦燥など
陰性症状
・健康な心理状態では認められない、感情平板化や意欲低下、意思疎通不良、常同的思考など
2.気分障害(躁うつ病)
特徴
・感情の障害を主とし、その障害から発生すると想定される精神的・身体的症状を呈する状態
・躁状態とうつ状態があり、交互に繰り返すタイプと一方のみ繰り返すタイプなどさまざまなタイプがある
躁状態
・気分が高揚し、病的爽快、多弁多動、欲求亢進などを特徴とし、疲れを知らないで作業を続けたり、他人に干渉したり、危険な行為を行うようになる
うつ状態
・抑うつ気分を中枢として、焦燥感や悲哀感、興味・喜びの喪失、思考力、集中力の減退による精神運動制止や思考制止、罪悪感、絶望的観念、自殺念慮・企図などの症状を示す
・身体的症状:睡眠障害、食欲減衰(増加)顕著、易疲労性など
・うつ病では、日内変動(朝が調子悪い)がみられ、自殺企図があるのが特徴
・「励ます」ことは、相手を追い込んでしまうので逆効果
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