
骨・関節の疾患
3.脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症
→腰部の脊柱管が狭くなり、なかに入っている馬尾(ばび)、神経根、脊髄などの神経が圧迫されること
診断
・X線による腰椎の変形、すべり症(腰椎がずれて脊柱管が狭くなっている)の有無をみる
・変形がみられた場合は、MRIで脊髄の狭窄を確認し、CTで骨破壊の程度、関節の変形の程度、靭帯の骨化などを評価して確定診断する
症状
・腰部、下肢痛、しびれ
・間歇性跛行は血管性の間欠性跛行と異なり、座位や前屈位では症状が軽くなる
・安静時には症状がないか軽度
・狭窄が進むと、会陰部(えいんぶ)の異常感覚、膀胱直腸障害などを生じる
治療
・ストレッチ、体幹の筋力訓練、姿勢訓練、温熱治療などの理学療法
・鎮痛薬、筋弛緩薬、ビガミンB12などの薬物療法
・これらが効かない場合、麻酔を直接神経に注射する神経ブロック療法が行われる
・日常生活動作の制限が高度な重症の場合、手術により神経除圧と脊椎固定を行う
疾患の見通しと生活上の留意点
・痛みは姿勢に左右され、腰を前屈すると楽になる
・腰を冷やさない
・同一姿勢を長時間とならないようにして腰に負担をかけないようにする
・日中はコルセットを使用し、疼痛を緩和する
・杖、シリバーカーなどを使用し、転倒を予防する
・鎮痛薬には胃潰瘍、腎機能障害などの副作用が出ることがある
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