
さまざまな原因で起こる「貧血」について、ご紹介します。
まず、予備知識として、血液中の赤血球には、体の隅々まで酸素を運ぶという役割があります。
その赤血球には、赤い色素のヘモグロビンが含まれ、肺で酸素と結合してから、全身に運ばれます。
この赤血球やヘモグロビンが減少し、全身が酸素不足の状態になることが、いわゆる「貧血」です。
血液検査で「ヘモグロビン濃度(血色素濃度)」を調べて、診断されます。
そこで、「貧血」と診断されるヘモグロビン濃度の基準値は、
・成人男性の場合、13g/dl未満
・成人女性の場合、12g/dl未満
です。なお、65歳以上の場合、加齢の影響を加味し、11g/dl未満と、若干低めに設定されています。
貧血は、年齢が上がるにつれて増えるため、中高年によく見られる病気です。
75歳以上の人の半数以上が、貧血だと言われています。
次に、貧血が疑われるサインを、以下に示します。
・軽い動作でも動悸や息切れが起きる
・すぐに疲れる
・顔色が悪い
・常に頭が重い
・あくびがよく出る
・爪、歯茎の色が白っぽい
実際には、中高年の人が貧血に気付かないことがあります。その理由は、
・体の代謝機能が働く
→心臓が活発に動いて酸素不足を解消してしまう
・体の慣れ
→貧血はゆっくりと進行するため、体が慣れてしまう
・活発に動く機会が少ない
→走ったり、階段を上がることが少なくなる
・年のせいと思い込む
→疲れやすさを年をとったから仕方ないと割り切ってしまう
などが考えられます。
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