
現代社会における福祉制度と福祉政策
「社会保障体制の再構築」に関する勧告 ※1995(平成7)年
1)社会保障制度の原則
・不偏性、公平性、総合性、権利性、有効性を挙げる
2)公私の役割分担
・公的部門と私的部門が相互に連携
※社会保障制度を維持・運営する責任は基本的には公的責任であり、国及び地方公共団体は最終的な責任を負うが、サービスの利用者も相応の負担をしていくことが適当
社会的な援護を要する人々に対する社会福祉のあり方に関する検討会 ※2000(平成12)年
新しい社会福祉の考え方→今日的なつながりの再構築を目指す
・新たな「公」の創造
・問題の発見把握それ自体の重視
・問題把握から解決までの連携と総合的アプローチ
・基本的人権に基づいたセーフティネットの確立
社会政策の内容→社会サービスを構成する施策のとらえ方
1)バフは、社会サービスを包括的に捉える
2)カーンは、社会サービスを限定的と捉える
※カーンは、伝統的な社会サービス(教育、所得、保健医療、住宅、労働)の欠陥を充足するために、福祉サービスを、第6番目の(パーソナル・)ソーシャル・サービス(・システム)として位置づけた
福祉に関する哲学
J.ロールズの「正義論」は、「社会正義」の実現が課題
「正義の二原理」によって社会正義が実現する
・人間は基本的自由(参政権、私的所有権)を最大限、享受する権利を持つ
・社会的な不平等は必ず生じる
→格差原理、公平な機会均等の原理が充足されている場合は容認できる
A.センは「基本財」を批判
・潜在能力(ケイパビリティ=機能の集合)に注目
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