
在宅での医療管理
2.悪性腫瘍疼痛管理
(前回から続く)
方法
・麻薬成分の坐薬、舌下錠、バッカル錠、貼り薬がある
・口から飲めない場合や麻薬の量の調節をきめ細かく行う必要がある場合、自動注入ポンプを用いて、注射薬を持続的に投与する方法がある
注意点
・薬の作用する時間や、作用している時間を理解し、痛みが出ないように適切に使用しなければ治療効果が薄れる
・副作用には、便秘や嘔吐などがある
その他
・さまざまな不安やうつ状態に対し、心理療法、カウンセリング、リラクゼーションの実施が有効
・安楽な体位やマッサージなどで苦痛の軽減をはかるのも大切
3.人工透析
・腎臓の代わりに機械で人工的に血液の老廃物を取り除く方法
・血管を使って行う血液透析(HD)と腹膜を使って行う腹膜透析(PD)とがある
・血液透析は透析施設で行い、腹膜透析は在宅で利用者や介護者が行う
目的
・腎臓の代わりに電解質や水分、老廃物の調整を行う
注意点
・血液透析では、飲水量やカリウム、塩分、リンなどの制限の指示が出ていることが多く、守れないと全身状態が悪化することがある
・シャントを行うために針を刺す血管は愛護的に扱う必要があり、シャント側で血圧を測らないようにする
・腹膜透析では、腹壁が赤くただれることもあり、腹膜炎の副作用もある
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