在宅での医療管理(4)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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在宅での医療管理

6.在宅人工呼吸法
・呼吸の補助を行い、酸素の取り込みと二酸化炭素の排出を促すこと
・マスクなどを使用する非侵襲的陽圧換気法(NPPV)と気管カニューレを挿入・留置する気管切開・人工呼吸療法(TPPV)とがある
非侵襲的陽圧換気法(NPPV)
目的
・重度の慢性閉塞性肺疾患で換気が障害され二酸化炭素が溜まりやすい神経難病などで呼吸をしたくてもできない場合に使用する
方法
・専用のマスクを介して換気を行う人工呼吸療法で、在宅人工呼吸法の9割近くがこの方法で行われている
注意点
・機器には内臓バッテリーを搭載しているものとしていない機種があり、停電や災害時に備えて確認が必要
・患者に合ったマスクを使用する

気管切開・人工呼吸療法(TPPV)
目的
・筋委縮性側索硬化症(ALS)を代表とする神経筋疾患などで、自発呼吸が障害されている患者に人工的に呼吸させ、生命維持装置として使用される
方法
・気管切開の手術により首の皮膚表面から気管までの穴(ろう孔)を開け、そこから気管カニューレを挿入・留置する
注意点
・停電などに備え、定期的にバッテリーの確認を要する
・気管切開部周辺の皮膚の観察と清潔に心がける
・在宅TPPV患者は、人工呼吸器以外の医療的ケアが加わることが多いので、正確な手技と知識をもつことが大切

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2016.03.30 06:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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