高齢者に多く見られる急変(1)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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高齢者に多く見られる急変

高齢者の日常生活には、緊急に生命に直結しない急性症状もあるため、全身状態だけでなく、バイタルサインを測定し、適切に対応できるようにする

1.胸痛
原因
・虚血性心疾患や肺の疾患で生じる
対応
・痛みの部位、強さ、性質、持続時間を確認し、医療機関に連絡する

2.窒息
原因
・食事中の誤嚥により上気道が閉塞
対応
・ハイムリッヒ法または背部叩打法を用いる

3.発熱
原因
・感染症、体温調節異常、膠原病などで生じる
対応
・発熱の程度、発熱以外の症状を観察し、医療機関に連絡する

4.吐血・下血
原因
・消化器の上部からの出血は吐血、下部からの出血は下血
・黒くにおいの強い便(タール便)の場合、上部からの出血を疑う
対応
・出血量が多い場合、ショック状態となることもあるため、バイタルサインを測定し、出血の仕方、色、臭いを観察し、医療機関に連絡する
・血圧低下がみられたときは緊急要請

5.骨折
原因
・転倒、骨粗しょう症
対応
・骨折部位を動かさないように安静を確保して、医療機関に連絡する

6.入浴時の事故
原因
・冬場、入浴中に心疾患、脳血管障害、溺水で死亡することが多い
対応
・更衣室、浴室 の室温を温め、介護者が付き添って入浴する
・異常時には直ちに浴槽から出して心肺蘇生と緊急要請
(次回に続く)


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2016.04.05 06:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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