福祉の原理をめぐる日本の理論(1)

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福祉の原理をめぐる日本の理論

岡村重夫
1)個人が、その基本的要求を充足するために利用する社会制度との関係を「社会関係」と呼び、その主体的側面(利用者側)に立つときに見えてくる生活上の困難を社会福祉の固有の対象領域とした
2)人は社会制度を利用することで、社会生活を支える基本的要求を充足させている
大河内一男
・社会政策と社会事業を以下のように区別した
1)社会政策とは、労働政策であり、資本主義社会における労働力確保のために必要である
2)社会事業とは、資本主義社会の経済活動に参加できない貧困者「経済秩序外的存在」を対象とする。彼らのことを「被救恤的窮民」と称した
孝橋正一
・大河内一男の理論を批判し、社会政策と社会事業の関連性を強調した。それぞれの対象を「社会問題」とい「社会的問題」とに区別した
1)社会政策とは、資本主義の基本問題である社会問題を対象とする
2)社会事業とは、「関係的・派生的な社会問的題」を対象とする。社会政策の補充が目的である
竹内愛二
・人間関係を基盤にした専門的な援助技術の体系を「専門社会事業」と呼び、社会事業概念の中心に位置づけた
真田是(さなだなおし)
・社会福祉の問題を、対象としての社会問題、政策主体(政策を決める政府)、運動(住民運動)の三者力動関係によって把握し、そこから福祉労働を規定した
(※次回に続く)

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2017.01.03 05:00 | 社会福祉士試験対策 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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