
感染症の予防
1.感染症と高齢者
・一般に高齢者では、咳嗽(がいそう)や発熱、腹痛などの症状が強く出現せず、食欲不振、失禁、せん妄などの症状として出現することが少なくない
2.感染症の種類と主な症状
1)呼吸器感染症
・肺炎、気管支炎、膿胸(のうきょう)、肺結核などがある
・主たる症状は、咳嗽、喀痰、呼吸困難、チアノーゼ、発熱、頻脈などであるが、はっきりと出現しないこともある
・高齢者については、重症化するため、肺炎球菌ワクチンの接種が推奨されている
2)尿路感染症
・膀胱炎をはじめとする尿路感染症は、高齢者で最も多い感染症である
・主たる症状は、頻尿、排尿時痛、発熱、尿閉などがある
・重症の場合、腎不全、敗血症、ショックを起こし、危険な状態になることもある
・治療は、原因菌に合った適切な抗生物質の使用である
3)褥瘡感染症
・褥瘡は感染を伴うことが多く、敗血症の原因となる
・壊死組織は感染の温床となるので、取り除くことが必要である
・褥瘡感染症が起こったときは、抗生物質の使用と切開排膿を行う
4)ウイルス性肝炎
・B型肝炎、C型肝炎は、主に血液を介して感染する
・血液を直接触ることがない限り、感染の危険性はほとんどない
(※次回に続く)
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