在宅での医療管理(3)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

IMG_0436_convert_20150428082029.jpg


在宅での医療管理

4.在宅中心静脈栄養法
・口から物を食べることができなくなってしまった人、腸からの栄養吸収ができなくなってしまった人に対して行われる
・カテーテルを使用する場合と皮下植え込み式ポートを使用する場合がある

目的
・栄養状態を確保することを目的とする
方法
・鎖骨付近から上大静脈に向けてチューブを挿入し、点滴と同じ方法で高カロリー輸液を投与する
注意点
・点滴バッグ・ルート(管)の扱い、カテーテル刺入部の清潔に配慮する
・入浴は可能だが、配慮が必要なため医療者と相談しながら行う

5.在宅経管栄養法
・経管栄養法には、経鼻胃管、胃瘻、P-TEG、腸瘻がある
・嚥下障害や意識障害などがあり経口からの摂取ができない患者に対して行う
目的
・栄養状態を確保することを目的とする
方法
・経鼻胃管は、鼻から胃まで届く管を入れる
・胃瘻は、腹部に皮膚から胃に達する穴を開けて、カテーテルを留意する

注意点
・経鼻胃管では、カテーテルが抜ける恐れがあり、カテーテルが抜けると流動食が肺に入る危険性があるため、適切な位置に入っていることを確認する
・カテーテルが同じ場所に接触していると、鼻腔などに潰瘍をつくることもあるので、固定用のテープを貼り換えるときは別の場所に貼るようにする
・胃瘻では、瘻孔周辺の皮膚トラブルに注意する
・栄養剤を注入するときは、胃から食道への逆流やそれに伴う誤嚥を防ぐために、利用者の上半身を30度以上起こすようにする
・栄養剤の注入速度が速すぎると下痢や嘔吐の可能性があるので、適切な速度で注入する

↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓
にほんブログ村 介護ブログ 介護福祉士へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
関連記事
2016.03.29 05:56 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
トップページケアマネ試験対策在宅での医療管理(3)












管理者にだけ表示