感染症の予防(2)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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感染症の予防

2.感染症の種類と主な症状
5)疥癬(かいせん)
・ヒゼンダニによって起こる皮膚感染症で、強いかゆみがある
・施設内で流行することがあり、感染拡大防止に努める
6)敗血症
・敗血症は、高齢者にとって非常に重篤な疾患である
・主たる症状は、ショック、呼吸困難、乏尿、高熱、悪寒などである
・特にショック、意識障害、呼吸困難、乏尿が現れたときは、緊急の対応が必要である
・高齢者の敗血症の原因では、尿路感染が約3割と最も多く、次いで胆道感染が多い
・その他、褥瘡感染、腸炎、腹膜炎などからのの感染もある
7)MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)感染症
・薬剤耐性があり、感染すると治癒しにくいが、介護施設や居宅で隔離する必要はない
・MRSAを理由にサービス提供を拒否することはできない(保菌者についても同様)
・血管内や尿路にカテーテルを留置している場合や、褥瘡がある場合、手術後などで免疫力が低下している場合などに起こりやすい
8)インフルエンザ
・インフルエンザウイルスによる気道感染症の総称で、A型、B型などがある
・症状としては、高熱、関節痛、筋肉痛、呼吸困難などの全身症状を呈し、感染力も強いため、ときに集団で発生する
・インフルエンザワクチンの接種は医療保険が適用されず、高齢者への接種については、自治体によって助成がなされている場合がある
(※次回に続く)

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2016.09.10 05:00 | ケアマネ試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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