老年症候群(5)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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老年症候群

12.褥瘡
・主な発生原因
1)体重による皮膚の圧迫
2)皮膚の摩擦
3)栄養不良
4)持続的な皮膚の湿潤
5)不潔な皮膚状態など
・症状としては、圧迫部位の発赤、潰瘍、壊死など
・好発部位は、仙骨部、大転子部、肩甲骨部、かかと、くるぶし、坐骨結節(尾骨)など、骨の隆起部位の軟骨組織へ外から圧力がかかりやすい部位
・菌血症や敗血症などの全身感染症を引き起こし、死に至ることもある
※敗血症:ショック、呼吸困難、乏尿、高熱、悪寒などが主たる症状
・深達度分類
Ⅰ度:表皮にとどまる
Ⅱ度:真皮に達する
Ⅲ度:脂肪組織に達する
Ⅳ度:筋肉ないし骨組織に達する
・色調分類
黒色期:塊上の壊死組織の付着
黄色期:残存壊死組織を伴う滲出性変化のある炎症器
赤色期:肉芽形成のみられる増殖期
白色期:瘡の収縮と上皮化を反映する成熟期
・褥瘡予防
1)定期的な体位変換
2)栄養補給・栄養管理
3)スキンケア(入浴・清拭など)
4)やわらかい素材のシーツ・衣類の使
5)予防器具の活用(エアマットなど)
6)清潔保持(排泄後の汚れの清拭など)
・褥瘡感染症
1)褥瘡は感染を伴うことが多く、敗血症の原因となる
2)壊死組織は感染の温床となるため、取り除くことが必要
3)褥瘡感染症が起こったときは、抗生物質の使用と切開排膿を行う

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2016.08.31 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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