
消化器の疾病
1.胃・十二指腸潰瘍
・高齢者の消化性潰瘍は十二指腸潰瘍より胃潰瘍が多く、原因としてピロリ菌感染による慢性胃炎が多い
・痛み止めの薬などによる潰瘍の発生も若年者より多い
・主な症状は、上腹部の痛みである
2.胆石症、胆嚢炎
・胆嚢や胆管に結石ができる疾患を胆石症という
※胆汁は胆管を通って胆嚢にたまり、消化管内に分泌される
・胆嚢内で細菌が異常に発生して起こる感染症を胆嚢炎といい、胆管で起きると胆管炎という
・胆石症は基本的に症状がないが、結石が詰まり、胆汁の流出障害があると激しい腹痛が出現することがある
・胆嚢炎は胆石などにより胆汁の流出が障害されているときに生じやすく、腹痛や高熱を出すこともある
・胆石症の治療は、無症状であればそのまま経過観察も可能である
・内服治療も行うが、結石がすべて消失することはあまり多くない
・痛みなどの症状が出現する場合は、胆嚢摘出手術を行うこともある
・胆管炎の場合、絶食、抗生物質の投与、ドレナージ(胆汁を外に出す処置)を行う
3.肝炎・肝硬変
・A型肝炎ウイルスによる肝炎は基本的に急性肝炎として発症する
・慢性肝炎の多くはB型肝炎ウイルスおよびC型肝炎ウイルスによるものである
・慢性肝炎は肝硬変の原因になる
・肝硬変が進行すると、肝機能障害の週末像である黄疸(おうだん)や腹水が出現する
(※次回に続く)
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