呼吸器の疾病

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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呼吸器の疾病

1.慢性閉塞性肺疾患(COPD)
・長期間の有害物質の吸入を原因とする肺の炎症性疾患で、肺気腫や慢性気管支炎を総称した呼び名である
・最大の原因は喫煙であり、喫煙者の15から20パーセントが発症する
・大量の喀痰と呼吸困難を主症状とし、胚の機能障害による運動量の低下から二次的な生活不活発病になりやすい
・肺気腫:肺胞壁が破壊され、異常に拡大した気腫により労作時の呼吸困難や喘鳴(ぜんめい)がみられる
・慢性気管支炎:咳を伴った喀痰が2年以上、主に冬に少なくとも3ヶ月以上毎日続くが、限局性病巣や心疾患によらない

2.急性上気道炎
・主に上気道(鼻、咽頭、喉頭)に広がって急性炎症をきたす疾患の総称で、いわゆる風邪症候群のこと
・風邪の原因微生物の大半は、ウイルスと言われている
・安静や水分摂取によりいずれ自然治癒する

3.急性気管支炎
・上気道から気管、気管支へと炎症が波及することで発症する
・原因微生物としては、ウイルスによるものが多いが、二次性の細菌感染が起こる場合もあり、抗菌薬を使用することがある

4.肺炎
・主に細菌やウイルスの感染によって起こる疾患
・日本人の死亡原因の第3位であり、死亡者の95パーセント以上は高齢者
・高齢者の場合、誤嚥性肺炎がよくみられるが、発熱等の典型的な症状がみられないことも少なくない
・重症化しやすい高齢者については、肺炎球菌ワクチンの接種が推奨されている

5.肺結核
・高齢者は免疫力が低下する場合も多く、初感染巣(初めて結核菌を吸い込んだときにできる病巣)に残っていた結核菌が勢力を盛り返し、肺結核を発症することがある
・症状は咳や喀痰、喀血、発熱、体重減少などであるが、高齢者ではこれらの症状がみられないことがある

6.気管支喘息
・気管支の炎症により気道が狭くなり、喘鳴を伴う呼吸困難の発作を起こす
・高齢者の気管支喘息は、若年者のようにアレルギーによるものでなく、感染で生じることが多い


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2016.09.06 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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