
ソーシャルワークのアプローチ
(前回より続く)
行動変容アプローチ(トーマス)
・学習理論をソーシャルワーク理論に導入したもので、条件反射の消去あるいは強化によって、特定の問題行動の変容を働きかける
エンパワメント・アプローチ(ソロモン、リー)
・クライエント自身が、問題解決に必要な知識やスキルを習得することを支援する
ナラティブ・アプローチ(ハートマン)
・伝統的な科学主義・実証主義に対する批判として誕生した経験があり、主観性と実存性を重視し、現実は人間関係や社会の産物であり、それを人々は言語によって共有しているとする認識論の立場に立つ考え方
・クライエントの現実として存在し、支配している物語を重視して、新たな意味の世界を創り出すことを援助する
エコロジカル・アプローチ(シャーメイン)
・人と環境相互関係を重視し、環境との相互関係で利用者をとらえる
・利用者のエンパワメントを高めたり、利用者と環境との物語を調整する
実存主義アプローチ(クリル)
・実存主義思想による概念を用いて、クライエントが自らの存在意味を把握し、自己を安定させることで、疎外からの開放を調整する
フェミニストアプローチ
・女性にとっての差別や抑圧などの社会的な現実を顕在化させ、個人のエンパワメントと社会的抑圧の根絶を目指す
解決志向アプローチ
・解決のための資源はクライエント自らがもっているととらえ、解決イメージを面接過程の中でつくり上げていく
・ミラクル・クエスチョン、スケーリング・クエスチョン、コーピング・クエスチョンなど特徴的な質問法を用いる
↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓

にほんブログ村

人気ブログランキングへ
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
- 関連記事
-
- ソーシャルワークの歴史(2)
- ソーシャルワークの歴史(1)
- ソーシャルワークのアプローチ(2)
- ソーシャルワークのアプローチ(1)
- データ分析(3)