
高齢者の特徴
高齢者の心理的特徴
1)認知機能の低下
・結晶性知能(過去の経験や知識を基にした専門的・個人的な能力)は、60歳前後まで緩やかに増加する
・流動性知能(暗記や計算、どう行動すればよいか考え行動するなど新しい場面への適応に必要な能力)は20~30歳頃から低下する
・備忘症候群(永続的な記憶の障害があっても、認知機能全般の障害がないもの)は、睡眠導入剤や抗不安薬、鎮痙薬などの薬物、アルコールの多飲も原因となる
・認知機能や身体機能の低下により、自分自身が衰えたことを感じることを老性自覚という
2)抑うつ
・気分や感情が落ち込み、やる気が起きないなどの状態
・高齢者では、身体的な衰え、機能障害、慢性疾患の羅漢、家族との死別、社会的な役割の喪失などが原因となることが多い
・脳血管障害やパーキンソン病などの疾患、薬剤の副作用も原因となる
3)喪失体験
・高齢者や、身体および精神の健康、経済的自立、家族や社会との関係、生きる目的、の4つのことがらの喪失を避けることができない
高齢者の疾患の特徴
1)多くの疾患をあわせもち、個人差が大きい
2)症状が非定型的
3)慢性疾患が多い
4)老年症候群など高齢者に特有の病態がある
5)薬剤に対する反応が若年者と異なり、特徴的である
6)QOLや予後や社会的要因により大きく影響される
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