
生命の危機状態にある急変
基礎疾患があったり心身の状態が不安定な高齢者では、生活のさまざまな場面で急に体調が悪化したり、事故にあう可能性がある。そこで、生命の危機を示す急変を以下に示す
※薬剤の副作用として急性疾患が発症することもあるため、注意が必要
1.心停止
・心臓のポンプ機能が停止した状態
・3分以上停止すると、脳は回復できない障害を受ける
・心疾患の既往症がある人に多く発症する
・心停止を見つけたら、直ちにこぶしで胸を強く叩き、変化が見られなければ心肺蘇生法に移行する
・大声で誰かを呼び、人手を確保する
・処置を行いながら救急車の緊急要請をする
2.呼吸停止
・呼吸をしていない状態
・喉に何か詰まらせたことによる窒息のことが多い
・かき出すことができなければ、後ろから抱え、患者のみぞおち部で両手を組んで一気に強く上後方に突き上げる(ハイムリック法)
・患者の後ろから手のひらの基部で左右の肩甲骨の中間あたりを力強く連続して叩く(背部叩打法)・大声で人を呼び人手を確保する
・救急車の緊急要請をする
3.意識障害
・脳の機能に異常が生じている状態
・3-3-9度方式を使用し、意識がどのような状態なのかを把握する
・呼吸状態、心拍動の状態を確認し、変化が見られない場合は、顔を横に向けて楽な姿勢にし、救急車を緊急要請する
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