
福祉制度の発達過程
1.イギリスの社会福祉
7)貧困調査
ロンドン調査:チャールズ・ブース「ロンドン市民の生活と労働」
→約3分の1が貧困線以下の生活を送っていることが判明
ヨーク調査:シーボーム・ラウントリー「貧困:都市生活の研究」
・1899年、1936年、1950年の3回調査を行う
・貧困概念は、「第一次貧困線」、「第二次貧困線」
8)ナショナル・ミニマム:「救貧法及び失業者救済に関する王立委員会」が源流
・多数派vs少数派:少数派のウェッブ夫妻が提言
・ナショナル・ミニマム:産業民主制論
・救貧法見直し:防貧への転換(社会改良立法の制定)
9)ヴェバリッジ報告 ※1942年→ケインズ経済学に基づいた福祉政策
・「有効需要の社会化」と「二重予算」
・5巨人悪のうち、「窮乏」から着手
・戦争目的の明確化と戦後構想の一環
・戦争国家の対として生まれた「福祉国家構想」
・ケインズ経済学:有効需要の不足を問題とする
2.日本の社会福祉
1)恤救規則(じゅっきゅうきそく) ※1874年→最初の公的制度
・3回の改正案:未成立
・対象は「身寄りのない極貧の者」
2)救護法 ※1929年制定→1932年施行→居宅主義
・補助機関として方面委員
・生活扶助、医療扶助、助産扶助、失業扶助
・埋葬費の支給
(※次回に続く)
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