
高齢者の低栄養状態
高齢者の低栄養状態
・加齢に伴い、口腔、味覚、歯・咀嚼機能、消化・吸収機能などが大きく変化し、それらの変化が食生活に影響を与えるため、高齢者は、タンパク質・エネルギー低栄養状態が問題となる
低栄養(PEM: protein energy malnutrition)の評価
・BMI:18.5kg/m2未満
・体重減少率:半年間で5パーセント以上
・血清アルブミン値:3.5g/dl以下
・食事摂取量:75パーセント以下
低栄養状態の分類
1)クワシオコル型
・タンパク質が結合した状態。エネルギーの栄養状態には問題なし
2)マラスムス型
・慢性的にタンパク質と同時にエネルギーが欠乏し、特にエネルギー欠乏が強い状態
3)クワシオコル・マラスムス型
・クワシオコル型とマラスムス型の混合した状態で、高齢者に多い
高齢者の低栄養状態の特徴
・フレイル(筋力や活動が低下している状態)において、サルコペニア(加齢に伴う筋肉の減少、または老化による筋肉量の減少)につながり、筋力低下は活動の意欲や身体機能の低下を誘導する
・その結果、活動度、消費エネルギー・食欲が低下して、さらに低栄養状態を促進することになる
・このように悪循環を示す状態をフレイルティサイクルという
フレイルティサイクル
1)日常生活活動の低下
2)褥瘡
3)脱水症
4)医療経済的な影響を引き起こすことになる
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