
高齢者の栄養と食生活
高齢者の低栄養
→高齢者で問題となるのは、たんぱく質・エネルギーの低栄養状態
・高齢者は、心理的喪失感、疾病、身体機能の低下などさまざまな要因から食事にかかわる生活行為が困難になることなどから、低栄養状態になりやすい
高齢者の低栄養状態の予防と改善
1)内蔵たんぱく質・筋たんぱく質の質量の低下を予防、改善する
2)身体機能・生活機能の維持、免疫能の維持・向上により感染症を防止する
3)上記1)2)により要介護状態や疾病の重度化への移行を予防し、QOLの維持・向上に寄与する
たんぱく質
→人体の構成成分のうち、水分について多くを占める生命の維持に不可欠な成分
たんぱく質・エネルギー低栄養状態(PEM)
クワシオコル型
・たんぱく質が欠乏した状態
・エネルギーの栄養状態には問題ない
マラスムス型
・慢性的にたんぱく質とエネルギーが欠乏しているが、特にエネルギー欠乏が強い状態
・徐々に筋肉や体脂肪が消耗し、体重が減少する
・血清アルブミンの低下はわずか
クワシオコル・マラスムス型
・クワシオコル型とマラスムス型が混合した状態
・急性疾患や発熱、手術などでたんぱく質が低下した後で、食事から十分に補給できないと筋肉や体脂肪が消耗し、血清アルブミン値や体重の低下が見られる
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