実行機能障害とは

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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実行機能障害とは、状況を判断して、それにふさわしい行動を遂行する能力に障害が起きることです。

初期もしくは軽度の認知症の方に現れる症状で、特に、初期のアルツハイマー型認知症には、よく見られます。

実行機能とは、具体的には、
目標を決める 
→周囲や自分自身の状況を判断する
→計画を立てる
→行動する
→状況に応じて計画や行動を変更する
→一連の行動を終了する

という過程を示します。

長年、慣れ親しんだ料理でも、判断することはたくさんあります。
「何を作るかを決める」
「食材を用意する」
「切る、焼く、煮るといった調理方法を選ぶ」
「調味料を入れる」
「食器に盛り付ける」

これらの作業には、記憶、学習、判断、推測といった認知機能は不可欠です。

そのため、認知機能が低下した認知症の方に、実行機能障害が起きるのです。

実行機能障害の例として、料理を作る場合、いつもより品数が少なかったり、味付けが極端に薄いなどが挙げられます。

そこで、この場合、どこの部分に支障をきたしているか見極めます。
調味料が違っていれば、一声かけてみる。
作り方がわからないようであれば代行し、簡単な作業をお願いする。


一般に、実行機能障害の失敗を少なくする工夫としては、
「単純な目標を決める」
「複雑は状況は避ける」
「一度に複数のことを行わない」

といったことが有効です。

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2013.06.17 08:10 | 認知症介護 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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